106 / 115
第106話
しおりを挟む
デュラハンはまたリビングアーマーのダンジョンに入りおとなしくなった。
最初にデュラハンがいたダンジョンはデュラハンがいる為モンスターが増え放題になっていた。
だがそれ以外のダンジョンはモンスターの数はそこまで多くは無い。
デュラハンがモンスターの大軍勢を作る難易度は上がっているはずだ。
ごうが退院した。
俺はごうを出迎える。
「達也、助かったぜ」
「ごう、大丈夫か?」
「なーに、ただ攻撃を避けられなかっただけだ! はっはっはっは!」
「ごうが前に出なければもっと多くの人が死んでいただろう」
「……予定では、九州、四国、中国地方の溢れ出しを防いで、それからデュラハンのダンジョンを攻略するはずだった。だが、みんなはデュラハンの恐怖を知ってしまったぜ」
ごうの作った計画は使えなくなった。
「予想外の事が起きた。しかもだ、俺達がダンジョンに入って危ない目に合った。政府からデュラハンのいるダンジョンにはまだ入らないように言われ、デュラハンがいるダンジョンは立ち入り禁止になっている」
「おう! 今は周りにあるリビングアーマーのダンジョンを枯れさせるんだろ?」
「そうだな、そして、俺は関東から出られなくなった」
「デュラハンの恐怖、か」
「みんなでリビングアーマーのダンジョンに潜っている」
「俺も数日したら復帰するぜ」
「ああ、一緒に時が来たら一緒に戦おう」
「おう!」
ごうと別れて考える。
ごうには時間が無い。
ごうの姿は未来の俺だ。
人は年を取る。
体が思うように動かなくなっていく。
デュラハンを倒すまで何年も待っていられない。
今は、リビングアーマーのダンジョンを枯れさせる。
もうデュラハンにリビングアーマーの兵力を補充させてはいけない。
リビングアーマーのダンジョンに向かった。
ダンジョンに入り、後ろからは自衛隊がドロップ品を拾う。
『達也ってあれだけ活躍して今日も休まないんだな』
『デュラハンは達也にとって因縁の相手だ。思う部分があるんだろう』
『リビングアーマー、ツインハンド1発で倒せない厄介な相手だな』
『軍で来られると本当に厄介だ、しかも後ろからデュラハンが魔法弾を高速連射して来る』
『だからリビングアーマーのダンジョンを枯れさせてデュラハンの軍の力を削ぐわけね』
『そうそう』
『もっと言うとみんながデュラハンを怖がっている。武器を持った兄貴が入院するまで追い詰められている』
『兄貴はみんなを守る為に前に出ている部分もある』
『それもある、でも多くの人がデュラハンを恐怖してまともに戦えない。それは事実だ。向こうの軍は強い、でこっちの軍は恐怖を植え付けられた』
『もしデュラハンを倒せるとすればエースだけだ』
『達也か』
『結局は達也だ。ただ、デュラハンキラーはキラーフォーメーションがあるらしい』
『それかハンドスピナーか兄貴、ちなみにもふもふパラダイスはデュラハンと戦うには向かないと思う、みんな黒魔法で後方タイプだ』
『対抗できる可能性があるレベル6が14人しかいないのか』
『ゲーマーズがいればレベル6はもっと多かった』
俺は毎日リビングアーマーのダンジョンに通った。
◇
10日が経ち、ごうが復帰し、レベル5以上がざっくりと倒したダンジョンを自衛隊や冒険者が更に枯れさせる。
群馬と群馬に隣接した県ではリビングアーマーを減らせた。
今は東京のリビングアーマーのダンジョンに入って数を減らしている。
俺はダンジョンの奥でリビングデビルを倒した。
「達也さん、これを見てください」
自衛隊がノートパソコンを取り出した。
動画のニュースが映し出された。
『速報が入りました。たった今、デュラハンがモンスターを率いてダンジョンから出てきました』
映像にはダンジョンから出るデュラハン。
首無し馬に乗り先頭を歩く。
そしてその後ろを付き従うリビングアーマーとリビングマジシャン、更にリビングデビルがいた。
『映像を分析した結果、デュラハンの他にリビングアーマー6000、リビングマジシャン3000、リビングデビル3体からなる群れで、現在群馬から南下し、埼玉方面を目指しています』
デュラハンが隊列を組んで道路を南下する映像が流れた。
ドローンが接近してデュラハンを映す。
「ふはははははは! 我のような弱き者を映してどうする、我はただ馬に乗り歩いているだけだ。ふははははははは!」
デュラハンの左手に持った首が魔法弾を放ちドローンを攻撃した。
そこで映像が途切れる。
自衛官がノートパソコンを閉じて言った。
「招集がかかっています。行きましょう」
俺達はデュラハンを追った。
最初にデュラハンがいたダンジョンはデュラハンがいる為モンスターが増え放題になっていた。
だがそれ以外のダンジョンはモンスターの数はそこまで多くは無い。
デュラハンがモンスターの大軍勢を作る難易度は上がっているはずだ。
ごうが退院した。
俺はごうを出迎える。
「達也、助かったぜ」
「ごう、大丈夫か?」
「なーに、ただ攻撃を避けられなかっただけだ! はっはっはっは!」
「ごうが前に出なければもっと多くの人が死んでいただろう」
「……予定では、九州、四国、中国地方の溢れ出しを防いで、それからデュラハンのダンジョンを攻略するはずだった。だが、みんなはデュラハンの恐怖を知ってしまったぜ」
ごうの作った計画は使えなくなった。
「予想外の事が起きた。しかもだ、俺達がダンジョンに入って危ない目に合った。政府からデュラハンのいるダンジョンにはまだ入らないように言われ、デュラハンがいるダンジョンは立ち入り禁止になっている」
「おう! 今は周りにあるリビングアーマーのダンジョンを枯れさせるんだろ?」
「そうだな、そして、俺は関東から出られなくなった」
「デュラハンの恐怖、か」
「みんなでリビングアーマーのダンジョンに潜っている」
「俺も数日したら復帰するぜ」
「ああ、一緒に時が来たら一緒に戦おう」
「おう!」
ごうと別れて考える。
ごうには時間が無い。
ごうの姿は未来の俺だ。
人は年を取る。
体が思うように動かなくなっていく。
デュラハンを倒すまで何年も待っていられない。
今は、リビングアーマーのダンジョンを枯れさせる。
もうデュラハンにリビングアーマーの兵力を補充させてはいけない。
リビングアーマーのダンジョンに向かった。
ダンジョンに入り、後ろからは自衛隊がドロップ品を拾う。
『達也ってあれだけ活躍して今日も休まないんだな』
『デュラハンは達也にとって因縁の相手だ。思う部分があるんだろう』
『リビングアーマー、ツインハンド1発で倒せない厄介な相手だな』
『軍で来られると本当に厄介だ、しかも後ろからデュラハンが魔法弾を高速連射して来る』
『だからリビングアーマーのダンジョンを枯れさせてデュラハンの軍の力を削ぐわけね』
『そうそう』
『もっと言うとみんながデュラハンを怖がっている。武器を持った兄貴が入院するまで追い詰められている』
『兄貴はみんなを守る為に前に出ている部分もある』
『それもある、でも多くの人がデュラハンを恐怖してまともに戦えない。それは事実だ。向こうの軍は強い、でこっちの軍は恐怖を植え付けられた』
『もしデュラハンを倒せるとすればエースだけだ』
『達也か』
『結局は達也だ。ただ、デュラハンキラーはキラーフォーメーションがあるらしい』
『それかハンドスピナーか兄貴、ちなみにもふもふパラダイスはデュラハンと戦うには向かないと思う、みんな黒魔法で後方タイプだ』
『対抗できる可能性があるレベル6が14人しかいないのか』
『ゲーマーズがいればレベル6はもっと多かった』
俺は毎日リビングアーマーのダンジョンに通った。
◇
10日が経ち、ごうが復帰し、レベル5以上がざっくりと倒したダンジョンを自衛隊や冒険者が更に枯れさせる。
群馬と群馬に隣接した県ではリビングアーマーを減らせた。
今は東京のリビングアーマーのダンジョンに入って数を減らしている。
俺はダンジョンの奥でリビングデビルを倒した。
「達也さん、これを見てください」
自衛隊がノートパソコンを取り出した。
動画のニュースが映し出された。
『速報が入りました。たった今、デュラハンがモンスターを率いてダンジョンから出てきました』
映像にはダンジョンから出るデュラハン。
首無し馬に乗り先頭を歩く。
そしてその後ろを付き従うリビングアーマーとリビングマジシャン、更にリビングデビルがいた。
『映像を分析した結果、デュラハンの他にリビングアーマー6000、リビングマジシャン3000、リビングデビル3体からなる群れで、現在群馬から南下し、埼玉方面を目指しています』
デュラハンが隊列を組んで道路を南下する映像が流れた。
ドローンが接近してデュラハンを映す。
「ふはははははは! 我のような弱き者を映してどうする、我はただ馬に乗り歩いているだけだ。ふははははははは!」
デュラハンの左手に持った首が魔法弾を放ちドローンを攻撃した。
そこで映像が途切れる。
自衛官がノートパソコンを閉じて言った。
「招集がかかっています。行きましょう」
俺達はデュラハンを追った。
21
あなたにおすすめの小説
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ゲームコインをザクザク現金化。還暦オジ、田舎で世界を攻略中
あ、まん。
ファンタジー
仕事一筋40年。
結婚もせずに会社に尽くしてきた二瓶豆丸。
定年を迎え、静かな余生を求めて山奥へ移住する。
だが、突如世界が“数値化”され、現実がゲームのように変貌。
唯一の趣味だった15年続けた積みゲー「モリモリ」が、 なぜか現実世界とリンクし始める。
化け物が徘徊する世界で出会ったひとりの少女、滝川歩茶。
彼女を守るため、豆丸は“積みゲー”スキルを駆使して立ち上がる。
現金化されるコイン、召喚されるゲームキャラたち、 そして迫りくる謎の敵――。
これは、還暦オジが挑む、〝人生最後の積みゲー〟であり〝世界最後の攻略戦〟である。
A級パーティーを追放された黒魔導士、拾ってくれた低級パーティーを成功へと導く~この男、魔力は極小だが戦闘勘が異次元の鋭さだった~
名無し
ファンタジー
「モンド、ここから消えろ。てめえはもうパーティーに必要ねえ!」
「……え? ゴート、理由だけでも聴かせてくれ」
「黒魔導士のくせに魔力がゴミクズだからだ!」
「確かに俺の魔力はゴミ同然だが、その分を戦闘勘の鋭さで補ってきたつもりだ。それで何度も助けてやったことを忘れたのか……?」
「うるせえ、とっとと消えろ! あと、お前について悪い噂も流しておいてやったからな。役立たずの寄生虫ってよ!」
「くっ……」
問答無用でA級パーティーを追放されてしまったモンド。
彼は極小の魔力しか持たない黒魔導士だったが、持ち前の戦闘勘によってパーティーを支えてきた。しかし、地味であるがゆえに貢献を認められることは最後までなかった。
さらに悪い噂を流されたことで、冒険者としての道を諦めかけたモンドだったが、悪評高い最下級パーティーに拾われ、彼らを成功に導くことで自分の居場所や高い名声を得るようになっていく。
「魔力は低かったが、あの動きは只者ではなかった! 寄生虫なんて呼ばれてたのが信じられん……」
「地味に見えるけど、やってることはどう考えても尋常じゃなかった。こんな達人を追放するとかありえねえだろ……」
「方向性は意外ですが、これほどまでに優れた黒魔導士がいるとは……」
拾われたパーティーでその高い能力を絶賛されるモンド。
これは、様々な事情を抱える低級パーティーを、最高の戦闘勘を持つモンドが成功に導いていく物語である……。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
一度目では騙されて振られた。
さらに自分の力不足で全てを失った。
だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。
※他サイト様にも公開しております。
※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる