8 / 51
第8話
しおりを挟む
僕はヒマリを両手で捕まえる。
「わ、私言わないよ!言わないから!」
「言う!ヒマリは危ない!うえ~ん!」
僕とヒマリはメイをなだめる。
ヒマリは泣き止むが、タブレットを持って戻ってきた。
そして泣く。
これ、嘘泣きじゃないか?
最初は本当に泣いていたと思う。
でも、タブレットを持って来るメイに不穏な動きを感じる。
「メイ、私言わないよ!絶対に言わないから!」
「ヒマリは、言う、うっかりして、言う、うえ~~ん!」
「ど、どうしよう、わ私」
「ヒマリ、恥ずかしい思いして」
「え?」
「この事を言えないように、言っちゃ駄目って覚えてるように、ヒマリも恥ずかしい思いをして!!」
「ど、どうすればいいの?」
「下着以外、全部脱いで」
「撮影するのは駄目!」
「撮影はしないけど、恥ずかしい姿を、スケッチする。これでヒマリは忘れないよ!言ったら駄目だって忘れないよ!」
僕はすっと出て行こうとする。
「お兄ちゃんもいて!お兄ちゃんがいないと、ヒマリは恥ずかしくならないよ!言っちゃ駄目って忘れちゃうよ!」
「でも、下着姿を見るのは良くない」
「ヒマリはもっとひどい所を見てる!見られてる!うえ~~ん!」
絶対嘘泣きだ!
僕にはわかる。
ヒマリが恥ずかしがっている所をスケッチしたいだけだ。
それと、メイはヒマリを信頼している。
メイは直感力が高い。
ヒマリが言わない人間だと信頼しているから今余裕でスケッチできているんだ。
ヒマリは言われた通りに下着姿になった。
色んなポーズを取らせて、エチエチスケッチの資料にする気だ!
メイはエチエチで女性が無理やり気持ちよくされる系のハードな絵を書いている。
ヒマリは恥ずかしがり屋で、スタイルが良くて顔もいい。
そんなヒマリをメイは何度もスケッチしていた。
メイの指示でスケッチを長時間続ける気だ。
「ヒマリ、立ったまま後ろを向いて」
「こ、こう?」
ヒマリは無意識にお尻を手で隠す。
「いい」
メイが小さい声で言った。
「そのまま動かないで!」
「は、恥ずかしい」
「動かないで、恥ずかしい思いをして!」
ヒマリは下着を着ているけど、恥ずかしがって手でお尻を隠したまま真っ赤になる。
「顔だけこっちを向いて!」
「う、うん」
「顔を下に向けて、上目遣いにして」
メイは細かい指示を飛ばす。
「僕はいなくていいんじゃないか?」
「お兄ちゃんはいて!ヒマリの記憶に恥ずかしい事を覚えててもらうから。そうしないとヒマリはうっかりして言うよ!」
「わ、私言わないよ」
「パンツを隠している手の指を伸ばして!」
メイの指示が飛ぶ。
そして、ヒマリは素直に言う事を聞き、真っ赤になっている。
ドキドキしてくる。
1つのスケッチが終わるとメイは満足げな顔を浮かべた。
「次はベッドに肘をついてこっちにお尻を向けて立って」
「ええ!それは!恥ずかしいよぉ」
僕の顔をちらっと見た。
「ヒマリは、もっとひどい事見てた」
「わ、分かったわよ」
これってどう見てもエチエチ本の後ろから責められてる絵のスケッチだよね?
