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第77話
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俺達はウォーアップの街から1カ月をかけて魔石の洞窟に戻った。
1か月かかったのはモグリンのレベル上げをする為感知した魔物をすべて倒して進んだためだ。
アーチェリーはすっかり元気になり、モグリンと一緒に眠って一緒に魔石を掘りに洞窟に入るようになった。
定期的なブラッシングも欠かさず、アーチェリーはモグリンを溺愛していた。
もう手放す気はないらしい。
洞窟に入るとモグリンが穴を掘っていた。
「きゅうううううううううううううううう!!!!」
シャカシャカと手を動かして懸命に掘る。
周りにいた作業者もモグリンを褒めた。
「モグリン、頑張ってるな」
「いつも助かってるわ」
「また魔石を一杯運べるわね」
「きゅう!」
モグリンは更に頑張って洞窟を掘る。
まるで褒められてやる気が増す子供のようだ。
アーチェリーが見ていると更に張り切って穴を掘っていく。
「良い所に来たわね。お肉を出して」
「分かった」
俺は肉を出す。
その瞬間にモグリンは方向転換して俺とアーチェリーの前まで走って、直前で急ブレーキをかけるように止まった。
「モグリン、食べなさい」
「きゅう!」
「このペースなら採掘の計画は大幅に早まるだろう。モグリンのおかげだ」
「きゅう!」
モグリンは喜びながら肉を食べる。
「そう言えば、グラディウスがあなたを探していたわ」
「……分かった」
恐らくまた計画変更関連の仕事だ。
前回王とダッシュドラゴン部隊を配置転換し、他の兵士も配置替えした。
だがモグリンが来たことで魔石の採掘計画が前倒しとなり、更に予想しにくい魔物の発生状況も更新されている。
魔石の洞窟を重視しすぎると国にいる魔物が被害をもたらして食料や人口に問題が発生する。
その為戦略は定期的に更新する必要がある。
◇
「よし、行くか」
「うむ、出発なのだ」
俺とクラフト率いる錬金術師部隊は王都を目指す。
ここには1000の兵士とグラディウス・アーチェリー・チョコ・プリン・ミルクを配置して残りは王都に返す事になったのだ。
今は新兵の育成にも力を入れたいらしい。
兵士が減ったから当然そうなるか。
というかこの国は基本人が足りない。
足りない上に人が減った為新兵の訓練は必須だ。
「ダッシュドラゴン部隊!100名で無事に王都まで送り届けます!」
「よろしく頼む」
100人のダッシュドラゴン部隊も護衛する。
「日の光を浴びるのはいいものなのだ」
「……そうだな」
みんなが可愛そうなものを見るような目でクラフトを見た。
基本人が少なくて教育と訓練は必須、か。
「提案があるんだけど、帰るついでにみんなのレベルを上げないか?クラフトに負荷がかかりすぎている。このままだと何も変わらない。いつもクラフトに負担がかかり続けるだろ?」
みんなのレベルが上がればクラフトの負担も減るはずだ。
本来はかなりの費用が掛かる訓練だが、ダッシュドラゴン部隊がいれば出来る。
「助かるのだ。だがいいのか?」
「何かあれば俺が怒られるだけだ。少し予定をオーバーさせて魔物を倒しながら進みたい」
「「了解しました!」」
「私は王に報告してきます!」
「頼む!」
3人がダッシュドラゴンで先行した。
ま、報告して戻って来る頃にはみんなのレベルは上がっている。
独断で訓練を決めて、ダメなら俺が謝るスタイルだ。
「早速気配がする。俺は魔物を誘導するから錬金術師は武器を持ってくれ。ダッシュドラゴン部隊はフォローと護衛を頼む」
俺は魔物を感知するとおびき寄せ、戦ってもらいながら進んだ。
野営をすると錬金術師の声が聞こえてくる。
俺に気づいていないようだ。
「お前いくつ上がった?」
「2レベルだ」
「ふ、俺は3だ」
「まさかこんなにサクサクレベルが上がるとは思わなかった」
「一応俺達は一般兵より鍛えてるからな。その上でレベルが上がるのはでかい」
一般的な兵士のレベルは10と言われている。
だが錬金術師はレベル15が平均だった。
みんなは努力を重ね、這い上がって来たエリートなのだ。
「俺ちょっとマッチョになったんじゃね?」
「少しは変わったんじゃね?全部レベルを上げるお膳立てのおかげだからな」
「分かってるよ。でも細マッチョになりたかったんだ」
「分かるわ。私達も、もやしみたいに言われていたでしょ?でも今じゃ私もナイスバディよ」
「「え?まな……」」
「まな板じゃないわよ!」
「落ち着け、そういう需要もある」
「あれ?殴っていいよね?いいよね?」
「そう言えばクラフトさんとマアムさんは結婚しないのか?」
錬金術師の男が強引に話を逸らした。
錬金術士の女性は恋の話になるとすぐ乗って来るのだ。
「あのままだと難しいよな」
「クラフトさんを見ろ、今も錬金術で剣を作っている」
「時間がない、か」
「でも、俺達がレベルを上げれば、サポートできるんじゃないか?」
「……」
「……」
「……」
「行けるかもな」
「行けるわね」
「行けるだろ」
「明日も頑張ろ」
「アキ君がいるおかげね」
どうやら、レベルを上げた方がいいようだ。
