小さな狼

KS

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冷たい床も体温で生暖かくなっていた

目をこすりつつ、体を起こす

床で寝たせいか身体が重い

私が重たい訳じゃない

逆に痩せ過ぎって言われるぐらいだし…

風邪でもひいたかな…

カーテンを開け、朝日が登っている

ケータイで時間をみると6時半

明るい…

何にも考えられない頭で外を見る

この街のどっかに夕凪君がいる………

でもどこに…

とりあえず、今出来る事をしよう

そう思い、ベッドの枕元にある充電器に手を伸ばす

どこいったかな…

ベッドに手をおいた瞬間

暖かい感じがした

『えっ…?』

そっと布団をあげて見る

身体を丸くして小さな寝息を立てる夕凪君がいた

頭の中が真っ白になる

なんで?

やっと会えたと言うより、なんでこんな所に?

そんな思いだ

とりあえず、起こさないように夕凪君を抱きしめた

忘れかけた温もりを取り戻すために


 
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