「顔はこっちを向いて。お尻はもっと突き出して。違うよ、もっとお尻を上に上げて。そうじゃなくてお尻だけを上げて!腰から背中はもっと低くして!もっと恥ずかしくないと駄目だよ。膝は曲げないで!」
これはひどい。
ヒマリが恥ずか死してしまう。
「そろそろやめよう。流石にヒマリが可愛そうだ」
メイはフルフルと首を横に振った。
「お兄ちゃん、次はベッドに座ってヒマリを後ろから抱きしめて」
「ぼ、僕!」
「ヒマリはお兄ちゃんを背にしてもたれかかって座って」
僕は、欲望に逆らえなかった。
僕はヒマリを後ろから抱きかかえる。
ヒマリの体が柔らかいし、温かい。
こうしてメイ監督の指示は続くかと思った。
僕の生理的反応で中止を訴えつつトランクスを押さえた。
「あの、すまない。そろそろ終わりにしよう。生理的な事情で、と、トイレに行って来る!鎮めないと!」
僕はドキドキが静まるのを待った。
む、無理だよ。
メイとシテ、その後ヒマリに抱きついたら反応してしまう。
意志の力では抗えない領域があるんだ!
男の事情がある!
僕は30分ほどトイレにいた。
部屋に戻ると、ヒマリがベッドで寝ていた。
顔が真っ赤で調子が悪そうだ。
「ヒマリ?大丈夫?」
「ちょっと、体調が悪くなっちゃって」
外を見ると、暗くなってきた。
少し休むと、ヒマリの調子は戻った。
暗くなってからヒマリが1人で帰るのは危ない。
ヒマリはよく男性に声をかけられ、腕を掴まれたこともあるらしい。
メイと一緒で美人だし、優しそうな顔をしている。
暗くなると危ないのだ。
「僕が送って行こうか?」
「……お願い」
「自転車に乗ろう」
「で、でも、駅から取ってこなきゃいけないでしょ?」
「いいから」
「う、うん」
またヒマリが赤くなった。
これは、僕の罪悪感を埋めるための行為だから気にしないで欲しい。
最初はメイのスケッチを止めようとしたんだよ。
善意で止めようとしたんだよ。
でも、ヒマリの下着姿は……ドキドキして、止められなかった。
ヒマリ用にママチャリを出して、僕はクロスバイクに乗る。
スポーツ自転車は乗り慣れれば乗りやすいけど、慣れない人には乗りにくく感じるのだ。
田園の砂利道を2人で走る。
僕とヒマリは無言だった。
駅に着くと、小さめの駅とは不釣り合いな大きな屋根付きの駐輪場に自転車を止める。
しかも監視カメラ付きだ。
高校の誘致をする時に村で作ったのだ。
ヒマリは定期があるが、僕は切符を買った。
ここは電子決済が導入されていない。
設備の導入が後回しにされているのだ。
この駅の、北と南の駅がある街は栄えているが、ここはその中間で、どっちの街にも遠い。
僕とヒマリは無言で15分程電車を待った。
ベンチの席は1つ離れて座って待つ。
電車が来ても無言で乗り込み離れてつり革を掴む。
ヒマリが男性に見られている。
ヒマリは美人で目立つのだ。
僕は間隔を取っていた距離を縮める。
「ふぁ!」
ヒマリが小さく声を出した。
「ヒマリが男の人に見られている。手を繋ごう」
「そ、そうだね。ありがとう」
僕とヒマリは無言で手を繋いだまま電車に立つ。
ヒマリはちらちらと僕を見ていた。
電車を降りて、無言で歩き、ヒマリの家に着く。
「それじゃ」
「あの」
「ん?」
「私、言わないよ。今日の事は、言わない」
「うん」
ヒマリが僕の袖を掴んだ。
「その、あのね、メイとシュウは、付き合ってるの?」
僕はヒマリの耳に口を近づける。
「大きな声じゃ言えないけど、セックスフレンドかな?お互いに付き合うって言ったことは無いんだ」
「そ、そう。そうなのね」
そういえば、メイとそういう話をしたことは無い。
帰ったら話をしてみよう。
僕がヒマリの家から離れ、後ろを振り返ると、ヒマリは家に入らず、僕を後ろから見つめていた。
見られたのがヒマリだったから僕は助かったけど、素直なヒマリにとって、今日は災難だったね。
「わ、私言わないよ!言わないから!」
「言う!ヒマリは危ない!うえ~ん!」
僕とヒマリはメイをなだめる。
ヒマリは泣き止むが、タブレットを持って戻ってきた。
そして泣く。
これ、嘘泣きじゃないか?
最初は本当に泣いていたと思う。
でも、タブレットを持って来るメイに不穏な動きを感じる。
「メイ、私言わないよ!絶対に言わないから!」
「ヒマリは、言う、うっかりして、言う、うえ~~ん!」
「ど、どうしよう、わ私」
「ヒマリ、恥ずかしい思いして」
「え?」
「この事を言えないように、言っちゃ駄目って覚えてるように、ヒマリも恥ずかしい思いをして!!」
「ど、どうすればいいの?」
「下着以外、全部脱いで」
「撮影するのは駄目!」
「撮影はしないけど、恥ずかしい姿を、スケッチする。これでヒマリは忘れないよ!言ったら駄目だって忘れないよ!」
僕はすっと出て行こうとする。
「お兄ちゃんもいて!お兄ちゃんがいないと、ヒマリは恥ずかしくならないよ!言っちゃ駄目って忘れちゃうよ!」
「でも、下着姿を見るのは良くない」
「ヒマリはもっとひどい所を見てる!見られてる!うえ~~ん!」
絶対嘘泣きだ!
僕にはわかる。
ヒマリが恥ずかしがっている所をスケッチしたいだけだ。
それと、メイはヒマリを信頼している。
メイは直感力が高い。
ヒマリが言わない人間だと信頼しているから今余裕でスケッチできているんだ。
ヒマリは言われた通りに下着姿になった。
色んなポーズを取らせて、エチエチスケッチの資料にする気だ!
メイはエチエチで女性が無理やり気持ちよくされる系のハードな絵を書いている。
ヒマリは恥ずかしがり屋で、スタイルが良くて顔もいい。
そんなヒマリをメイは何度もスケッチしていた。
メイの指示でスケッチを長時間続ける気だ。
「ヒマリ、立ったまま後ろを向いて」
「こ、こう?」
ヒマリは無意識にお尻を手で隠す。
「いい」
メイが小さい声で言った。
「そのまま動かないで!」
「は、恥ずかしい」
「動かないで、恥ずかしい思いをして!」
ヒマリは下着を着ているけど、恥ずかしがって手でお尻を隠したまま真っ赤になる。
「顔だけこっちを向いて!」
「う、うん」
「顔を下に向けて、上目遣いにして」
メイは細かい指示を飛ばす。
「僕はいなくていいんじゃないか?」
「お兄ちゃんはいて!ヒマリの記憶に恥ずかしい事を覚えててもらうから。そうしないとヒマリはうっかりして言うよ!」
「わ、私言わないよ」
「パンツを隠している手の指を伸ばして!」
メイの指示が飛ぶ。
そして、ヒマリは素直に言う事を聞き、真っ赤になっている。
ドキドキしてくる。
1つのスケッチが終わるとメイは満足げな顔を浮かべた。
「次はベッドに肘をついてこっちにお尻を向けて立って」
「ええ!それは!恥ずかしいよぉ」
僕の顔をちらっと見た。
「ヒマリは、もっとひどい事見てた」
「わ、分かったわよ」
これってどう見てもエチエチ本の後ろから責められてる絵のスケッチだよね?
