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第三章 強欲のダンジョン
第22話 深き拮抗
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敵の数は……三人だな。
服装とか、武器とかから最近は役割の見分けもついてきた。
先頭が、全身甲冑で漆黒の大剣を持つ重戦士。
そしてその後ろに普遍的な剣士……いや、少し軽めの格好だろうか。まあ名付けるなら軽戦士、ってところ。
そして最後尾に杖を持った、魔法使い。
「……この階層のボス、か」
「うぃ。お宝もいい感じだし、サクッと腕試しして帰ろうぜ」
「い、いけません、ベンジャミンさん。油断は、ダメですよ」
「わーてるわーてる」
「……不覚を取らなければ、それでいい」
軽戦士――ベンジャミンが、もう一度うぃ、と返事をしてスラーオに襲いかかる。
スラーオは己の体から触手を作り出して反撃するが、それも素早く切り落とされて終わった。
「……そこ、だな『形状変化・赤の侵食』」
重戦士の持つ大剣が、ぐにゃりと歪む。
そして、徐々に形が変わっていき、それと同時に完全に真っ黒だった色も、赤に侵食されていく。
そして最終的に黒と赤の線が複雑に絡まり合って、いわゆる馬上槍状になった。
「へえ」
白銀の鎧に、禍々しい巨大な槍。そのカッコよさと派手さに、俺は目が釘付けになった。
ただ、戦場では目立ちすぎるだろう。なかなか欠点もありそうな技だが――
「スライムさーん、俺を忘れてもらっちゃあ困るよお」
そこに、注目が薄くなったベンジャミンが切りかかる。
なるほど、そういう戦法か。
「……飛べ、『栄光は彼方に』」
そして、スラーオの動きが鈍くなったところに強烈な槍の一撃。
その槍はスラーオを貫いて、重戦士の男の元へ戻って行った。なんかすごい。
「け、結構、強めでいきます!『破壊の赤』!」
その言葉と同時に大爆発。
下層のこっちにまで聞こえてくる爆音に、石とか色んなものが爆風とともに吹き荒れる。
スラーオはどうやらまともに喰らってしまったようで、もう体も半分しか残っていない。
「ひゅぅ、猛烈ぅ! 大丈夫か、アーサー?」
「……貴様程度に心配される筋合いはない」
……これは、一方的だな。
それに、『アーサー』は街にいた時グリフから聞いた名前だ。なんだか、数人しかいないBランク冒険者の一人らしい。
Bランクの魔物を討伐できるよね、という信頼がギルドからある男に、まだ戦いの経験が薄いスラーオは厳しかったか。
……いや、それに冷静に考えたらこの人たち、スラーオ倒したら俺らのところ来るだろうし普通にまずくね?
少なくともグリフ以上だとしたら、アレスがこの前ボコられてたし……
あれ? まずくね?
なんかいきなり心臓が縮まりそうになったんだけど。……いや、まだ希望はある。
そう、俺にはまだできることがある。
……がんばれ、スラーオ!
その悪逆非道な冒険者を蹴散らすんだ! やれー!
届け、俺の応援パワー!
「……大した敵ではなかった。報告はどうする」
「えー? 知らね。まあ弱かった、でいんじゃね」
「あ、あのぅ……お、大雑把にはここに来るまでにまとめておきました」
「えっ、マジ!? 超有能じゃん! 最高!」
「あ、えへへ……」
おい待てや! まだスラーオは生きてるぞ!
やれ! 今なら相手も油断してるぞ!
