魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は世界に1人のトリプルジョブに至る~

ぐうのすけ

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第111話

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 俺は両手をハンドガンのようにして構えた。

「ふん、またバカの1つ覚えか」
「ん? そうだけど?」

「ふははははははは! 言っておくが我はまだ本気を出していない」
「うん、じゃあ出してくれ」

「焦るな、まずは撃ちあってやろう」
「出し惜しみとかいいぞ、本気で来てくれ」
「焦るな、いつもの攻撃と本気の攻撃、その差を知るがいい」

『達也! 挑発するなって!』
『力を発揮しないまま出来るだけデュラハンを削っとけって!』
『煽るな煽るな!』

『達也が煽るのは珍しいな』
『デュラハンは因縁の相手だ、感情的にもなるだろ』
『でも、らしくないよな』

「じゃ、撃つわ、ツインハンド」
「ちょ! 魔弾・連射!」

 お互いに撃ちあう。
 連射能力はデュラハンの方が上だ。 
 だが魔眼とピンポイントバリアで不利を覆す。

「闇のマント!」

 デュラハンに黒いマントが発生していつでも首を覆って守れるようにマントが左腕に伸びた。

 何度も撃ち合う。

 デュラハンの首に攻撃が当たりそうになった瞬間に弾丸が止み黒いマントがツインハンドを防いだ。
 俺はすぐに攻撃をやめた。

「ふははははははは! そう、闇のマントの前ではその攻撃は無駄だ」
「……」

『達也が棒立ちで攻撃をやめた!』
『あのまま攻撃をすればいいのに何でやめた!?』
『おかしい! おかしい! おかしいぞ!』

「ふむ、これが今の我と達也の差だ、我はその攻撃を防ぐことが出来る。その上でだ、我はまだ見せていないスキルがある。何か分かるか?」
「さあ?」

「ふははははは! そうだろう、なにせ見せていないスキルなのだからな! 今からそのスキルを使う、そうする事で達也、貴様は窮地に陥るだろう」
「そっか」

「怖いか!? 怖いだろう、今から見せてやる、この無数に周りに飛んでいるモノで我の動きを見ているのは分かっている。我は優しい、特別に見せてやろう。我のスキルを!」

 奈良君は配信で公開する部分と作戦で情報を出さない部分の2つに分けた。
 配信はしている。
 でも隠す情報は隠しているのだ。

「なあ、使うんだったら早く使えって」

『達也あああああああ! 挑発するなって!』
『今日の達也はおかしい』
『ま、まさか! 黒矢と白帆を殺されて冷静じゃないのか!?』

『ありうるぜ、てか達也はそのためにかなりの時間を使って訓練を積み重ねてきた!』
『まずいまずいまずい! まずいぞ!』
『達也! 冷静になって!』

「ほう、すぐにしにたいらしい、いいだろう!!」

 デュラハンの闇のマントが消えた。
 そして左手に持って首を宙に投げて俺に指差しをする。
 俺はその瞬間に首に向かってツインハンドを撃つ。

 ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!

「ぐおおおおおおおおお! 闇のマント!」

 闇のマントがデュラハンの首をボール状に覆った。
 俺はまた攻撃をやめて棒立ちのまま待った。

「貴様あ! よくもやってくれたなあ!」
「いや、隙だらけだから」

 デュラハンの首の前に闇のマントが盾のように広がった。

「いいだろう、死にたいと見える」
「デュラハン、このままでは俺に勝てないと認めてくれて嬉しい」
「何を言っている?」

「だってそうだろ? 切り札を使わないと俺に勝てない、そう思ったから皆に見せていない切り札を使うんだろ?」
「ふははははは! 口だけなら何とでも言える!」
「お前が言うなよ」
「……殺す!」
 
 デュラハンの左人差し指が俺を指差す。

「次はお前だ!」

 俺に黒い霧が集まり俺の能力値が弱体した。

「能力値が、弱体した」
「ふははははははは! その通りだ! 言っておくが闇の陣のような弱い効果ではない! 貴様の能力値を大きく引き下げる! ふははははははは!」

『やばくね! これヤバいよな!』
『達也1人を大幅弱体させるスキル、達也にとっては脅威だ!』
『やっぱ今日の達也は精神が安定していないんじゃないか!?』

「ツインハンド!」
「無駄だ! 魔弾・連射」

 お互いに撃ち合う。

 俺は後ろに下がった。

「ふはははははは! 後ろに下がる事しか出来ないだろ! もっと追い詰めてやる!」

『うわああああ! デュラハンが前に出た!』
『達也がダンジョンの外に下がっていく!』
『達也は何とか攻撃を凌いでいる! でもいつまで持つんだ!』

 俺はダンジョンから出た。
 それでもデュラハンが追ってくる。
 俺は撃ち合いながらバックステップで後ろに下がった。

『今です! 総員魔法弾発射!』

 奈良君のマイク音声と共に扇状に隠れていた黒魔法使いが魔法弾を撃ちこんだ。

「舐めるなああああああああああ!」

 デュラハンが皆に攻撃をしようとすると白魔法使いがバリアを展開した。
 黒魔法使いはバリアを楯にしつつ杖だけ出して魔法弾を撃ちこむ。

 掲示板のコメントが盛り上がる。

『達也の作戦でダンジョンの外におびき寄せるつもりだったのか!』
『達也の煽りがナイスすぎる!』
『ナイスバズリ散らかし!』
『ナイスバズリ散らかし!』
『ナイスバズリ散らかし!』

『達也の作戦とは気づかずごちゃごちゃ言って申し訳なかった!』
『味方をも騙す演技、流石です!』
『達也最高!』
『違和感の正体はこれか』

『デュラハン対応の良い布陣だ』
『奈良君ツエエエエエエエエエエエエエエエええ!』
『奈良君が優秀過ぎる』

『首を狙ってください!』

 デュラハンの首に魔法弾が集中する。
 デュラハンの首は飛びながら攻撃を出来るだけ避ける。

「闇のマント!」

 闇のマントがデュラハンを守る。

『攻撃間隔をゆっくりにしてください!』

 奈良君の声で黒魔法使いの攻撃間隔が遅くなる。

『今チャンスなのに! なんで総攻撃をしないんだ!』
『わけわからんよな』
『俺なら総攻撃で一気に畳みかける』

『でも、闇のマントに攻撃を防がれるから一気に撃てば無駄うちだ』
『それをごり押しで突破すればいいんだ』
『ヤバイ、デュラハンの体が前に出たぞ!』
『達也に向かって行く!』

 俺は剣を抜いてデュラハンの体と撃ち合う。
 剣に黒魔法、白魔法、身体強化、3つの魔力を流し込み斬る。

 無数の連撃を剣で受けつつデュラハンの体を剣で何度も斬りつけた。

「なにいいいいいいいいいいいいい! 剣も使えるのかあああああああああああ!」

 デュラハンを斬った鎧から黒い煙が噴き出す。

『おおおおおおおおおおおおおお! 効いてるぞ!』
『達也最強! 達也最強!』
『おっしゃあああああああああああああ!』
『勝てる! 勝てるぞおおおお!』

 デュラハンが後ろに飛んだ。

「デュラハン、かかってこないのか! 負けを認めて倒されるか! どうした! デュラハン!」

 俺は更にデュラハンを煽る
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