【完結】ダンジョンマスターは魔王の夢を見る〜ダンジョンマスターが最強のダンジョンを作るまで〜

及川ゴン之助

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第四章 神聖神域障壁

第30話 頂点捕獲作戦

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 そして、色々な草をすり潰したり混ぜたりしたものをガブリエルが作った。
 麻痺させるのと眠気を呼び起こす二種類の効果があるんだとか。

「どうでしょうか」
「ああ……痺れるな」
「ふふ、もう一口召し上がりますか?」
「……いや、やめておこう」

 口を閉じる。絶対に開けては行けない。
 断ると、ガブリエルは少し悲しそうな顔をした。

「残念です」
「……ああ。だから、スケ方、もう拘束をやめアビビビビビビビ」
「隙あり、ということですね」

 馬鹿みたいな声が出た。ガブリエルがその薬を指ですくい取ってまた俺に舐めさせたのだ。
 おえ、舌に感覚がない。

「……よじ。ざあ、ぞろぞろ茶番をやめで頂点のところへ行ごう」

 俺はスケ方を振り払って玉座の間を出るために歩き出した。そして足が痺れていたのか転んだ。

 ……屈辱!





 ◆ ◆ ◆



 山の頂き。生い茂っていた木々が無くなり、でこぼことした石の地面が目立つようになったそこに、頂点はいた。

 こちらには気づいていない。俺たちが大きな岩に隠れているからだ。距離はあまり離れていない。
 でもまあ、よほどやらかさなければバレはしないだろう。

 息を潜め、まずはじっくりと観察する。

 蛇のしっぽが辺りを警戒するように震えていて、背中は青い竜の翼。

 体のベースはやはり獅子なのか黄褐色の体毛に、オークの腕らしきモノも体の周りに生えていた。
 そして白山羊の頭と獅子の頭が二つ仲良く存在している。

 うん、あれだ。あれがこの前見た頂点で間違いないだろう。

「やっぱ、キメラだな」
『うむ。俺も幼き時、オーク共が彼に捕食されるとコろを見たことがある』
「さすが山育ち。やっぱこの山のリーダーっぽい感じなのか?」
『……ふむ。稀に現れる異形、だな。うむ。そんな風よ』

 弓を片手に伏せているガブリエルが眉を寄せる。

「ここまでバケモノが成長するとは、あの街の騎士団は無能なのでしょうか」
「……さあな」

 ぜひそう願いたいところだ。ただまあ、確かにここの山からモンテ街はそこまで離れていない。
 騎士団すらも恐れているのか、もしくは頂点が賢く、人に喧嘩を売らなかったか。そんなところだろうか。

「まずは会話が可能か試みる。そうだな、アレス、来てくれるか?」
『うむ』

 アレスが頷くのをチラッと見て、俺は魔石を入れた手のひらほどの大きさの袋を確認する。
 袋の口の紐を緩め、開けるとジャラジャラと大小の様々な色に輝く魔石が入っていた。
 数は十個ほど。

「……よし。問題ないな。じゃあ行くぞ」

 ゆっくりと歩いていく。謎の緊張感が俺の背筋に走った。

 地面に転がっている小石を踏んで、ジャリジャリとした音が立つ。静かにしたいんだけどな……

「……いや、サクッと終わらせよう」

 ビビっていたが、それも無しだ。

「やあ、やあ。頂点さん、キメラさん。俺と話をしないかい?」

 ――振り向いた。

 俺が理解できたのはそこまでで、気が付いたら目の前に黄金色の瞳に、横に長い瞳孔がこちらを見据えてきていた。
 知性があるような、無いような。微妙なラインだ。何を考えているんだろう。

