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第31話 私達、人気者なんです
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「ヒロインとも言えますし、メインキャラでもありますね」
「配信をして、売れているゲームのメインキャラか、目立つよな」
「そうですよ」
「私達、お菓子とかコンビニでもコラボしてるんだけど、本当に見た事が無いの?」
「あ、ダメですよ、それ言っちゃ、長くなりますから」
「お菓子、スーパーのお菓子コーナーは罠だ。コンビニは貧乏人が行くところじゃない。コンビニの前を通った時点で負けすらある。もっと言えば総菜コーナーは魔境だ。誘惑の前に立った時点で無駄な戦いが始まる。俺は米やパスタとパン、野菜とキノコ類、たまに肉や魚が食べられれば生きていける。生きていけるんだ!」
「アキラとキドウの前でそう言う事言っちゃ駄目ですよ」
「そう、何かごめん」
「……いや、取り乱した」
「サクサク行くよ、まずはこっち」
俺はリツカについて行きストーリーを進行した。
リツカの父が治めるホワイトシールド領の隣に不穏な噂があり調査しに行く事になった。
で、道中でモンスターが出て来る。
「ちっちゃいスケルトンか」
人の骨が剣を持っていて大きさは子供サイズだ。
「じゃあ、アキラ、倒してみましょう」
俺は剣を振ってスケルトンを倒した。
「……よわ!」
「冒険者じゃない子も遊べるように最初の敵は隙だらけだよ」
「体感はリアルの戦闘に近いな」
「リアル感が売りです」
『魔石を拾ってください』
魔石を拾うとクエストを達成した。
「走ってどんどん行くよ」
リツカについて行く。
「もしかして、クラックって最初のゲームルールを教える所でやられるキャラなのか?」
「そうです。クラック討伐までがチュートリアルです」
「そかあ、クラック、不満は無いか?」
『そこそこリアルではある』
「そっか」
俺は話をしながらクラウド領に向かった。
兵士と何回か会話をする。
今この領を支配している人間は悪い事をしていて、それとは別にクラックが暗躍している会話が何度も出てくる。
そして領主館にたどり着くと目の前で領主がクラックに斬り殺されて消えた。
「ムービーはカットしないでくださいね」
「分かってるわよ」
目の前がムービーモードに切り替わった。
男性兵士が怒鳴った。
「クラック! お前には元家臣を殺した罪! 娼館の店主を殺した罪! そして多くの兵士を殺した罪が疑われている!」
「くっくっく、全部事実だ、くっくっく」
クラックが不気味な笑顔を浮かべて言った。
「クラウド家の領地は、ここにいるシルビア・ホワイトシールド様が治める事になった!」
リツカがここを治めるストーリーか。
「何だと! 領地をかすめ取るのか! ふざけるなあああああ! 決闘だ! みんなまとめてかかってこい! 皆殺しにしてやる!!!」
クラックの記憶と大分違う。
クラックが分かりやすく悪く見えるように会話が変えられているのか。
戦闘が始まった。
「アキラが倒しましょう」
クラックが地面に剣を突き立てた。
「ここでダークソードを使うのか、隙だらけじゃないか」
『あり得ない、このキャラはバカなのか!』
『攻撃のチャンスです。攻撃をして魔法を妨害してください』
アナウンスの声が流れる。
クラックを剣で斬るとクラックの魔法チャージが止まった。
キュインキュインキュインキュイン!
『攻撃して魔法チャージを止めてください』
「俺に防御など無意味、ぐふぉ!」
クラックを攻撃するとチャージが中断された。
キュインキュインキュインキュイン!
「弱すぎるんだけど、倒していいんだよな?」
「どぞどぞ~!」
「やられるためにほぼ棒立ちじゃないか、たまに思い出したように斬りかかって来るけど斬る前のセリフで動きがバレバレだ」
「気にしなくていいわ。倒しましょう」
キュインキュイン!
『攻撃して魔法チャージを止めてください』
「くっくっく、吸いつぐふぉ、ぐあ! がは! ぐああああああ!」
連続で斬りつけるとクラックが倒れた。
「「おつかれ~!」」
「クラックが倒れるムービーを見ますか? クラックの記憶と似ていて後味が悪いですが」
「いや、俺はいいけど、クラックは」
『いらん!』
「クラック、怒ってる?」
『ゲームはいったん中止だ』
「クラックがゲームを中止したいって」
「うん、お昼にしよう」
ヘッドセットを取る。
『今すぐ変われ』
「でも怒ってるだろ?」
『何もしない! 直接感想を言ってやる!』
「どうしても直接言いたいんだな、分かった。体を受け渡す」
体の支配権がクラックに移った。
明らかに悪役に仕立てられている。
クラックは気に入らないんだろう。
「俺はあんな間抜けな動きはしない!」
「「そっち!!」」
「クラック、分かりましたから。一旦食堂に行きましょう」
メイがクラックをなだめて食堂に連れていく。
クラックはフォークでガツンと肉を突き刺してむしゃむしゃと食べる。
「もぐもぐもぐもぐ」
「……」
「……」
「……」
「あの動きはなっていない。ダークソードをあそこで使うのはおかしい。あれではただの間抜けではないか!」
『序盤の敵だからしょうがない』
ガツン! もぐもぐ!
「それにチャージが終わっているのに敵に攻撃してくださいと言わんばかりのあのセリフは何だ? あの動きはただの的だ」
クラックはひたすら文句を言いつつ肉を3回お代わりしていた。
「きゅう、きゅう」
きゅうがよってきてまとわりついた。
「きゅう、やはりお前は、気高くて雄々しい」
そう言ってクラックがきゅうを優しく撫でると3人が笑った。
「配信をして、売れているゲームのメインキャラか、目立つよな」
「そうですよ」
「私達、お菓子とかコンビニでもコラボしてるんだけど、本当に見た事が無いの?」
「あ、ダメですよ、それ言っちゃ、長くなりますから」
「お菓子、スーパーのお菓子コーナーは罠だ。コンビニは貧乏人が行くところじゃない。コンビニの前を通った時点で負けすらある。もっと言えば総菜コーナーは魔境だ。誘惑の前に立った時点で無駄な戦いが始まる。俺は米やパスタとパン、野菜とキノコ類、たまに肉や魚が食べられれば生きていける。生きていけるんだ!」
「アキラとキドウの前でそう言う事言っちゃ駄目ですよ」
「そう、何かごめん」
「……いや、取り乱した」
「サクサク行くよ、まずはこっち」
俺はリツカについて行きストーリーを進行した。
リツカの父が治めるホワイトシールド領の隣に不穏な噂があり調査しに行く事になった。
で、道中でモンスターが出て来る。
「ちっちゃいスケルトンか」
人の骨が剣を持っていて大きさは子供サイズだ。
「じゃあ、アキラ、倒してみましょう」
俺は剣を振ってスケルトンを倒した。
「……よわ!」
「冒険者じゃない子も遊べるように最初の敵は隙だらけだよ」
「体感はリアルの戦闘に近いな」
「リアル感が売りです」
『魔石を拾ってください』
魔石を拾うとクエストを達成した。
「走ってどんどん行くよ」
リツカについて行く。
「もしかして、クラックって最初のゲームルールを教える所でやられるキャラなのか?」
「そうです。クラック討伐までがチュートリアルです」
「そかあ、クラック、不満は無いか?」
『そこそこリアルではある』
「そっか」
俺は話をしながらクラウド領に向かった。
兵士と何回か会話をする。
今この領を支配している人間は悪い事をしていて、それとは別にクラックが暗躍している会話が何度も出てくる。
そして領主館にたどり着くと目の前で領主がクラックに斬り殺されて消えた。
「ムービーはカットしないでくださいね」
「分かってるわよ」
目の前がムービーモードに切り替わった。
男性兵士が怒鳴った。
「クラック! お前には元家臣を殺した罪! 娼館の店主を殺した罪! そして多くの兵士を殺した罪が疑われている!」
「くっくっく、全部事実だ、くっくっく」
クラックが不気味な笑顔を浮かべて言った。
「クラウド家の領地は、ここにいるシルビア・ホワイトシールド様が治める事になった!」
リツカがここを治めるストーリーか。
「何だと! 領地をかすめ取るのか! ふざけるなあああああ! 決闘だ! みんなまとめてかかってこい! 皆殺しにしてやる!!!」
クラックの記憶と大分違う。
クラックが分かりやすく悪く見えるように会話が変えられているのか。
戦闘が始まった。
「アキラが倒しましょう」
クラックが地面に剣を突き立てた。
「ここでダークソードを使うのか、隙だらけじゃないか」
『あり得ない、このキャラはバカなのか!』
『攻撃のチャンスです。攻撃をして魔法を妨害してください』
アナウンスの声が流れる。
クラックを剣で斬るとクラックの魔法チャージが止まった。
キュインキュインキュインキュイン!
『攻撃して魔法チャージを止めてください』
「俺に防御など無意味、ぐふぉ!」
クラックを攻撃するとチャージが中断された。
キュインキュインキュインキュイン!
「弱すぎるんだけど、倒していいんだよな?」
「どぞどぞ~!」
「やられるためにほぼ棒立ちじゃないか、たまに思い出したように斬りかかって来るけど斬る前のセリフで動きがバレバレだ」
「気にしなくていいわ。倒しましょう」
キュインキュイン!
『攻撃して魔法チャージを止めてください』
「くっくっく、吸いつぐふぉ、ぐあ! がは! ぐああああああ!」
連続で斬りつけるとクラックが倒れた。
「「おつかれ~!」」
「クラックが倒れるムービーを見ますか? クラックの記憶と似ていて後味が悪いですが」
「いや、俺はいいけど、クラックは」
『いらん!』
「クラック、怒ってる?」
『ゲームはいったん中止だ』
「クラックがゲームを中止したいって」
「うん、お昼にしよう」
ヘッドセットを取る。
『今すぐ変われ』
「でも怒ってるだろ?」
『何もしない! 直接感想を言ってやる!』
「どうしても直接言いたいんだな、分かった。体を受け渡す」
体の支配権がクラックに移った。
明らかに悪役に仕立てられている。
クラックは気に入らないんだろう。
「俺はあんな間抜けな動きはしない!」
「「そっち!!」」
「クラック、分かりましたから。一旦食堂に行きましょう」
メイがクラックをなだめて食堂に連れていく。
クラックはフォークでガツンと肉を突き刺してむしゃむしゃと食べる。
「もぐもぐもぐもぐ」
「……」
「……」
「……」
「あの動きはなっていない。ダークソードをあそこで使うのはおかしい。あれではただの間抜けではないか!」
『序盤の敵だからしょうがない』
ガツン! もぐもぐ!
「それにチャージが終わっているのに敵に攻撃してくださいと言わんばかりのあのセリフは何だ? あの動きはただの的だ」
クラックはひたすら文句を言いつつ肉を3回お代わりしていた。
「きゅう、きゅう」
きゅうがよってきてまとわりついた。
「きゅう、やはりお前は、気高くて雄々しい」
そう言ってクラックがきゅうを優しく撫でると3人が笑った。
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