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第83話 オーブ
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焚火をしながら食事を摂る。
「時間を無駄にして悪かったわよ」
『俺も銃について熱く語ってしまった』
「何も言ってないだろ。悪いと思っていない。俺も撃ってみたいな」
「いいわよ、はい」
マナがハンドガンを手渡した。
俺は皆から離れてリツカのマネをして構える。
『悪くない構えだ。後はトリガーを引く瞬間に微量の魔力で魔法弾が旋回しながらまっすぐ前に飛ぶイメージをしつつ撃ちだせばいい』
「こう、か?」
パン!
弾が横にずれて飛んでいった。
『慣れが必要だ。最初はみんなうまく行かない。慣れれば命中精度も威力も上がる』
「おおお! 私もやります☆」
パン!
「あー駄目ですね。狙いが逸れます」
「私にも貸して欲しい」
「私もやるわ」
兄さんとライカさんも銃を撃つが威力以前に狙いが逸れる。
「う~む、ガンナーも大変なのだな」
『ガンナーは遠くまで撃てるメリットがある分戦士や魔法使いに比べて威力に欠ける。出来るだけ弱点を狙い、魔法弾を無駄にしないように少ない手数で仕留める必要がある。だが魔法弾のコストをモンスターの魔石で回収できるようになれば楽しくなってくる』
「ガンナーに憧れがあったけど、隣の芝生は青く見える、か」
『俺からすればリスクを取って前に出る戦士は凄いと思うし、範囲攻撃が得意な魔法使いは頼もしい存在だ。万能はありえない』
「そっかー。どれもメリットとデメリットがあるか。授業では習っていたけど、改めてそれを実感した」
「食べ終わりました! 次に行きましょう☆」
「そうだな」
みんなで扉を通り、一本道を進んだ。
「また同じ大部屋です!」
「次は赤いオーブと扉か」
みんなが構えた。
「オーブに触るぞ!」
赤いオーブに触ると大きな魔法陣が発生した。
「まさか☆」
「10メートル級のイノシシだ」
俺と兄さんで10メートル級を倒すと扉が開いた。
オーブを見つめる。
『アキラが何か考えているぞ』
『また触りたそうに見える』
『触る以外の選択肢はない。一応2回目の検証も欲しいぜ』
『ワイなら触らないけど、見ている分には2回目も触って欲しい』
「もう一回触りたい。考えがある」
「分かった」
キュインキュイン!
「スティールソード!」
キュインキュイン!
魔法をチャージしたままオーブをタッチした。
そして魔法陣に向かう。
発生した10メートル級の牛に急接近した。
「ディフェンスダウン! おりゃああああああああああああああああああ!」
ディフェンスダウンと連撃で一気に10メートル級を倒した。
『スティールソード&ディフェンスダウンチャージからのラッシュか』
『10メートル級が出てくるって分かればやるよね』
『アキラが楽しそうだ』
「ここはいい! 流行るぞ!」
『流行らないから!』
『ここまでたどり着く前に死ねるわ!』
『でも、アキラならここに住めそう』
『アキラはどこででも生きていけそうだよな』
きゅうが俺を引っ張った。
「きゅう! きゅう!」
『可愛い』
『きゅうが必死で皆を導こうとしている』
『きゅうが導こうとしている』
「先に進みましょう☆」
「……分かった」
先に進むと今度は青いオーブがあった。
「またか」
『楽しくなって来たぞ』
『先には絶対に何かあるだろ』
『それで何も無かったら嫌だよな』
『早くオーブに触ろうぜ』
みんなが構え、俺がオーブに触る。
「お! これは!」
「アキラ! 光ってますよ!」
「これは大丈夫だ、体力や魔力が回復していく」
『回復ポイントか!』
『この後ボスか! ボスなのか!』
『みんなで回復だ』
メイがオーブに触る。
「おお! 気持ちいいです。体が軽くなっていきます」
「きゅうはここに連れて来たかったのか?」
「きゅう」
きゅうが門の前に立った。
『先に行けとおっしゃっています』
『回復が終わったらすぐに行こうぜ』
『次はラスボスだろ!』
『目が離せないわ』
俺達は先に進んだ。
「時間を無駄にして悪かったわよ」
『俺も銃について熱く語ってしまった』
「何も言ってないだろ。悪いと思っていない。俺も撃ってみたいな」
「いいわよ、はい」
マナがハンドガンを手渡した。
俺は皆から離れてリツカのマネをして構える。
『悪くない構えだ。後はトリガーを引く瞬間に微量の魔力で魔法弾が旋回しながらまっすぐ前に飛ぶイメージをしつつ撃ちだせばいい』
「こう、か?」
パン!
弾が横にずれて飛んでいった。
『慣れが必要だ。最初はみんなうまく行かない。慣れれば命中精度も威力も上がる』
「おおお! 私もやります☆」
パン!
「あー駄目ですね。狙いが逸れます」
「私にも貸して欲しい」
「私もやるわ」
兄さんとライカさんも銃を撃つが威力以前に狙いが逸れる。
「う~む、ガンナーも大変なのだな」
『ガンナーは遠くまで撃てるメリットがある分戦士や魔法使いに比べて威力に欠ける。出来るだけ弱点を狙い、魔法弾を無駄にしないように少ない手数で仕留める必要がある。だが魔法弾のコストをモンスターの魔石で回収できるようになれば楽しくなってくる』
「ガンナーに憧れがあったけど、隣の芝生は青く見える、か」
『俺からすればリスクを取って前に出る戦士は凄いと思うし、範囲攻撃が得意な魔法使いは頼もしい存在だ。万能はありえない』
「そっかー。どれもメリットとデメリットがあるか。授業では習っていたけど、改めてそれを実感した」
「食べ終わりました! 次に行きましょう☆」
「そうだな」
みんなで扉を通り、一本道を進んだ。
「また同じ大部屋です!」
「次は赤いオーブと扉か」
みんなが構えた。
「オーブに触るぞ!」
赤いオーブに触ると大きな魔法陣が発生した。
「まさか☆」
「10メートル級のイノシシだ」
俺と兄さんで10メートル級を倒すと扉が開いた。
オーブを見つめる。
『アキラが何か考えているぞ』
『また触りたそうに見える』
『触る以外の選択肢はない。一応2回目の検証も欲しいぜ』
『ワイなら触らないけど、見ている分には2回目も触って欲しい』
「もう一回触りたい。考えがある」
「分かった」
キュインキュイン!
「スティールソード!」
キュインキュイン!
魔法をチャージしたままオーブをタッチした。
そして魔法陣に向かう。
発生した10メートル級の牛に急接近した。
「ディフェンスダウン! おりゃああああああああああああああああああ!」
ディフェンスダウンと連撃で一気に10メートル級を倒した。
『スティールソード&ディフェンスダウンチャージからのラッシュか』
『10メートル級が出てくるって分かればやるよね』
『アキラが楽しそうだ』
「ここはいい! 流行るぞ!」
『流行らないから!』
『ここまでたどり着く前に死ねるわ!』
『でも、アキラならここに住めそう』
『アキラはどこででも生きていけそうだよな』
きゅうが俺を引っ張った。
「きゅう! きゅう!」
『可愛い』
『きゅうが必死で皆を導こうとしている』
『きゅうが導こうとしている』
「先に進みましょう☆」
「……分かった」
先に進むと今度は青いオーブがあった。
「またか」
『楽しくなって来たぞ』
『先には絶対に何かあるだろ』
『それで何も無かったら嫌だよな』
『早くオーブに触ろうぜ』
みんなが構え、俺がオーブに触る。
「お! これは!」
「アキラ! 光ってますよ!」
「これは大丈夫だ、体力や魔力が回復していく」
『回復ポイントか!』
『この後ボスか! ボスなのか!』
『みんなで回復だ』
メイがオーブに触る。
「おお! 気持ちいいです。体が軽くなっていきます」
「きゅうはここに連れて来たかったのか?」
「きゅう」
きゅうが門の前に立った。
『先に行けとおっしゃっています』
『回復が終わったらすぐに行こうぜ』
『次はラスボスだろ!』
『目が離せないわ』
俺達は先に進んだ。
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