 俺は魔石を掲げる。

「これ、どうだい?」

 俺は笑った。

 そして吹っ飛ばされた。

 木に激突したのは何となく理解できた。そして口から血。

「……ゲッホ、ゴホ。ちくしょう、あの獣が」

 鉄を舐めたような変な味と、鉄棒をした後の匂いが俺の鼻腔をつんざく。
 口を拭いて、鉄イオンを経口摂取。うん、まずい。

「オーケー! 話し合いは無理! お肉を差しあげて!」

 とは言っても、地味なものだ。
 睡眠薬を埋め込んだアングリー・ボアのお肉を愛をこめてプレゼントするだけ。

 後はムシャムシャしてバッタンと倒れたところをエッサホイサと運んで第三層に監禁する。それだけだ。





 ◆ ◆ ◆



「眠ったな」
『眠りとは無であり、それは永久なる陽射しの無き行為……陽射しとは言うなれば全ての母であり、私はそれを浴びて母性を感じるのでそうろう

 イルカみたいに、脳ミソを半分寝かせてもう半分は起きている、みたいな構造じゃなくてよかった。

 いや、獅子だけ寝て山羊だけ起きてる、みたいな可能性も考えていたからさ。

「うん。で、どう運ぶ?」
『……考えていなかったのカ?』
「あー、まあ、そうなるな」

 これを四人で運ぶ? ……いやいや、無理があるだろう。
 俺はもうちょっと頂点が小さいものだと思っていた。だが、どうだ。多分こいつ、35mぐらいあるぞ。

 シロナガスクジラが陸上にポツンといるようなモンだ。

 俺とアレスが困った顔で見つめあっていると、ため息が聞こえた。ガブリエルだ。

「木を二本用意いたしましょう。幸いここ一帯は巨木が多いです。その木を平行に並べ、縄か何かでこのキメラを縛り、そして運ぶ」
「いいね。採用」

 お神輿みこしみたいな感じだろう。
 それならば、この巨体も……行けるだろう。うん。

「じゃ、木を取りに行くのは――」

 木が二本ポツンとあった。なんだそりゃ。

「おや、アレス様もですか。気が合いますね」

 なるほど、アレスとガブリエルが一瞬でやってくれたらしい。
 ガブリエルが宇宙みたいな空間を開いて手に持っていた巨大な鎌をポンと放り投げた。

「さて、急ぎましょう。縄、というか縛るものは……」
『神とは縛ることが不可能なものである。否、だからこそ神なのだ。いかなる人物にも縛られることの無い、無垢であり自由の象徴。それこそが神。既に我々は答えを得た……』
「まあ、無くてもいいだろ」
『うむ』

 さて、じゃあいい感じに配置をしよう。
 まず、右側には俺とスケ方だな。で、左にはアレスとガブリエル。
 多分これでバランスがいいだろう。というわけで位置に付いてもらう。

「――じゃあ、いいな?」

 それぞれが返事をした。よし。

「行くッ……ぞッ!」

 ゆっくりと全員で持ち上げる。腰にズッシリとした負担がかかって、ボッキリと骨が逝ってしまいそうだ。
 そして俺はあることに気づく!

 もちろん、全員背の高さは違う。そして、一番の筋肉が最も背が高い、となると、だ。
 お神輿が、俺たちの方右側に傾いた。

 それにより、このクソデブキメラの重さがほぼ全てこちらにかかってくる。

「アレーーース!! 中腰になってくれ! 頼む! 今すぐ! すぐにでも!!」

 一体何kgあるんだ!?
 意外に軽いなあ、みたいな顔をしているアレスに必死で訴えて、中腰になってもらう。
 大丈夫、後十何歩か歩けば下り坂だ。

「よッ……し。進むぞ!」

 一歩進む。それぞれがバラバラの歩調で歩くから、前のめりになったり後ろに引かれたり。
 死ぬわ!

「いいか! ワン、ツ、スリーのスリーで一歩進むぞ! できるだけ歩幅を合わせて!」

 腕の筋肉がプルプルしてきた。足もあれだ。

「行くぞー、ワン、ツ、スリー!」

 ここでまた問題が生じた。俺のイメージはスリー、と言い終えてから進む、というものだったがどうやらスリー、と言った瞬間に進むバカもいたらしい。

「一旦下ろすぞ! 後さっきは俺の指示が悪かった! スリー、と言い終わってから一歩な――ああ!?」

 さっき下ろしたお神輿が勝手に山を下っていく。若干の下り坂だったから滑り落ちないと慢心していた。そしてそれが間違いだった。
 最初はズリズリとゆっくりだったが、ボーッと眺めていたら徐々に速度も出始める。

 あかん! あのままじゃモンテテール・アドリアン直送便山の頂点さんになってまう!

 山頂からスライディングジェットコースターでシロナガスクジラミサイルが市街地に直撃弾じゃねえか!
 やべえ、騎士団にメリケンサックで綺麗に分解されちまう!

