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本心
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「トーカ様、体調などは問題ございませんね?ザイフリート殿と話し合わなければならないことがありますので、部屋まで送らせましょう」
ミレーがお茶を持って部屋に入ってくると、フィルから口早に告げられた。いつもであればしっかりと視線を合わせて確認してくれるのに、事務的で有無を言わせない口調に透花は戸惑ってしまった。
「姫さん、また後でな」
へらりとした笑みと軽い口調のリトの声で透花は我に返る。王族に対して何か粗相をしてしまったのなら、きっと外交問題として扱われるのだろう。そんな場所に透花が、政に関わらない御子がいるのはきっと良くない。
「それでは失礼いたします」
余計なことを言わないようリトに目で合図すると、楽しそうに口角を上げている。不安を感じながらも透花はその場を後にした。
「トーカ様、ご無事で何よりでございます。突然いなくなったと聞かされてミレーは寿命が縮む思いでした」
「ミレーさん、ごめんなさい。色んな人に迷惑をかけちゃった。……フィル様にもきっと呆れられたと思う」
自分の言葉に透花はますます気分が重くなった。一人で庭に出なければ、リトに連れ出されることはなかっただろう。軽はずみな行動を取った透花をフィルが責めなかったのは逆に失望されてしまった証拠のようで胸が痛む。
リトがフィルに対して尊大な物言いや神経を逆撫でするようなことばかり言うので、ひやひやして口出しをしてしまったが、それも余計なことだったのかもしれない。
「トーカ様は巻き込まれただけなのでしょう?そんな風に思わなくて大丈夫ですよ。さあ、温かいお飲み物でも召し上がってくださいね」
用意されたお茶は、甘い蜂蜜と生姜の香りで身体だけでなく心まで温まるようだ。フィルの冷ややかな眼差しは自分に向けられたものではなかったが、張り付けた笑顔の奥に隠されたフィルの本心を考えるのは怖かった。
(嫌われたくないのに……上手くいかない)
マナーや知識を身に付けて一人前になった気でいたのだろう。今日だってフィルが支えてくれなければみっともない有様だっただろうに、舞い上がってしまった自分が嫌になる。
デイジーを羨ましく思ったり、フィルを取られたような気持ちになったり、いつのまにか強欲になり過ぎていたようだ。友人になりたいと言ってもらえただけで嬉しかったのに、もっと一緒にいたいだなんて分不相応だろう。
(フィーや優しいし、友達になりたいといってくれたのも嘘じゃないけど……それは私が御子だからだもの)
御子じゃなくても友達でいたい、その言葉を額面通りに受け取れるほど透花は世間知らずではないつもりだ。それでも信じられないぐらいに嬉しかったし、フィルの側は居心地が良くて甘えてしまっていた。
今回のことはそんな透花を戒めるために女神さまが警告してくれたのかもしれない。
視線を落とせば大好きな夜の色が目に入り、いつもなら心が和むのに今はあまり視界に入れたくない。ミレーに着替えを手伝ってもらおうと声を掛けるが、もう少しそのままでいるように告げられる。
その意味が分かったのが、それから少し経ってからだった。
「残念だけど今日のところは一人で帰るわ。困ったことがあったらいつでも声を掛けてくれ。またな、姫さん」
からりと明るい口調で告げるリトとは対照的に、フィルがその背後で氷点下のような眼差しを向けているのが気に掛かる。だがこれ以上余計な言動は慎んだ方がいいだろう。
下手につつけばリトがまた失言してしまう気がした。
「うん、またね。……ありがとう」
色々と振り回されてしまったが、言動の根底には透花への気遣いが感じられたし、リトのことは嫌いにはなれないのだ。
「はは、しっかり食って大きくなれよ。そうしたらいつでも嫁に来ていいからな」
「ザイフリート殿、トーカ様がお疲れですのでそろそろお引き取り願えますか」
淡々と告げるフィルに追い出されるように、リトは部屋から出て行った。着替えを終えて就寝の準備を終えた頃、再び姿を見せたのはフィルだ。
「トーカ、遅い時間にごめんね。少しだけ話をしたいのだけど、いいかな?」
いつもと変わらぬように見えた表情に安堵し諾した透花だったが、すぐにそれが間違いだと知った。
「トーカ様、この度は私どもの不手際で御身を危険に晒したこと、ハウゼンヒルト神聖国の第一王子として深くお詫び申し上げます」
突然、跪いたかと思うと謝罪の言葉とともに深く頭を下げられて、透花は絶句したのちに慌てて止めさせようとしたが、フィルは頑なに床から動こうとしない。
「今回はザイフリート殿であったからこそトーカ様はご無事でしたが、もしこれが御子に悪意を持った者であれば、取り返しのつかないことになったかもしれません」
リトからも不用心だの危機感がないだの言われていたことが、今更ながらに身に染みた。リトのことを何も知らなかったのに、のんきに雑談をしていた自分は馬鹿なのではないだろうか。
「勝手に庭に出た私にも責任があります。以後気を付けますのでフィル様もどうかお気になさらないでください」
二人きりなのに敬語を使うのは、第一王子としての責務なのだと分かってはいるものの、何だか距離を置かれたようで辛い。離れないといけないと思っていたのに、そんな覚悟など全く出来ていなかったことを思い知る。
「トーカ様は……連合条約をご存知でしょうか?」
いくつかの項目を頭の中でなぞった後に、フィルの言葉の意味を察してひゅっと息を呑んだ。
「御子が望めば連合条約に基づき、御子は他国に保護を求めることができます。ジェラルド帝国も連合国として、その権利を有しています」
(止めて……それ以上言わないで)
そう言いたいのに、言葉が喉に詰まったように出てこない。
「トーカ様はジェラルド帝国への移住をお望みでしょうか?」
透花にはそれがフィルの望みであるようにしか聞こえなかった。もう面倒を見きれないと拒絶されたのだと、心が追い付く前に涙が頬を伝っていた。
(駄目……泣いたらフィーが困る……)
嗚咽が漏れないように口元を両手で押さえてきつく唇を噛むが、涙は一向に止まる気配がない。
顔を見せるわけにはいかないと浴室の方へと向かいかけるが、背後から伸ばされた手に引き留められる。
「トーカ、ここにいて。もう二度と危険な目に遭わせないから……行かないで。僕の我儘だって分かっているけど、トーカを手放したくないんだ」
まるで懇願するかのように声が、抱き締められた腕が、その言葉に偽りがないのだと訴えているような気がして透花は呆然と固まった。
返事をしない透花に焦れたのか、苦しげな吐息が耳元に落ちる。
「……困らせてごめん。ザイフリート殿の元であれば、トーカは安全な場所で平穏な日常を送ることが出来るのだと理解はしているのに……僕は泣かせてばかりだね」
目元を拭う指先は優しいのに、フィルはまるで苦痛に耐えているような表情だ。友達になったばかりの頃、お互いに不満があったら我慢せずに伝えようと交わした約束を思い出す。
「フィーは……フィーが嫌じゃないなら私はここにいたい」
「嫌なはずがないよ。ねえ、トーカこそ我慢をしていない?何か嫌なことがあれば直すから何でも言って?」
既に十分すぎるほどの待遇を受けているのに嫌なことなどあるはずがない。必死な様子のフィルに、トーカの脳裏にリトの悪い笑みが浮かんだ。きっと何か意地悪なことを言ったに違いない。
「フィー、リトから何か言われた?多分揶揄っているだけだから真に受けちゃ駄目だよ」
「……ザイフリート殿のことは関係ない。僕はただ、トーカが好きだから一緒にいたいだけなんだ」
真剣な瞳に透花は一瞬だけ聞き間違いかと思い、それから勘違いしそうになった自分が恥ずかしくなった。
(友達として、人として好きだって意味に決まってるじゃない!)
「トーカ、僕は異性として君のことを愛している。同じ気持ちを返して欲しいなんて言わないから、どうか想い続けることを許してほしい。――ごめんね、今日はもうお休み」
何も答えられない透花にフィルは淡く微笑んで部屋を後にする。もちろん眠れるはずもなく、透花は一晩中フィルの言葉の意味を考え続ける羽目になったのだった。
ミレーがお茶を持って部屋に入ってくると、フィルから口早に告げられた。いつもであればしっかりと視線を合わせて確認してくれるのに、事務的で有無を言わせない口調に透花は戸惑ってしまった。
「姫さん、また後でな」
へらりとした笑みと軽い口調のリトの声で透花は我に返る。王族に対して何か粗相をしてしまったのなら、きっと外交問題として扱われるのだろう。そんな場所に透花が、政に関わらない御子がいるのはきっと良くない。
「それでは失礼いたします」
余計なことを言わないようリトに目で合図すると、楽しそうに口角を上げている。不安を感じながらも透花はその場を後にした。
「トーカ様、ご無事で何よりでございます。突然いなくなったと聞かされてミレーは寿命が縮む思いでした」
「ミレーさん、ごめんなさい。色んな人に迷惑をかけちゃった。……フィル様にもきっと呆れられたと思う」
自分の言葉に透花はますます気分が重くなった。一人で庭に出なければ、リトに連れ出されることはなかっただろう。軽はずみな行動を取った透花をフィルが責めなかったのは逆に失望されてしまった証拠のようで胸が痛む。
リトがフィルに対して尊大な物言いや神経を逆撫でするようなことばかり言うので、ひやひやして口出しをしてしまったが、それも余計なことだったのかもしれない。
「トーカ様は巻き込まれただけなのでしょう?そんな風に思わなくて大丈夫ですよ。さあ、温かいお飲み物でも召し上がってくださいね」
用意されたお茶は、甘い蜂蜜と生姜の香りで身体だけでなく心まで温まるようだ。フィルの冷ややかな眼差しは自分に向けられたものではなかったが、張り付けた笑顔の奥に隠されたフィルの本心を考えるのは怖かった。
(嫌われたくないのに……上手くいかない)
マナーや知識を身に付けて一人前になった気でいたのだろう。今日だってフィルが支えてくれなければみっともない有様だっただろうに、舞い上がってしまった自分が嫌になる。
デイジーを羨ましく思ったり、フィルを取られたような気持ちになったり、いつのまにか強欲になり過ぎていたようだ。友人になりたいと言ってもらえただけで嬉しかったのに、もっと一緒にいたいだなんて分不相応だろう。
(フィーや優しいし、友達になりたいといってくれたのも嘘じゃないけど……それは私が御子だからだもの)
御子じゃなくても友達でいたい、その言葉を額面通りに受け取れるほど透花は世間知らずではないつもりだ。それでも信じられないぐらいに嬉しかったし、フィルの側は居心地が良くて甘えてしまっていた。
今回のことはそんな透花を戒めるために女神さまが警告してくれたのかもしれない。
視線を落とせば大好きな夜の色が目に入り、いつもなら心が和むのに今はあまり視界に入れたくない。ミレーに着替えを手伝ってもらおうと声を掛けるが、もう少しそのままでいるように告げられる。
その意味が分かったのが、それから少し経ってからだった。
「残念だけど今日のところは一人で帰るわ。困ったことがあったらいつでも声を掛けてくれ。またな、姫さん」
からりと明るい口調で告げるリトとは対照的に、フィルがその背後で氷点下のような眼差しを向けているのが気に掛かる。だがこれ以上余計な言動は慎んだ方がいいだろう。
下手につつけばリトがまた失言してしまう気がした。
「うん、またね。……ありがとう」
色々と振り回されてしまったが、言動の根底には透花への気遣いが感じられたし、リトのことは嫌いにはなれないのだ。
「はは、しっかり食って大きくなれよ。そうしたらいつでも嫁に来ていいからな」
「ザイフリート殿、トーカ様がお疲れですのでそろそろお引き取り願えますか」
淡々と告げるフィルに追い出されるように、リトは部屋から出て行った。着替えを終えて就寝の準備を終えた頃、再び姿を見せたのはフィルだ。
「トーカ、遅い時間にごめんね。少しだけ話をしたいのだけど、いいかな?」
いつもと変わらぬように見えた表情に安堵し諾した透花だったが、すぐにそれが間違いだと知った。
「トーカ様、この度は私どもの不手際で御身を危険に晒したこと、ハウゼンヒルト神聖国の第一王子として深くお詫び申し上げます」
突然、跪いたかと思うと謝罪の言葉とともに深く頭を下げられて、透花は絶句したのちに慌てて止めさせようとしたが、フィルは頑なに床から動こうとしない。
「今回はザイフリート殿であったからこそトーカ様はご無事でしたが、もしこれが御子に悪意を持った者であれば、取り返しのつかないことになったかもしれません」
リトからも不用心だの危機感がないだの言われていたことが、今更ながらに身に染みた。リトのことを何も知らなかったのに、のんきに雑談をしていた自分は馬鹿なのではないだろうか。
「勝手に庭に出た私にも責任があります。以後気を付けますのでフィル様もどうかお気になさらないでください」
二人きりなのに敬語を使うのは、第一王子としての責務なのだと分かってはいるものの、何だか距離を置かれたようで辛い。離れないといけないと思っていたのに、そんな覚悟など全く出来ていなかったことを思い知る。
「トーカ様は……連合条約をご存知でしょうか?」
いくつかの項目を頭の中でなぞった後に、フィルの言葉の意味を察してひゅっと息を呑んだ。
「御子が望めば連合条約に基づき、御子は他国に保護を求めることができます。ジェラルド帝国も連合国として、その権利を有しています」
(止めて……それ以上言わないで)
そう言いたいのに、言葉が喉に詰まったように出てこない。
「トーカ様はジェラルド帝国への移住をお望みでしょうか?」
透花にはそれがフィルの望みであるようにしか聞こえなかった。もう面倒を見きれないと拒絶されたのだと、心が追い付く前に涙が頬を伝っていた。
(駄目……泣いたらフィーが困る……)
嗚咽が漏れないように口元を両手で押さえてきつく唇を噛むが、涙は一向に止まる気配がない。
顔を見せるわけにはいかないと浴室の方へと向かいかけるが、背後から伸ばされた手に引き留められる。
「トーカ、ここにいて。もう二度と危険な目に遭わせないから……行かないで。僕の我儘だって分かっているけど、トーカを手放したくないんだ」
まるで懇願するかのように声が、抱き締められた腕が、その言葉に偽りがないのだと訴えているような気がして透花は呆然と固まった。
返事をしない透花に焦れたのか、苦しげな吐息が耳元に落ちる。
「……困らせてごめん。ザイフリート殿の元であれば、トーカは安全な場所で平穏な日常を送ることが出来るのだと理解はしているのに……僕は泣かせてばかりだね」
目元を拭う指先は優しいのに、フィルはまるで苦痛に耐えているような表情だ。友達になったばかりの頃、お互いに不満があったら我慢せずに伝えようと交わした約束を思い出す。
「フィーは……フィーが嫌じゃないなら私はここにいたい」
「嫌なはずがないよ。ねえ、トーカこそ我慢をしていない?何か嫌なことがあれば直すから何でも言って?」
既に十分すぎるほどの待遇を受けているのに嫌なことなどあるはずがない。必死な様子のフィルに、トーカの脳裏にリトの悪い笑みが浮かんだ。きっと何か意地悪なことを言ったに違いない。
「フィー、リトから何か言われた?多分揶揄っているだけだから真に受けちゃ駄目だよ」
「……ザイフリート殿のことは関係ない。僕はただ、トーカが好きだから一緒にいたいだけなんだ」
真剣な瞳に透花は一瞬だけ聞き間違いかと思い、それから勘違いしそうになった自分が恥ずかしくなった。
(友達として、人として好きだって意味に決まってるじゃない!)
「トーカ、僕は異性として君のことを愛している。同じ気持ちを返して欲しいなんて言わないから、どうか想い続けることを許してほしい。――ごめんね、今日はもうお休み」
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