声を聞いて。上

miro

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体育祭が

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*真人 side*



留奈んとこのダンス可愛かったな。
と言うか、留奈のあのコスチューム
可愛すぎて
みんなに見せるのが嫌だった。


文化祭でミスコンに選ばれてから
留奈は、声をかけられるように
なった気がする。

実際に応援合戦の時も
いろんな人が留奈に声かけしてた。
嬉しい反面、少し嫉妬してしまいそうだ。
そう思ってる時だった。



海斗「留奈先輩の彼氏さんっすよね?」


隣からいきなり声をかけられ
見ると1つ年下の後輩だ。


真人「そうだけど、なにか?」


借り物競争の時に
留奈に声かけたやつだとわかった。


海斗「俺、留奈先輩の事好きっす。」


真人「えっ?」


海斗「彼氏がいようとも、俺には関係ないです。先輩だろうと奪わせていただきます」


俺はこの男の言ってきたことに
少し腹を立てそうになる。
だがこの挑発にのるのも
嫌だと思い、クールでいこうと決めた。


真人「奪えるものなら、奪ってみろ!だが留奈を傷付けることなら、許さない。それに留奈はお前になびいたりはしない。」


俺の言葉を聞いて
相手は少し悔しそうにしていたが
すぐに何を思ったのか


海斗「わかりました。俺頑張りますから!」

そう言うと彼は俺のそばから離れていった。
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