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喘ぎ乱れる姉の慈愛
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「ねぇ、京介」
互いに絶頂を繰り返し、体力を使い果たした俺達はベッドの上でぴったりと寄り添いながら横になっていた。
半身を俺の体に乗せる彼女。豊かな乳房が俺の胸板付近にあたり、その柔らかさと張りの良さを直に伝えてくる。
「んん……何?」
「やっぱりさ……姉弟でこんなエッチなことしまくってるって、普通ならおかしいよね……」
そう言って彼女は寂しそうに目を伏せる。
「まぁ……人には言えることじゃないよね……でも」
「でも?」
彼女の聞き返しに、俺は一拍置いてから、静かに口を開いた。
「どんな関係だろうが、エロいことなんて人に言うもんじゃないし、言わない以上は他人の目を気にする必要はないんじゃない?」
チラリと彼女の方を見た。
潤んだ瞳がじっと俺の顔を見据えている。
何かを考えているらしい。しかし、それはほんのちょっとの時間だけで、彼女はふっと小さく笑った。
「そうだね……それに、周りにどう言われようと、もうこの関係辞めれそうにないし……」
少し影を感じる微笑みを浮かべ、彼女は蕩けた顔を近づけた。唇にふわっと柔らかいものが乗ってくる。そして、すぐに熱く滑った舌が割り込まれた。
俺も自分の舌を差し出す。ゆっくりと確かめ合うかのように互いの舌が絡み合う。互いの唾液を交換するような濃厚で粘っこいキスだった。
「ん……姉さん……」
「だめぇ……今は……はぁ、ぁ……翔子って呼んで……」
甘ったるい吐息混じりに囁くと、翔子は愛おしそうに俺の頬に手を当てて、更に深くまで舌を差し出した。
俺と翔子は姉弟だ。
と言っても、完全なる姉弟ではなく、かと言って全く血がつながっていないわけでもない。
母親は同じ。つまり、父親が違うのである。
翔子は母親の最初の夫の子供であるが、翔子が幼い頃に亡くなっており、翔子本人も父親のことは覚えていないらしい。
そして翔子が三歳になる直前で、母は再婚した。今の夫、そして俺の父親である。
俺はその翌年、つまり翔子が四歳のときに生まれた。
四歳違いで父親が違うとは言え、彼女は弟が欲しかったらしく、俺のことを赤ん坊の頃からとても可愛がってくれていた。俺も、翔子のことは姉として大好きだった。
それでも、俺が中学に上がる頃には、生意気ざかりの故なのだが、彼女に反抗的な態度を見せることが増えてしまった。あまり接触を持とうとせず、話しかけられてもぶっきらぼうな態度だったと思う。
当時、高校生だった翔子は俺の変化に驚いたようで、少し悩んだらしい。小学校まではベタベタなくらい仲の良い姉弟だったのだから、戸惑うのも無理はないと思う。実際、母親に相談したくらいだったから、本当に悩み、ショックだったのだろう。もっとも、母親づてにそれを聞いた俺としては、放っておけとばかりにイラついてしまったのだが。
そういう俺の態度は反抗期だったせいもあるが、それ以上に中学校での例の一件があったからだった。
表面上は気にしていない体をして、実際そうあるように努めてはいたが、やはり本音では心は穏やかでは無かった。荒れた心は姉への距離として形に出てしまっていたのだろう。
それでも、彼女は諦めることなく自分との仲が戻るようにと苦心していた。
そんな中、俺が中三の時だった。翔子は俺の嫌疑を知ることになる。
俺としては反抗的な態度を示しながらも、家族にいらぬ心配をかけたくは無かったし、嫌疑が嫌疑だけに、冤罪であろうとも知られるのは単純に恥ずかしかった。
結局、俺の状況を知ってしまった翔子だったが、噂通りに受け取るようなことはしなかった。というより、嫌疑自体に激怒しているようにも見えた。自分の弟がそんなことするはずがない、と。
俺の方はといえば、それまで醸し出していた拒絶オーラを霧散させるしかなかった。もっとも、中途半端な意地みたいなものだったし、そういう態度の元凶とも言うべきことを知られた以上、無駄に頑固になる気もなかった。
翔子は疑いをかけられている俺に優しかった。あなたがそんなことをするはずがないと断言していた。そして、俺のことをとても可哀想だと気遣ってくれた。その信じ切った姿に俺は素直に嬉しく思い、それと同時に感謝した。
それからは、まるで時が戻ったかのように仲が戻った。久々にわだかまりのない姉弟の会話、触れ合いに翔子は心の底から喜んでいるように見えた。そのときに見せた屈託のない笑顔。春の日差しを思わせるような暖かく爽やかな印象のそれは、今も脳裏に焼き付いている。
そのときからだった。翔子を女として見るようになったのは。
そして、忘れもしない。俺が中学三年の初夏、金曜日の深夜だった。
俺は翔子に誘われた。
一糸まとわぬ姿で部屋に来た彼女は、俺の狼狽を覆い隠すかのように抱きつき、一方的に唇を重ねてきたのだった。
そんなことをされては、俺も我慢ができるはずもなかった。姉弟という枷は、彼女の美しい裸体とその淫らな雰囲気の前にあっけなく霧散した。
互いに絶頂を繰り返し、体力を使い果たした俺達はベッドの上でぴったりと寄り添いながら横になっていた。
半身を俺の体に乗せる彼女。豊かな乳房が俺の胸板付近にあたり、その柔らかさと張りの良さを直に伝えてくる。
「んん……何?」
「やっぱりさ……姉弟でこんなエッチなことしまくってるって、普通ならおかしいよね……」
そう言って彼女は寂しそうに目を伏せる。
「まぁ……人には言えることじゃないよね……でも」
「でも?」
彼女の聞き返しに、俺は一拍置いてから、静かに口を開いた。
「どんな関係だろうが、エロいことなんて人に言うもんじゃないし、言わない以上は他人の目を気にする必要はないんじゃない?」
チラリと彼女の方を見た。
潤んだ瞳がじっと俺の顔を見据えている。
何かを考えているらしい。しかし、それはほんのちょっとの時間だけで、彼女はふっと小さく笑った。
「そうだね……それに、周りにどう言われようと、もうこの関係辞めれそうにないし……」
少し影を感じる微笑みを浮かべ、彼女は蕩けた顔を近づけた。唇にふわっと柔らかいものが乗ってくる。そして、すぐに熱く滑った舌が割り込まれた。
俺も自分の舌を差し出す。ゆっくりと確かめ合うかのように互いの舌が絡み合う。互いの唾液を交換するような濃厚で粘っこいキスだった。
「ん……姉さん……」
「だめぇ……今は……はぁ、ぁ……翔子って呼んで……」
甘ったるい吐息混じりに囁くと、翔子は愛おしそうに俺の頬に手を当てて、更に深くまで舌を差し出した。
俺と翔子は姉弟だ。
と言っても、完全なる姉弟ではなく、かと言って全く血がつながっていないわけでもない。
母親は同じ。つまり、父親が違うのである。
翔子は母親の最初の夫の子供であるが、翔子が幼い頃に亡くなっており、翔子本人も父親のことは覚えていないらしい。
そして翔子が三歳になる直前で、母は再婚した。今の夫、そして俺の父親である。
俺はその翌年、つまり翔子が四歳のときに生まれた。
四歳違いで父親が違うとは言え、彼女は弟が欲しかったらしく、俺のことを赤ん坊の頃からとても可愛がってくれていた。俺も、翔子のことは姉として大好きだった。
それでも、俺が中学に上がる頃には、生意気ざかりの故なのだが、彼女に反抗的な態度を見せることが増えてしまった。あまり接触を持とうとせず、話しかけられてもぶっきらぼうな態度だったと思う。
当時、高校生だった翔子は俺の変化に驚いたようで、少し悩んだらしい。小学校まではベタベタなくらい仲の良い姉弟だったのだから、戸惑うのも無理はないと思う。実際、母親に相談したくらいだったから、本当に悩み、ショックだったのだろう。もっとも、母親づてにそれを聞いた俺としては、放っておけとばかりにイラついてしまったのだが。
そういう俺の態度は反抗期だったせいもあるが、それ以上に中学校での例の一件があったからだった。
表面上は気にしていない体をして、実際そうあるように努めてはいたが、やはり本音では心は穏やかでは無かった。荒れた心は姉への距離として形に出てしまっていたのだろう。
それでも、彼女は諦めることなく自分との仲が戻るようにと苦心していた。
そんな中、俺が中三の時だった。翔子は俺の嫌疑を知ることになる。
俺としては反抗的な態度を示しながらも、家族にいらぬ心配をかけたくは無かったし、嫌疑が嫌疑だけに、冤罪であろうとも知られるのは単純に恥ずかしかった。
結局、俺の状況を知ってしまった翔子だったが、噂通りに受け取るようなことはしなかった。というより、嫌疑自体に激怒しているようにも見えた。自分の弟がそんなことするはずがない、と。
俺の方はといえば、それまで醸し出していた拒絶オーラを霧散させるしかなかった。もっとも、中途半端な意地みたいなものだったし、そういう態度の元凶とも言うべきことを知られた以上、無駄に頑固になる気もなかった。
翔子は疑いをかけられている俺に優しかった。あなたがそんなことをするはずがないと断言していた。そして、俺のことをとても可哀想だと気遣ってくれた。その信じ切った姿に俺は素直に嬉しく思い、それと同時に感謝した。
それからは、まるで時が戻ったかのように仲が戻った。久々にわだかまりのない姉弟の会話、触れ合いに翔子は心の底から喜んでいるように見えた。そのときに見せた屈託のない笑顔。春の日差しを思わせるような暖かく爽やかな印象のそれは、今も脳裏に焼き付いている。
そのときからだった。翔子を女として見るようになったのは。
そして、忘れもしない。俺が中学三年の初夏、金曜日の深夜だった。
俺は翔子に誘われた。
一糸まとわぬ姿で部屋に来た彼女は、俺の狼狽を覆い隠すかのように抱きつき、一方的に唇を重ねてきたのだった。
そんなことをされては、俺も我慢ができるはずもなかった。姉弟という枷は、彼女の美しい裸体とその淫らな雰囲気の前にあっけなく霧散した。
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