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第7章 探検隊
探検隊
しおりを挟む人食い花「わたしは人食い花。わたしの森には『探検隊』と呼ばれる恐ろしい動物がやって来るの。変な格好をしていて、森を散々荒らし回った後、木の実をもいだり、ひどい時には勝手にテントを立てて何日も森に居座るわ。ほんとに迷惑な連中だわ。」
(探検隊長、隊員A、Bが歩きながら登場)
(照明100%)
探検隊長「おれ達は探検隊だ。そしておれはその隊長。この神秘に満ちた『百寸先は海』森で伝説の『死神岩』を見つけるためにやって来たんだ。」
探検隊員A「隊長、『死神岩』はまだですかぁ?」
探検隊長「つべこべ言わないで、この長旅路を楽しもうじゃないかあ!」
探検隊員B「あっ、隊長!これは何ですか!人食い花ですか?」
探検隊長「ん?どれどれ。おぉ、そうだ!確かに人食い花だ。旅の記念に、持ち帰ろうではないか。」
探検隊員B「はーい。」
(照明10%、人食い花に赤のスポット)
人食い花「こういうのがいるからいやなのよねぇ。わたしを珍しがって引っこ抜こうとする…。こういう時は、あいつの手に噛みついて……」
(人食い花が探検隊員Bに噛みつく)
(照明100%)
探検隊員B「いったああぁぁあい!隊長ぉ。噛まれましたぁ。」
探検隊長「むむっ!それなら、予め用意しておいたこの電動のこぎりで。」
(隊長が人食い花を切る)
(人食い花の悲鳴再生)
(暗転)
(人食い花撤収)
(照明10%、ズアマーに黄色いスポット)
ズアマー「オレはズアマー。この森の伝説の木の実『金のズアマー』を毎年実らせる木だ。最近、この『金のズアマー』を狙うやつが増え、困っておる。」
(照明100%)
探検隊員A「隊長!こっちには、あの伝説の木の実『金のズアマー』がありますよ!」
探検隊長「おっ、取れ取れ。でも高いところにあるなあ。よし、予め用意しておいたこのハシゴを使え!」
探検隊員A「はーい。」
(隊長がハシゴのセットを始める)
(照明10%、ズアマーに赤いスポット)
ズアマー「あいつら、やはり『金のズアマー』を狙っていたのか。こういう時は、ハシゴを登っている途中に吠えて…」
(ズアマーの鳴き声、探検隊員Aハシゴから落下)
探検隊員A「た…隊長……この木…生きてますよ……」
探検隊長「大丈夫!この辺に変なのが多いことは分かっている。この電動のこぎりで伐り倒して取れ!」
(隊員Aが電動のこぎりを操作)
(ズアマーの悲鳴再生)
(ズアマーが倒れ実が散乱する)
(暗転)
(照明100%)
探検隊員A「隊長…『死神岩』にはまだ着かないんですかぁ……。もう脚が棒になりそうですよぉ………。」
探検隊長「あっ!見ろ、あれを!あそこにまた変なのがいるぞ。」
(2階上手側照明席にスポット)
探検隊員B「あっ、本当だ。あれ?あれ、人じゃありませんか?僕たちと同じように地図を持っていますよ?」
探検隊長「いいや、あれは地図じゃない。薄い本のようだぞ。ん?3つの穴が開いた黒くて円い武器を持っている。気をつけろ!」
照明係「これはカラーホイルといって、照明機材の一部ですよ!武器じゃありません!」
探検隊員A「何をごちゃごちゃ言ってるんだ!隊長、どうしますか?」
探検隊長「当然、予め用意しておいたこの電動のこぎりで…」
(探検隊長、探検隊員A、Bが上手から退場、2階上手側照明席に現れ照明係に掴みかかり
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動のこ り
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