「じゃ、ラストは俺が決めさせていただきますよん。『疾風』」
グンと一気にベンジャミンが加速する。
「『粘液爆弾』」
だが、それで終わるスラーオでもなかった。よかった。
お相手の爆発には、爆発で返事をするらしい。
スラーオは自分の体の特性を変化させることが出来る。それも何種類にも、だ。
今回は自分の体を爆破させることが出来る、言うなれば自爆技のようなモードにチェンジ。
普通なら最後に自爆で相手もろとも、という技だ。
だがスラーオは、冒険者たちの攻撃で自分の体がほとんど消し飛んだり散らばったのを利用して、辺り一帯に存在するその僅かな己を爆破させた。
一つ破裂したら、あとはバチバチと熱した油に水滴を落としたような勢いでスラーオの粘液たちが爆発していく。
「う……ぉっ!」
そして、その爆発する粘液はどこが一番多いか。それは単純、スラーオの近くだ。
そして無防備にスラーオ地雷原に突っ込んで来ていたベンジャミンは、まさに恰好の的。つまりこの攻撃はベンジャミン特攻属性を持つ、対ベンジャミンアタックだったのだ。
「ぐぅ……! わり、ちょっとしくった……」
「……情けない」
スラーオが『粘液爆弾』を発動させた時点でベンジャミンはこの攻撃の目的を理解したのか、剣や腕で頭を守っていた。
それによって致命傷は免れたが、それでもここまでの傷を負うと、軽さを重視した彼の戦闘スタイルから退場は不可避だ。
ただ、その程度で相手を生かして返そうとも思っていないのがスラーオ。
貪欲にその男の死を欲し、触手を伸ばす。
「『粘液性質変更・猛毒』」
相手の腹に突き刺さり、数ミリ毒を送れたか、と思ったところで触手が貫かれる。
アーサーの槍だ。
「……マリー、ベンジャミンを連れて先に帰っていろ」
「わ、わかりました」
「……とっととしてくれ。今ならまだ助かる。それに、私もすぐに終わらせる」
「……! は、はい……!」
――ゾッとした。
遠くにいる、ただ見ている、傍観者に過ぎない俺ですら、今冷や汗をかいている。
この男、何をするつもりだ?
「……スライム程度にこんな技を使うなど。とはいえ使おう。それが必要ならば、それを使うというのが力の持つ者の宿命」
アーサーが槍を天に掲げる。
スラーオが、もしこの男に勝てる機会があるのならそれは今この瞬間だけだろう。そう理解させられた。
そして、これが本当の最後のチャンス。
今、すぐに、一秒も遅れないでこの男に攻撃を仕掛けなければならない。
「『深き拮抗・覚醒』」
黒と赤が螺旋状に絡み合っていたそれが、バキバキと骨を一本づつ折っていくように、丁寧々々に解放されていく。
「……覚醒レベルは最低にしてある。それを慈悲と捉えるか、どう捉えるかはお前によるな」
スラーオは完全に固まってしまっている。
――ああ、殺られる。
アーサーはゆっくりとスラーオに黒と赤に光り輝く、その槍を向ける。
「『あまねく邪悪を貫く邪悪』……!」
そして、極大の光線が、放たれた。
服装とか、武器とかから最近は役割の見分けもついてきた。
先頭が、全身甲冑で漆黒の大剣を持つ重戦士。
そしてその後ろに普遍的な剣士……いや、少し軽めの格好だろうか。まあ名付けるなら軽戦士、ってところ。
そして最後尾に杖を持った、魔法使い。
「……この階層のボス、か」
「うぃ。お宝もいい感じだし、サクッと腕試しして帰ろうぜ」
「い、いけません、ベンジャミンさん。油断は、ダメですよ」
「わーてるわーてる」
「……不覚を取らなければ、それでいい」
軽戦士――ベンジャミンが、もう一度うぃ、と返事をしてスラーオに襲いかかる。
スラーオは己の体から触手を作り出して反撃するが、それも素早く切り落とされて終わった。
「……そこ、だな『形状変化・赤の侵食』」
重戦士の持つ大剣が、ぐにゃりと歪む。
そして、徐々に形が変わっていき、それと同時に完全に真っ黒だった色も、赤に侵食されていく。
そして最終的に黒と赤の線が複雑に絡まり合って、いわゆる馬上槍状になった。
「へえ」
白銀の鎧に、禍々しい巨大な槍。そのカッコよさと派手さに、俺は目が釘付けになった。
ただ、戦場では目立ちすぎるだろう。なかなか欠点もありそうな技だが――
「スライムさーん、俺を忘れてもらっちゃあ困るよお」
そこに、注目が薄くなったベンジャミンが切りかかる。
なるほど、そういう戦法か。
「……飛べ、『栄光は彼方に』」
そして、スラーオの動きが鈍くなったところに強烈な槍の一撃。
その槍はスラーオを貫いて、重戦士の男の元へ戻って行った。なんかすごい。
「け、結構、強めでいきます!『破壊の赤』!」
その言葉と同時に大爆発。
下層のこっちにまで聞こえてくる爆音に、石とか色んなものが爆風とともに吹き荒れる。
スラーオはどうやらまともに喰らってしまったようで、もう体も半分しか残っていない。
「ひゅぅ、猛烈ぅ! 大丈夫か、アーサー?」
「……貴様程度に心配される筋合いはない」
……これは、一方的だな。
それに、『アーサー』は街にいた時グリフから聞いた名前だ。なんだか、数人しかいないBランク冒険者の一人らしい。
Bランクの魔物を討伐できるよね、という信頼がギルドからある男に、まだ戦いの経験が薄いスラーオは厳しかったか。
……いや、それに冷静に考えたらこの人たち、スラーオ倒したら俺らのところ来るだろうし普通にまずくね?
少なくともグリフ以上だとしたら、アレスがこの前ボコられてたし……
あれ? まずくね?
なんかいきなり心臓が縮まりそうになったんだけど。……いや、まだ希望はある。
そう、俺にはまだできることがある。
……がんばれ、スラーオ!
その悪逆非道な冒険者を蹴散らすんだ! やれー!
届け、俺の応援パワー!
「……大した敵ではなかった。報告はどうする」
「えー? 知らね。まあ弱かった、でいんじゃね」
「あ、あのぅ……お、大雑把にはここに来るまでにまとめておきました」
「えっ、マジ!? 超有能じゃん! 最高!」
「あ、えへへ……」
おい待てや! まだスラーオは生きてるぞ!
やれ! 今なら相手も油断してるぞ!
「じゃ、ラストは俺が決めさせていただきますよん。『疾風』」
グンと一気にベンジャミンが加速する。
「『粘液爆弾』」
だが、それで終わるスラーオでもなかった。よかった。
お相手の爆発には、爆発で返事をするらしい。
スラーオは自分の体の特性を変化させることが出来る。それも何種類にも、だ。
今回は自分の体を爆破させることが出来る、言うなれば自爆技のようなモードにチェンジ。
普通なら最後に自爆で相手もろとも、という技だ。
だがスラーオは、冒険者たちの攻撃で自分の体がほとんど消し飛んだり散らばったのを利用して、辺り一帯に存在するその僅かな己を爆破させた。
一つ破裂したら、あとはバチバチと熱した油に水滴を落としたような勢いでスラーオの粘液たちが爆発していく。
「う……ぉっ!」
そして、その爆発する粘液はどこが一番多いか。それは単純、スラーオの近くだ。
そして無防備にスラーオ地雷原に突っ込んで来ていたベンジャミンは、まさに恰好の的。つまりこの攻撃はベンジャミン特攻属性を持つ、対ベンジャミンアタックだったのだ。
「ぐぅ……! わり、ちょっとしくった……」
「……情けない」
スラーオが『粘液爆弾』を発動させた時点でベンジャミンはこの攻撃の目的を理解したのか、剣や腕で頭を守っていた。
それによって致命傷は免れたが、それでもここまでの傷を負うと、軽さを重視した彼の戦闘スタイルから退場は不可避だ。
ただ、その程度で相手を生かして返そうとも思っていないのがスラーオ。
貪欲にその男の死を欲し、触手を伸ばす。
「『粘液性質変更・猛毒』」
相手の腹に突き刺さり、数ミリ毒を送れたか、と思ったところで触手が貫かれる。
アーサーの槍だ。
「……マリー、ベンジャミンを連れて先に帰っていろ」
「わ、わかりました」
「……とっととしてくれ。今ならまだ助かる。それに、私もすぐに終わらせる」
「……! は、はい……!」
――ゾッとした。
遠くにいる、ただ見ている、傍観者に過ぎない俺ですら、今冷や汗をかいている。
この男、何をするつもりだ?
「……スライム程度にこんな技を使うなど。とはいえ使おう。それが必要ならば、それを使うというのが力の持つ者の宿命」
アーサーが槍を天に掲げる。
スラーオが、もしこの男に勝てる機会があるのならそれは今この瞬間だけだろう。そう理解させられた。
そして、これが本当の最後のチャンス。
今、すぐに、一秒も遅れないでこの男に攻撃を仕掛けなければならない。
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「……覚醒レベルは最低にしてある。それを慈悲と捉えるか、どう捉えるかはお前によるな」
スラーオは完全に固まってしまっている。
――ああ、殺られる。
アーサーはゆっくりとスラーオに黒と赤に光り輝く、その槍を向ける。
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