「顔はこっちを向いて。お尻はもっと突き出して。違うよ、もっとお尻を上に上げて。そうじゃなくてお尻だけを上げて!腰から背中はもっと低くして!もっと恥ずかしくないと駄目だよ。膝は曲げないで!」
これはひどい。
ヒマリが恥ずか死してしまう。
「そろそろやめよう。流石にヒマリが可愛そうだ」
メイはフルフルと首を横に振った。
「お兄ちゃん、次はベッドに座ってヒマリを後ろから抱きしめて」
「ぼ、僕!」
「ヒマリはお兄ちゃんを背にしてもたれかかって座って」
僕は、欲望に逆らえなかった。
僕はヒマリを後ろから抱きかかえる。
ヒマリの体が柔らかいし、温かい。
こうしてメイ監督の指示は続くかと思った。
僕の生理的反応で中止を訴えつつトランクスを押さえた。
「あの、すまない。そろそろ終わりにしよう。生理的な事情で、と、トイレに行って来る!鎮めないと!」
僕はドキドキが静まるのを待った。
む、無理だよ。
メイとシテ、その後ヒマリに抱きついたら反応してしまう。
意志の力では抗えない領域があるんだ!
男の事情がある!
僕は30分ほどトイレにいた。
部屋に戻ると、ヒマリがベッドで寝ていた。
顔が真っ赤で調子が悪そうだ。
「ヒマリ?大丈夫?」
「ちょっと、体調が悪くなっちゃって」
外を見ると、暗くなってきた。
少し休むと、ヒマリの調子は戻った。
暗くなってからヒマリが1人で帰るのは危ない。
ヒマリはよく男性に声をかけられ、腕を掴まれたこともあるらしい。
メイと一緒で美人だし、優しそうな顔をしている。
暗くなると危ないのだ。
「僕が送って行こうか?」
「……お願い」
「自転車に乗ろう」
「で、でも、駅から取ってこなきゃいけないでしょ?」
「いいから」
「う、うん」
またヒマリが赤くなった。
これは、僕の罪悪感を埋めるための行為だから気にしないで欲しい。
最初はメイのスケッチを止めようとしたんだよ。
善意で止めようとしたんだよ。
でも、ヒマリの下着姿は……ドキドキして、止められなかった。
ヒマリ用にママチャリを出して、僕はクロスバイクに乗る。
スポーツ自転車は乗り慣れれば乗りやすいけど、慣れない人には乗りにくく感じるのだ。
田園の砂利道を2人で走る。
僕とヒマリは無言だった。
駅に着くと、小さめの駅とは不釣り合いな大きな屋根付きの駐輪場に自転車を止める。
しかも監視カメラ付きだ。
高校の誘致をする時に村で作ったのだ。
ヒマリは定期があるが、僕は切符を買った。
ここは電子決済が導入されていない。
設備の導入が後回しにされているのだ。
この駅の、北と南の駅がある街は栄えているが、ここはその中間で、どっちの街にも遠い。
僕とヒマリは無言で15分程電車を待った。
ベンチの席は1つ離れて座って待つ。
電車が来ても無言で乗り込み離れてつり革を掴む。
ヒマリが男性に見られている。
ヒマリは美人で目立つのだ。
僕は間隔を取っていた距離を縮める。
「ふぁ!」
ヒマリが小さく声を出した。
「ヒマリが男の人に見られている。手を繋ごう」
「そ、そうだね。ありがとう」
僕とヒマリは無言で手を繋いだまま電車に立つ。
ヒマリはちらちらと僕を見ていた。
電車を降りて、無言で歩き、ヒマリの家に着く。
「それじゃ」
「あの」
「ん?」
「私、言わないよ。今日の事は、言わない」
「うん」
ヒマリが僕の袖を掴んだ。
「その、あのね、メイとシュウは、付き合ってるの?」
僕はヒマリの耳に口を近づける。
「大きな声じゃ言えないけど、セックスフレンドかな?お互いに付き合うって言ったことは無いんだ」
「そ、そう。そうなのね」
そういえば、メイとそういう話をしたことは無い。
帰ったら話をしてみよう。
僕がヒマリの家から離れ、後ろを振り返ると、ヒマリは家に入らず、僕を後ろから見つめていた。
見られたのがヒマリだったから僕は助かったけど、素直なヒマリにとって、今日は災難だったね。
145
あなたにおすすめの小説
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる