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第43話
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宿屋に戻り、ギルドカードを取り出す。
俺の登録チャンネルを削除しよう。
そう、俺はネットの露出を徐々に減らし忘れ去られる。
グランドがいれば安心だ。
うまくやってくれるだろう。
エルフは長生きでグランドが長年奴隷解放を続けてくれる。
グランドが目立ち、俺は徐々に影のように薄くなり消えていくのだ。
「そうと決まれば即実行!」
ポチ!
『英雄はチャンネル登録の解除が出来ません』
注意事項の文字が出てきて、読んでいく、文章が長い!
英雄は世の中に与える影響が強く、これからも見本となり行動する事が求められます……
なが!
文章なが!
要するに英雄は登録チャンネルを消せないと言いたいんだろ!
パープルメアか!
……待てよ。
いやな予感がして動画を開く。
ニャリスがパープルメア達で配信をしている!
コメントを見て分かった。
バレた!
消そうとしているのがバレた!
こんなに最速でバレるってある?
おかしいだろ!
う~む、なにも手が思いつかない。
「……はあ、しばらく休むか」
俺は療養した。
最近自分の体に変化があったような気がする。
呪いが軽くなったか?
いや、休んでいるから調子がいいだけだろう。
もう少し休もう。
ニャリスが取材に来たが追い出した。
ニャリスは『酷いよ!』と言っていたがお前の方が酷いからな?
俺は休んで過ごした。
◇
呪いのまだらが薄くなっている?
グランドが訪ねてきた。
30分だけグランドと方針の打ち合わせを行った。
良い方針だとほめるとグランドは笑いながら『この方針はイクスさんの方針を参考に作っただけです』と笑顔で言った。
そして帰る間際に言う。
『呪いのまだらが薄くなっています。役に立てて嬉しい。皆には連絡しておきます。喜んでくれるでしょう』
休養は大事か。
もう少し休もう。
◇
気のせいじゃない、呪いのまだらが薄くなっている!
アクアマリン・カノン・ニャリスが訪ねてきた。
全員Bランクの到達、そして借金の返済を報告した。
カノンが話があると言ったがすぐにニャリスが取材を申し出て断った為話がうやむやになった。
カノンはすぐに気を使い、ニャリスは遠慮が無い。
そして奴隷解放をしようとして3人全員に断られた。
意味が分からない。
その日はコーヒーを飲み、動画を見ながらダラダラと過ごした。
◇
しばらくすると呪いのまだらが消えていく。
俺の体は呪いの耐性を得つつある。
そうでなければ説明がつかないほどまだらが消える速度が早くなっている。
俺は、限界まで修行して、これ以上強くならないと、そう思っていた。
「もうはまだなり まだはもうなり、か」
自分の事を分かったようになっていたが、俺もまだまだか。
そろそろ療養も飽きてきた。
ジェンダが嬉しそうにCランクになった事を報告しに来た。
最近はアクアマリンのパーティーと一緒に行動しているらしい。
魔法剣士のアクアマリン
魔法攻撃のカノン
銃のニャリス
近接アタッカーのジェンダ
実にバランスの良いパーティーだ。
ジェンダは誰かと結婚するのかもしれないな。
みんな、ニャリスには困る事もあるが、悪い者は1人もいない。
ジェンダが帰ると自分の手を握り締める。
力が、増している、いや、戻っている。
念のためにあと数日寝たら、外に出よう。
ただじっとしているのは、好きじゃない。
グランドは言っていた、自分は子供のままだと。
「グランド、それは皆同じだ。俺だって子供のままだ」
◇
俺は朝日と共に、外に出た。
風が気持ちいい。
雪が降っているか。
心がしゃきっとするような、身が引きしまる思いを感じながらギルドに向かった。
あとがき
新作投稿開始しました。
タイトル:強制的にダンジョンに閉じ込められ配信を始めた俺、吸血鬼に進化するがエロい衝動を抑えきれない
キャッチコピー:やばい主人公が斜め上のダンジョンサバイバルを始め、進化トラップにハマる
新作URL
https://kakuyomu.jp/works/16817330653719726451
どうかよろしくお願いします。
ではまた!
俺の登録チャンネルを削除しよう。
そう、俺はネットの露出を徐々に減らし忘れ去られる。
グランドがいれば安心だ。
うまくやってくれるだろう。
エルフは長生きでグランドが長年奴隷解放を続けてくれる。
グランドが目立ち、俺は徐々に影のように薄くなり消えていくのだ。
「そうと決まれば即実行!」
ポチ!
『英雄はチャンネル登録の解除が出来ません』
注意事項の文字が出てきて、読んでいく、文章が長い!
英雄は世の中に与える影響が強く、これからも見本となり行動する事が求められます……
なが!
文章なが!
要するに英雄は登録チャンネルを消せないと言いたいんだろ!
パープルメアか!
……待てよ。
いやな予感がして動画を開く。
ニャリスがパープルメア達で配信をしている!
コメントを見て分かった。
バレた!
消そうとしているのがバレた!
こんなに最速でバレるってある?
おかしいだろ!
う~む、なにも手が思いつかない。
「……はあ、しばらく休むか」
俺は療養した。
最近自分の体に変化があったような気がする。
呪いが軽くなったか?
いや、休んでいるから調子がいいだけだろう。
もう少し休もう。
ニャリスが取材に来たが追い出した。
ニャリスは『酷いよ!』と言っていたがお前の方が酷いからな?
俺は休んで過ごした。
◇
呪いのまだらが薄くなっている?
グランドが訪ねてきた。
30分だけグランドと方針の打ち合わせを行った。
良い方針だとほめるとグランドは笑いながら『この方針はイクスさんの方針を参考に作っただけです』と笑顔で言った。
そして帰る間際に言う。
『呪いのまだらが薄くなっています。役に立てて嬉しい。皆には連絡しておきます。喜んでくれるでしょう』
休養は大事か。
もう少し休もう。
◇
気のせいじゃない、呪いのまだらが薄くなっている!
アクアマリン・カノン・ニャリスが訪ねてきた。
全員Bランクの到達、そして借金の返済を報告した。
カノンが話があると言ったがすぐにニャリスが取材を申し出て断った為話がうやむやになった。
カノンはすぐに気を使い、ニャリスは遠慮が無い。
そして奴隷解放をしようとして3人全員に断られた。
意味が分からない。
その日はコーヒーを飲み、動画を見ながらダラダラと過ごした。
◇
しばらくすると呪いのまだらが消えていく。
俺の体は呪いの耐性を得つつある。
そうでなければ説明がつかないほどまだらが消える速度が早くなっている。
俺は、限界まで修行して、これ以上強くならないと、そう思っていた。
「もうはまだなり まだはもうなり、か」
自分の事を分かったようになっていたが、俺もまだまだか。
そろそろ療養も飽きてきた。
ジェンダが嬉しそうにCランクになった事を報告しに来た。
最近はアクアマリンのパーティーと一緒に行動しているらしい。
魔法剣士のアクアマリン
魔法攻撃のカノン
銃のニャリス
近接アタッカーのジェンダ
実にバランスの良いパーティーだ。
ジェンダは誰かと結婚するのかもしれないな。
みんな、ニャリスには困る事もあるが、悪い者は1人もいない。
ジェンダが帰ると自分の手を握り締める。
力が、増している、いや、戻っている。
念のためにあと数日寝たら、外に出よう。
ただじっとしているのは、好きじゃない。
グランドは言っていた、自分は子供のままだと。
「グランド、それは皆同じだ。俺だって子供のままだ」
◇
俺は朝日と共に、外に出た。
風が気持ちいい。
雪が降っているか。
心がしゃきっとするような、身が引きしまる思いを感じながらギルドに向かった。
あとがき
新作投稿開始しました。
タイトル:強制的にダンジョンに閉じ込められ配信を始めた俺、吸血鬼に進化するがエロい衝動を抑えきれない
キャッチコピー:やばい主人公が斜め上のダンジョンサバイバルを始め、進化トラップにハマる
新作URL
https://kakuyomu.jp/works/16817330653719726451
どうかよろしくお願いします。
ではまた!
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