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第一章
夏休み2
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「で、今回は消えないの?」
絵梨が疑問に思った事である。
「もう消えません」
フルールは始終笑顔。
「何の差があるの~」
フフッとフルールは得意げに笑った。
「絵梨が私の存在を認めてくれたから~ライアンは妖精の存在は認めてたけれど大人には見えないと思っていたし、封印には触れなかったからね」
フルールから父の名前が出てきた事に絵梨は驚く。
「父のこと、分かるの?!」
「いいや…分かればいいのだけど…残念ながらライアンとはそこまでの繋がりがない」
残念そうにフルールは言葉を紡いだ。
「絵梨と血の繋がりのあるヒトはこの次元の人間界にはいない。探すのなら別の次元を探さないと…」
サラッとフルールは言うが、簡単な事ではないだろう。
「父のことはゆっくり考えるようにしてる…焦っても仕方がないような気がして…」
それでもさみしい気持ちは変わらないのだけれど…
その様子を見たフルールは
再び絵梨にふわっと抱きつく。
「フルール!いきなり抱きつかない!」
慌てて叫んだ絵梨に怯む素振りも見せずにフルールはハグを止めない。
「もう~なんなの~」
女子同士のハグは頻繁だがいくら綺麗でもこのフルールは男の分類だと思う絵梨はかなり動揺している。
「絵梨から魔力の補給しないとこの姿を維持出来ないからね~」
「維持出来ないとは…」
「小さくなっちゃう」
フルールは困ったような顔をして言う。
「可愛いけどね…」
絵梨が言うと絵梨が可愛いって言ってくれるのなら小さいのも良いかなんてフルールは呟く。
「小さくなったら一緒に寝てくれる?」
クスクス笑うフルールに
「ソレはセクハラっていいます」
絵梨が抗議する。
「圧倒的に足りない…私たちの存在を信じてくれる…魔力の元になるモノが…」
フルールがさみしそうに呟く。
「この次元は私たちには生き辛い…ここでの私たちの仲間は黄昏の中にいるようなものだね」
軽そうに見せていた態度が不意に暗くなり、自嘲めいた笑みを浮かべるフルールに絵梨は反論する。
「それはフルールたちのせいじゃない!!」
そう、妖精や精霊やそんな類の不思議なモノたちを否定して存在を危なくさせているのはこの世界の人間。創るのも消してしまうのも人間なのだ。
恥ずかしさも忘れて絵梨はフルールを抱きしめる。
「私はあなたたちにいて欲しい」
小さな時からの夢の存在である妖精…
本当にいるのなら、消えて欲しくなんかない。
夢か現か分からないのもまた黄昏なのだけれど…
絵梨が疑問に思った事である。
「もう消えません」
フルールは始終笑顔。
「何の差があるの~」
フフッとフルールは得意げに笑った。
「絵梨が私の存在を認めてくれたから~ライアンは妖精の存在は認めてたけれど大人には見えないと思っていたし、封印には触れなかったからね」
フルールから父の名前が出てきた事に絵梨は驚く。
「父のこと、分かるの?!」
「いいや…分かればいいのだけど…残念ながらライアンとはそこまでの繋がりがない」
残念そうにフルールは言葉を紡いだ。
「絵梨と血の繋がりのあるヒトはこの次元の人間界にはいない。探すのなら別の次元を探さないと…」
サラッとフルールは言うが、簡単な事ではないだろう。
「父のことはゆっくり考えるようにしてる…焦っても仕方がないような気がして…」
それでもさみしい気持ちは変わらないのだけれど…
その様子を見たフルールは
再び絵梨にふわっと抱きつく。
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「もう~なんなの~」
女子同士のハグは頻繁だがいくら綺麗でもこのフルールは男の分類だと思う絵梨はかなり動揺している。
「絵梨から魔力の補給しないとこの姿を維持出来ないからね~」
「維持出来ないとは…」
「小さくなっちゃう」
フルールは困ったような顔をして言う。
「可愛いけどね…」
絵梨が言うと絵梨が可愛いって言ってくれるのなら小さいのも良いかなんてフルールは呟く。
「小さくなったら一緒に寝てくれる?」
クスクス笑うフルールに
「ソレはセクハラっていいます」
絵梨が抗議する。
「圧倒的に足りない…私たちの存在を信じてくれる…魔力の元になるモノが…」
フルールがさみしそうに呟く。
「この次元は私たちには生き辛い…ここでの私たちの仲間は黄昏の中にいるようなものだね」
軽そうに見せていた態度が不意に暗くなり、自嘲めいた笑みを浮かべるフルールに絵梨は反論する。
「それはフルールたちのせいじゃない!!」
そう、妖精や精霊やそんな類の不思議なモノたちを否定して存在を危なくさせているのはこの世界の人間。創るのも消してしまうのも人間なのだ。
恥ずかしさも忘れて絵梨はフルールを抱きしめる。
「私はあなたたちにいて欲しい」
小さな時からの夢の存在である妖精…
本当にいるのなら、消えて欲しくなんかない。
夢か現か分からないのもまた黄昏なのだけれど…
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