「追うぞ!」

 もう視界から見えなくなりそうな頂点を、走って追いかける。
 でも、どうする?
 アレを受け止めるなんて最大速度の新幹線に向かって大の字でここは俺が足止めを! なんてことを言ってるようなもんだ。
 足止めの「あ」の字にもならない。

 どうする、どうする、どうする?

『冷静とは勝利への第一歩であると、それを忘却したものが敗者になる』
「……スケ方」

 変な発作は収まったらしい。
 少し冷静になる。

「何か策でも?」
『無論。豪傑、英傑、それらは常にあるものに憑かれており、それは世界の理』
「簡潔に頼む」
『信じる。我らが取るべき行動はそれ一つ也』
「分かった。信じてるぜ、スケ方。だからアレを止めに行ってくれ」
『ふっ、これもまた、闇よりまぬかれし宿命的定め……』

 いい感じに思い浮かんできたぞ。
 ああ、大丈夫だ。

 俺は基本的にダンジョンに引きこもっているが、それでもここら一帯の地理と山頂に来た時の道は覚えている。

 そして、ここを降っていくと中腹辺りに俺のダンジョンがある。

 お神輿はしばらく止めなくていい。俺のダンジョンの目の前を通る時に何らかの衝撃を与え、進行方向をモンテ街から俺のダンジョンへ変える。

 まずはそれだ。

 何で衝撃を与えるか。これについては物理で行くしかないだろう。

 とにかく、俺たちがやるべき事はお神輿より先回りしてダンジョンに到達すること。

 ――だが、間に合いそうに無い

「……! ご主人様、あれを!」
「あれは……」

 そこで天が味方した。
 木に頂点を縛り付けていなかったのがよかったのだろう。木の台から落ちた頂点は、気絶したままゴロゴロと転がっている。

「よし、アレス、来い! 頂点より先にダンジョンへ俺と行くぞ!」

 考えがある。
 俺のピアスであるドクロ君は、『闇魔法』の使い手。そして『闇魔法』は妨害系が多く、その中でこの状況のためにあるような魔法がある。

 俺たちは走った。小石にこけて地面を転がったり、木の枝が頬を、足を、腕を裂いたりもした。

 ただ、痛みなんて気にしていられない。これは俺の今後の人生を左右する大切なことだ。
 またコケる。ただ、もう傾斜に全てを委ねて転がる。起き上がるまでの時間がもったいない。

 そんなことを繰り返していたら、ダンジョンは目の前に来ていた。気絶している頂点は、ダンジョンの上辺りで巨岩にぶつかり、飛ぶ。

 ――この一瞬だ!

 脳ミソから快楽物質がブワッと溢れ出る。

「アレェス! 合わせろ! ドクロ、アレ頼むぞ!」

 俺も跳ぶ。視界は既に頂点を捉えている……ッ!

「『闇の蔓ダーク・ハント』」

 ドクロ君がやってくれた。俺の背から、黒の蔓が伸びて行き頂点を一瞬、だが確かに拘束したッ!

「『粉塵・英発拳』」

 俺は無言で頂点を追っていたし、それはアレスも変わらない。だが、確かに思いを汲んだ。

 なぜ、俺が跳んだのか?

 それは、決して無意味な行為をしたわけではない。俺は理解していたのだ。
闇の蔓ダーク・ハント』の刹那的な拘束ではアレスは間に合わない、と。

 だが、どうにかして頂点へ届かなければいけない。

 つまり、跳んだ俺を踏み台にして、アレスが二段ジャンプする。

 それが答えだ。

 遠慮なく、思いっ切り踏まれて地面に激突する。
 顔面が痛てぇ……

 そんな痛みはすぐに無視をして、頂点を、アレスを見た。

 ――爆風。

 何かが光って、頂点を吹き飛ばした。
 石やら何やらが飛び散った爆風はその後だ。

「やった! やったな!」

 成功したのだ。

 アレスの技が、頂点をダンジョンの入口にブン投げてその動きを停めた!

 頂点の元へ急いで向かう。そうすると、山羊の目と、そして獅子の目と目が合った。

「……お、おはよう?」

 それはそうだ。あそこまで派手に吹き飛ばされたら、おめめもパッチリおはようございますに決まっている。

 ……よし。

「じゃ、あとは頼んだわ」

 アレスにそう言い残して、俺は逃げた。

 逃走ではない。いや、でも逃げた。

 普通ならアレスにヘイトが行きそうなのに、なぜか頂点は俺を追ってくる。

 やめてくれ。
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