15 / 43
第15話
しおりを挟む
ボッズが気を失った瞬間に俺は剣を振りかぶった。
ボッズを殺せば、俺は妖精契約を解除されるかもしれない。
それでもいいと思った。
俺が剣で斬りかかった瞬間に魔法の壁で跳ね返された。
「終わりじゃ!本当に殺し合いをさせるわけがないじゃろう。どっちが勝っても止めとったよ。ふぉっふぉっふぉ!」
……冷静に考えれば、そうなるか。
だがボッズがいる限りアイラの危険は無くならない。
アイラが泣きながら俺の胸に飛び込んだ。
「う、うえええええええんん!生きててよがったよおおおおおお!」
俺に歓声が鳴り響く。
ファインたちが俺に駆け寄って来た。
こうして、夏休みが始まった。
◇
【ボッズ視点】
私はベッドで目を覚ました。
負けたのか。
負けた?負けた負けた負けた負けた!
フィール!許せない!
この私を騙し、卑怯な手を使って私に勝った気になっている!
「フィールはどこだ!!!」
手下が走って来る。
「フィールは王家の馬車に乗って出かけました」
「学園を出たのか?」
「そのようです」
「どこに行った?誰と行った?」
「そ、そこまでは」
「行き先を調べろ!探せ!今すぐ動けええええ!!!」
「ひ、ひいい!今すぐに!」
フィールは学園の外にいる。
マーリンさえいなければフィールなど敵ではない。
フィールを殺す。
アイラは強引に俺の女にする!
「私は!負けていない!あんなものは決闘とは呼べない!フィールの卑怯者が!」
◇
【フィール視点】
俺とアイラはヒロインが用意してくれた馬車に乗り学園を出た。
ファインのハーレムパーティーと4人の護衛によりアイラの故郷で両親を乗せて俺の住む辺境を目指した。
当然父の病気は聖女が治した。
辺境に3人を送る事でボッズの魔の手から遠ざける狙いがある。
俺はアイラとその両親と共に馬車に乗る。
「今回は助けていただき、本当にありがとうございます」
「夫の病を治して頂き、感謝しかありません」
「いや、まだ安心できないし、治してくれたのは聖女だ」
「いえいえ、アイラからすべて聞きました。何度もアイラを救って貰ったと、しかも妖精契約を結び、戦えば強く、学科は学園卒業レベルだとか」
「フィールは強くなったよ!後はアイラとフィールが結ばれればすべて解決だね!」
チンカウバインは馬車の中を飛び回る。
「それは良いですね。ぜひ、こちらからお願いしたいです」
「どうかアイラを貰ってやってください」
「そういう話は無事にバイブレーション領にたどり着いてからにしよう」
「フィールは私と結婚したくないの?」
「そういうわけじゃ、でも、ボッズが追ってくる可能性もある。というか追ってくる可能性の方が高い。落ち着くまで油断はできないんだ」
「落ち着いたらいいのかな?」
「そうだな、落ち着いたら話をしよう」
俺は胸騒ぎがして馬車の窓を開けた。
後ろから50名ほど、馬に乗った集団が追いかけてきた。
先頭にボッズがいる。
護衛やファインたちも戦闘態勢に移った。
「俺が前に出て風魔法を使う!最初は俺とボッズの撃ち合いになるだろう!」
「フィールうううううううう!見つけたぞおおおおお!」
「サイクロン!」
俺は上級風魔法で竜巻を発生させた。
竜巻の範囲攻撃を使えば向こうも撃ち返してくるだろう。
だが、ボッズはサイクロンを使わず、ラインフィールドを使い、サイクロンを突き抜けて飛び込んできた。
ボッズの後ろを走っていた部下がサイクロンの餌食になっていく。
「あいつ!部下を見捨てたのか!」
「フィールうううううう!」
ボッズが俺に飛び込んできた。
「震えろ!振動剣!」
「馬鹿め!攻撃した瞬間にカウンターを受ける!」
俺の振動剣がボッズの結界にヒットした瞬間、ボッズの結界が乱れ、結界の中にカウンターの風攻撃が発動した。
「ぐほおおおおお!!」
「ラインフィールドは風の流れで結界を作る魔法だ!俺の振動剣は風の流れを狂わせる!」
俺の振動剣がヒットするたびに結界の形が歪み、カウンターが誤作動し、ボッズが結界の流れに捕まって弾かれる。
ボッズはラインフィールドを解除した。
「俺をラインフィールドだけの人間だと思うなよ!風の魔法剣!そして風魔法で速力をアップさせる!」
「それは俺の方が得意だ!」
ボッズが3度斬られて地面に倒れる。
護衛の兵士が前に出た。
「ボッズと倒れた手先の処理は我らが行います!我らの任務はボッズから皆を守る事!これは我らの任務です!」
ファインたちは手伝うと言ったが護衛は頑なにそれを断った。
俺達は護衛と別れてそのまま故郷を目指す。
【護衛視点】
「姫様は行ったか?」
「ああ、おい!ボッズが目を覚ますぞ!」
「ううん、ここは?なぜ私に剣を向けている!私は伯爵だ!」
「ボッズ・ウインドソード、貴様は姫と精霊契約者の命を狙った。しかも俺達が連行しようとする中、暴れて逃げ出そうとした。その為俺達は仕方なく追いかけ、剣で斬りつけた。ボッズは死んだのだ」
「なに、を、言っている?」
「よくある事だ。貴様のように国を傾ける存在は連行中に不幸な事故が多発する」
ボッズの腹に剣が突き立てられる。
「ぐぼお!ぎざまらああぐおおおおお!」
何度も剣を突き立てるとボッズの息が止まった。
ボッズは民の恨みを買う行動を取り続けた。
ボッズが恨まれ勝手に殺されて済む話なら良いが事態はそう単純ではない。
貴族への恨みは王家への恨みに変換される場合がある。
そうなれば反乱者が発生し、鎮圧の為に兵士が駆り出される。
兵士としては戦争や争いが起きず、平和だが必要とされ続ける状態を好む。
更にボッズは姫騎士様と妖精契約者を殺そうとした。
仮に誰かが殺されていた場合護衛をしていた我らの責任となる。
今は護衛が4人だけの状況だ。
多くの奇襲者を真面目に連れ帰って正式に裁こうとしたとする。
その途中で脱走されようものなら我らが責めを負う。
ボッズも、ボッズの手下のほとんどもここで殺す。
そして意識の無い者を2~3人だけを連れ帰り、情報を引き出す。
これが一番安全なのだ。
「後はこいつらを縛って連れ帰れば任務は達成だ」
「ああ、早い所、帰ろう。早く酒が飲みたい」
「まだだ、ボッズが間抜けに逃げようとして殺された噂を流す」
念のため、我らが責められないように街に噂を流す。
こうする事で安全度は増す。
「その任務、酒場で引き受けるぜ!」
「まあいい、だが、まずは都市にこいつらを引き渡す。それからだ」
兵士の報告により、ボッズの死は学園中に広まった。
ボッズを殺せば、俺は妖精契約を解除されるかもしれない。
それでもいいと思った。
俺が剣で斬りかかった瞬間に魔法の壁で跳ね返された。
「終わりじゃ!本当に殺し合いをさせるわけがないじゃろう。どっちが勝っても止めとったよ。ふぉっふぉっふぉ!」
……冷静に考えれば、そうなるか。
だがボッズがいる限りアイラの危険は無くならない。
アイラが泣きながら俺の胸に飛び込んだ。
「う、うえええええええんん!生きててよがったよおおおおおお!」
俺に歓声が鳴り響く。
ファインたちが俺に駆け寄って来た。
こうして、夏休みが始まった。
◇
【ボッズ視点】
私はベッドで目を覚ました。
負けたのか。
負けた?負けた負けた負けた負けた!
フィール!許せない!
この私を騙し、卑怯な手を使って私に勝った気になっている!
「フィールはどこだ!!!」
手下が走って来る。
「フィールは王家の馬車に乗って出かけました」
「学園を出たのか?」
「そのようです」
「どこに行った?誰と行った?」
「そ、そこまでは」
「行き先を調べろ!探せ!今すぐ動けええええ!!!」
「ひ、ひいい!今すぐに!」
フィールは学園の外にいる。
マーリンさえいなければフィールなど敵ではない。
フィールを殺す。
アイラは強引に俺の女にする!
「私は!負けていない!あんなものは決闘とは呼べない!フィールの卑怯者が!」
◇
【フィール視点】
俺とアイラはヒロインが用意してくれた馬車に乗り学園を出た。
ファインのハーレムパーティーと4人の護衛によりアイラの故郷で両親を乗せて俺の住む辺境を目指した。
当然父の病気は聖女が治した。
辺境に3人を送る事でボッズの魔の手から遠ざける狙いがある。
俺はアイラとその両親と共に馬車に乗る。
「今回は助けていただき、本当にありがとうございます」
「夫の病を治して頂き、感謝しかありません」
「いや、まだ安心できないし、治してくれたのは聖女だ」
「いえいえ、アイラからすべて聞きました。何度もアイラを救って貰ったと、しかも妖精契約を結び、戦えば強く、学科は学園卒業レベルだとか」
「フィールは強くなったよ!後はアイラとフィールが結ばれればすべて解決だね!」
チンカウバインは馬車の中を飛び回る。
「それは良いですね。ぜひ、こちらからお願いしたいです」
「どうかアイラを貰ってやってください」
「そういう話は無事にバイブレーション領にたどり着いてからにしよう」
「フィールは私と結婚したくないの?」
「そういうわけじゃ、でも、ボッズが追ってくる可能性もある。というか追ってくる可能性の方が高い。落ち着くまで油断はできないんだ」
「落ち着いたらいいのかな?」
「そうだな、落ち着いたら話をしよう」
俺は胸騒ぎがして馬車の窓を開けた。
後ろから50名ほど、馬に乗った集団が追いかけてきた。
先頭にボッズがいる。
護衛やファインたちも戦闘態勢に移った。
「俺が前に出て風魔法を使う!最初は俺とボッズの撃ち合いになるだろう!」
「フィールうううううううう!見つけたぞおおおおお!」
「サイクロン!」
俺は上級風魔法で竜巻を発生させた。
竜巻の範囲攻撃を使えば向こうも撃ち返してくるだろう。
だが、ボッズはサイクロンを使わず、ラインフィールドを使い、サイクロンを突き抜けて飛び込んできた。
ボッズの後ろを走っていた部下がサイクロンの餌食になっていく。
「あいつ!部下を見捨てたのか!」
「フィールうううううう!」
ボッズが俺に飛び込んできた。
「震えろ!振動剣!」
「馬鹿め!攻撃した瞬間にカウンターを受ける!」
俺の振動剣がボッズの結界にヒットした瞬間、ボッズの結界が乱れ、結界の中にカウンターの風攻撃が発動した。
「ぐほおおおおお!!」
「ラインフィールドは風の流れで結界を作る魔法だ!俺の振動剣は風の流れを狂わせる!」
俺の振動剣がヒットするたびに結界の形が歪み、カウンターが誤作動し、ボッズが結界の流れに捕まって弾かれる。
ボッズはラインフィールドを解除した。
「俺をラインフィールドだけの人間だと思うなよ!風の魔法剣!そして風魔法で速力をアップさせる!」
「それは俺の方が得意だ!」
ボッズが3度斬られて地面に倒れる。
護衛の兵士が前に出た。
「ボッズと倒れた手先の処理は我らが行います!我らの任務はボッズから皆を守る事!これは我らの任務です!」
ファインたちは手伝うと言ったが護衛は頑なにそれを断った。
俺達は護衛と別れてそのまま故郷を目指す。
【護衛視点】
「姫様は行ったか?」
「ああ、おい!ボッズが目を覚ますぞ!」
「ううん、ここは?なぜ私に剣を向けている!私は伯爵だ!」
「ボッズ・ウインドソード、貴様は姫と精霊契約者の命を狙った。しかも俺達が連行しようとする中、暴れて逃げ出そうとした。その為俺達は仕方なく追いかけ、剣で斬りつけた。ボッズは死んだのだ」
「なに、を、言っている?」
「よくある事だ。貴様のように国を傾ける存在は連行中に不幸な事故が多発する」
ボッズの腹に剣が突き立てられる。
「ぐぼお!ぎざまらああぐおおおおお!」
何度も剣を突き立てるとボッズの息が止まった。
ボッズは民の恨みを買う行動を取り続けた。
ボッズが恨まれ勝手に殺されて済む話なら良いが事態はそう単純ではない。
貴族への恨みは王家への恨みに変換される場合がある。
そうなれば反乱者が発生し、鎮圧の為に兵士が駆り出される。
兵士としては戦争や争いが起きず、平和だが必要とされ続ける状態を好む。
更にボッズは姫騎士様と妖精契約者を殺そうとした。
仮に誰かが殺されていた場合護衛をしていた我らの責任となる。
今は護衛が4人だけの状況だ。
多くの奇襲者を真面目に連れ帰って正式に裁こうとしたとする。
その途中で脱走されようものなら我らが責めを負う。
ボッズも、ボッズの手下のほとんどもここで殺す。
そして意識の無い者を2~3人だけを連れ帰り、情報を引き出す。
これが一番安全なのだ。
「後はこいつらを縛って連れ帰れば任務は達成だ」
「ああ、早い所、帰ろう。早く酒が飲みたい」
「まだだ、ボッズが間抜けに逃げようとして殺された噂を流す」
念のため、我らが責められないように街に噂を流す。
こうする事で安全度は増す。
「その任務、酒場で引き受けるぜ!」
「まあいい、だが、まずは都市にこいつらを引き渡す。それからだ」
兵士の報告により、ボッズの死は学園中に広まった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる