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二十四話
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「ノロリオトールに、とうちゃーく!」
灯の叫びは、なんだがデジャブな気がしないでもない。だが決定的に一つ、何かが違うとしたら、ドン引きして灯を避けて歩く人間がいないということであった。
それは現在の時刻が午後七時を過ぎているからだろうか。それもある。
しかし、何せノロリオトールはど田舎だ。畑と数軒の家しかない。というのが、本当の理由だろう。
もちろん、
「宿もありませんね……」
シバリアさんの魔法で自らの指先をランプのように明るくし、地図を見る。街灯もないので本当に真っ暗なのである。
宿もないということは、今夜は野宿だな……。
「私テントで寝たい!」
灯が挙手する。テントは折りたたみ式の結構大きいものを馬車の上に紐でくくりつけてある。それを組み立てて今夜は寝るしかないが、そのテントで灯が寝たいというのだった。
「誰がどこで寝てもいいよ。テントは最大で三人寝れるって買った時説明されたな」
寝る前に、夕飯も食べていないし話が早いのだが。今のうちに決めてもいいだろう。
「儂とクロは一緒じゃなきゃ嫌じゃ」
シロがいう。クロにべったりとくっついて主張していた。
「ちなみに、運転席は広くて私一人分なら寝れるので、気にしなくても良いですぞ。毛布も持参してありますゆえ」
馬車の小窓を開けて、ヴィルランドールさんは顔をのぞかせた。運転席が空いてたならよかった。
「私は地面じゃなきゃどこでもいいですよ」
「同じく僕もだ。じゃあテントは灯とシロクロで寝て、馬車で寝るのは僕とシバリアさんにしましょうか」
美人と夜を共にするのはいささか緊張するが、仕方ない。シロとクロが一緒ならば、シロとクロを馬車にしても、僕とシバリアさんと灯で寝なければならない。どちらにせよ僕とシバリアさんは今晩、運命共同体なのだ。
「シバリアさんはそれでいいですかね」
念の為に聞く。僕と絶対に寝たくない! というのなら、灯にはテントを諦めてもらうしかない。しかし、
「ええ、いいですよ」
と、快諾してくれた。
「じゃあみんなでご飯食べて、明日の予定立てて、寝ましょうか」
僕が提案すると、
「歯磨きも忘れずにね!」
と、灯が言う。
「わかってるよ」
お前はお母さんか。
異世界というのは魔法であふれている。簡易トイレも紙がなくても尻が洗浄される機能が付いているし、歯磨きセットも歯ブラシから水が無限に湧き出てくるという不思議なものだ。魔法がここまで万能だと、もう少しこの世界が発展してもおかしくないと思うのだが、宮殿があってもビルなどはないし、元の世界より全時代的と言える。
しかしそれは、魔法があってこそのものだった。
魔法が万能すぎて、この世界の住人には向上心というものがないらしい。
現在の魔法だけで十分生活できるので、新しい魔法の開発はしない。だから中途半端に万能な魔法だけが活躍し、シュバルハ自体は発展しないのだとか。
魔法を研究するシバリアさんが言うのだから、間違いないだろう。確かに、元の世界の人間とここの世界の人間を比べて、何かが違うと思っていた僕だが、その違いがわかってきたように感じる。
ここの世界の人間は皆元気がない。
みたいな。
活力とか、活気とか、そういうのが、元の世界と比べると全然ない。
それが違いかと、僕は結論付けた。多分それは間違いではないが、だからと言って僕にできることはない。それはとても残念ではある。
いや、正直に言えば、自分の疑問が解決されたのならば、もうそれには興味がなくなった。
『一足す一』が二であることがわかれば、もう『一足す一』を考える必要はないのだ。
「保存食も、そう悪くないですな」
運転席ではなんだからと、ヴィルランドールさんも客席に呼んで、みんなでご飯を食べていた。
「明日の午後にはアルハにつきます。予想以上にこの馬が元気で活発な子なので、とても足が速いのです。ですので皆さん気をつけて参りましょう」
ヴィルランドールさんが明日の目的地を伝える。アルハの町は避けて移動するので、山の中で野宿とかになる。
風呂は入れないが、トイレや歯磨き問題は解決された。そのストレスから解放されているのだから、この旅も案外過酷ではないと感じた(トイレや歯ブラシは折りたたんであるテントに一緒にいれてある。最初は荷室に入らなかったので困ったが、折りたたんだテントの中に仕舞うことで解決された)
風呂も風呂で、簡易浴場みたいなものも売ってあって、木の桶からお湯が無限に沸くという魔法が施されていたものだったが、タオルがないので諦めた。タオルを買って、またどこかにしまったとして、使った時にその汚れたタオルを洗濯する機械がない。なので一週間以上、風呂は諦めていただくことになった——と、思ったのだが、
「あ、お風呂なら問題ないですよ。私治癒魔法を学ぶ過程で、物を無菌状態にするという魔法も習得してありますから、アオシさんとアカリさんとヴィルランドールさんは私の魔法で綺麗にしてあげます。なんならシロちゃんやクロちゃんも綺麗しますか?」
「儂はいい」
「私も結構。泥とかで汚れたら綺麗にしてもらえるのかしら? それならしてもらいたいわね」
「無菌状態にする魔法とは違いますが、出来ますよ」
「ならその時はよろしく」
シバリアさんのおかげで、風呂に入らずとも清潔でいられるようになった。本当に魔法様様である。魔法がこの世界になかったら、多分僕と灯は仲間を見つける前にストレスで死んでいた。
「じゃあ明日は山を通っていきますので、皆様警戒を怠らずに、おねがいします」
ヴィルランドールさんが話をまとめるように言う。
皆、だいたい夕食を済ませていたので、あとはテントを広げたりトイレを見えづらいところに設置したりして、僕らは歯磨きをしていた。
シロやクロもさすがに歯磨きはするみたいだ。みんなで並んで、道の端で口をゆすいだ。
「じゃあ、おやすみ。灯、シロ、クロ」
「おやすみー!」
「おやすみ」
元気のいい一人と言葉がかぶる二人をテントに見送って、僕とシバリアさんは馬車に乗り込んだ。三人席で横になるので、少々狭いが仕方ない。足を折り曲げて、横を向いて寝た。すると向いた方向にシバリアさんの顔があり、目があった。
「なんだか、年が近い男の子と寝るのは恥ずかしいですね」
「僕もです。こういう経験って、全然ないので」
好きな女の子ならいたが。
今はもう会えない。それは忘れてしまうしかない。
「不安そうな顔をしています。アオシさんはずっと」
シバリアさんが、僕とは目を離さずに言う。
「私が癒すので、どうか、この戦いが終わったら、元気になって欲しいです」
その囁きは、とても甘いものだった。
「癒してくれるんですか……。どうやって?」
これは意地悪で訊いた。シバリアさんの可愛らしい顔を困らせたくなった。
「そ、それは……。考えときます。して欲しいことってありますか?」
「…………」
ここで男の子的発言をしたら、一線を超えてしまうだろうか。困るどころか、怒らせそうだ。
「肩もみとかですかね。結構凝ってるんで」
元の世界にいた時は、一日のほとんどを勉強に費やしていた。その凝りは今でも治らない。と言うのは建前で、答えに困ったので、適当に言ったのだ。凝りは本当にあるけれど、揉んでもらうほどでもない。
「ふふ。揉むくらいなら、いつでもしますよ。癒すのが私の仕事ですから」
「ありがとうございます」
シバリアさんの微笑みに見とれつつ、そろそろ眠気も限界に近くなってきた。
「眠いですよね」
それを察知してくれるシバリアさん。
「ええ……。寝ますね」
「はい、おやすみなさい」
「おやすみなさい……」
瞼を閉じる。暗闇が視界を覆う。しばらくすると、妄想のような映像が頭の中を流れるようになる。夢の中に片足を踏み入れていた。
ふいに、頭を撫でられている感覚がして、夢から僕の意識は引き戻された。だが、誰が僕の頭を撫でているかわかったので、起きてそれを妨害することもできずにいた。
シバリアさんが、席から腕を伸ばして、僕の頭を優しく撫でてくれているのだ。
照れ臭くて、起きようにも起きられない。
指が髪の毛を梳く感覚が気持ちいい。
シバリアさん曰く、僕はずっと不安げな表情をしていたらしい。それを見かねての行動だろうか。
本当に良い人を仲間にした。
照れるのに、恥ずかしいのに、裏腹にそれが気持ちいい。不思議な感覚の中、今度こそ僕は、意識を深く深く夢のなかに落とした。
灯の叫びは、なんだがデジャブな気がしないでもない。だが決定的に一つ、何かが違うとしたら、ドン引きして灯を避けて歩く人間がいないということであった。
それは現在の時刻が午後七時を過ぎているからだろうか。それもある。
しかし、何せノロリオトールはど田舎だ。畑と数軒の家しかない。というのが、本当の理由だろう。
もちろん、
「宿もありませんね……」
シバリアさんの魔法で自らの指先をランプのように明るくし、地図を見る。街灯もないので本当に真っ暗なのである。
宿もないということは、今夜は野宿だな……。
「私テントで寝たい!」
灯が挙手する。テントは折りたたみ式の結構大きいものを馬車の上に紐でくくりつけてある。それを組み立てて今夜は寝るしかないが、そのテントで灯が寝たいというのだった。
「誰がどこで寝てもいいよ。テントは最大で三人寝れるって買った時説明されたな」
寝る前に、夕飯も食べていないし話が早いのだが。今のうちに決めてもいいだろう。
「儂とクロは一緒じゃなきゃ嫌じゃ」
シロがいう。クロにべったりとくっついて主張していた。
「ちなみに、運転席は広くて私一人分なら寝れるので、気にしなくても良いですぞ。毛布も持参してありますゆえ」
馬車の小窓を開けて、ヴィルランドールさんは顔をのぞかせた。運転席が空いてたならよかった。
「私は地面じゃなきゃどこでもいいですよ」
「同じく僕もだ。じゃあテントは灯とシロクロで寝て、馬車で寝るのは僕とシバリアさんにしましょうか」
美人と夜を共にするのはいささか緊張するが、仕方ない。シロとクロが一緒ならば、シロとクロを馬車にしても、僕とシバリアさんと灯で寝なければならない。どちらにせよ僕とシバリアさんは今晩、運命共同体なのだ。
「シバリアさんはそれでいいですかね」
念の為に聞く。僕と絶対に寝たくない! というのなら、灯にはテントを諦めてもらうしかない。しかし、
「ええ、いいですよ」
と、快諾してくれた。
「じゃあみんなでご飯食べて、明日の予定立てて、寝ましょうか」
僕が提案すると、
「歯磨きも忘れずにね!」
と、灯が言う。
「わかってるよ」
お前はお母さんか。
異世界というのは魔法であふれている。簡易トイレも紙がなくても尻が洗浄される機能が付いているし、歯磨きセットも歯ブラシから水が無限に湧き出てくるという不思議なものだ。魔法がここまで万能だと、もう少しこの世界が発展してもおかしくないと思うのだが、宮殿があってもビルなどはないし、元の世界より全時代的と言える。
しかしそれは、魔法があってこそのものだった。
魔法が万能すぎて、この世界の住人には向上心というものがないらしい。
現在の魔法だけで十分生活できるので、新しい魔法の開発はしない。だから中途半端に万能な魔法だけが活躍し、シュバルハ自体は発展しないのだとか。
魔法を研究するシバリアさんが言うのだから、間違いないだろう。確かに、元の世界の人間とここの世界の人間を比べて、何かが違うと思っていた僕だが、その違いがわかってきたように感じる。
ここの世界の人間は皆元気がない。
みたいな。
活力とか、活気とか、そういうのが、元の世界と比べると全然ない。
それが違いかと、僕は結論付けた。多分それは間違いではないが、だからと言って僕にできることはない。それはとても残念ではある。
いや、正直に言えば、自分の疑問が解決されたのならば、もうそれには興味がなくなった。
『一足す一』が二であることがわかれば、もう『一足す一』を考える必要はないのだ。
「保存食も、そう悪くないですな」
運転席ではなんだからと、ヴィルランドールさんも客席に呼んで、みんなでご飯を食べていた。
「明日の午後にはアルハにつきます。予想以上にこの馬が元気で活発な子なので、とても足が速いのです。ですので皆さん気をつけて参りましょう」
ヴィルランドールさんが明日の目的地を伝える。アルハの町は避けて移動するので、山の中で野宿とかになる。
風呂は入れないが、トイレや歯磨き問題は解決された。そのストレスから解放されているのだから、この旅も案外過酷ではないと感じた(トイレや歯ブラシは折りたたんであるテントに一緒にいれてある。最初は荷室に入らなかったので困ったが、折りたたんだテントの中に仕舞うことで解決された)
風呂も風呂で、簡易浴場みたいなものも売ってあって、木の桶からお湯が無限に沸くという魔法が施されていたものだったが、タオルがないので諦めた。タオルを買って、またどこかにしまったとして、使った時にその汚れたタオルを洗濯する機械がない。なので一週間以上、風呂は諦めていただくことになった——と、思ったのだが、
「あ、お風呂なら問題ないですよ。私治癒魔法を学ぶ過程で、物を無菌状態にするという魔法も習得してありますから、アオシさんとアカリさんとヴィルランドールさんは私の魔法で綺麗にしてあげます。なんならシロちゃんやクロちゃんも綺麗しますか?」
「儂はいい」
「私も結構。泥とかで汚れたら綺麗にしてもらえるのかしら? それならしてもらいたいわね」
「無菌状態にする魔法とは違いますが、出来ますよ」
「ならその時はよろしく」
シバリアさんのおかげで、風呂に入らずとも清潔でいられるようになった。本当に魔法様様である。魔法がこの世界になかったら、多分僕と灯は仲間を見つける前にストレスで死んでいた。
「じゃあ明日は山を通っていきますので、皆様警戒を怠らずに、おねがいします」
ヴィルランドールさんが話をまとめるように言う。
皆、だいたい夕食を済ませていたので、あとはテントを広げたりトイレを見えづらいところに設置したりして、僕らは歯磨きをしていた。
シロやクロもさすがに歯磨きはするみたいだ。みんなで並んで、道の端で口をゆすいだ。
「じゃあ、おやすみ。灯、シロ、クロ」
「おやすみー!」
「おやすみ」
元気のいい一人と言葉がかぶる二人をテントに見送って、僕とシバリアさんは馬車に乗り込んだ。三人席で横になるので、少々狭いが仕方ない。足を折り曲げて、横を向いて寝た。すると向いた方向にシバリアさんの顔があり、目があった。
「なんだか、年が近い男の子と寝るのは恥ずかしいですね」
「僕もです。こういう経験って、全然ないので」
好きな女の子ならいたが。
今はもう会えない。それは忘れてしまうしかない。
「不安そうな顔をしています。アオシさんはずっと」
シバリアさんが、僕とは目を離さずに言う。
「私が癒すので、どうか、この戦いが終わったら、元気になって欲しいです」
その囁きは、とても甘いものだった。
「癒してくれるんですか……。どうやって?」
これは意地悪で訊いた。シバリアさんの可愛らしい顔を困らせたくなった。
「そ、それは……。考えときます。して欲しいことってありますか?」
「…………」
ここで男の子的発言をしたら、一線を超えてしまうだろうか。困るどころか、怒らせそうだ。
「肩もみとかですかね。結構凝ってるんで」
元の世界にいた時は、一日のほとんどを勉強に費やしていた。その凝りは今でも治らない。と言うのは建前で、答えに困ったので、適当に言ったのだ。凝りは本当にあるけれど、揉んでもらうほどでもない。
「ふふ。揉むくらいなら、いつでもしますよ。癒すのが私の仕事ですから」
「ありがとうございます」
シバリアさんの微笑みに見とれつつ、そろそろ眠気も限界に近くなってきた。
「眠いですよね」
それを察知してくれるシバリアさん。
「ええ……。寝ますね」
「はい、おやすみなさい」
「おやすみなさい……」
瞼を閉じる。暗闇が視界を覆う。しばらくすると、妄想のような映像が頭の中を流れるようになる。夢の中に片足を踏み入れていた。
ふいに、頭を撫でられている感覚がして、夢から僕の意識は引き戻された。だが、誰が僕の頭を撫でているかわかったので、起きてそれを妨害することもできずにいた。
シバリアさんが、席から腕を伸ばして、僕の頭を優しく撫でてくれているのだ。
照れ臭くて、起きようにも起きられない。
指が髪の毛を梳く感覚が気持ちいい。
シバリアさん曰く、僕はずっと不安げな表情をしていたらしい。それを見かねての行動だろうか。
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