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田丸雅智さんのショートショート講座提出作品(400字超)
ファンフラワーに関する見聞
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宇宙船"The World"乗客・A氏の日記より
「また今日も、くじに当たったあの日の事を思い出す。私がこうして生きているのは、ひとえにあの時の幸運のおかげだ。抽選から外れた大勢の同胞は、今頃あの暑い暑い地球の上で、一人また一人と倒れているのだろう。地球温暖化は私が生まれるよりずっと前から始まっていたし、地球人全員に責任があった。しかし、その事と私が今ここにいる事は関係ない。私が偶々幸運で、地球を捨てて新天地を求める方舟に乗れたというだけの話である。
今日、遂にその新天地が見つかり、明日から乗組員の人達が星の調査を始めるらしい。」
"The World"船内無線の録音より
「船長!只今探知が終了しました!ラッキーです!この星に原住星人はいません!」
「了解、ご苦労。宇宙旅行事業会社が開発した異星人探知法がまさか人類を救うことにまでなるとはな。全く驚きだ。しかし本当に良かった。一発目の星で当たりとは。」
「ですが…。」
「何だ?」
「植物のようなものがあるんです。」
「植物…。それはどんな」
「…あっ!」
「何だ!?」
「姿がはっきり見えます!頭が扇風機のようで、首が長く…二足歩行してます!!」
「何っ!!では異星人ではないかッ!!すぐに退却を…」
A氏の日記より
「船内放送によると、星には得体の知れない生物がいたそうだ。扇風機の様な形の頭に長い首、赤と青の2種類の突起のついた右手と灰色の突起のついた左手を持ち、二本足で歩いていたという。扇風機の様な頭というのは、例えるなら向日葵の花に似ていたそうだ。顔の中央の茶色い球体から、それをぐるっと取り囲む様に黄色い花弁の様な物が複数生えていて、その向日葵の花に編み目状の白い覆いがしてあったという。勿論この覆いは体の一部で、胴から生えていたらしい。動物だろうが、首から下は緑色で、頭の形のせいもあり最初は花に見えたそうだ。かなりの数生息しているのだという。」
"The World"船内ニュースのリポーターの報告より
「そしてこの生物なんですが…新たな情報が入ってきました。えー、専門家の調査によりますと、この内の一体を捕獲して調査した結果、この生物は、昼間は歩き回りながら恒星の方へ顔を向け、光合成を行い、夜は歩きながら、そのエネルギーを使い、顔の周りのこの、花弁のようなものをですね、扇風機のように回転させて、風を排出していることが分かりました。ただですね、実際に光合成を行っているのはこの…植物の茎のような胴体と葉っぱの形をした手足の部分でして、あっこの緑色の部分ですねはい。さらに両手に付いている計3つの突起、分かりますでしょうか…こちらがですね、青いのが夜間の送風を弱めるスイッチ、赤いのが強めるスイッチ、そして灰色が送風自体を止めてしまうスイッチでして、もう一度押すと再び送風ができるようになるということで…」
A氏の日記より
「この生物に害がないことが分かると、乗組員達は直ちに彼らの捕獲にかかった。世界的な猛暑が日常となっていた地球に暮らしていた我々にとって、光合成で送風をするこの生物は正に夢の道具である。」
船内ニュースのリポーターの報告より
「えーこの名前なんですが、この生物は向日葵に似ているため、英語で向日葵を表す『サンフラワー』を文字って、『ファンフラワー』と名付けられたそうです。『ファン』は英語で『扇風機』、という意味ですね。」
A氏の日記より
「しかし当然ファンフラワーの数には限りがあるわけで、平等を保つ為、乗組員以外、つまり一般の乗客による乱獲は禁止とされた。まず乗組員が全個体を捕獲し、それから乗客にそれを配り、夜間のみだが彼らの出す風を受けて天然の涼を取るという事だそうである。」
BHKの取材に対する副船長のコメントより
「しかしまあ何というか残念というか良かったというか。せっかくあんな夢の生物を見つけてもこぉこは地球じゃあぁりませんからねぇ。全然暑くなくて、もぅ、私もみんなもひとしきりファンフラワーの風を浴びてぇ、地球で得られなかった涼しさを取り戻したら、一夜でご用済みですよ、ハッハー。
花びらが回り出したら顔を近づけて、『ワーレーワーレーハーチーキュージン』なんてやってる奴もいて。全く地球人ってのは身勝手な生きモンですね。」
「ファンフラワーを見る会@C市」のC市市長挨拶より
「えー、World号上陸から約20年。この星は地球のように改造され、現在では往年の地球を超える進化を遂げましたが、幸いにも、ファンフラワーの種はまだ生き残っております。彼らがキャラバンのようにぞろぞろ歩いて訪れた地域では、必ず彼らが送り出す風が吹いています。今このC市にファンフラワーの風が吹いていることを感じながら、このC市を盛り上げていきましょう!」
A氏の日記より
「この20年、人間が開発を始めてからというもの、ファンフラワーはすっかり人前に姿を見せなくなってしまった。やはり自然は人工物を避けるというものなのだろうか。私も今冷房の下でこれを書いているが、思えば妙な話である。もし20年前にファンフラワーの培養等していれば、私は今こうして環境を破壊する製品で暑さを凌いでなどいなかったかもしれない。今やファンフラワーは地方に於ける観光客誘致の為だけの珍獣同然である。」
5分間ニュースより
「次のニュースです。もはや、地域おこしのダシとは呼べません。
温暖化が地球の頃よりも急速に進んでおり、世界中でファンフラワーの需要が高まっています。先月施行された電化製品の使用制限の一方、ファンフラワーの密猟・乱獲禁止令は未だに残っており、どちらかを廃止するよう求める暴動が、各地で起こっています。」
A氏の日記より
「現在は世界中が同じ様に暑い状況である為、優先的にファンフラワーを飼育できる地域というものの選定が思う様に進んでいない、とニュースで言っている。その為様々な地域で昼夜を問わず『風乞い』の儀式が行われ、ファンフラワーを自分の近くに呼ぼうと誰もが躍起になっている。私も近頃は冷房と扇風機を最大風量に設定し、それでも団扇がないと暑い位だ。ファンフラワーの動向がすっかり人類の命運を握ってしまったという事なのだろう。」
某国環境大臣の会見より
「もう既に週刊誌等で報道されている通り、D博士がファンフラワーの培養に成功した、ということでですね、現在その研究の実用性等を環境省の方で厳格に審査し、もしその審査基準に合格した場合はですね、直ちに本格的に培養を開始し、国民そして世界の皆さんにファンフラワーをお届けするつもりでございます。」
A氏の日記より
「昨夜から世界各地で大型の竜巻が発生している。自宅の窓もガタガタとうるさく鳴り、よく眠れない。吹き飛ばされた家もあるそうで、ここもそうなりはしないかと不安である。」
BHK臨時ニュースより
「速報です。昨夜から世界中で発生している大型の竜巻ですが、その中心に数台のファンフラワーが集まっていることが分かりました。BHKの取材によりますと、10分ほど前、D博士の研究所から、超強力の風を半永久的に起こし続けるファンフラワーが研究所内から逃げ出したという報告が環境省になされたということで、内閣は臨時閣議を行い、環境省や防災庁とも連携の上、速やかな対処を図っています。」
A氏の日記より
「くじに当たったあの瞬間の事を思い出す。生涯2度目の幸運。あれがなければ私は今これを書いていない。
終わらない異常な猛暑と各地で被害を出すファンフラワーの大暴風に負け、我々地球人は再び故郷の星を捨てる。
D博士の研究所がファンフラワーを遺伝子操作して日中でも送風できるように試みたところ、失敗して、超強力の風を起こし続けるファンフラワーが大量発生してしまったらしい。それがあの竜巻の原因だったそうだ。研究所の成果を上げる事に目が眩み培養のみで止めなかったのが悔やまれる、と政府側の人間らしき人が他人顔で言っていた。
