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呪樹に囚われた従者/その夜の話
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「んん……っ…はぁ……ぁ。」
深く長い口付けから解放された永海は、胸を上下に動かす。
深い口付けを交わし一糸纏わぬ姿になった天定と、された永海。
2人は今まさしく、主従関係の一線を越えようとしていた。
天定は永海の脚の間に座り、彼の両膝を立てて左右へ広げた。
主の長い人差し指が、ついに恥ずかしい部分へ伸び、入り口をほぐし始める。
脚を閉じたくても閉じれない永海は、時折り膝を揺らしたり、身をくねらす事しかできない。
そして、ついに。
「ほら、俺の指がわかるか?」
「……あ、あぁ…わかる…っ……動いてるっ。」
自分のナカで抜き差しを繰り返される天定の指を、ここまでハッキリと意識する事は初めてである。
大きく、ゆっくりと。
天定は永海の反応を見ながら、人差し指の抜き差しを繰り返す。
予想以上に熱い内壁。
初めはまるで指を拒絶しているかのように締め付けていたが、次第に少しずつ柔らいできたように感じる。
同じく様子を見ながら2本に増やし、そして3本まで指を増やした。
あんなにキツキツだった永海のナカが、たっぷりと時間をかけたことなかより円滑に動くまでになった。
時々意地悪く天定の指が内壁を強く摩ると、永海の眉間にシワが寄り声が漏れる。
緩急をつけていた指の刺激に永海がようやく気持ちよさを感じるようになってきたのは、天定からも彼の様子をみて薄々とだが感じ取っていた。
少しずつ速度を遅めた指は、そのまま引き抜かれた。
指の液を舐めとった後、永海の両膝裏を持ち左右へ大きく広げる。
「一応聞くが、怖いか?」
「………………は?」
雰囲気に流されて何も考えずに受け入れようとしていた本人にとって、天定の質問は本当に不意打ちだった。
本能のままただ天定を感じていた永海の理性が、この問いかけによって引き戻される。
相手が天定ということもあり、恐怖心は無い。
早くこの体の奥の疼きをどうにかしてほしい。
だけど今、ものすごく恥ずかしい。
いや、恥ずかしいどころではない。
穴があったら入りたい気分である。
…まさに挿れられる側ではあるのだが。
永海は天定を直視できず、またもや顔を隠してしまった。
「だから顔を隠すな。俺を見ろって言ってるだろ?」
「ばっ……お、お前が…だって……!」
上手く言えないが、このままの流れで事を進めてほしかった。
なんで土壇場で質問してくるのだろうか、おかげで胸の奥も苦しくなる。
「こ、このまま…っ!挿れてくれればっ、良いのに……!」
まるで子供のようにギャーギャーと喚く永海に対し、天定はクスッと微笑んだ後グッと腰を押し付けた。
それだけで天定のモノの先端が、先程まで主の指を受け入れていた秘部に当たる。
「……!」
たったそれだけで、永海は黙り込む。
何か言いたげな様子だが、きっと言葉が喉に詰まっているのだろう。
天定は別の言葉で、さらに問いかけた。
「永海。俺のこれ…いらないのか?」
天定は意地悪だ。
絶対にわかってるくせに。
悔しいけど、言わずにはいられない。
「やだ…。ほしい……。」
普段の呆れつつもいつも味方でいてくれる優しい天定も。
いざと言う時に強い天定も。
自分のめちゃくちゃな要求に応えてくれた天定も。
「好き」というより、「依存」という言葉の方が自分には合っている気がする。
自分はどこまで天定に頼り、依存してしまっているのだろうか。
「じゃあ、顔…見せてくれ。見ながら挿れたいんだ。」
ドクンと胸の奥がはねる。
恥ずかしさのあまりに心臓が飛び出るんじゃないかと思うくらい。
永海は腕を退かし、それぞれの手でシーツを掴んだ。
「永海、力を抜いとけ。挿れるぞ…」
天定のモノが永海のナカへ押し入り、ついにその瞬間がやってきた。
シーツを握る両手に、そして足の爪先に力が込められた男は歯を食いしばった。
天定のモノが、内壁を押し拡げて奥へ奥へと入ってくる。
息も止まることで全身に力が入ってしまい、指で解したとは言えあまりの窮屈さに天定は途中で動きを止めた。
「永海…力を抜け…。」
返事をする余裕がないのだろう、永海はかろうじて首を横に振るだけの反応をする。
口が開いても浅く早い呼吸を二、三回しただけで、またすぐに歯を食いしばる。
それほど痛く、苦しいのだろう。
あまりの締め付けによる窮屈さに眉を寄せる天定だが、永海を見ていると何もせずにはいられない。
一度手の位置を変える。
両膝裏から脇腹の横に手をつく事で上体を屈めやすくなった天定は、永海の胸元に唇を落とす。
中途半端な挿入状態ながらも、天定が動いたことによる微振動でも永海は短く声をあげた。
天定は筋肉の流れに添い舌を這わせ、汗ばむ肌を味わう。
「う……ぁ…ま、さだっ……。」
痛みを感じる部分と違うところから感じる別の刺激に、名前を呼ぶ事でやっと少しだけ呼吸ができた。
天定も少しだけ安心する。
片手で自分を支えつつ、右手を伸ばして永海の髪に触れる。
掌を滑らせて指先で目元の涙を拭い、そのまま頬、首筋、胸板や腹筋を通って辿り着いた先は永海の男根で。
半端ながらも天定を咥えた状態でビクンと腰が跳ね、反射的に思わず身を捩りその手から逃れようと足掻く。
「やめろっ…触んな……!」
実は先程、内壁を指で解された時に触られなかった部分。
その時の永海だったら別の反応を見せてくれたのだろうかなどと、天定は考えてしまった。
「俺が欲しいんだろ?だったら諦めて受け入れろ。」
「ちょ…っ、諦めるとかそんなんじゃねぇ…!」
永海の本音は、理性を失っている時に触って欲しかったのである。
天定の問い掛けのせいで、今の永海は溺れたくても溺れきれずにいた。
深く長い口付けから解放された永海は、胸を上下に動かす。
深い口付けを交わし一糸纏わぬ姿になった天定と、された永海。
2人は今まさしく、主従関係の一線を越えようとしていた。
天定は永海の脚の間に座り、彼の両膝を立てて左右へ広げた。
主の長い人差し指が、ついに恥ずかしい部分へ伸び、入り口をほぐし始める。
脚を閉じたくても閉じれない永海は、時折り膝を揺らしたり、身をくねらす事しかできない。
そして、ついに。
「ほら、俺の指がわかるか?」
「……あ、あぁ…わかる…っ……動いてるっ。」
自分のナカで抜き差しを繰り返される天定の指を、ここまでハッキリと意識する事は初めてである。
大きく、ゆっくりと。
天定は永海の反応を見ながら、人差し指の抜き差しを繰り返す。
予想以上に熱い内壁。
初めはまるで指を拒絶しているかのように締め付けていたが、次第に少しずつ柔らいできたように感じる。
同じく様子を見ながら2本に増やし、そして3本まで指を増やした。
あんなにキツキツだった永海のナカが、たっぷりと時間をかけたことなかより円滑に動くまでになった。
時々意地悪く天定の指が内壁を強く摩ると、永海の眉間にシワが寄り声が漏れる。
緩急をつけていた指の刺激に永海がようやく気持ちよさを感じるようになってきたのは、天定からも彼の様子をみて薄々とだが感じ取っていた。
少しずつ速度を遅めた指は、そのまま引き抜かれた。
指の液を舐めとった後、永海の両膝裏を持ち左右へ大きく広げる。
「一応聞くが、怖いか?」
「………………は?」
雰囲気に流されて何も考えずに受け入れようとしていた本人にとって、天定の質問は本当に不意打ちだった。
本能のままただ天定を感じていた永海の理性が、この問いかけによって引き戻される。
相手が天定ということもあり、恐怖心は無い。
早くこの体の奥の疼きをどうにかしてほしい。
だけど今、ものすごく恥ずかしい。
いや、恥ずかしいどころではない。
穴があったら入りたい気分である。
…まさに挿れられる側ではあるのだが。
永海は天定を直視できず、またもや顔を隠してしまった。
「だから顔を隠すな。俺を見ろって言ってるだろ?」
「ばっ……お、お前が…だって……!」
上手く言えないが、このままの流れで事を進めてほしかった。
なんで土壇場で質問してくるのだろうか、おかげで胸の奥も苦しくなる。
「こ、このまま…っ!挿れてくれればっ、良いのに……!」
まるで子供のようにギャーギャーと喚く永海に対し、天定はクスッと微笑んだ後グッと腰を押し付けた。
それだけで天定のモノの先端が、先程まで主の指を受け入れていた秘部に当たる。
「……!」
たったそれだけで、永海は黙り込む。
何か言いたげな様子だが、きっと言葉が喉に詰まっているのだろう。
天定は別の言葉で、さらに問いかけた。
「永海。俺のこれ…いらないのか?」
天定は意地悪だ。
絶対にわかってるくせに。
悔しいけど、言わずにはいられない。
「やだ…。ほしい……。」
普段の呆れつつもいつも味方でいてくれる優しい天定も。
いざと言う時に強い天定も。
自分のめちゃくちゃな要求に応えてくれた天定も。
「好き」というより、「依存」という言葉の方が自分には合っている気がする。
自分はどこまで天定に頼り、依存してしまっているのだろうか。
「じゃあ、顔…見せてくれ。見ながら挿れたいんだ。」
ドクンと胸の奥がはねる。
恥ずかしさのあまりに心臓が飛び出るんじゃないかと思うくらい。
永海は腕を退かし、それぞれの手でシーツを掴んだ。
「永海、力を抜いとけ。挿れるぞ…」
天定のモノが永海のナカへ押し入り、ついにその瞬間がやってきた。
シーツを握る両手に、そして足の爪先に力が込められた男は歯を食いしばった。
天定のモノが、内壁を押し拡げて奥へ奥へと入ってくる。
息も止まることで全身に力が入ってしまい、指で解したとは言えあまりの窮屈さに天定は途中で動きを止めた。
「永海…力を抜け…。」
返事をする余裕がないのだろう、永海はかろうじて首を横に振るだけの反応をする。
口が開いても浅く早い呼吸を二、三回しただけで、またすぐに歯を食いしばる。
それほど痛く、苦しいのだろう。
あまりの締め付けによる窮屈さに眉を寄せる天定だが、永海を見ていると何もせずにはいられない。
一度手の位置を変える。
両膝裏から脇腹の横に手をつく事で上体を屈めやすくなった天定は、永海の胸元に唇を落とす。
中途半端な挿入状態ながらも、天定が動いたことによる微振動でも永海は短く声をあげた。
天定は筋肉の流れに添い舌を這わせ、汗ばむ肌を味わう。
「う……ぁ…ま、さだっ……。」
痛みを感じる部分と違うところから感じる別の刺激に、名前を呼ぶ事でやっと少しだけ呼吸ができた。
天定も少しだけ安心する。
片手で自分を支えつつ、右手を伸ばして永海の髪に触れる。
掌を滑らせて指先で目元の涙を拭い、そのまま頬、首筋、胸板や腹筋を通って辿り着いた先は永海の男根で。
半端ながらも天定を咥えた状態でビクンと腰が跳ね、反射的に思わず身を捩りその手から逃れようと足掻く。
「やめろっ…触んな……!」
実は先程、内壁を指で解された時に触られなかった部分。
その時の永海だったら別の反応を見せてくれたのだろうかなどと、天定は考えてしまった。
「俺が欲しいんだろ?だったら諦めて受け入れろ。」
「ちょ…っ、諦めるとかそんなんじゃねぇ…!」
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