44 / 60
最後の夜伽
3
しおりを挟む
一糸まとわぬ翔子が前かがみになる。ぷるんと大きな双丘が重そうに揺れ、目の前でその存在を主張する。
近づいてくる翔子の顔。気づくと、自分の唇に彼女の唇が重なった。濡れた柔らかい感触が、俺の煩悩を擽ってくる。
そして唇を湿らせたあとに、翔子の舌先がゆっくりと侵入してきた。
「んっ……んんふぅ……っ」
ゆっくりと蠢く舌は、俺の舌と触れ合うとその動きをより濃厚なものへと変化させる。粘膜の接合を渇望するかのように、動きは大きく、徐々に激しさを見せ始めた。
じゅるじゅると唾液をすする音が聞こえ始める。俺の頭を抱き寄せるように腕を絡めて、翔子は無心でディープキスを続けていた。
重なる唇の端から唾液が溢れることも厭わない。舌の動きと唇の擦れ合いが激しくなり、互いの口元は汚れてしまうが、それすら淫靡であった。
絡みつき吸われる口内粘膜の感触は、俺の意識をふわりと柔らかく蕩けさせる。股間に血流が一気に集まり、肉棒の起立は既に痛いくらいだった。
荒々しいまでに激しくなったディープキス。やがて呼吸の苦しさの限界を境に唇が離れた。
唾液まみれの口元とそれに濡れ光る惚けたように綻んだ唇が俺の劣情を駆り立てる。
「京介とのキス……気持ちいい……もっとしていい?」
淫蕩さのこもった声色で言われては、拒否できる筈もない。コクリと頷くや否や、再び翔子の口内粘膜が密着してくる。
最初から激しく求めるような苛烈なキス。俺の舌を求めて舌を蠢かし、絡みつかせてきてはしゃぶってくる。
「んふぅ……っ! んあぁ……ちゅぅ……ちゅる…んぷっ……」
粘着質な音に甘い声が混じっている。
やがて翔子は俺の方へと体を預けて、しがみつき始めた。それとともに舌の動きはより苛烈になり、唇もより密着する。ヌルヌルとした感覚は口周りだけでなく顎にまで広がり、淫靡というよりもあさましく下品というべき状態だった。
「んぷっ……はぁ、ぁ……おちんちんすごい立ってる……」
舌を絡ませながら翔子が突き立つ股間に指を這わせた。
「んんっ……!」
「あはっ……触っただけで震えちゃって……相変わらず可愛いんだから……」
俺の反応に目を細め、翔子は手のひらで股間を弄る。撫で回される甘美な刺激に、いきり立つ肉棒は歓喜の戦慄きを披露した。
「ねぇ、脱いで……? 今日はもう私、徹底的にしてもらいたいの」
俺の返事を待たずして、翔子はベルトに手をかけた。カチャカチャと音を立たせて器用に外し、パンツとともに下半身を引き下ろす。
圧迫から開放された肉棒が、勢いよく飛び出てくる。
亀頭も肉幹も全てが最大限に膨張していた。鈴口からは透明な粘液がじわじわと湧いて出ている。
それを翔子はうっとりした顔で見下ろしていた。そっと指がかけられる。
「すっごいガチガチ……興奮しすぎだよ……」
勃起の威力は自分でも呆れ返るほどだった。夕方、芽衣子としたばかりだというのに、一見するとそうとは思えない。
「……お風呂、一緒に行こうか? 私がきれいにしてあげる」
一瞬だけ、翔子の表情が曇った。さらされた肉棒は様々な淫液に塗れたあとの、むせ返るような淫臭を放っている。
(たぶん、気づいたんだろうな……エッチしてきたってことに……)
チクリと気まずさが胸を刺す。
しかし、翔子の曇った表情はほんの一瞬だけで、すぐに妖艶な笑みを浮かべていた。その胸中を察すると、しょうがないとはいえ申し訳なくなる。
「どうせならここで全部抜いじゃいましょう。ほら、立って」
俺の手を持つと、そのまま引き上げる容量で俺を立たせる。
ボタンを丁寧に外してワイシャツを剥がし、そして下着を脱ぎ取らされた。これで互いに全裸である。
「はぁ、ぅ……京介……」
おもむろに翔子は呟きながら、俺に抱きつき背中を、そして腕を撫で回す。胸部に柔らかく弾力に富んだ双乳が押し付けられ、その感触に血流が激しく体内を渦巻く。
同時にぴちゃぴちゃ音を立てながら首筋を舐め始め、それは肩口から鎖骨まで移動した。
こそばゆさと同時に蕩けるような甘美さが体の芯へと浸透していくようだった。
しっとりすべすべとした翔子の肌を擦るように撫でると、自然と肉棒は根本から大きく脈動した。翔子の下腹部と密着しているせいで、彼女の肌の質感が起立へとダイレクトに伝わっている。
「ふふっ、おちんちんのドクドク、すっごいね。いっぱい気持ちよくしてあげなきゃだねぇ……」
とろんと蕩けた瞳を上目遣いしてくる。その淫靡な美しさに俺は、自然と彼女の唇を奪っていた。
理性をかなぐり捨てた本能的なキスは、すぐに口内粘膜を弄るような激しいものとなる。
苦しそうにしつつも、翔子は俺にしがみついて決して離れようとはしなかった。それどころか、俺の求めを全て受け止めるかのごとく、口内を差し出して舌を絡めてくる。
ある程度の性感帯である口内を刺激され、抱きつく翔子の身体が時折ひくりと震えていた。そのたびに甘い吐息が漏れて、しがみつく腕に力が込められる。
「んは……ぁっ……! んんっ……ぷっ……! いいよ、ぉ……もっと……もっと私にキスして……もっと舌絡ませて……っ」
舌先を俺の舌に密着させながら、熱い吐息とともに淫蕩な懇願をしてくる。
肉棒が密着する下半身が、ゆっくりとしかし確実に揺れていた。肉棒を愛撫するかのように腹部の肌をこすりつけている。彼女の愛欲も我慢の限界は近いようだ。
「そろそろお風呂行こうか……」
俺も舌を差し出しながらそう言うと、翔子は潤んだ瞳を輝かせながらコクリと頷いた。
一旦、舌を解いて顔を離す。
銀の糸が妖しく光って、ぷつりと切れた。
近づいてくる翔子の顔。気づくと、自分の唇に彼女の唇が重なった。濡れた柔らかい感触が、俺の煩悩を擽ってくる。
そして唇を湿らせたあとに、翔子の舌先がゆっくりと侵入してきた。
「んっ……んんふぅ……っ」
ゆっくりと蠢く舌は、俺の舌と触れ合うとその動きをより濃厚なものへと変化させる。粘膜の接合を渇望するかのように、動きは大きく、徐々に激しさを見せ始めた。
じゅるじゅると唾液をすする音が聞こえ始める。俺の頭を抱き寄せるように腕を絡めて、翔子は無心でディープキスを続けていた。
重なる唇の端から唾液が溢れることも厭わない。舌の動きと唇の擦れ合いが激しくなり、互いの口元は汚れてしまうが、それすら淫靡であった。
絡みつき吸われる口内粘膜の感触は、俺の意識をふわりと柔らかく蕩けさせる。股間に血流が一気に集まり、肉棒の起立は既に痛いくらいだった。
荒々しいまでに激しくなったディープキス。やがて呼吸の苦しさの限界を境に唇が離れた。
唾液まみれの口元とそれに濡れ光る惚けたように綻んだ唇が俺の劣情を駆り立てる。
「京介とのキス……気持ちいい……もっとしていい?」
淫蕩さのこもった声色で言われては、拒否できる筈もない。コクリと頷くや否や、再び翔子の口内粘膜が密着してくる。
最初から激しく求めるような苛烈なキス。俺の舌を求めて舌を蠢かし、絡みつかせてきてはしゃぶってくる。
「んふぅ……っ! んあぁ……ちゅぅ……ちゅる…んぷっ……」
粘着質な音に甘い声が混じっている。
やがて翔子は俺の方へと体を預けて、しがみつき始めた。それとともに舌の動きはより苛烈になり、唇もより密着する。ヌルヌルとした感覚は口周りだけでなく顎にまで広がり、淫靡というよりもあさましく下品というべき状態だった。
「んぷっ……はぁ、ぁ……おちんちんすごい立ってる……」
舌を絡ませながら翔子が突き立つ股間に指を這わせた。
「んんっ……!」
「あはっ……触っただけで震えちゃって……相変わらず可愛いんだから……」
俺の反応に目を細め、翔子は手のひらで股間を弄る。撫で回される甘美な刺激に、いきり立つ肉棒は歓喜の戦慄きを披露した。
「ねぇ、脱いで……? 今日はもう私、徹底的にしてもらいたいの」
俺の返事を待たずして、翔子はベルトに手をかけた。カチャカチャと音を立たせて器用に外し、パンツとともに下半身を引き下ろす。
圧迫から開放された肉棒が、勢いよく飛び出てくる。
亀頭も肉幹も全てが最大限に膨張していた。鈴口からは透明な粘液がじわじわと湧いて出ている。
それを翔子はうっとりした顔で見下ろしていた。そっと指がかけられる。
「すっごいガチガチ……興奮しすぎだよ……」
勃起の威力は自分でも呆れ返るほどだった。夕方、芽衣子としたばかりだというのに、一見するとそうとは思えない。
「……お風呂、一緒に行こうか? 私がきれいにしてあげる」
一瞬だけ、翔子の表情が曇った。さらされた肉棒は様々な淫液に塗れたあとの、むせ返るような淫臭を放っている。
(たぶん、気づいたんだろうな……エッチしてきたってことに……)
チクリと気まずさが胸を刺す。
しかし、翔子の曇った表情はほんの一瞬だけで、すぐに妖艶な笑みを浮かべていた。その胸中を察すると、しょうがないとはいえ申し訳なくなる。
「どうせならここで全部抜いじゃいましょう。ほら、立って」
俺の手を持つと、そのまま引き上げる容量で俺を立たせる。
ボタンを丁寧に外してワイシャツを剥がし、そして下着を脱ぎ取らされた。これで互いに全裸である。
「はぁ、ぅ……京介……」
おもむろに翔子は呟きながら、俺に抱きつき背中を、そして腕を撫で回す。胸部に柔らかく弾力に富んだ双乳が押し付けられ、その感触に血流が激しく体内を渦巻く。
同時にぴちゃぴちゃ音を立てながら首筋を舐め始め、それは肩口から鎖骨まで移動した。
こそばゆさと同時に蕩けるような甘美さが体の芯へと浸透していくようだった。
しっとりすべすべとした翔子の肌を擦るように撫でると、自然と肉棒は根本から大きく脈動した。翔子の下腹部と密着しているせいで、彼女の肌の質感が起立へとダイレクトに伝わっている。
「ふふっ、おちんちんのドクドク、すっごいね。いっぱい気持ちよくしてあげなきゃだねぇ……」
とろんと蕩けた瞳を上目遣いしてくる。その淫靡な美しさに俺は、自然と彼女の唇を奪っていた。
理性をかなぐり捨てた本能的なキスは、すぐに口内粘膜を弄るような激しいものとなる。
苦しそうにしつつも、翔子は俺にしがみついて決して離れようとはしなかった。それどころか、俺の求めを全て受け止めるかのごとく、口内を差し出して舌を絡めてくる。
ある程度の性感帯である口内を刺激され、抱きつく翔子の身体が時折ひくりと震えていた。そのたびに甘い吐息が漏れて、しがみつく腕に力が込められる。
「んは……ぁっ……! んんっ……ぷっ……! いいよ、ぉ……もっと……もっと私にキスして……もっと舌絡ませて……っ」
舌先を俺の舌に密着させながら、熱い吐息とともに淫蕩な懇願をしてくる。
肉棒が密着する下半身が、ゆっくりとしかし確実に揺れていた。肉棒を愛撫するかのように腹部の肌をこすりつけている。彼女の愛欲も我慢の限界は近いようだ。
「そろそろお風呂行こうか……」
俺も舌を差し出しながらそう言うと、翔子は潤んだ瞳を輝かせながらコクリと頷いた。
一旦、舌を解いて顔を離す。
銀の糸が妖しく光って、ぷつりと切れた。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる