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第1章 異世界で暮らそう

10話EXTRA お風呂

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 一週間ぶりの入浴の気持ちよさに体がとろけていくような錯覚を覚える。

 泣きながらの寝落ちとは言えぐっすり寝て。

 お昼ごはんにお茶会のおやつと美味しいものをたっぷり食べて。

 ユニさんとの間柄も一応今のところ良好。

 悩みがないわけではもちろん無いけれど、色々落ち着いて気が抜けたのか……一部分の血行が良くなってきた。

 実のところユニさんにいじられて以来悶々とした感じが残ったままだった。

 考えてみれば1週間近くしてなかったからなぁ。

「ユニさーん?」

 少し悩んだ後、寝室に聞こえる程度の声でユニさんに呼びかけるけど返事はない。

 どうやらユニさんは自室に戻ったみたいだ。

 あまり音を建てないようにお風呂から出ると、脱衣所においてあるカバンの中からスマホを取り出してイヤホンをつけてお風呂に戻る。

 残り少ないバッテリーだけど、最後のおかずに使わさせてもらおう。

 スマホに保存してある秘蔵のおかずを見ながら、しばらくしていなかったせいで自分でも見たことのないくらいいきり立ったペニスをしごきあげる。

 やばい、久しぶりだからすぐに出ちゃう……。

 こみ上げる射精感に逆らうことなく、しごく手の動きを早くして……。
 
 肩を叩かれた。

「ひうっ!!??」

 慌てて振り返るとそこにはユニさんがいた。

「なっなななんなんななんななんん……」

 なんでこんなところにいるのか問いただそうとしても驚きすぎてうまく口が回らない。

 なんかユニさんが話しているみたいに口をパクパクさせているけど、何を言っているかわからない。

 ネックレスを付けているのに――ユニさんが大丈夫だと言うので念のためつけっぱなしだった――話が通じていないことに不思議そうな顔をしているユニさんの顔を見て、イヤホンをつけっぱなしだったことに気づいて慌てて外す。

「ああ、それで聞こえなかったのですね」

 先程までと変わらない調子のユニさんに、僕がなにか勘違いしているのかと思いそうになる。

 だけど、僕は相変わらず全裸だし、ペニスは全力で勃起したまま……それどころか、射精寸前でお預けされたためカウパーが溢れてヌラヌラとひどいことになっている。

 その惨状をユニさんに晒し続けていたことに気づいて、慌てて手で隠した。

「な、ななんで……?」

 なんの『なんで』か自分でも分からなかったけど、頭が真っ白でそれしか口から出てこない。

「なんでここにいるかですか?
 寝室でハルを待っていたら、ハルが私がいるか確認するみたいに声をかけてきたので、これはと思ってちょっと時間を置いてこっそり見に来ました」

 ニコニコ顔で訳のわからないことを言うユニさん。

 いや、言いたいことは嫌ってほど分かる。

 ただ、こんなにも堂々とした覗き宣言を聞いたことがなかったので戸惑っているだけだ。

「な、なんで、そんなことを?」

「えーっと、もし、思った通りの事してたら手伝おうかなと思いまして……」

 チラチラと僕が手で隠したペニスを見ながら、ちょっと恥ずかしそうに言うユニさん。

 て、手伝うって……オナニーを手伝ってくれるってこと?

 相変わらず言っていることは分かるけど、意味がわからない。

「い、いいからっ!そんな事しなくていいから、早く出ていってっ!」

 一瞬いろいろな妄想が頭に浮かんで、ゴクリと生唾を飲んでしまうけど、そんなことをさせるわけには色んな意味でいかないと思い直して追い払おうとする。

 それなのにユニさんは浴室から出ていくどころか、僕の方に体を寄せてくると……股間を隠していた手の隙間から右手を滑り込ませて痛いくらい張り詰めた――さっきの妄想で一段と硬くなった――ペニスを握ってしまった。

「なっ……うぅっ……」

 初めて自分以外の手が張り詰めたペニスに触れた感触にそれだけで射精してしまいそうになり必死で耐える。

「だめですよ、ハル。
 ハルが嘘ついたって、私にはぜーんぶ分かるんですからね」

 ニッコリと……いや、ニンマリといたずらっ子のように笑ったユニさんがゆるゆると僕のペニスをしごき始める。

 なんかすごいエッチな顔だった。



 ――――――



 嘘をついてもバレる。

 そう言われてしまってはもうだめだった。

 だって、僕はユニさんにこういうことをされたくないなんて欠片も思っていないんだから。

 抵抗することを諦めた僕を、ユニさんは後ろから左手で抱きとめて、右手でゆるゆるとペニスをしごいている。

 たまに僕のうなじの辺りの臭いを嗅いでいるユニさんが恥ずかしくて思わず「いやだ」とか言ってしまうけど、ユニさんは楽しそうに笑って僕の嘘を無視する。

 自分ではありえないくらいゆっくりと焦らすような手の動きだけど、他人の……ユニさんの柔らかい手でしごかれる感触が甘美すぎて今にも出てしまいそうだ。

「ユニさんっ……もう……」

「出ちゃいますか?
 いいですよ、とりあえず1度出しちゃいましょう」

 限界を告げる僕の声を聞いたユニさんが手の動きを早くする。

「ユニさんっ♡イクッ♡イクイクっ♡ああっ♡♡♡」

 ユニさんの手の中で僕のペニスが弾けた。

 ペニスの中を精液が快感と一緒に駆け抜けて先端から吹き出す。

 今まで経験したことのないくらいの勢いで精液が噴射されてる。

 射精している間も全部絞り出すようにユニさんの手が動くのでなかなか射精が止まらない。

 あまりに長い射精に足に力が入らなくなってユニさんに支えてもらっていないと立っていることすらできない。

「たくさん出ましたね。
 ちょっとここに座っててくださいね」

 長い射精が終わった僕をユニさんは湯船の縁に座らせると、服の中からガラス瓶を取り出し、ユニさんの手と、まだそそり立っている僕のペニスについている精液を指で拭ってその中に入れていくる。

 射精直後でまだ敏感なままのペニスをユニさんの細い指が這う感触にビクンビクンと大きくペニスが跳ねる。

「元気ですねー」

 楽しそうに言うユニさんが、少しムカつく。

 どうやら、僕の精液を集めるのが目的だったみたいだ。

 ユニさんは瓶に溜まった大量の――自分でもちょっと驚いた量だった――精液を見て満足そうにうなずいている。

 集めた精液でなにか実験とかするんだろう。

 実験のためだったとわかってちょっと悲しい気がしたけど、血を欲しがられたりするよりマシだったと思って忘れよう。

「もう済んだ?ならもう……」

 出ていってくれと言おうとしたら、瓶を床においたユニさんがバスタブに腰掛ける僕の足の間に座り込んだ。

 そしてそのまま、ユニさんの目の前でそそり立っている僕のペニスに顔を寄せて臭いを嗅いでいる。

「ああ……やっぱり、ここが1番いい匂いがします……。
 ザーメンの匂いも混じってすごい匂い♡」

 途端に酔ったようなトロンとした顔になるユニさん。

「えっと、ユニさん?」

 もう精液採取は終わったんじゃないの?

「あ、ハル、すみませんでした。
 すぐに続きしますね♡」

 続き?なにそれ?

 頭に『?』の並ぶ僕を置き去りにしてユニさんは僕のペニスにその整った唇を寄せ……ペニスの幹にキスをした。

 そのあり得ない光景と、新たな未知の感触にペニスが大きく震えて鈴口からドプリと大粒の精液混じりのカウパーが溢れ出す。

「ああっ、もったいない♡」

 それを見たユニさんが慌てて鈴口に口をつけ……。

「うあっあああっ!!」
 
 カウパーをすすった瞬間に射精した。

 自分でも想像していなかったほどの昂りにユニさんの口からペニスを外すことも出来ずに精液を流し込んでしまう。

 一瞬驚いた顔をしたユニさんが、1度僕の顔を上目遣いに見つめると、笑顔で口の中の精液を飲み込んだ。

 次々と送り込まれる精液を、僕の顔を見つめながら飲み込み続けるユニさん。

 終わりなど無いかのように思えた快感も、当然だけどやがて終わりが訪れ射精が終わる。

「ぢゅぽっ……」

 まだペニスの中に残る精液まで全て飲み込もうとするように吸い付いていたユニさんが、ようやく諦めて口を離してくれた。
 
 ちょっと下品にも聞こえる音がする。

 口の中に残る後味を楽しむように少しの間目を閉じて無言でいたユニさんが上気した顔でニッコリと笑いながら口を開く。

「美味しかった♡」

 ……インキュバスかなんかだろうか?この子は。


 
 ――――――



 あの後、まだまだ元気いっぱいだった息子さんをユニさんは何度も口であやしてくれた。

 結局何発出したのか自分でもわからないけど、ようやく息子さんがペニスからチンチンに戻った。

 実に元気に嬉しそうにしているユニさんの様子を見ていると、ぐったりしている僕としては、僕がしてもらったのか、それとも、飲ませてあげたのか分からなくなってくる。

 いや、飲ませてあげた側でも文句ないくらい気持ちよかったけどさ。

「あ、あの……どうしてこんなことを?」

 している間ずっと疑問だったことを聞いてみる。

 実験のための精液採取と言うには、ユニさんのお腹の中に入っていった分が多すぎる気がする。

 最初に瓶に入れた分以外はずっと飲んでくれてたし。

「えっと……はじめは一番いい匂いのするところだったのでもっと見たいなといいますか……あわよくばまた触れないかな?というだけだったのですが……」

 『だけ』と言うにはかなり変態チックな告白をされている気がする。

「実際にその……ハルの……オナニー……を見たら思った以上にその……興奮してしまいまして」

 うん、変態かな?

 ユニさんは平静なように見えたけど、僕が思っでた以上に暴走してしまっていたらしい。

「しかも、ハルが嫌がってないとわかったら、もう止まらなくなっちゃいました」

 うん、変態だな。

 この先、犯罪者にならないことを祈る。

「止まらなくなっちゃったって……。
 もしかして、ユニさんはもともと男が……その……」

 確認しづらいことだけどきちんと聞いておかないといけない。

 僕の貞操のためにも。

 ……僕がなにか間違いを起こさないようにするためにも。

「ん?……ああ、いえ、そんなことないですよ。
 そんな事考えたこともなかったです」

 あっさりとそういうユニさん。

 ……何がっかりしてるんだろうな、僕は。

「ただ、ハルだったらイケるなって思っちゃっただけです」

 本当にあっさりとそんな事を言うユニさん。

 なに喜んじゃってるんだろうなぁっ!?僕はっ!

 おちつけー、おちつけー、ぼく。

「あの……僕もしようか?あの……ユニさんの……」

 落ち着け僕っ!?

「え?あはは、私はいいですよ」

 笑いながら悩む様子もなくこれまたあっさりと断るユニさん。

 落ち込むな、僕。

 調子に乗るからいけないんだぞ、僕。

 どんな人にも一時の気の迷いということはある。

 ノーマルのユニさんには向こうからなにかするのはいいけど、こっちからなにかされるのは嫌とかなにかラインが有るのだろう。

 そんなことを考えるけど、気になることがあって落ち込みきれない。

「あの……」

「はい?
 ああ、夕食の時間ならまだ大丈夫ですよ」

 ああ、たしかに。長いこと……してたから結構時間が経ってる。

 でも、今気になるのはそれではなくて……。

「なんかユニさんの顔の周りに黒い靄がかかってるみたいだけど、大丈夫?」

 なんか、さっき断られた時に口から黒い靄が出て今もユニさんの顔の周りを覆ってる。

 だんだん薄れては来ているけど、何だこれ……?

「え゛っ!?」

 なんか、ユニさんが今まで聞いたことのないような声を出した。

「な、なにかまずいことだった?イヴァンさん呼ぶっ!?」

「…………いえ……その……」

 なんかものすごい気まずそうにしているユニさん。

 今まで平静そのものって感じだったのに、急に顔が赤くなってる。

 病気かっ!?

 早くイヴァンさんを呼ばねばっ!と思ったところで、ユニさんが口を開く。

「ど、どういうことかわかりませんが……嘘を見破る魔法がハルにもかかってしまっているようです……」

 え?どういうこと?

 嘘を見破る魔法が僕にもかかってる?

 ということは、黒い靄がその証拠で、それが出たのは……。

「えっと……細かい話は置いといて……。
 とりあえず……する?」

 ユニさんは真っ赤な顔のまま、黙ってコクンとうなずいた。

 かわいいなぁ。



 ――――――



「うわっ」

 思わず声が出た。

 ダボタボの神官服?を着ていたので分からなかったけど、ユニさんのペニスはすでに固く張り詰めていた。

 神官服?の前をたくし上げ、中に履いている見慣れないふんどしかおむつのような下着からもう頭……どころか半分くらい出ているそれは、まさに馬並みだった。

 もしかしたら僕にしてくれているときからこんな感じだったのかもしれない。

 なにもしていないのにカウパーで頭どころか幹までヌルヌルになっている。

「すごいなぁ……」

「す、すみません……」

 無意識に漏れた声に、ユニさんが恥ずかしそうに謝る。

 でも、隠そうとする様子はないし、目はらんらんと欲望丸出しで光ってる。

 大人っぽく見えて忘れがちだけど、考えてみれば、まさにやりたい盛りの年齢だった。

 まあ、それは僕も人のことは言えないけど。

「えっと……」

 今度は僕がユニさんの前にひざまずいて下着を脱がそうとするけど、どうなっているのかわからない。

 脱がし方がわからずにまごまごしていると、ユニさんが居ても立っても居られない感じで自分で脱いでしまった。

 そしてそのまま、長大なペニスを押し付けるように腰を少し前に突き出してくる。

 下からユニさんの顔を覗き込むと、泣きそうにも見える真っ赤な顔で僕をじっと見つめていた。
 
 ……なんかそんな顔されると焦らしたくなってくる。

 そんな事が頭に浮かぶけど、それはまた次の機会があったらにしよう。

 正直なところ、僕も初めて他人の勃起したペニスを見て興奮が収まらない。

「触るね……」

 ユニさんにニコリと笑いかけてからそう言って、ペニスに手を伸ばし、期待に打ち震えるようにビクンビクンと暴れているそれをつかむ。

 うわっ、あっつい……。

 初めて握ったユニさんのペニスは驚くほど熱かった。

「んんっ♡」

 ユニさんのあげたうめき声に驚いて顔を見ると、なにかをこらえるように目をつぶって眉間にシワを寄せていた。

 ちょっと握った手を上下に擦り上げてみる。

「んんんぁっ♡」

 ユニさんが更に強く目をつぶり、眉間のシワが深くなる。

 今度は空いた左手で、僕のの二周りは大きそうな亀頭にあふれるカウパーをヌルヌルと塗り拡げる。

「んうぁっ♡」
 
 ユニさんは今度はせつなそうにも見える顔で声を漏らしていた。

 ……なんか楽しい。

 いじるとユニさんが表情を変えるコントローラーを握っている気分だ。

 ユニさんの色んな表情を見たいと思って、色々といじくり回してしまう。

「……ハルっ……あのっ、もう……イキそうです……」

「ん、いいよ、イッちゃいな」

 限界を告げるユニさんの声に右手と左手、両手を使って長すぎるペニスをこすり上げる。

 でも、ペニスはビクンビクンと気持ちよさそうに限界を告げているのにユニさんはイクのを必死で我慢している。

 どうしたんだろう?

 刺激が足りないのかな?と思って両手を動かしながら亀頭をアイスクリームのようにペロペロと舐める。

 カウパーは不思議な味がしたけど、決して嫌いな味じゃなかった。

「ううっ……」

 亀頭に唾液をまぶすように舐め回し、鈴口に舌の先を差し入れてカウパーを掻き出すように舐め取る。

 もう出てくるカウパーは精液混じりで白くなってきているのに、まだユニさんは射精を我慢している。

「ハ、ハル……」

「ん?どうしたの?我慢しないでいいよ?」

 気づくとユニさんは我慢しすぎて涙まで流してた。

「ハル……お願いです……口で……ハルの口でイキたいです……」

 なんか、泣きながら頼まれた。

 ユニさんのペニスがおっきすぎて、口に入れるってことが全く頭になかった。

 僕の拳くらいあるけどこれ入るのかな……?

 まあ、ユニさんが泣きながら頼んできたんだ。がんばろう。

 覚悟を決めて、口を全開に開けてユニさんの大きすぎる亀頭をなんとか口の中に入れる。

 口になんとか収まるそれに歯を立てないように気をつけながら、舌を絡める。

「ああぁっ♡」

 一舐めしたところでユニさんが射精した。 

「うぐっ!?」

 口の中いっぱいになってる亀頭が、さらに大きく膨らんで熱く粘ついた液体を吹き出させている。

「ああっ♡ハルっ!気持ちいいですっ♡ハルのお口、すごい気持ちいいですっ♡」

 それどころかユニさんは射精しながら僕の喉を犯すように腰を大きく打ち付けてきた。

「ゔっ……ぐっ……ゔゔっ……げえっ……んぐっ……」

 射精はもう終わっているのにユニさんは我を忘れたように、僕の喉をその長大すぎるもので犯している。

 明らかに入っちゃいけないところまで入ってしまっていて、えずくどころか息ができなくて意識が朦朧としてくる。

 薄れる意識の中、なんとか歯を立てないようにだけ気をつけているとユニさんのペニスが更に大きくなって僕の喉を圧迫する。

 射精するんだなと思って、無意識のうちに喉を犯すペニスをすするように吸い上げた。

 自分でもなにを考えているかよく分かんなかったけど、なんとか少しでも気持ちよくなって欲しいって必死だった。

「それいいですぅっ♡イクッ♡イキますっ♡ハルぅ♡飲んでっ♡飲んでくださいっ♡♡」

 喉の奥の奥で熱いものが弾けて打ち付けられる感覚がする。

 食道を重たいものが通り抜けていって、胃が重くなっていく。

 ユニさんの射精はこのまま酸欠で死ぬのかな?と思うくらい長く続いてた……。



 ――――――



「ごめんなさいいぃぃ……ハル、許して……許してくださいいぃぃ……」

 ユニさんが裸のままの僕に抱きついて大泣きしている。

 さっきっからヨシヨシと頭抱いてなでているけど泣き止む気配がない。

 いい加減寒くなってきたんだけどなぁ……。

「ほらいい加減泣き止んで。
 僕は怒ってないから……」

 まあ死ぬような目にはあったけど、我を忘れちゃっただけで悪気はないみたいなので本当に怒っていない。

 ……いや、全く怒っていなかったかというとそれも嘘なんだけど、ここまで全力で謝られると怒る気も失せてくる。

「でも……でも……」

 まだクズグズ言っているユニさんのほっぺたを両手で挟んで顔を上げさせる。

 こうしていると本当にユニさんは年下なんだなぁと実感する。

「でもじゃないの。
 僕は怒ってないって言ってるんだから、いい加減泣き止みなさい。
 嘘じゃないって分かるでしょ?」

 僕の顔をじっと見ていたユニさんが、安心したように鼻を啜り上げる。

「はい……。
 本当にすみませんでした……。
 あの……本当にこんなつもりじゃ……」

 僕が怒ってないってことは納得してくれたみたいだけど、またエンドレス謝罪が始まりそうだ。

「うん、分かった。
 僕は許したからこの話はこれでおしまい。
 いいね?」

「はい、分かりました……。
 本当にすみません……これが最後だと思ったら抑えきれなくて……」

 なにを言っても今は無駄っぽい。

 気が済むまで謝らせたほうがいいかもと思ったところで、ユニさんの言葉が気になった。

「ん?最後って?」

 なにがどう最後なんだろう?

 やることやったから用済みで処分?

「あっ…………あの……その……私たちケンタウロス種は……あの、ご覧になった通り……その……一部が他の人間種よりかなり巨大でして……」

 巨大……うん、たしかに巨大だった。

 本物の馬のソレを見たことあるけど、それに匹敵するものがあった。

 うなずく僕をみてユニさんが表情を暗くする。

「なので……ヒューマン種の方とこういうことになると……もう二度と会ってくれなくなると言われてまして……。
 もうこれが最後なら思い残すことのないようにって気分になってしまって……」

 あー……、だから射精するのもあんなに我慢してたのか。

 大きさだけじゃなくって、量も人とは比べ物にならなかったからなぁ……。

 まあ確かに、僕も引かなかったといえば嘘になるし、女性にとっては死活問題だろう。
 
 女性に限らず入れられる側は、か。

「えっと……ユニさんは……その……僕に入れたいの?」

「そんなことないですっ!我慢しますっ!」

 角が刺さる勢いで迫られた。

 我慢か。漏れ出る本音に少し苦笑い。

「我慢して優しくしてくれるなら僕は嫌じゃないよ?」

 ユニさんはイケメンな上に、マニアの部分がまだ得体が知れない事を除けば可愛らしいし、そういう関係になることには拒否感はない。

 それどころか望むところだ。

「え?そんな……嘘です……」

「ほらほら、思い出して。
 嘘ついてるかはすぐ分かるでしょ?」

 僕の顔をじっと見ていたユニさんの表情がパアッと明るくなる。

 そして、なんか、急に真っ赤になって俯くと、もじもじしながらチラチラと僕の顔を見だした。

「とりあえず……一緒にお風呂入って温まる?」

 そう言って、服の上からユニさんの股間を撫でると、しっかりと硬くなっている。

 ユニさんは恥ずかしそうにコクンとうなずいた。


 
 ――――――



「ああっ♡ハルのお口の中すごく気持ちいいですっ♡
 もっともっと飲み込んでっ♡イクッイクッイっクうううぅっ♡♡♡」
 
 また、喉の奥まで犯された。

 ユニさんはその長大なものを全部僕の口の中に押し込んで、長い……本当に長い射精をしている。

 さっきより少し楽だったのが、嬉しいのやら恐ろしいのやら。

 とりあえず、この駄馬にはしつけが必要だと思った。
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