もう明日に出発なので今日はこの辺りで筆を置いて寝る。」
「また今日も、くじに当たったあの日の事を思い出す。私がこうして生きているのは、ひとえにあの時の幸運のおかげだ。抽選から外れた大勢の同胞は、今頃あの暑い暑い地球の上で、一人また一人と倒れているのだろう。地球温暖化は私が生まれるよりずっと前から始まっていたし、地球人全員に責任があった。しかし、その事と私が今ここにいる事は関係ない。私が偶々幸運で、地球を捨てて新天地を求める方舟に乗れたというだけの話である。
今日、遂にその新天地が見つかり、明日から乗組員の人達が星の調査を始めるらしい。」
"The World"船内無線の録音より
「船長!只今探知が終了しました!ラッキーです!この星に原住星人はいません!」
「了解、ご苦労。宇宙旅行事業会社が開発した異星人探知法がまさか人類を救うことにまでなるとはな。全く驚きだ。しかし本当に良かった。一発目の星で当たりとは。」
「ですが…。」
「何だ?」
「植物のようなものがあるんです。」
「植物…。それはどんな」
「…あっ!」
「何だ!?」
「姿がはっきり見えます!頭が扇風機のようで、首が長く…二足歩行してます!!」
「何っ!!では異星人ではないかッ!!すぐに退却を…」
A氏の日記より
「船内放送によると、星には得体の知れない生物がいたそうだ。扇風機の様な形の頭に長い首、赤と青の2種類の突起のついた右手と灰色の突起のついた左手を持ち、二本足で歩いていたという。扇風機の様な頭というのは、例えるなら向日葵の花に似ていたそうだ。顔の中央の茶色い球体から、それをぐるっと取り囲む様に黄色い花弁の様な物が複数生えていて、その向日葵の花に編み目状の白い覆いがしてあったという。勿論この覆いは体の一部で、胴から生えていたらしい。動物だろうが、首から下は緑色で、頭の形のせいもあり最初は花に見えたそうだ。かなりの数生息しているのだという。」
"The World"船内ニュースのリポーターの報告より
「そしてこの生物なんですが…新たな情報が入ってきました。えー、専門家の調査によりますと、この内の一体を捕獲して調査した結果、この生物は、昼間は歩き回りながら恒星の方へ顔を向け、光合成を行い、夜は歩きながら、そのエネルギーを使い、顔の周りのこの、花弁のようなものをですね、扇風機のように回転させて、風を排出していることが分かりました。ただですね、実際に光合成を行っているのはこの…植物の茎のような胴体と葉っぱの形をした手足の部分でして、あっこの緑色の部分ですねはい。さらに両手に付いている計3つの突起、分かりますでしょうか…こちらがですね、青いのが夜間の送風を弱めるスイッチ、赤いのが強めるスイッチ、そして灰色が送風自体を止めてしまうスイッチでして、もう一度押すと再び送風ができるようになるということで…」
A氏の日記より
「この生物に害がないことが分かると、乗組員達は直ちに彼らの捕獲にかかった。世界的な猛暑が日常となっていた地球に暮らしていた我々にとって、光合成で送風をするこの生物は正に夢の道具である。」
船内ニュースのリポーターの報告より
「えーこの名前なんですが、この生物は向日葵に似ているため、英語で向日葵を表す『サンフラワー』を文字って、『ファンフラワー』と名付けられたそうです。『ファン』は英語で『扇風機』、という意味ですね。」
A氏の日記より
「しかし当然ファンフラワーの数には限りがあるわけで、平等を保つ為、乗組員以外、つまり一般の乗客による乱獲は禁止とされた。まず乗組員が全個体を捕獲し、それから乗客にそれを配り、夜間のみだが彼らの出す風を受けて天然の涼を取るという事だそうである。」
BHKの取材に対する副船長のコメントより
「しかしまあ何というか残念というか良かったというか。せっかくあんな夢の生物を見つけてもこぉこは地球じゃあぁりませんからねぇ。全然暑くなくて、もぅ、私もみんなもひとしきりファンフラワーの風を浴びてぇ、地球で得られなかった涼しさを取り戻したら、一夜でご用済みですよ、ハッハー。
花びらが回り出したら顔を近づけて、『ワーレーワーレーハーチーキュージン』なんてやってる奴もいて。全く地球人ってのは身勝手な生きモンですね。」
「ファンフラワーを見る会@C市」のC市市長挨拶より
「えー、World号上陸から約20年。この星は地球のように改造され、現在では往年の地球を超える進化を遂げましたが、幸いにも、ファンフラワーの種はまだ生き残っております。彼らがキャラバンのようにぞろぞろ歩いて訪れた地域では、必ず彼らが送り出す風が吹いています。今このC市にファンフラワーの風が吹いていることを感じながら、このC市を盛り上げていきましょう!」
A氏の日記より
「この20年、人間が開発を始めてからというもの、ファンフラワーはすっかり人前に姿を見せなくなってしまった。やはり自然は人工物を避けるというものなのだろうか。私も今冷房の下でこれを書いているが、思えば妙な話である。もし20年前にファンフラワーの培養等していれば、私は今こうして環境を破壊する製品で暑さを凌いでなどいなかったかもしれない。今やファンフラワーは地方に於ける観光客誘致の為だけの珍獣同然である。」
5分間ニュースより
「次のニュースです。もはや、地域おこしのダシとは呼べません。
温暖化が地球の頃よりも急速に進んでおり、世界中でファンフラワーの需要が高まっています。先月施行された電化製品の使用制限の一方、ファンフラワーの密猟・乱獲禁止令は未だに残っており、どちらかを廃止するよう求める暴動が、各地で起こっています。」
A氏の日記より
「現在は世界中が同じ様に暑い状況である為、優先的にファンフラワーを飼育できる地域というものの選定が思う様に進んでいない、とニュースで言っている。その為様々な地域で昼夜を問わず『風乞い』の儀式が行われ、ファンフラワーを自分の近くに呼ぼうと誰もが躍起になっている。私も近頃は冷房と扇風機を最大風量に設定し、それでも団扇がないと暑い位だ。ファンフラワーの動向がすっかり人類の命運を握ってしまったという事なのだろう。」
某国環境大臣の会見より
「もう既に週刊誌等で報道されている通り、D博士がファンフラワーの培養に成功した、ということでですね、現在その研究の実用性等を環境省の方で厳格に審査し、もしその審査基準に合格した場合はですね、直ちに本格的に培養を開始し、国民そして世界の皆さんにファンフラワーをお届けするつもりでございます。」
A氏の日記より
「昨夜から世界各地で大型の竜巻が発生している。自宅の窓もガタガタとうるさく鳴り、よく眠れない。吹き飛ばされた家もあるそうで、ここもそうなりはしないかと不安である。」
BHK臨時ニュースより
「速報です。昨夜から世界中で発生している大型の竜巻ですが、その中心に数台のファンフラワーが集まっていることが分かりました。BHKの取材によりますと、10分ほど前、D博士の研究所から、超強力の風を半永久的に起こし続けるファンフラワーが研究所内から逃げ出したという報告が環境省になされたということで、内閣は臨時閣議を行い、環境省や防災庁とも連携の上、速やかな対処を図っています。」
A氏の日記より
「くじに当たったあの瞬間の事を思い出す。生涯2度目の幸運。あれがなければ私は今これを書いていない。
終わらない異常な猛暑と各地で被害を出すファンフラワーの大暴風に負け、我々地球人は再び故郷の星を捨てる。
D博士の研究所がファンフラワーを遺伝子操作して日中でも送風できるように試みたところ、失敗して、超強力の風を起こし続けるファンフラワーが大量発生してしまったらしい。それがあの竜巻の原因だったそうだ。研究所の成果を上げる事に目が眩み培養のみで止めなかったのが悔やまれる、と政府側の人間らしき人が他人顔で言っていた。
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