魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は世界に1人のトリプルジョブに至る~

ぐうのすけ

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第107話

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【テレビの報道】

「現在、デュラハンとその群れは埼玉の道路を歩き、道路は立ち入り禁止状態が続いています、住民は避難を開始し、人がまばらになっています」

 ぐるん!

「ああああ! デュラハンがこっちを! こっちを見ました!」
「ふはははははは! 走って更に南下せよ! ふははははははは!」

「デュラハンが! デュラハンとその群れが今、更に南下して、物凄い速さで走って行きます! 誰もモンスターを止める事が出来ません、この先、一体どうなってしまうのか、全く予想が出来ません!」

 その後デュラハンは虚を突くように東京に向かった。



【斥候冒険者視点】

 俺は逃げるのが得意だ。
 政府は1万のドローンを飛ばした。
 そして俺は偵察を任されている。
 俺もドローンを飛ばしてデュラハンを監視する。
 デュラハンが走っても急に方向転換をしても素早くドローンを出しデュラハンを補足し続ける。
 デュラハンは今までも行動を見ると急に方向転換をする可能性が高い。

『すげえな、東京中にドローンを飛ばしている』
『政府は1万のドローンを東京の広範囲に飛ばしてみんなが見られるようにしている』
『1万もドローンを飛ばす意味ある?』

『デュラハンは何をしてくるか分からない、それに備える為らしい』
『発表が間に合わないから個々の判断で速やかに逃げて欲しい、そういう発表があった』
『東京は大混乱してる、速やかにとか無理だろ』

『政府なのにドローン1万を飛ばすのは大胆だな』
『人の命を政府はとにかく気にする。やれることはやっておかないと政治家が選挙で落ちる』

『選挙の為か、所で政治家は?』
『国会を中断して逃げた』
『早くね? 逃げるの早くね?』

『早いけど、しょうがない』
『今はデュラハンの動きだ』
『デュラハンの馬が止まった!』

「人が多く、混乱しているか、散開して人を殺せ! ふはははははははは!」

 俺は急いで後ろに下がった。
 モンスターが散開して人を襲い始める。
 多くの犠牲者が出るだろう。

 デュラハンの首なし馬がものすごい速度で、まるで飛ぶように跳ねて走った。
 まずい、このままではドローンの監視範囲を超える!

 俺はすぐに方向転換をしてデュラハンを追った。
 首なし馬が早すぎる!
 あの機動力は脅威だ!

『早すぎる! 達也の動きと似ている!』
『俺も思った、飛ぶように移動している!』
『デュラハンはどこに行くんだ?』

『急に止まった』
『高架の鉄道を見ている?』
『今鉄道は止まっているはずだ』
『デュラハンが剣を振り上げた』

 スパン!
 デュラハンが斬撃を発生させて高架の鉄道を斬る。

 スパンスパンスパン!

『デュラハンが鉄道を落としやがった!』
『鉄道の修理より、直るまで人が移動できない損失がでかいぞ!』
『でも、人の被害が無いからそこはまだいい』
『経済損失が出れば巡り巡ってみんなが貧困になり自殺が増える、デュラハンは未来に毒を撒いている』

「ふむ、意外と地味だな」

 デュラハンが考え込んでいるようだ。
 そしてデュラハンの首がタワーマンションに向いた。

「次はあれにしよう」

 デュラハンが馬に乗ったまま走る。
 そしてタワーマンションにたどり着いた。

『まさか、アレを壊すのか!』
『うそだろ、避難は終わってんの?』
『絶対に残っている人がいる!』
『まずい、まずいぞ!』

「ふんぬ! フンフンフンフンフン!」

 ザン! ザンザンザンザンザン!

 デュラハンはタワーマンションに入り柱を壊して回り、最後は外を一周しながらタワーマンションを斬っていく。
 そして少し離れた。

「魔弾・連射!」

 ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!

 タワーマンションの下部分を攻撃するとタワーマンションがゆっくりと傾いていく。

『嘘だろ、1人でタワーマンションを倒壊させるのか!』
『まるで木を切るようにタワーマンションを倒してる』
『傾きが加速していく、もう、オワタ』

 タワーマンションが倒壊して轟音を立てた。

「ふはははははははは! 1つではキリが悪い、後3つ倒しておくとするか。ふはははははは!」

『意味が分からん』
『4はキリが良くないだろ』
『デュラハンの考えが分からんわ』

 デュラハンがタワーマンションを合計で4つ倒壊させた。
 そしてさらに進む。
 デュラハンは急に方向を変え動きが読めない。

『まさか、空港か!』
『なん、だと! 人の足を潰す気か!』
『空港はまずいぞ、飛行機を全部破壊されたら復旧まで物凄い時間がかかる』
『航空会社が潰れるそうになって国債発行で延命ルートだろ、巡り巡って日本人が苦しくなる』


 デュラハンが首なし馬に乗ったまま走り、飛行機に迫る。
 目につく飛行機を片っ端から破壊しているようだ。

「ふはははははははははははははははは! ふははははははははははははは! そうか、この液体が流れ出るここを斬ると派手に燃える、ふははははははははははは!」

『飛行機を全部斬りやがった』
『まるで怪獣映画じゃないか』
『人のサイズでも能力は怪獣と変わらん』

「ツインハンド!」

 ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!

「魔弾・連射! リビングデビル! 来い! ふはははははははは!」

 達也が現れてデュラハンと撃ち合った。
 2人の戦いが凄まじすぎて近づけない。
 更にデュラハンは仲間を呼んでいる。

『達也来たああああああああああああああ!』
『来ると信じてたぞ』
『達也さん、やっちゃいましょう!』

 達也はデュラハンの放つガトリングのような超連射に全く攻撃を受けないまま避けてバリアで弾く。
 そしてツインハンドを撃ち続けた。

 それを見て思った。
 達也はデュラハンと戦うために今の能力を身に着けている。
 魔弾連射を完封するために長い時間をかけて自分を磨いてきた。

 達也のツインハンドがデュラハンの首にヒットするとデュラハンの魔法弾が空を向いて放たれた。

「ふ、ふはははははは! リビングデビル、こいつがいる目の前で人を殺せ! ふはははははははははは!」

 リビングデビルが空港の建物を目指して走った。

「くそ!」

 達也がリビングデビルを攻撃する。
 その瞬間にデュラハンの首なし馬が飛ぶように走って去っていった。

「ふははははははははは! その顔、悔しいだろう! 我に追いつけず悔しいだろう! ふはははははははははははははは! ふははははははははははは!」

 デュラハンが去っていく。

「赤き月が来る前に、また会おう、ふははははははは!」

『達也が2階もモンスターを逃した』
『達也の悔しそうな顔、あんな顔は中々しないのに』
『デュラハンはまたリビングアーマーのダンジョンに向かったか』

『多分東京にあるダンジョンに入る』
『達也が追えば行けるんじゃないか?』
『無理だな、東京は日本の弱点だ。ここを攻められれば経済損失は計り知れない。経済が落ちれば二次被害で多くの自殺者を出すぞ』

『達也は東京で暴れるリビングアーマーとリビングマジシャンを倒すしかないわけか』

 スマホが鳴った。
 通話をオンにする。

『達也を、東京にいるリビングアーマーとリビングマジシャンの討伐に当ててくれ』
「……はい」

 スマホを切って達也さんに駆け寄った。


 その後達也さんは東京で暴れるリビングアーマーとリビングマジシャンを倒した。
 そしてデュラハンはまた、リビングアーマーのいるダンジョンに入った。

 遠くから見ただけで分かる。
 
 デュラハン、あれは化け物だ。
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