転生したけどレア度N!?ディレイ「遅くなる(対象:自分)」しか使えない件

月猫ひろ

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飼い馴らしたモンスターに引かせた馬車で、町から数時間南下した先。周りに何もない荒涼とした地の真ん中に、敵の拠点が存在した。
拠点の主要部は小さな山を削り、その洞窟を補強したような建造物。周囲を高い壁で守られている。
拠点の周りには多数の魔物が徘徊しており、要塞というべき物々しさを感じさせた。
その拠点に挑む神の使徒救助作戦の参加人数は、トウタの居た町から200人。拠点に近い他の町々からも、それぞれ同じ位の人数が参加するそうだ。
それでも拠点の守りは堅牢で、普通に戦って勝てる戦いではないらしい。
(大変なことになってる……)
勿論勝てない戦いを仕掛けるのは、戦って勝つ必要がないからである。
今回の作戦の目的は、拠点のどこかに捕まっている神の使途を救出する事だ。
だから本隊が敵の拠点の正面から仕掛け、その隙を突いて幾つかの別動隊が拠点に侵入。神の使徒達を救出して撤退するという運び。
大雑把に言えば陽動作戦。
正直作戦の成功率は高くない。本来であれば数日かけて部隊を整えてから、拠点を攻略すべきなのだ。
しかし、時間が無いと言うのだから仕方がない。
捕らえた神の御使いを魔王城に搬送するため、敵の幹部が拠点に向かっているとの情報が入ったらしいのだ。
敵の幹部は魔人と呼ばれ、冒険者が千人束になって挑んだところで、歯が立たないと聞かされた。
そんな魔人が着いてしまえば、その時点でお終いだ。
さらに言えば正面の部隊が戦線維持できず、敗走してしまっても作戦は失敗。
とにかく別動隊の迅速な作戦遂行に、多くの人の命運が賭かっているらしかった。
(別動隊が作戦成功の要になっている……こっちに来ない方が良かったかも……)
トウタは数百人からなる本隊から離れ、別動隊として敵の拠点の横側に移動していた。
責任の大きい別動隊に入ったことを後悔したが、本隊に居ることは耐えられそうになかったのだから仕方がない。
『あの人って広場の騒ぎのヤツ?』
『大爆発起こしたあれ?物凄いスキルだったんだろ?』
『凄いなんてもんじゃないって!魔物なんて一発で全滅だぜ!』
『しっかし、大騒ぎだったんだろう?傍迷惑な野郎だな』
『し!機嫌損ねて協力しないなんて言われたら、どうするのよ!戦力になる事だけは確かんあんだから』
『けど、俺はあの場に居たけど……あれが本当に人間一人で出来ることかね?』
敵の拠点までの移動中、冒険者達は陰でトウタを指さし合っていた。彼らの間ではトウタが噂になっており、羨望と疑惑の的になっているらしかったのだ。
理由は勿論、ユリアの起こした広場での大爆発。ユリアが存在を隠すヴェールを使っていたため、爆発の犯人がトウタだと思われている様だった。
「う……」
冒険者達の期待の眼差しを思い出すと、在りし日の栄光が脳を抉り取る。
強烈な浮遊感に襲われ、視界がぐにゃりと曲がっていく。
「トウタの兄貴、どうしたんですかい?」
「あ……いえ、何でもないです……」
トンビに声を掛けられ、トウタは焦りを飲み込んだ。
――今から皆を助けに行くのだ、へまはできない。
「本隊の陽動が、始まったようですぜ」
通信スキルを使用していたトンビが、トウタ達に合図を出した。確かに耳をすませば、遠くで地鳴りに似た音が響いている。
冒険者達が、魔物達に攻撃を行っているのだ。
命のぶつかり合いが始まってしまった。これ以降、トウタ達が時間を掛ければ掛ける程、多くの人命が失われていくことを意味していた。
落ち着く筈もない緊張に、手足が震え出す。
目玉が破裂するかと思う程に、頭痛が酷くなっていく。
「じゃ、行くぜ!」
「へい、タカの兄貴!『スルーザウォール』!」
トンビが壁抜けスキルを使用する。拠点の壁の一部が、立体映像の様に透けて見えた。
トウタは彼らがこのスキルを使ってユリアを襲ったことを思い出し、少しばかり複雑な心持ちになった。
「あっしは外にいるんで、アニキ達頑張ってください」
「は…はい……」
躊躇っている内に、他の人達は透けた壁を潜っていた。
トウタも恐る恐る壁に触れると、一切の抵抗なく通過できた。
「敵は……いない……?」
壁を超えると、山を削った様な平らな場所になっていた。
視界の中には敵が居らず、警戒が少し緩む。
「ここは重要じゃないから、大丈夫なんだろう。相手は強力とは言え、所詮魔物達だ。要所に警備を配置するなんて、知能のある行動はとらんよ」
「そう……なんですね……」
「だが逆に牢の側に行けば、間違いなく敵は居る。それこそ、ウジャウジャとな」
「敵が……」
一緒に侵入している屈強な男の言葉に、トウタは唇を噛んだ。
壁の中には山を利用したメインの建造物の他に、幾つかの塔や小屋が建っていた。原始的な城という印象だ。
ただあの山はアリの巣のように通路が張り巡らされている構造で、通路は地下にまで及んでいるらしい。
人間の城を探索する様な心構えでは、攻略など到底不可能。索敵に長けた者でなければ、一度入ると二度と出られないと言われている程だ。
「ほらほら、気合入れてこう!あたいらの担当は、地下牢の確認だ」
「は…はい!」
赤い鎧を着こみ、大きな斧を持った女性がトウタを叱咤する。
トウタ、タカ、ワシの3人と、赤い鎧の女性リズが地下牢の探索。残りの5人が幽閉塔を探索することになっている。
「地下牢の場所が分かった。あっちだ」
探索のスキルを完了したワシが、地下牢の方向を見つけ出す。
「なら!行くか!」
リズが即座に走り出し、タカ達は『あの女、リーダー気取りかよ』と文句を言いながら、彼女の後に続いた。
トウタはユリアに渡された拳銃を握り直すと、3人の背中を追いかけるのだった。

「見張りがいるな」
地下通路を先行していたワシが、曲がり角で立ち止まった。
トウタも追いついて覗くと、そこは広い空間になっていた。
空間の先に、幾つかの通路が伸びている。ワシによれば、それぞれが個別の地下牢に繋がっているらしい。
空間内には見張りの敵が3匹。2足歩行の狼の様なモンスターで、体の大きさは成人男性ほどだ。
「誰か遠距離攻撃できるかい?その隙に、あたいがちゃちゃっとしめてやるよ」
「遠距離なら…一応……」
トウタは拳銃を取り出し、手を挙げる。
「よし!なら任せた」
リズは気風よく言うと、突撃体制を整えた。
「俺らも行くぜ!」
「自分だけが活躍したと言われては、たまらないからな」
タカとワシも道具を持ち、走り出す準備をしている。
「行きます……」
トウタは緊張しながら拳銃を構える。
入っているのは、ユリアも使っていた爆発する弾丸だ。5発しかないが、ここで使うのは間違っていないだろう。
3匹の内一番奥にいる敵に狙いを定め、引き金を引いた。
手の中に軽い反動が生まれ、弾丸が奔り、モンスター達の足元が爆発した。
「外した……」
「あたいには、十分な陽動さ!」
弾丸は直接的な被害を生み出さなかったが、相手を混乱させる効果はあったらしい。
モンスター達が戸惑っている間に、リズが突っ込んで行った。
「『スタンプ』!!」
スキル発動と共に、リズの斧が青く光る。
振り下ろされた刃は衝撃波を生み出し、モンスターをリンゴの様に押し潰した。
「俺も行くか、『ストンプ』!!」
スキル発動と共に、ワシの足が光り出す。
地面を踏み付けると強烈な反発が発生し、ワシは一歩で魔物の間合いに入った。
「『千影脚』!」
スキルを活かした技とでも言うのだろうか。
ワシは連続する蹴りで、モンスターを壁に押し潰していく。
「俺も行くぜ!『投擲』!!」
タカは走りながら複数本の短刀を構え、スキル発動と共に敵に投げつけた。
短刀は最後に残っているモンスターに飛翔し、刃を喰い込ませていった。
ガアアアアアア
短刀の突き刺さったモンスター怒りに燃え、タカへと突撃しようとする。
タカは走る勢いのまま剣を引き抜き、敵を屠ろうとした。
しかし、
「ほら!止めだ!」
リズが斧を振り回し、タカとワシの獲物の首を跳ね飛ばしてしまう。
「一丁上がり!」
あっという間の出来事だった。
3体のモンスターは塵と消え、空間が静寂に支配される。
「てめー、人の獲物横取りしてるんじゃねーよ!」
「そんな事より、斧に巻き込まれそうになったんだが」
「あたい達仲間だろ?細かいこと言ってんじゃないよ!」
いや、勝ち誇る3人の声が、すぐに静けさを追い払った。
タカとワシは文句を言っているが、リズは笑って取り合おうとしない。
(皆……強いんだね……)
これなら任務は何とかなりそうだと、ほっと胸を撫で下ろした。
トウタは銃を腰に差し、3人へと近付いて行く。
「トウタの兄貴!危ない!!」
「え……?」
油断したトウタの上方より、強大な爪が迫りくる。
「『ディレイ』!!」
咄嗟に腕を頭上に上げ、スキルを使用する。
気色の悪い遅延世界で、敵が猫の様なモンスターだと確認。スキルを停止させて敵の横側に回り込むと、爆発する弾丸を叩き込んだ。
「上から沢山来るよ!!」
猫の様な魔物は息絶えたが、リズの言葉の通り、天井から沢山の魔物が降ってきていた。
(待ち伏せされたのか……)
トウタは少し下がれば空間から出られるが、3人はモンスターに囲まれるだろう。
トウタ1人で拠点から脱出して、仲間を呼びに行くのが最善手だろうか?
