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第一部 3章 それぞれの
第8話
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ユリが早々に手術することを決断し、ユースケと母親も覚悟を決めてそれを受け止めると、話は驚くほどスムーズに進み、ユリに少しでも負担を掛けないようにと、翌々日にその手術をしてくれる病院に移り、そのさらに二日後に手術を行う、ということになった。話し合いも終わり、母親がユリのことを気にかけるような目線を送っていると、ユリは笑って「大丈夫だから、また明日、お母さん」と言った。母親はそれだけでさらに瞳を潤ませたが、涙を零す前にユリに手を振りながら病室を去った。母親は手術のときに同行できそうにないことを悔しく思っていると、ユースケは予想した。その背中を見送ってからベッドの横の椅子に腰かけて、黙々と教科書を読み進めた。今日はペンもきちんと用意し、読んでいる間無理にペンを回そうとして何度も床に落とした。
「お兄ちゃんも、無理して私に付き合わないで学校行ってきて良いんだよ?」
「バカやろうっ。ユリを放って呑気に学校なんて行けるか。学校にいる間も心配で心配でトイレにこもることになって授業受けるどころじゃなくなるから良いんだよ」
そう言って語気を強めるも、ユースケは視線を微動だにせずに、何度も床に落としたペンで教科書にメモ書きしていく。ユリもその教科書の背表紙を眺め、一度だけため息をつくと、読みかけの小説を再び読み始めた。そのまま消灯時間になるまで、ときどきユースケが独り言をぶつぶつ言うことはあっても、互いに何か話しかけるといったようなことはなく、黙々と時間が過ぎていった。
翌日になって、ユリが病院を移って手術することになったという話が早速伝わったのか、やはりいつものようにユースケが起きるよりも先にユズハが病室に訪れた。ユズハが訪れてもユースケはまだ目を覚まさない。
「ユリ、大丈夫だよ。私もいるけど、何より世界一ユリのことを想うこいつがいるんだから。手術後も一緒に楽しく過ごしましょ」
ユズハがいつになく真剣な表情でユリの頭を撫でた。ユリも頭を撫でられ心地よさそうに目を細めながら、ユズハの言葉を聞いて涙ぐんでいた。
「私、ユズハお姉ちゃんもだけど、何よりお兄ちゃんがいるから、手術も、その先の生活も、怖くないよ」
「こいつはこんな兄想いの妹をほっぽって大学校に行くんでしょうけどね」
「うん……でもさ、お兄ちゃんがどこかで頑張ってるなら、私は応援したいんだ」
ユリはユズハの胸に抱き着いた。ユリがその後も何かごにょごにょと言うのを、ユズハは一つたりとも聞き漏らさずに、静かに受け止めながら優しくうんうん頷いた。寝袋に包まっているユースケが、好き放題言われている気配を察知したのか、もぞもぞと不気味に動き始めた。ユリはそっとユズハの傍から離れた。
「退院したらぱあっとお祝いしましょうね! それじゃあね」
「うん、行ってらっしゃい」
ユースケが寝惚け眼で起き上がる頃には、もうユズハは病室を去っていた。ユースケはユズハが今日も来たのかどうか気になったが、どうせ自分が起きる前に来て散々なことを言って帰っていったのだろうと信じ、ユースケは昨日先生の話を聞く前に母親が渡してくれたおにぎりを食べた。塩が効いていて、意識のはっきりしない頭も徐々に覚めてきた。
昼をちょっと過ぎた辺り、ユリが自分の昼食を食べ終え薬を飲んでいると、病室の扉が勢いよく開き、タケノリたち三人が飛び込んできた。薬を含んで水を飲もうとしていたユリは、吃驚して水もなしに薬を飲み込んで苦しそうに喉元を叩いており、それを見たユースケは怒り狂い大袈裟にタケノリたちの頭を叩いた。タケノリたちの後ろには、ユズハとアカリも一緒に来ていて、タケノリたちを呆れた様子で見ていた。
「なんだなんだ、皆してサボりかよ。バカになっても知らねえぞ」
「なら授業まるっきり受けてないユースケはもっとバカになってるんじゃねえか」
なんでも、ユズハからユリの手術のことを聞いたタケノリたちのうち、真っ先にタケノリが立ち上がり教室を抜け出そうとしたらしい。それを一度は止めようとしたユズハやカズキたちであったが、アカリが「一度授業を抜け出してどこかへ行くということがしてみたかった」という発言が助け舟となり、アカリと二人でタケノリは教室を抜け出ようとした。それで基本的に女子に甘いカズキが便乗してついていくことになり、ユズハが見ていられないと言ってついていくことになった。セイイチロウだけは最後まで「いや、置いてけぼりは嫌だったから」と情けない口上を述べていたが、ユースケは、どうせユズハが行くなら自分も行こうと決めたに違いないと睨んでいた。
そんな風にごたごたしてやって来られて、薬を水なしに飲んで苦しむことになった当のユリは、それに怒ることもせずに素直に皆の見舞いを喜び、その様子に免じてユースケもそれ以上は何も言わなかった。むしろ、見舞いに来たというのに何故かユースケへの手土産として照り焼き弁当を二つタケノリが持ってきたのを見てすっかり機嫌を直したが、タケノリがユースケの視線に気がつくと「流石に一個ずつだぞ。俺だって食ってねえんだからな」と言ってきたのでユースケは再び文句を言い連ねた。
見舞いも済ませ、外で適当に地面に腰かけて弁当を食べた後、タケノリたちは学校に戻っていった。ユースケもその背中を見送っていると、アカリが一度だけ、他の誰にも気づかれないようにこっそりユースケの方を振り向いた。ユースケがアカリに向けて手を振ると、アカリも複雑な笑みを浮かべながら、それでも手は嬉しそうに勢い良く振り返してくれた。
ユースケが病室に戻ってからも、ユリもユースケも特に話すこともなく、穏やかに時間が過ぎていった。途中、ユリが小説をぱたりと閉じて、「この病院去る前に読み終えられたー」と嬉しそうに言っていた。その後ユリは、ユースケが持ってきたユリの本を手に取って読み始めた。ユースケも黙々と教科書を読み進めていた。
翌日、看護師が「救急車が今日着く予定ですので、それまではごゆっくりしてください」と朝食後に言い残し、トレイを回収しながら病室を去っていった。救急車とは一体何だろうかとユースケとユリが二人で頭を悩ませていると、がらっと再び病室の扉が開いた。そこには、ユミの姿があった。久し振りに見るユミの顔は、どことなくやつれているようにユースケには見えた。
「はい、これ」
ユリが隣でユースケに「誰?」と尋ねている間に、ユミがさっと数冊のノートを差し出してきた。ユースケには何が起きているのかちっとも理解できず首を傾げるだけだったが、ユミが苛々したようにそのノートをユリにではなくユースケに突き出したので、ユースケも思わずそれを受け取った。受け取ったノートをひっくり返したり裏返したりするが、何の変哲もない、少なくとも見た目は普通のノートであった。
ユースケはユミの顔を見て、再度首を傾げてみせると、ユミの眉間の皺が深くなった。
「あんた、ここのところ授業に出てないし、その間の授業の内容まとめておいたから」
ユースケは初め、ユミの言っていることがよく分からなかった。隣でユリが喜色めいて「わあ」と華やいだ声を上げたが、ユースケはそれをぼんやり聞きながら、それでもやはりよく意味が分からなかった。
「あんたって、傍から見てて思ったけど本当にいらいらするわね」
「なあ、この間、自分で獲得したものをそう易々と人に与えたくない、みたいなこと言ってなかったっけ」
ユースケがやっとのことでそう反論すると、ユミはわざとらしく眼鏡の縁を弄った。しばらく返答を待つも、ユミはベッドで横になるユリの方に視線を移していた。すると、途端にユミの不愛想な表情が悲しそうに歪んだ。
