声を聞いて。上

miro

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はじめての

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部屋を出て
いきなりの話でまだ驚きが
隠せなかった。
嘘なのではないかと。


でも私の手に握られた
書類を見て、嘘ではないと実感する。



空「いきなりでごめんね?親に呼べって言われて。」


留奈「なんで謝るの?すごく嬉しいよ?」

そう言って私は微笑んで
空くんの方を向いた。


空「真人も、次の試験受かれば、うちのプロダクションに入るんだよ。」


留奈「そーなの??」


空くんに言われ
そちらの方が驚いたのだった




親に話す前に
この事を真人に話したいと思い
家に着くなりLINEをした。



「今から会えますか?」



LINEを送るとすぐに
既読がつき


「すぐ行く!」


と返事が来て
1分でインターホンが鳴る。



真人「留奈!どうした?」


慌ててきてくれたんだろう。
部屋着のまま
少し息を切らしていた。


留奈「ちょっと話がしたくて。」


それだけ言うと真人は
察してくれて
優しく頭をなでてくれた。

部屋に移動し話をする。
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