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第21話
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俺は村を離れて、アリシアと共にキャンプ生活を送る。
近くに大きな川がある高台の林に石を敷き詰め、その上に買っておいた小さめの家をストレージから出す。
川がある為、川方向から陸棲の魔物は寄ってこないし、林が周りにある為暴風の心配もしなくて良い。
俺は魔物を狩る。
「エクスファイア!」
竜のブレスのような巨大な火炎をメイスの先端から放つ。
超巨大な火炎放射のように魔物を焼いていく。
『エクスファイアのLVが1から2に上がりました』
『エクスファイアのLVが2から3に上がりました』
『エクスファイアのLVが3から4に上がりました』
1回使っただけでLVがどんどん上がっていく。
俺は今余裕がある。
魔呼びの状態異常を受けた初めの3日間は魔物が押し寄せて死ぬかと思った。
でも周りの魔物を狩りつくすと、魔物が寄ってこなくなり、今ではアリシアと俺が交代で魔物を狩り、エクスファイアのLVを上げる余裕も出て来た。
消費MPで言うと、
ファイア=5MP
ハイファイア=20MP
エクスファイア=100MP
となる。
なので手軽にな何十発も使う事は出来ない
今はキャンプ地点から離れて魔物を呼びよせて戦っている。
「大きな炎にゃあ」
「そうだな、エクスファイアは大規模範囲攻撃だ。数秒発動し続けるから、俺の周りに一回転分炎をまき散らすことも出来る」
「上級魔法は初めて見たにゃあ」
「そう言えば俺もだ。ゼスじいも使ってないから、使える人は珍しいのかもな」
LVが上がるのが楽しい。
「……後2発使ってから帰りたい」
「ゴールドを拾ったらすぐに移動するにゃあ」
「エクスファイア!」
『エクスファイアのLVが4から5に上がりました』
『エクスファイアのLVが5から6に上がりました』
「エクスファイア!」
『エクスファイアのLVが6から7に上がりました』
『エクスファイアのLVが7から8に上がりました』
『レベルが47から48に上がりました』
俺は毎日エクスファイアを3回使う生活を続ける。
「アリシア、昔に美味しい物をごちそうする話があったけど、まだ約束を果たしていない。今日の夕食は豪華にしよう」
俺ストレージに貯めておいた肉と野菜、調味料をテーブルに置く。
「べ、ベーコンの塊!」
アリシアの顔が変わり、目が輝いた。
「料理は得意じゃないけど」
「私が作るにゃあ!」
アリシアが素早いナイフさばきで料理を作っていく。
最近移動しながらパンを食べる生活が続いていたせいか、アリシアは嬉しそうに料理を作っていく。
鍋に油を引いて切ったベーコンを炒める『じゅーーー!』とおいしそうな音と、肉の焼ける香ばしい匂いが食欲をそそる。
水を入れてハーブや野菜と一緒に煮込むと、湯気に乗って匂いが運ばれてくる。
俺の腹がぎゅるるると鳴った。
アリシアは鍋から大きい塊のベーコンをひょいと取って味見どころか食事のように食べていた。
どうもベーコンの量が多すぎると思っていたけど味見用か。
そんな事よりも、アリシアが料理をする後ろ姿がいい。
お尻が大きく、くびれがあり、そのやさしい横顔を見入ってしまう。
飾らない素朴な性格に癒されるし、元の世界ではお目にかかれないほどの超絶美人な見た目……アリシアと小さい家に一緒にいることが不思議に思えてくる。
ネコ族特有の暑がりで水着のような服にドキドキしてしまうが、変な事をしてアリシアに嫌われたくはない。
俺はモブで少し前まで死ぬ運命にあった。
でも運命を乗り越えて生き延びたと思ったら今度はざまあチケットを使われて死にかけた。
でも今はこうしてアリシアを眺めている。
ざまあチケットの効果が切れたら次やる事を考えよう。
今は魔呼びの状態異常が消えるまで生き延びる!
「出来たにゃあ!」
アリシアが野菜スープをテーブルに運ぶ。
俺はパンを出し、2人で食事を楽しむ。
無言でパンと野菜スープを食べると、体パンとスープが体に染みわたり、ぽかぽかと体が暖かくなってくる。
「旨い」
「お代わりもあるにゃあ」
「貰おう」
俺はお腹がいっぱいになるまで食事を摂って、小さいお風呂で汗を流す。
この家はストレージで運び、設置する事を考えて小さめに作って貰ったため、童話の家のように小さくてかわいい見た目なのだ。
そしてベッドが1つしかない。
ベットは1つしかないのだ。
1つしかないのだ!
「アリシア、俺は床で寝るからベッドで寝てくれ」
今までテント暮らしで、交代しつつ仮眠を取っていたから一緒のタイミングで眠るのは今回が初になる。
「ベッドが大きいから一緒に寝ればいいにゃあ」
「い!一緒に!」
「ただ眠るだけにゃあ」
「……ですよねー。眠ろうか」
俺とアリシアが並んでベッドに横になる。
アリシアは疲れがたまっていたせいかすぐ眠りにつく。
俺は緊張して眠れない。
アリシアが寝ぼけて俺に抱きついてくる。
引きはがす事はしない。
そんな事をしたらアリシアの睡眠を妨害してしまう。
このまま、そう、このままでいいのだ。
柔らかい感触と少し高い体温、そしてアリシアの吐息で興奮してしまう。
アリシアが抱き着いているんだから、俺がアリシアを触ってもいいのでは!
アリシアに手を伸ばす。
触った瞬間にアリシアが目を覚ました。
「……くすぐったいにゃあ」
「……すまない」
俺は性欲と闘いながら我慢して朝を迎えた。
ほとんど眠れない。
だがこの日の事を俺は忘れないだろう。
「ゲットの顔色が良くないにゃあ」
「気のせいだ」
俺は外に出て魔物を殲滅する。
「エクスファイア!」
魔物を殲滅する。
「エクスファイア!」
性欲を闘争本能に変えた。
「エクスファイア!」
ざまあチケットの効果が切れるまで油断はできない!
魔物を倒して魔物がいなくなれば移動して過ごした。
ざまあチケットの効果が切れたら、エチエチイベントを起こす!
俺は魔物を焼いて過ごした。
エチエチイベント!
近くに大きな川がある高台の林に石を敷き詰め、その上に買っておいた小さめの家をストレージから出す。
川がある為、川方向から陸棲の魔物は寄ってこないし、林が周りにある為暴風の心配もしなくて良い。
俺は魔物を狩る。
「エクスファイア!」
竜のブレスのような巨大な火炎をメイスの先端から放つ。
超巨大な火炎放射のように魔物を焼いていく。
『エクスファイアのLVが1から2に上がりました』
『エクスファイアのLVが2から3に上がりました』
『エクスファイアのLVが3から4に上がりました』
1回使っただけでLVがどんどん上がっていく。
俺は今余裕がある。
魔呼びの状態異常を受けた初めの3日間は魔物が押し寄せて死ぬかと思った。
でも周りの魔物を狩りつくすと、魔物が寄ってこなくなり、今ではアリシアと俺が交代で魔物を狩り、エクスファイアのLVを上げる余裕も出て来た。
消費MPで言うと、
ファイア=5MP
ハイファイア=20MP
エクスファイア=100MP
となる。
なので手軽にな何十発も使う事は出来ない
今はキャンプ地点から離れて魔物を呼びよせて戦っている。
「大きな炎にゃあ」
「そうだな、エクスファイアは大規模範囲攻撃だ。数秒発動し続けるから、俺の周りに一回転分炎をまき散らすことも出来る」
「上級魔法は初めて見たにゃあ」
「そう言えば俺もだ。ゼスじいも使ってないから、使える人は珍しいのかもな」
LVが上がるのが楽しい。
「……後2発使ってから帰りたい」
「ゴールドを拾ったらすぐに移動するにゃあ」
「エクスファイア!」
『エクスファイアのLVが4から5に上がりました』
『エクスファイアのLVが5から6に上がりました』
「エクスファイア!」
『エクスファイアのLVが6から7に上がりました』
『エクスファイアのLVが7から8に上がりました』
『レベルが47から48に上がりました』
俺は毎日エクスファイアを3回使う生活を続ける。
「アリシア、昔に美味しい物をごちそうする話があったけど、まだ約束を果たしていない。今日の夕食は豪華にしよう」
俺ストレージに貯めておいた肉と野菜、調味料をテーブルに置く。
「べ、ベーコンの塊!」
アリシアの顔が変わり、目が輝いた。
「料理は得意じゃないけど」
「私が作るにゃあ!」
アリシアが素早いナイフさばきで料理を作っていく。
最近移動しながらパンを食べる生活が続いていたせいか、アリシアは嬉しそうに料理を作っていく。
鍋に油を引いて切ったベーコンを炒める『じゅーーー!』とおいしそうな音と、肉の焼ける香ばしい匂いが食欲をそそる。
水を入れてハーブや野菜と一緒に煮込むと、湯気に乗って匂いが運ばれてくる。
俺の腹がぎゅるるると鳴った。
アリシアは鍋から大きい塊のベーコンをひょいと取って味見どころか食事のように食べていた。
どうもベーコンの量が多すぎると思っていたけど味見用か。
そんな事よりも、アリシアが料理をする後ろ姿がいい。
お尻が大きく、くびれがあり、そのやさしい横顔を見入ってしまう。
飾らない素朴な性格に癒されるし、元の世界ではお目にかかれないほどの超絶美人な見た目……アリシアと小さい家に一緒にいることが不思議に思えてくる。
ネコ族特有の暑がりで水着のような服にドキドキしてしまうが、変な事をしてアリシアに嫌われたくはない。
俺はモブで少し前まで死ぬ運命にあった。
でも運命を乗り越えて生き延びたと思ったら今度はざまあチケットを使われて死にかけた。
でも今はこうしてアリシアを眺めている。
ざまあチケットの効果が切れたら次やる事を考えよう。
今は魔呼びの状態異常が消えるまで生き延びる!
「出来たにゃあ!」
アリシアが野菜スープをテーブルに運ぶ。
俺はパンを出し、2人で食事を楽しむ。
無言でパンと野菜スープを食べると、体パンとスープが体に染みわたり、ぽかぽかと体が暖かくなってくる。
「旨い」
「お代わりもあるにゃあ」
「貰おう」
俺はお腹がいっぱいになるまで食事を摂って、小さいお風呂で汗を流す。
この家はストレージで運び、設置する事を考えて小さめに作って貰ったため、童話の家のように小さくてかわいい見た目なのだ。
そしてベッドが1つしかない。
ベットは1つしかないのだ。
1つしかないのだ!
「アリシア、俺は床で寝るからベッドで寝てくれ」
今までテント暮らしで、交代しつつ仮眠を取っていたから一緒のタイミングで眠るのは今回が初になる。
「ベッドが大きいから一緒に寝ればいいにゃあ」
「い!一緒に!」
「ただ眠るだけにゃあ」
「……ですよねー。眠ろうか」
俺とアリシアが並んでベッドに横になる。
アリシアは疲れがたまっていたせいかすぐ眠りにつく。
俺は緊張して眠れない。
アリシアが寝ぼけて俺に抱きついてくる。
引きはがす事はしない。
そんな事をしたらアリシアの睡眠を妨害してしまう。
このまま、そう、このままでいいのだ。
柔らかい感触と少し高い体温、そしてアリシアの吐息で興奮してしまう。
アリシアが抱き着いているんだから、俺がアリシアを触ってもいいのでは!
アリシアに手を伸ばす。
触った瞬間にアリシアが目を覚ました。
「……くすぐったいにゃあ」
「……すまない」
俺は性欲と闘いながら我慢して朝を迎えた。
ほとんど眠れない。
だがこの日の事を俺は忘れないだろう。
「ゲットの顔色が良くないにゃあ」
「気のせいだ」
俺は外に出て魔物を殲滅する。
「エクスファイア!」
魔物を殲滅する。
「エクスファイア!」
性欲を闘争本能に変えた。
「エクスファイア!」
ざまあチケットの効果が切れるまで油断はできない!
魔物を倒して魔物がいなくなれば移動して過ごした。
ざまあチケットの効果が切れたら、エチエチイベントを起こす!
俺は魔物を焼いて過ごした。
エチエチイベント!
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