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第19話 公爵家の破滅の夜
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王都に冷たい風が吹き抜けたその夜、空は雲に覆われ、月さえ姿を隠していた。
月が沈む夜は、古くから「滅びの兆し」と言われている。
そして今宵、その言葉が現実となる。
リリアーナは王城の控え室で自分の手袋を整えていた。
白い絹の手袋の下には、小さな魔力封印の印が刻まれている。
「すべて、これで終わりになる」
小さく呟いた声を、ミリアが聞き逃さなかった。
「お嬢様……本当に、行かれてしまうのですか? まだ間に合うかもしれません」
「間に合う? 何が?」
「陛下のお考えが変わられれば……その、伯爵家の誓約も破棄のままにはならずに済むのではと」
「それを期待するほど、私は愚かではないわ」
リリアーナは微笑み、風に揺れるカーテンを見つめた。
「運命を変えるとは、誰かの許しを待つことじゃない。自分の手で壊して、生まれ直すことよ」
その瞬間、廊下の外で控えていたアランが姿を現した。
「準備は整った。公爵家の屋敷では、今夜“王命式典”が行われる。王命を偽った宰相と手を組んだ連中が、最後の取引をするらしい」
「そこに私の地位を奪う証文もあるのね」
「可能性が高い。……本当に行くのか?」
「ええ、今夜、全てを終わらせる」
リリアーナの瞳には、もう迷いの影もなかった。
***
公爵家の屋敷は、夜の闇の中に浮かぶ黒い城のようだった。
門の両脇に松明が焚かれ、警備兵の視線が鋭く光る。
その内部では、貴族たちが小声で取引の言葉を交わしていた。
「我が家の地位を守るためには、あの女を排除するしかない」「エルヴェールなど王国の恥だ」
そうした声が聞こえるたび、リリアーナの胸の奥は熱くも冷たくもない、不思議な静けさに包まれていく。
「まるで三年前の夜の再現ね」
アランが低く呟いた。
「違うさ。今は、君が操る側だ」
「ええ……そうね」
金の装飾が施された大広間に足を踏み入れると、ざわめきが起こった。
「エルヴェール伯爵令嬢……なぜここに?」
「王命を撤回に来ましたの。おそらく“王命”の書をここで掲げるつもりでしょう?」
その冷えた声に、集まった貴族たちが息を呑む。
公爵派に連なる宰相代理が立ち上がる。
「これは何の真似だ。王命に逆らうとは、反逆と同義だぞ!」
「逆らっているのは、あなたたちですわ。陛下の印章を偽り、己の欲で命を操るなど、それこそ国への反逆」
リリアーナは懐から一枚の羊皮紙を取り出した。
それには王城の書記官によって記された“偽造証文”の複写が貼られている。
「無駄だ、その紙切れ一枚で何を証明できると言う!」
「証明には火が必要よ」
リリアーナは静かに微笑み、手にした小さな魔石を宙へ放った。
次の瞬間、魔石が弾け、赤い炎が大広間に散った。
「何を――!」
「暴かれるべきものは、闇に輝く時にこそ本性を見せる」
紅蓮の光の中、壁に掲げられた豪奢な布の裏から、隠されていた数十枚の契約書が露わになった。
貴族たちが悲鳴を上げ、逃げ惑う。
「この国の富と地位を食い物にしていた証拠は、すでに王のもとへ届いているわ。あなたたちは、この夜で終わりよ」
「やめろ!貴様だけは――」
怒号を上げて宰相代理が剣を抜く。だが、アランが間に割り込み、鋭い一閃でその手から武器を弾いた。
「彼女に刃を向けるな。お前たちは己の愚かさに刃を向けろ!」
「アラン……」
「行け、リリアーナ! 俺がここを押さえる!」
「駄目よ、一緒に――」
「君が進まない限り、この夜は解けない!」
アランの叫びに、リリアーナは歯を食いしばって頷いた。
