小さな狼

KS

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発端

3

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震えるヒロ君の頭を撫でながら聞いてみたい事があった
ヒロ君から家族の事は何も教えてくれなかったから聞いてみたかった

『あの…1つ聞いてもいいですか?』

『何でしょうか?』

『夕凪家って…有名何ですか?』

ヒロ君を様ってつけるぐらいだからおっきい家の子なのはわかった
ただ…

『桜木様が知らないのは無理ありません。夕凪家は代々、日本では少ない石油発掘をされて来ているスゴイ家系なのです。秀狼様はその夕凪家の正統後継者なのです』

『そうだったんだ…』

ヒロ君の頭を撫でながら初めて聞かされた家系の話…
スゴイ家だったんだ…
でもそんなヒロ君がなんでこの学校に居るのか分からない

『そんなスゴイ家なら、こんな学校に通わないんじゃ…』

『それは…』

『そこは…僕が説明します…』

今まで黙ってたヒロ君が口を開いた
でもまだ震えてる…
私の横で正座をして向き直り、いつもとは違う凛々しい顔をしていた

『僕が…こっちに来たのは、二つあります…』

なんかヒロ君の周りの空気が重たくなった気がした…

 
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