「あんたが本気そうだから、これぐらいなら手伝ってあげようかなって思っただけ。それだけ」
ぼそぼそとそれだけ言うと、ユミはユリに一言「手術、頑張ってね」と言い残してさっさと背を向けた。ユースケが呼び止めようと手を伸ばそうとするが、ノートが邪魔で、煩わしく思いながらもノートを傍のテーブルに置いているうちに「そのノート返してこなくていいから」とユミが言ってきて、そのままユースケが何も言えないまま病室を去ってしまった。
「お兄ちゃんも、無理して私に付き合わないで学校行ってきて良いんだよ?」
「バカやろうっ。ユリを放って呑気に学校なんて行けるか。学校にいる間も心配で心配でトイレにこもることになって授業受けるどころじゃなくなるから良いんだよ」
そう言って語気を強めるも、ユースケは視線を微動だにせずに、何度も床に落としたペンで教科書にメモ書きしていく。ユリもその教科書の背表紙を眺め、一度だけため息をつくと、読みかけの小説を再び読み始めた。そのまま消灯時間になるまで、ときどきユースケが独り言をぶつぶつ言うことはあっても、互いに何か話しかけるといったようなことはなく、黙々と時間が過ぎていった。
翌日になって、ユリが病院を移って手術することになったという話が早速伝わったのか、やはりいつものようにユースケが起きるよりも先にユズハが病室に訪れた。ユズハが訪れてもユースケはまだ目を覚まさない。
「ユリ、大丈夫だよ。私もいるけど、何より世界一ユリのことを想うこいつがいるんだから。手術後も一緒に楽しく過ごしましょ」
ユズハがいつになく真剣な表情でユリの頭を撫でた。ユリも頭を撫でられ心地よさそうに目を細めながら、ユズハの言葉を聞いて涙ぐんでいた。
「私、ユズハお姉ちゃんもだけど、何よりお兄ちゃんがいるから、手術も、その先の生活も、怖くないよ」
「こいつはこんな兄想いの妹をほっぽって大学校に行くんでしょうけどね」
「うん……でもさ、お兄ちゃんがどこかで頑張ってるなら、私は応援したいんだ」
ユリはユズハの胸に抱き着いた。ユリがその後も何かごにょごにょと言うのを、ユズハは一つたりとも聞き漏らさずに、静かに受け止めながら優しくうんうん頷いた。寝袋に包まっているユースケが、好き放題言われている気配を察知したのか、もぞもぞと不気味に動き始めた。ユリはそっとユズハの傍から離れた。
「退院したらぱあっとお祝いしましょうね! それじゃあね」
「うん、行ってらっしゃい」
ユースケが寝惚け眼で起き上がる頃には、もうユズハは病室を去っていた。ユースケはユズハが今日も来たのかどうか気になったが、どうせ自分が起きる前に来て散々なことを言って帰っていったのだろうと信じ、ユースケは昨日先生の話を聞く前に母親が渡してくれたおにぎりを食べた。塩が効いていて、意識のはっきりしない頭も徐々に覚めてきた。
昼をちょっと過ぎた辺り、ユリが自分の昼食を食べ終え薬を飲んでいると、病室の扉が勢いよく開き、タケノリたち三人が飛び込んできた。薬を含んで水を飲もうとしていたユリは、吃驚して水もなしに薬を飲み込んで苦しそうに喉元を叩いており、それを見たユースケは怒り狂い大袈裟にタケノリたちの頭を叩いた。タケノリたちの後ろには、ユズハとアカリも一緒に来ていて、タケノリたちを呆れた様子で見ていた。
「なんだなんだ、皆してサボりかよ。バカになっても知らねえぞ」
「なら授業まるっきり受けてないユースケはもっとバカになってるんじゃねえか」
なんでも、ユズハからユリの手術のことを聞いたタケノリたちのうち、真っ先にタケノリが立ち上がり教室を抜け出そうとしたらしい。それを一度は止めようとしたユズハやカズキたちであったが、アカリが「一度授業を抜け出してどこかへ行くということがしてみたかった」という発言が助け舟となり、アカリと二人でタケノリは教室を抜け出ようとした。それで基本的に女子に甘いカズキが便乗してついていくことになり、ユズハが見ていられないと言ってついていくことになった。セイイチロウだけは最後まで「いや、置いてけぼりは嫌だったから」と情けない口上を述べていたが、ユースケは、どうせユズハが行くなら自分も行こうと決めたに違いないと睨んでいた。
そんな風にごたごたしてやって来られて、薬を水なしに飲んで苦しむことになった当のユリは、それに怒ることもせずに素直に皆の見舞いを喜び、その様子に免じてユースケもそれ以上は何も言わなかった。むしろ、見舞いに来たというのに何故かユースケへの手土産として照り焼き弁当を二つタケノリが持ってきたのを見てすっかり機嫌を直したが、タケノリがユースケの視線に気がつくと「流石に一個ずつだぞ。俺だって食ってねえんだからな」と言ってきたのでユースケは再び文句を言い連ねた。
見舞いも済ませ、外で適当に地面に腰かけて弁当を食べた後、タケノリたちは学校に戻っていった。ユースケもその背中を見送っていると、アカリが一度だけ、他の誰にも気づかれないようにこっそりユースケの方を振り向いた。ユースケがアカリに向けて手を振ると、アカリも複雑な笑みを浮かべながら、それでも手は嬉しそうに勢い良く振り返してくれた。
ユースケが病室に戻ってからも、ユリもユースケも特に話すこともなく、穏やかに時間が過ぎていった。途中、ユリが小説をぱたりと閉じて、「この病院去る前に読み終えられたー」と嬉しそうに言っていた。その後ユリは、ユースケが持ってきたユリの本を手に取って読み始めた。ユースケも黙々と教科書を読み進めていた。
翌日、看護師が「救急車が今日着く予定ですので、それまではごゆっくりしてください」と朝食後に言い残し、トレイを回収しながら病室を去っていった。救急車とは一体何だろうかとユースケとユリが二人で頭を悩ませていると、がらっと再び病室の扉が開いた。そこには、ユミの姿があった。久し振りに見るユミの顔は、どことなくやつれているようにユースケには見えた。
「はい、これ」
ユリが隣でユースケに「誰?」と尋ねている間に、ユミがさっと数冊のノートを差し出してきた。ユースケには何が起きているのかちっとも理解できず首を傾げるだけだったが、ユミが苛々したようにそのノートをユリにではなくユースケに突き出したので、ユースケも思わずそれを受け取った。受け取ったノートをひっくり返したり裏返したりするが、何の変哲もない、少なくとも見た目は普通のノートであった。
ユースケはユミの顔を見て、再度首を傾げてみせると、ユミの眉間の皺が深くなった。
「あんた、ここのところ授業に出てないし、その間の授業の内容まとめておいたから」
ユースケは初め、ユミの言っていることがよく分からなかった。隣でユリが喜色めいて「わあ」と華やいだ声を上げたが、ユースケはそれをぼんやり聞きながら、それでもやはりよく意味が分からなかった。
「あんたって、傍から見てて思ったけど本当にいらいらするわね」
「なあ、この間、自分で獲得したものをそう易々と人に与えたくない、みたいなこと言ってなかったっけ」
ユースケがやっとのことでそう反論すると、ユミはわざとらしく眼鏡の縁を弄った。しばらく返答を待つも、ユミはベッドで横になるユリの方に視線を移していた。すると、途端にユミの不愛想な表情が悲しそうに歪んだ。
「あんたが本気そうだから、これぐらいなら手伝ってあげようかなって思っただけ。それだけ」
ぼそぼそとそれだけ言うと、ユミはユリに一言「手術、頑張ってね」と言い残してさっさと背を向けた。ユースケが呼び止めようと手を伸ばそうとするが、ノートが邪魔で、煩わしく思いながらもノートを傍のテーブルに置いているうちに「そのノート返してこなくていいから」とユミが言ってきて、そのままユースケが何も言えないまま病室を去ってしまった。
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