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モラトリアム
嫌いな自分
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ユーリンのお陰(!?)で王城までこれたけど…
「いやぁ、流石王城と言うだけはある。」
周りを国民らしき人達がいるので口ではこう言ってみたものの、コレが城なのか。どう見ても、普通の大きめの家にしか見えない。
これは、ユーリンに送ってもらって正解だった。絶対分からなかった。
「すいません、誰かいらっしゃいますか?」
城と言う割には衛兵がいなかったので家の扉を叩いて声をかけてみた。
すると、ギーという音と共に男が1人。
「あっ、剣を突き立てて来たやつ!」
「いきなり失礼なやつめ。王がお前をお待ちだ。早く中に入れ。」
言われるがまま扉を開けて中に入るとコレは驚き!!外見はあんなにも庶民の家という感じだったにも関わらず、入ってみると何十倍いや、何百倍の空間があるんだ!?
「はぁ!?何コレ…」
「お前その反応。魔法を知らんのか?」
しまった、バレてしまった。
バレて無かったら、言える選択肢が増えるのに…。まぁ、仕方がない。バレてしまったら、ココからは情報収集だ。
「僕が住んでいた村では、魔法というものが無くて。」
「魔法が使えない一族がいるとは聞いていたが、ホントにいるとは。コレは〈資材設計〉という魔法だ。家を建てる際、どの様な部屋をいくつ作るかなどを決める魔法だ。」
「ありがとう。」
思ったよりも良い人みたいだね。
すると、大きな扉の前に着き、扉が開くと騎士など多くの人が並んでいた。
この時、僕は素の自分の時に大勢の前だと喋れなくなるのと、自分はコンプレックスの塊であったのを思い出してしまっていた。
その途端、体が硬直し、何も出来なくなってしまい、目の前が真っ暗になってしまった。
(ああ、折角身分証明書を作りに来たのに。
僕は自分が本当に嫌いだ…。)
そう考えていたら、意識が途切れてしまった。
「いやぁ、流石王城と言うだけはある。」
周りを国民らしき人達がいるので口ではこう言ってみたものの、コレが城なのか。どう見ても、普通の大きめの家にしか見えない。
これは、ユーリンに送ってもらって正解だった。絶対分からなかった。
「すいません、誰かいらっしゃいますか?」
城と言う割には衛兵がいなかったので家の扉を叩いて声をかけてみた。
すると、ギーという音と共に男が1人。
「あっ、剣を突き立てて来たやつ!」
「いきなり失礼なやつめ。王がお前をお待ちだ。早く中に入れ。」
言われるがまま扉を開けて中に入るとコレは驚き!!外見はあんなにも庶民の家という感じだったにも関わらず、入ってみると何十倍いや、何百倍の空間があるんだ!?
「はぁ!?何コレ…」
「お前その反応。魔法を知らんのか?」
しまった、バレてしまった。
バレて無かったら、言える選択肢が増えるのに…。まぁ、仕方がない。バレてしまったら、ココからは情報収集だ。
「僕が住んでいた村では、魔法というものが無くて。」
「魔法が使えない一族がいるとは聞いていたが、ホントにいるとは。コレは〈資材設計〉という魔法だ。家を建てる際、どの様な部屋をいくつ作るかなどを決める魔法だ。」
「ありがとう。」
思ったよりも良い人みたいだね。
すると、大きな扉の前に着き、扉が開くと騎士など多くの人が並んでいた。
この時、僕は素の自分の時に大勢の前だと喋れなくなるのと、自分はコンプレックスの塊であったのを思い出してしまっていた。
その途端、体が硬直し、何も出来なくなってしまい、目の前が真っ暗になってしまった。
(ああ、折角身分証明書を作りに来たのに。
僕は自分が本当に嫌いだ…。)
そう考えていたら、意識が途切れてしまった。
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