【完結】「誰よりも尊い」と拝まれたオレ、恋の奴隷になりました?

たたら

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高等部とイケメンハーレム

81:デビュタント

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 デビュタントの時期は決まって無いが、
デビューする夜会は王家主催のものと決まっている。

そして貴族の子女は
デビューをする夜会が決まったら
国王陛下に申請することになっていた。

なぜなら、
貴族社会にデビューする子女は
陛下にご挨拶をしなければ
ならないからだ。

まぁ、挨拶と言っても、
陛下の前に並んで、
女子ならカーテーシーをしたり、
男子は最敬礼みたいな
礼儀正しいお辞儀をするだけだ。

そこで校長先生のお言葉、
みたいな感じで陛下から
お祝いの言葉を貰えるらしい。

だからたいていの貴族は
社交界が始まる時期の、
できるだけ大きな夜会の時に
同じ派閥の者や、
同じ家門の子どもたちを
集めて同時にデビューすることが多い。

デビュタントを一人で迎えると
自分一人のために
陛下を動かしているみたいに見えるし、
数が多ければ目立たずに済む。

特に下級貴族たちは
できるだけ派閥の子どもたちで
集まって同時にデビューするのが
慣習になっていた。

そんな中で、
俺は異例中の異例として、
たった一人でデビューを迎えた。

俺は嫌だと言ったのだが、
父と陛下が、せっかくだから
派手にやろう、盛り上がったのだ。

そして、わざわざ誰も
デビューする者がいない、
そして大規模な夜会である今日、
俺がデビューすることになった。

通常の夜会では、
開始直後から、高位貴族が順番に
陛下にご挨拶するらしいし、
なんなら、挨拶の列までできるという。

デビュタントはその前に、
陛下から直々に言葉を承るのだ。

俺は名を呼ばれ、
ヴィンセントの手から
離れて、一人檀上の近くまで行く。

そして檀上の真下で
陛下にお辞儀をして、
お言葉を貰うのだ。

と、聞いていたのに。

なんと!

俺がお辞儀をしたら、
陛下が一歩、階段を下りた。

えぇーっ!

どよめきが起こる。

そりゃそうだ。
公式の場で国王陛下が
俺のために動いたんだよ?

しかも自分の地位を下げるかのように
階段を下りたんだ。

「デビューおめでとう。
イクス、君は私の息子のようなものだ。
今度、また王宮に遊びに来てくれ。
可愛いものの話をしよう」

本来ならもっと固い口調で
話をする筈なのに、
陛下は穏やかに言う。

周囲のざわめきがヤバイ。
めちゃくちゃ俺、特別扱いだよな?

それに冷たい汗が出て来た。

だって、きっとこれは。

ジュを連れて来いって意味だと思う。

俺の体調が落ち着いて、
辺境伯領も、精霊の樹も
落ち着いた今だからこそ、
話をしに来るようにと
いう意味だろう。

別にそれならそれでいい。
言ってくれたらいつでも行く。

なのになぜこんな目立つ場所で
目立つように言う?

だが反論などできるはずもなく
俺は必死で学んだ所作を思い出し
出来るだけ優雅にお辞儀をした。

「もちろんです。
陛下がお望みであれば
いつでも」

頭をゆっくりとあげて
笑顔を作ったら
なぜか周囲から
どよめきの代わりに
悲鳴が上がった。

それは女性の声だけでなく
何故か男性の太い声もあった。

「初めての夜会だ。
楽しむがいい」

陛下の言葉に俺はお礼を言い、
ゆっくり後ずさった。

場を離れる時に
陛下に背を向けないためだ。

俺が少し下がると
すぐにヴィンセントの手が
俺の背中を支えてくれる。

俺はヴィンセントと共に
もう一度陛下に頭を下げて
その場から逃げた。

そう、逃げた。

あんなに目立ったんだから
逃げるしかないだろう?

俺の意図を明確に汲んで
くれたであろうヴィンセントは
俺の腰を掴んだまま
早足で人混みを抜け、
庭へと俺を連れて出てくれる。

まだ夜会は始まったばかりだし、
こんな時間から庭に出る者は
さすがにいない。

俺とヴィンセントは
庭にあるベンチに座り、
その香りを吸い込んだ。

「陛下はなんと?」

ヴィンセントが俺に聞く。

「え? 聞こえてなかったの?」

「あぁ。最初の陛下が
イクスのことを息子のようだ、
と言った声までは聞こえたのだが」

「なんで急にあんなこと
言ったんだろうね。
もともと、小さい時から
陛下には可愛いがってもらったけど……」

だが、成長してからは、あまり深い交流はなかった。

クルトは同級生だから、学校では会うけれど、王宮の公式な茶会とかには参加したことがない。

などと考えて、俺は思い至った。

もしかして陛下も、
ヘルマン辺境伯と同じ
考えではないだろうか。

ヘルマン辺境伯はきっと
俺の知識が欲しいと思っている。

なんたって精霊の樹の精霊に
俺は認められた存在だからな。

そして陛下も俺が
精霊の樹を救ったことを知っている。

精霊のことを。
ジュのことを父が報告したからだ。

そしてジュを連れて来いと
俺はさっき陛下に言われた。

つまり精霊を持つ俺を
陛下は欲しがっている……?

カミルかクルトと結婚させて
俺を王家に引き込もうとしてるのか?

「イクス?
顔色が悪いぞ。
大丈夫か?

もう用事は終わったし、
やはり帰るか」

ヴィンセントに優しく言われ、
俺は迷う。

本当なら帰りたい。
でも良縁を結ばないと
ダメなんじゃないのか?

「どうしたんだ?
帰りたそうな顔をしてるのに、
何故ダメなんだ?」

何でもお見通しのヴィンセントの腕に
俺はしがみついてしまった。

隣に座る大きな体に
俺は甘えてもたれてしまう。

「僕、思ったんだ。
ヘルマン辺境伯と陛下は
同じなんじゃないかって」

そこで俺は自分が考えたことを
ヴィンセントに明かした。

ついでに自分の将来の不安や
婚約のこととか。

結婚する気はなかったし、
きっと優しい父や母、兄だって
公爵家から俺を追い出すことは
しないと思う。

でも、俺は自立しないとダメなんだ。

兄のお嫁さんは王女様だし、
王女様が俺のことを
嫌がったりしたら
国際問題になるかもしれない。

何をどう説明していいかわからず
俺は思いついたことを
思いついた順番に話してしまう。

俺の話を聞いたヴィンセントは
そうか、と言って
俺の肩を抱き寄せてくれた。

「イクスも成長したんだな」

なんだよ、その感想。
俺だっていつまでも
子どもじゃないし。

「だが心配しなくてもいい。
公爵殿はイクスを政略結婚させる気は
全く無いだろうし、
万が一、陛下から結婚するように
王命が下ったとしても、
公爵殿はきっとそれをはねのけるよ」

そうだろうか。
そんなことが可能なのか?

俺がヴィンセントを見ると、
ヴィンセントは知らないのか?
と俺の顔を覗き込む。

「公爵夫人は大国の第三王女だぞ」

「え?」

「レックスと同じように
他国との交流会で
互いに一目ぼれして、
大恋愛の末、公爵家に
輿入れしてきたんだ。

公爵夫人は一番末っ子の姫で
たいそう可愛がられていたそうだからな。

もし陛下が公爵殿に無体なことを
働くのであれば、
公爵夫人は大国の国王に
助けを求めるだろうし、

なんなら、この国を捨てて
一家で大国に移り住むぐらいは
するんじゃないか?」

はぁ。
そうだったのか。

まぁ、母はいつだって
可愛らしいし、
モノの価値観がバグってるし、
高位貴族の出だとは
思っていたのだが。

お姫さまでしたか。

そうですか。

でもそれなら
安心してもいいかな。

「でも、もし何かあって
皆で別の国に移住?
亡命?したら、
もうヴィー兄様とは
会えないから嫌だな」

「なんでだ?」

「え? なんで?」

「イクスが別の国に行くなら
俺もついて行くが」

「えーっ」

それってちょっと過保護と言うか
イクスバカ過ぎない?

どう考えてもヴィンセントは
人生を公爵家に搾取されすぎたよな。

そして犠牲になっているとは
微塵も思っていない様子だ。

可哀そう……ではない。
俺は一緒に居て嬉しいから。

でも、このまま甘えてたらダメだよな。

よし。

「わかった。
ヴィー兄様は僕が守る」

あの父の暴挙から
俺が守ってやる!

拳を握って宣言したが、
俺の決意はヴィンセントには
伝わらなかったみたいだ。

だって。

「そうか、ありがとう」と
全く信じていない甘い顔で、
ヴィンセントは俺の髪をなでなでしたのだ。

いつまでも子どもじゃないんだから!

と俺は怒りのまま
そう言ったのが、

ヴィンセントは甘い顔で、
わかってる、と
そう繰り返すだけだった。


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