魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は世界に1人のトリプルジョブに至る~

ぐうのすけ

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第112話

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「ふははははははは! 舐められたものだな! 我の切り札が1つといつ言った?」
「言ってないな」

『継続して攻撃です!』
「やかましい!」

 奈良君の声がするスピーカーをデュラハンの魔法弾で破壊していく。
 そして黒魔法部隊と白魔法部隊が協力して攻撃を開始する。
 
『スピーカーは100個以上配置しています! 気にせず攻撃です!』
「やかましい!」

 奈良君はデュラハンを挑発するように声を出し続けた。

『今の内に攻撃です!』

『デュラハンは焦っています!』

『いいですよ! このまま攻撃です! デュラハンは怒るほどに追い詰められています!』

『デュラハンは余裕が無いようです、攻撃を継続しましょう!』

 デュラハンはスピーカーを攻撃し続け最後にはすべてのスピーカーを壊した。

 配信コメントが盛り上がる。

『奈良君が煽りに煽ってる』
『デュラハンって意外と煽り耐性が無いよな』
『デュラハンは自分が上だと思ってるんだろ?』

『スピーカーを攻撃してて草』
『てか、デュラハンの黒い煙が収まって来た』
『達也の弱体効果が消えてね?』

『おお! 時間稼ぎか! うまい!』
『奈良君はデュラハンの弱点を見抜いた上で作戦を立てたんだろうな』
『デュラハンはいつも余裕に見えるけど自分の思い通りに行かなくなるとすぐ怒る』
『奈良君すげえ!』

「ふははははは! 皆魔力切れを起こしつつあるではないか!」

『本当だ! もうウエイブウォークともふもふパラダイス以外魔法が撃てない!』
『でも、達也も無傷で弱体が切れている』
『デュラハンも達也もまだまだ戦えそうだ』
『デュラハンの首が体に隠れた!』

「デュラハン! どうした! 闇のマントはもう使えないか!?」
「ふははははは! 今から次の切り札を見せよう」

「おらおらあ! 達也先生直伝のハンドガンだあ!」
「私だって! たくさん魔法弾を撃てるわ!」

『ウエイブウォークが回り込んで首を攻撃している』
『3人は勢いがあるよな』
『樹が前に立っている』

「やかましい! 魔弾・連射!」

 ウエイブウォークにデュラハンの魔弾が放たれた。
 新は攻撃をほとんど躱して樹と凜の後ろに隠れた。
 凜が前にバリアを張り、そして樹は大きめの盾バリアを発生させて攻撃を防ぐ。

 俺はデュラハンの首を狙って回り込みながらツインハンドを放つ。

「ぐごおおおおおおおおおおおおおおお!」

 デュラハンが13発のツインハンドを受けて闇のマントを発動させ攻撃を防いだ。
 新・凜は魔力を使いすぎている。
 もふもふパラダイスも魔力切れだ。

「みんな! 下がってくれ! 次は俺が戦う!」
「貴様! 我に不意打ちをして、卑怯だぞ!」
「お前が言うなよ」

『デュラハンには言われたくないよな』
『デュラハン、違う意味で怖いわ』
『でも、自分に甘くて他人に厳しい人、人間でもいるよね』

『デュラハン、お前が言うな!』
『デュラハン死ね!』
『デュラハンが一番卑怯だろ』

 デュラハンの首が浮いて体に隠れたまま言った。

「我の弱体、その他の切り札がある。今からそれを見せてやろう」
「早くやってくれ。お前いつももったいぶってるけど、それ意味あるのか?」
「食らってみなければ分からんか、いいだろう。次はお前だ!」

 俺の体に黒い霧がまとわりつき能力値が弱体した。

「カースウォー!」

 ゴウン!

 デュラハンの赤黒いオーラが膨れ上がった。

「ふはははははははは! 見て分かるだろう! 達也、貴様は大幅に弱体した。その上で我は大幅に強化状態となった! この状態で戦えばどうなるかは比を見るより明らかだ」
「ん? どうなるんだ?」

「我が勝ち、貴様が負ける、もうこれは決まっている事だ」

『これはまずいぞ!』
『デュラハンがカースウォーを使ってから地面が揺れてないか!』
『あれはまずい』

『でも、みんなもう弱っている』
『戦えるのが達也しかいない』
『ついに1対1か』

「早速始めようではないか」
「どっちも制限時間があるから早く始めないと効果が切れるんだろ?」

 俺は白魔法をまとった。

「ふはははははは! 相殺しきれていないではないか!」
「だが弱体を弱める事は出来る」
「やかましい、魔弾・連射! 闇のマント! 更に斬撃いいいいいいいいい!」

 デュラハンの首が空に舞い上がり体が両手で大剣を持って迫って来た。
 闇のマントがデュラハンを守る為にうにょうにょと踊る。


『フル攻撃だ!』
『ここで決めに行く気だ!』
『達也が下がった!』
『まずい! まずいぞ!』

「ツインハンド!」

 俺は後ろに下がりながらツインハンドを撃った。

「ふははははは! 今度こそ逃げるしかないか! ふはははははは!」
「その斬撃は中距離にしか届かない!」
「ならば近づくまでの事!」

 デュラハンが俺に接近して剣で撃ち合う。
 上からはデュラハンの首が魔法弾を放って来る。

 俺はピンポイントバリアを蹴り空に舞い上がる。

「飛べるのは貴様だけだと思うなあ!」

『空まで飛ぶのか!』
『デュラハンが多才すぎる!』
『空中戦が始まった!』

 デュラハンの剣と打ち合い、ピンポイントバリアで空を蹴り隙を見て首にハンドガンを当てる。
 デュラハンの体を何度も剣で斬りつける。

 パキン!
 俺の剣が折れた。

 俺が地面に着地するとデュラハンも地面に着地し左手に首を持った。

「ふははははははは! 剣が折れたではないか!」
「折れたけど、お前の弱体と強化も切れた。それと鎧から黒い煙が出まくっている」
「ふむ、だが剣無しでどうやって戦う? おっと、味方から剣を貰う暇を与えるほど我は甘くない。剣と魔法弾でズタボロにしてやる」

「ふう! そうか」

『達也がため息をついた!』
『ついにピンチか!』
『剣なしではデュラハンの攻撃を防げないだろ』

 俺は3つの魔力を発動させた。

 剣無しで、魔法剣を形作った。

『剣無しで魔法剣!』
『あれ普通は出来ないからな!』
『しかも一瞬で出した!』

「今度はこっちから行くぞ。デュラハン!」
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