炎が天井まで燃え上がり、絵画が崩れ落ちる。
悲鳴が交錯する中、リリアーナは王命の原本を抱え、裏口へ駆けた。
外へ出た瞬間、夜風が頬を切るように冷たい。
煙が空を覆い、公爵家の塔の影が赤く染まる。
「これが、滅びの色……」
彼女の足元で、火の粉が雨のように降り注いだ。
***
翌朝、王都の新聞は見出しを飾った。
「レインフォード公爵家にて火災発生、宰相代理拘束」
「エルヴェール令嬢、偽命を暴き王命を救う」
だが、彼女の心は晴れなかった。
救ったのは国。けれど、壊れたものはそれ以上に多い。
アランは火の中から辛うじて助かったが、右腕を酷く焼いていた。
その手を見ながら、彼女は自分の胸の奥を刺す痛みに気づいた。
「あなたを巻き込みたくなかったのに」
アランは片方の腕で椅子に座り、苦笑した。
「君のために剣を振るうのは俺の意思だ。後悔なんてない」
「それでも……私はあなたの傷を望んだ覚えはないの」
「なら、治るまで傍にいさせてくれ。少しは役得になる」
彼の冗談めいた言葉に、思わず微笑んでしまう自分がいた。
だが、その笑顔の影に、ひとつの空虚が広がっていた。
復讐も、戦いも、終わってしまえば残るのは空の手だけだ。
彼女はその事実を、ようやく理解していた。
窓の外では、灰が花のように舞っていた。
燃えた公爵家の遺構が風で崩れ、それが白い花びらのように空を漂っている。
リリアーナはペンダントを手の中で握り、静かに囁いた。
「これが終焉なら、次は始まりを描く番ね」
アランが彼女を見つめ、言葉を重ねる。
「リリアーナ。君は、もう誰のためでもない“自分のため”に生きるべきだ」
「ええ。今度こそ、自分の心を生かすために」
その声は、過去への鎮魂歌のように静かで美しかった。
燃えた屋敷の煙が消えると同時に、夜明けの光が差し込む。
新しい太陽の色は、かつてのリリアーナが夢見た幸福の色にどこか似ていた。
灰の上に芽吹く花のように、彼女はもう一度生きる。
そして心の奥で、すべての鎖が音を立てて砕けた。
(続く)
月が沈む夜は、古くから「滅びの兆し」と言われている。
そして今宵、その言葉が現実となる。
リリアーナは王城の控え室で自分の手袋を整えていた。
白い絹の手袋の下には、小さな魔力封印の印が刻まれている。
「すべて、これで終わりになる」
小さく呟いた声を、ミリアが聞き逃さなかった。
「お嬢様……本当に、行かれてしまうのですか? まだ間に合うかもしれません」
「間に合う? 何が?」
「陛下のお考えが変わられれば……その、伯爵家の誓約も破棄のままにはならずに済むのではと」
「それを期待するほど、私は愚かではないわ」
リリアーナは微笑み、風に揺れるカーテンを見つめた。
「運命を変えるとは、誰かの許しを待つことじゃない。自分の手で壊して、生まれ直すことよ」
その瞬間、廊下の外で控えていたアランが姿を現した。
「準備は整った。公爵家の屋敷では、今夜“王命式典”が行われる。王命を偽った宰相と手を組んだ連中が、最後の取引をするらしい」
「そこに私の地位を奪う証文もあるのね」
「可能性が高い。……本当に行くのか?」
「ええ、今夜、全てを終わらせる」
リリアーナの瞳には、もう迷いの影もなかった。
***
公爵家の屋敷は、夜の闇の中に浮かぶ黒い城のようだった。
門の両脇に松明が焚かれ、警備兵の視線が鋭く光る。
その内部では、貴族たちが小声で取引の言葉を交わしていた。
「我が家の地位を守るためには、あの女を排除するしかない」「エルヴェールなど王国の恥だ」
そうした声が聞こえるたび、リリアーナの胸の奥は熱くも冷たくもない、不思議な静けさに包まれていく。
「まるで三年前の夜の再現ね」
アランが低く呟いた。
「違うさ。今は、君が操る側だ」
「ええ……そうね」
金の装飾が施された大広間に足を踏み入れると、ざわめきが起こった。
「エルヴェール伯爵令嬢……なぜここに?」
「王命を撤回に来ましたの。おそらく“王命”の書をここで掲げるつもりでしょう?」
その冷えた声に、集まった貴族たちが息を呑む。
公爵派に連なる宰相代理が立ち上がる。
「これは何の真似だ。王命に逆らうとは、反逆と同義だぞ!」
「逆らっているのは、あなたたちですわ。陛下の印章を偽り、己の欲で命を操るなど、それこそ国への反逆」
リリアーナは懐から一枚の羊皮紙を取り出した。
それには王城の書記官によって記された“偽造証文”の複写が貼られている。
「無駄だ、その紙切れ一枚で何を証明できると言う!」
「証明には火が必要よ」
リリアーナは静かに微笑み、手にした小さな魔石を宙へ放った。
次の瞬間、魔石が弾け、赤い炎が大広間に散った。
「何を――!」
「暴かれるべきものは、闇に輝く時にこそ本性を見せる」
紅蓮の光の中、壁に掲げられた豪奢な布の裏から、隠されていた数十枚の契約書が露わになった。
貴族たちが悲鳴を上げ、逃げ惑う。
「この国の富と地位を食い物にしていた証拠は、すでに王のもとへ届いているわ。あなたたちは、この夜で終わりよ」
「やめろ!貴様だけは――」
怒号を上げて宰相代理が剣を抜く。だが、アランが間に割り込み、鋭い一閃でその手から武器を弾いた。
「彼女に刃を向けるな。お前たちは己の愚かさに刃を向けろ!」
「アラン……」
「行け、リリアーナ! 俺がここを押さえる!」
「駄目よ、一緒に――」
「君が進まない限り、この夜は解けない!」
アランの叫びに、リリアーナは歯を食いしばって頷いた。
炎が天井まで燃え上がり、絵画が崩れ落ちる。
悲鳴が交錯する中、リリアーナは王命の原本を抱え、裏口へ駆けた。
外へ出た瞬間、夜風が頬を切るように冷たい。
煙が空を覆い、公爵家の塔の影が赤く染まる。
「これが、滅びの色……」
彼女の足元で、火の粉が雨のように降り注いだ。
***
翌朝、王都の新聞は見出しを飾った。
「レインフォード公爵家にて火災発生、宰相代理拘束」
「エルヴェール令嬢、偽命を暴き王命を救う」
だが、彼女の心は晴れなかった。
救ったのは国。けれど、壊れたものはそれ以上に多い。
アランは火の中から辛うじて助かったが、右腕を酷く焼いていた。
その手を見ながら、彼女は自分の胸の奥を刺す痛みに気づいた。
「あなたを巻き込みたくなかったのに」
アランは片方の腕で椅子に座り、苦笑した。
「君のために剣を振るうのは俺の意思だ。後悔なんてない」
「それでも……私はあなたの傷を望んだ覚えはないの」
「なら、治るまで傍にいさせてくれ。少しは役得になる」
彼の冗談めいた言葉に、思わず微笑んでしまう自分がいた。
だが、その笑顔の影に、ひとつの空虚が広がっていた。
復讐も、戦いも、終わってしまえば残るのは空の手だけだ。
彼女はその事実を、ようやく理解していた。
窓の外では、灰が花のように舞っていた。
燃えた公爵家の遺構が風で崩れ、それが白い花びらのように空を漂っている。
リリアーナはペンダントを手の中で握り、静かに囁いた。
「これが終焉なら、次は始まりを描く番ね」
アランが彼女を見つめ、言葉を重ねる。
「リリアーナ。君は、もう誰のためでもない“自分のため”に生きるべきだ」
「ええ。今度こそ、自分の心を生かすために」
その声は、過去への鎮魂歌のように静かで美しかった。
燃えた屋敷の煙が消えると同時に、夜明けの光が差し込む。
新しい太陽の色は、かつてのリリアーナが夢見た幸福の色にどこか似ていた。
灰の上に芽吹く花のように、彼女はもう一度生きる。
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