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しおりを挟むザ───────
今日は上から沢山の雨だね。
こんな時は、私がいる丘から更に上の湖に居る友が来る。
やぁ 息災か?
ナーイアス、ひさしぶり───
ずいぶんと大きなった。
そう?自分じゃあわからない。
ナーイアスは、私が生まれる前から、ずっと湖にいる。私の知らない私の親の友だったらしい。
ザ───────
ドリュアスによく似てきた。
そうなの?でも私には親とかよくわからない。
そうだな。お前達は、いいや私達はそういう性だからね。
───?───
お前の親がドリュアスならば、お前の名もドリュアスで良いだろう。
お前の周りにいる精霊達も良いな?
若様が良いなら、良いよ。
ナーイアスがそういうなら、ドリュアスで良いよ。
そういう所も良く似ている。
くつくつと笑い、私の枝葉を優しい撫でてくれる。その仕草を、私は嬉しく思いされるがままになる。
ザザザザザザァ─────
思わず葉を揺らして、私に付いた水滴を全て落としてしまった。
しまった──ナーイアスがびしょ濡れだ。
くつくつと再びナーイアスが笑った。
そんな情けない顔をするな。私は水の精霊だ。
そう言われて見れば、ナーイアスは全ての水滴は、身体をすり抜け、来た時と同じ透き通る様な容姿。
あぁ、そうか、人とは違うのだったな。
どうして、人と関わるのだ?
わからない。ただ、私の暇つぶしかな?でも、ただ、、見ているだけだよ。
そうか。だが、気をつけろよ。人とは傲慢な生き物だ。
傲慢って何?みんな、面白いよ。
まぁいずれわかる。
それから、私達は雨が止む迄、とりとめの無い話をした。
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