明日も魔物を誘導しよう。
俺達は2カ月かけて王都にたどり着き、錬金術師のレベルは大幅に上昇した。
1か月かかったのはモグリンのレベル上げをする為感知した魔物をすべて倒して進んだためだ。
アーチェリーはすっかり元気になり、モグリンと一緒に眠って一緒に魔石を掘りに洞窟に入るようになった。
定期的なブラッシングも欠かさず、アーチェリーはモグリンを溺愛していた。
もう手放す気はないらしい。
洞窟に入るとモグリンが穴を掘っていた。
「きゅうううううううううううううううう!!!!」
シャカシャカと手を動かして懸命に掘る。
周りにいた作業者もモグリンを褒めた。
「モグリン、頑張ってるな」
「いつも助かってるわ」
「また魔石を一杯運べるわね」
「きゅう!」
モグリンは更に頑張って洞窟を掘る。
まるで褒められてやる気が増す子供のようだ。
アーチェリーが見ていると更に張り切って穴を掘っていく。
「良い所に来たわね。お肉を出して」
「分かった」
俺は肉を出す。
その瞬間にモグリンは方向転換して俺とアーチェリーの前まで走って、直前で急ブレーキをかけるように止まった。
「モグリン、食べなさい」
「きゅう!」
「このペースなら採掘の計画は大幅に早まるだろう。モグリンのおかげだ」
「きゅう!」
モグリンは喜びながら肉を食べる。
「そう言えば、グラディウスがあなたを探していたわ」
「……分かった」
恐らくまた計画変更関連の仕事だ。
前回王とダッシュドラゴン部隊を配置転換し、他の兵士も配置替えした。
だがモグリンが来たことで魔石の採掘計画が前倒しとなり、更に予想しにくい魔物の発生状況も更新されている。
魔石の洞窟を重視しすぎると国にいる魔物が被害をもたらして食料や人口に問題が発生する。
その為戦略は定期的に更新する必要がある。
◇
「よし、行くか」
「うむ、出発なのだ」
俺とクラフト率いる錬金術師部隊は王都を目指す。
ここには1000の兵士とグラディウス・アーチェリー・チョコ・プリン・ミルクを配置して残りは王都に返す事になったのだ。
今は新兵の育成にも力を入れたいらしい。
兵士が減ったから当然そうなるか。
というかこの国は基本人が足りない。
足りない上に人が減った為新兵の訓練は必須だ。
「ダッシュドラゴン部隊!100名で無事に王都まで送り届けます!」
「よろしく頼む」
100人のダッシュドラゴン部隊も護衛する。
「日の光を浴びるのはいいものなのだ」
「……そうだな」
みんなが可愛そうなものを見るような目でクラフトを見た。
基本人が少なくて教育と訓練は必須、か。
「提案があるんだけど、帰るついでにみんなのレベルを上げないか?クラフトに負荷がかかりすぎている。このままだと何も変わらない。いつもクラフトに負担がかかり続けるだろ?」
みんなのレベルが上がればクラフトの負担も減るはずだ。
本来はかなりの費用が掛かる訓練だが、ダッシュドラゴン部隊がいれば出来る。
「助かるのだ。だがいいのか?」
「何かあれば俺が怒られるだけだ。少し予定をオーバーさせて魔物を倒しながら進みたい」
「「了解しました!」」
「私は王に報告してきます!」
「頼む!」
3人がダッシュドラゴンで先行した。
ま、報告して戻って来る頃にはみんなのレベルは上がっている。
独断で訓練を決めて、ダメなら俺が謝るスタイルだ。
「早速気配がする。俺は魔物を誘導するから錬金術師は武器を持ってくれ。ダッシュドラゴン部隊はフォローと護衛を頼む」
俺は魔物を感知するとおびき寄せ、戦ってもらいながら進んだ。
野営をすると錬金術師の声が聞こえてくる。
俺に気づいていないようだ。
「お前いくつ上がった?」
「2レベルだ」
「ふ、俺は3だ」
「まさかこんなにサクサクレベルが上がるとは思わなかった」
「一応俺達は一般兵より鍛えてるからな。その上でレベルが上がるのはでかい」
一般的な兵士のレベルは10と言われている。
だが錬金術師はレベル15が平均だった。
みんなは努力を重ね、這い上がって来たエリートなのだ。
「俺ちょっとマッチョになったんじゃね?」
「少しは変わったんじゃね?全部レベルを上げるお膳立てのおかげだからな」
「分かってるよ。でも細マッチョになりたかったんだ」
「分かるわ。私達も、もやしみたいに言われていたでしょ?でも今じゃ私もナイスバディよ」
「「え?まな……」」
「まな板じゃないわよ!」
「落ち着け、そういう需要もある」
「あれ?殴っていいよね?いいよね?」
「そう言えばクラフトさんとマアムさんは結婚しないのか?」
錬金術師の男が強引に話を逸らした。
錬金術士の女性は恋の話になるとすぐ乗って来るのだ。
「あのままだと難しいよな」
「クラフトさんを見ろ、今も錬金術で剣を作っている」
「時間がない、か」
「でも、俺達がレベルを上げれば、サポートできるんじゃないか?」
「……」
「……」
「……」
「行けるかもな」
「行けるわね」
「行けるだろ」
「明日も頑張ろ」
「アキ君がいるおかげね」
どうやら、レベルを上げた方がいいようだ。
明日も魔物を誘導しよう。
俺達は2カ月かけて王都にたどり着き、錬金術師のレベルは大幅に上昇した。
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