神の御使いや神の使途を助けに、一か八か進むべきとも思う。
しかし、どの道が目当ての地下牢に繋がっているのか、分からないらしいのだ。通路に進む場合は、完全な運任せになってしまう。
(どうすれば……)
『こっちだ!』
「……!?」
突如トウタの脳内に声がして、眼前に地図が広がった。
「今の声は……レイカ先生……?」
神の御使いがトウタに通信し、地図を見せているのだろうか?
なら地図にある赤マークに、レイカ先生がいる筈だ。
「間に合うか……」
もうすぐ大量のモンスターが地面に到達する。
この場所を埋め尽くすモンスターを潜り抜けて、指定された場所まで行ける気はしない。
「いや……もしかしたら……」
トウタは昨日のタカ達との戦闘で、ワシの蹴りを避けた瞬間を思い出す。
(僕のスキルは…別の使い方が出来るのかも知れない……)
確信はない。
でも、出来なくてはならなかった。
「『ディレイ』!!」
スキルを発動させると、世界がぐにゃりと変化する。
体が重くなり、周りが高速で動き出す。
(走れ……走れ……走れ……!!)
体は殆ど動かないが、トウタは自身に走れと念じ続ける。
地面に溢れていくモンスターの間を縫って、レイカ先生がいる筈の穴へと駆け抜ける自分を思い描く。
(!!)
動かないトウタを狙って、目の前の敵が腕を振り上げた。
倍速の掛かった高速の一撃に、遅くなったトウタの防御は間に合わない。
「うぐ……!!!」
攻撃を食らう直前に、スキルを停止した。ハンマーに殴られたかの様な重い衝撃が、トウタの胸の中で暴れ回った。
しかし、それはモンスターの攻撃によるものではない。
(成功した……)
トウタは思い描いた通り、穴の近くまで移動していた。
後方を確認すると、トウタを狙った一撃は空振り、地面を抉っていた。
「トウタの兄貴すげえ!瞬間移動かよ!」
タカがはしゃいでいる。彼にはトウタの動きが、そう見えたのだろう。
しかし、何という事はない。
トウタは5秒程度スキルを発動し、発動中は元の場所に留まっていた。
そして、5秒間走り続けていたら本来到達していたであろう地点に、スキルを切った瞬間に移動しただけだ。
「使えないスキルだよね……」
ユリアのスキルであれば、このモンスター達を一掃できただろう。
ジュンのスキルでも、一撃で複数のモンスターを倒せた筈だ。
(いや……力不足を痛感している余裕はない……)
トウタは顔を上げると、地図の場所へと繋がる道へ進んだ。
「こっちに神の御使いがいる筈です……行きましょう……!」
「分かったぜ、兄貴!」
トウタの後ろを、タカがはしゃぎながらついてくる。
「頼んだぜ!後ろは、あたいに任せな!」
「俺も残ろう。そこが外れだった場合、追い詰められてしまうからな」
リズとワシは空間に留まり、穴を塞ぐように並び立つ。
「リズさん…!ワシさん…!」
「トウタの兄貴早く!この数だ、ワシが居ても、長くはもたねえ!」
トウタは唇を噛んで前を向き、歩を速める。
後方ではモンスターの唸り声と、肉を砕く轟音が反響していた。
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