魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は世界に1人のトリプルジョブに至る~

ぐうのすけ

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第106話

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 デュラハンはまたリビングアーマーのダンジョンに入りおとなしくなった。
 最初にデュラハンがいたダンジョンはデュラハンがいる為モンスターが増え放題になっていた。
 だがそれ以外のダンジョンはモンスターの数はそこまで多くは無い。
 デュラハンがモンスターの大軍勢を作る難易度は上がっているはずだ。

 ごうが退院した。
 俺はごうを出迎える。

「達也、助かったぜ」
「ごう、大丈夫か?」

「なーに、ただ攻撃を避けられなかっただけだ! はっはっはっは!」
「ごうが前に出なければもっと多くの人が死んでいただろう」
「……予定では、九州、四国、中国地方の溢れ出しを防いで、それからデュラハンのダンジョンを攻略するはずだった。だが、みんなはデュラハンの恐怖を知ってしまったぜ」

 ごうの作った計画は使えなくなった。

「予想外の事が起きた。しかもだ、俺達がダンジョンに入って危ない目に合った。政府からデュラハンのいるダンジョンにはまだ入らないように言われ、デュラハンがいるダンジョンは立ち入り禁止になっている」
「おう! 今は周りにあるリビングアーマーのダンジョンを枯れさせるんだろ?」

「そうだな、そして、俺は関東から出られなくなった」
「デュラハンの恐怖、か」
「みんなでリビングアーマーのダンジョンに潜っている」
「俺も数日したら復帰するぜ」

「ああ、一緒に時が来たら一緒に戦おう」
「おう!」

 ごうと別れて考える。
 ごうには時間が無い。
 ごうの姿は未来の俺だ。
 
 人は年を取る。
 体が思うように動かなくなっていく。
 デュラハンを倒すまで何年も待っていられない。

 今は、リビングアーマーのダンジョンを枯れさせる。
 もうデュラハンにリビングアーマーの兵力を補充させてはいけない。
 リビングアーマーのダンジョンに向かった。

 ダンジョンに入り、後ろからは自衛隊がドロップ品を拾う。

『達也ってあれだけ活躍して今日も休まないんだな』
『デュラハンは達也にとって因縁の相手だ。思う部分があるんだろう』
『リビングアーマー、ツインハンド1発で倒せない厄介な相手だな』

『軍で来られると本当に厄介だ、しかも後ろからデュラハンが魔法弾を高速連射して来る』
『だからリビングアーマーのダンジョンを枯れさせてデュラハンの軍の力を削ぐわけね』
『そうそう』

『もっと言うとみんながデュラハンを怖がっている。武器を持った兄貴が入院するまで追い詰められている』
『兄貴はみんなを守る為に前に出ている部分もある』
『それもある、でも多くの人がデュラハンを恐怖してまともに戦えない。それは事実だ。向こうの軍は強い、でこっちの軍は恐怖を植え付けられた』

『もしデュラハンを倒せるとすればエースだけだ』
『達也か』
『結局は達也だ。ただ、デュラハンキラーはキラーフォーメーションがあるらしい』

『それかハンドスピナーか兄貴、ちなみにもふもふパラダイスはデュラハンと戦うには向かないと思う、みんな黒魔法で後方タイプだ』
『対抗できる可能性があるレベル6が14人しかいないのか』
『ゲーマーズがいればレベル6はもっと多かった』

 俺は毎日リビングアーマーのダンジョンに通った。


 ◇


 10日が経ち、ごうが復帰し、レベル5以上がざっくりと倒したダンジョンを自衛隊や冒険者が更に枯れさせる。
 群馬と群馬に隣接した県ではリビングアーマーを減らせた。
 今は東京のリビングアーマーのダンジョンに入って数を減らしている。

 俺はダンジョンの奥でリビングデビルを倒した。

「達也さん、これを見てください」

 自衛隊がノートパソコンを取り出した。

 動画のニュースが映し出された。

『速報が入りました。たった今、デュラハンがモンスターを率いてダンジョンから出てきました』

 映像にはダンジョンから出るデュラハン。
 首無し馬に乗り先頭を歩く。

 そしてその後ろを付き従うリビングアーマーとリビングマジシャン、更にリビングデビルがいた。

『映像を分析した結果、デュラハンの他にリビングアーマー6000、リビングマジシャン3000、リビングデビル3体からなる群れで、現在群馬から南下し、埼玉方面を目指しています』

 デュラハンが隊列を組んで道路を南下する映像が流れた。
 
 ドローンが接近してデュラハンを映す。

「ふはははははは! 我のような弱き者を映してどうする、我はただ馬に乗り歩いているだけだ。ふははははははは!」

 デュラハンの左手に持った首が魔法弾を放ちドローンを攻撃した。
 そこで映像が途切れる。
 自衛官がノートパソコンを閉じて言った。

「招集がかかっています。行きましょう」

 俺達はデュラハンを追った。
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