小さな狼

KS

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帰省

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学校が始まって1ヶ月、勉強とバイトに追われる二人
気付いたらヒロ君の誕生日が近づいていた
ご飯は一緒に食べるようにして、食べ終わったら宿題が日課になっている
そこで1つ聞いてみた

『ヒロ君は誕生日何が欲しい?』

『龍美さんと一緒にいられたらそれでいいです』

黙々と宿題を終わらせているヒロ君はうつむいていても顔が赤くなってるのがわかる
かくゆう私も顔が熱い

『なんてゆうか…物欲がないってゆうか………龍美さんが入ればそれで良いかなって…』

『そ…そっか…』

なんていい子なんだこの子は…
取り敢えず宿題終わったら愛でよう
そうしよ~
あっちょうど終わったし…
大好きヒロ君

さらに一週間、ついに誕生日
悩んだあげくヒロ君の誕生石のネックレスにした

『嬉しいです…』

『良かったぁ』

ニコニコしながら頭を撫でる
可愛いなぁ…かじりつきたい…

『り、龍美さん…痛いよ…』

『あっ!ゴメン』

気づいたら抱き着いていた
だって愛おしいだもん…
ベッドを背もたれにしてまたの間にヒロ君を座らせる
後ろから抱き着く
テディベアみたい…

『龍美さん、話があるんですが…』

『なぁに?』

私の方に向き直り正座してる
ちょこんとしてる

『こんど僕の…家に来ませんか?』

『へぇ?』

思いもよらない言葉がとびだした事にあっけに取られていると話を続けた

『父親には会いたくないけど…かあ様には紹介したいかなって…と思って…その………』

『わかったよ』

何かのヒロ君の中で変わったのかな?
偉い子だヒロ君…

『り、龍美さん…恥ずかしいよ…』

あぁ…これがだいしゅきホールドってやつか…
足を後ろで絡ませ抱き着く
逃がしたくない…
離したくない…


 
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