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第一章 虜囚
28話 誓約
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僕から剣を奪おうとする所長に手を伸ばして掴む……寸前に飛び退かれた。
「…………なんだ?あれで生きているのか?」
訝しげに僕のことを見た所長の手が少しブレたように見えた。
そして、今度は僕の首の中を何かが横切っていくのを感じる。
……それと同時に、剣が通り抜けるはしから再生して繋がっていくのも感じた。
「ははっ!貴様リジェネーターかっ!
神人が裏切っていたとはなっ!」
あっという間に首がつながるのを見た所長が、楽しそうに笑う。
どうやらスキルを持った神人がこちらの世界に裏切ったんだと思っているみたいだけど、本当のことを教えてあげる義理もないのでただニヤリと笑い返しておこう。
……『エッチなエネルギーで回復しているだけです』とかいいづらいっていうのもある。
まあ、とにかく首は繋がってるし痛みがあるわけじゃない。
流れた血も補充?されているみたいでふらついたりもしないし、このまま所長を捕まえてみよう。
そう思って所長に向かって手を伸ばすけど、あっさりとかわされた。
「……ふん。
面白そうなのは再生能力だけで、動き自体は素人以下か」
僕のことを鼻で笑った所長の手がまたブレる。
同時に僕の腕を剣が通り抜ける感触がするけど、切り離されることもなく再生する。
「ふうん、再生能力だけは凄まじいな」
少し感心したように言った所長が剣を鞘に納めて初めて構えを取った。
そして、剣を大きく抜き払うと僕の体にいくつもの切れ目が入る。
「……スキル《龍巣》。
一振りで十刃の《一閃》を放つスキルだ。
いかな再生者でも回復が間に合わんだろう」
チンッ!と高い音を立てて所長が剣を鞘に納めるのと同時に僕の体に入った切れ目から血が吹き出す。
ちょうどいいので派手に飛び散った血を目眩ましにして所長に手を伸ばす。
「なにっ!?」
血煙の中から伸ばされてきた手に流石に所長が焦った顔をするけど……残念、逃げられた。
むぅ、やっぱり運動神経のない僕には厳しいな。
「ど、どういう再生力をしているんだ?貴様は。
一刃一刃が致命傷のはずだぞ」
いやぁ、たしかにけっこう再生にエネルギー食われているから早いところ捕まえたいんだけど……スルスル逃げられるなぁ。
所長、見た目的には僕と同じく運動できない系に見えるのになぁ。
「ふんっ、いくら再生力が高かろうが、その程度の動きでは《自動回避》を持つぼくは捕まえられないぞ」
あ、ずっこい。
なんかやけにヒラヒラかわすと思ったら、そう言うスキルか。
そっちがその気なら……と思ったところで、ウルガが所長の死角から忍び寄っているのに気づいた。
…………そして、所長の視線が少しそちらに動くのにも。
「ウルガっ!《止まれ》っ!!」
僕の命令を聞いたウルガが自分の意志とは関係なく不自然なほどピタリと止まった。
そして、その分厚い筋肉でおおわれた胸がパカッと割れ、血が吹き出す。
……大丈夫、出血こそ派手だけどあれくらいなら再生するはずだ。
「みんなは《手を出さないで》っ!
僕が相手するからっ!」
念のため他の子達が変なことをしないように命令で縛る。
「うん、いい判断だ。
誰が来たって《自動回避》は破れないし、迎え撃つ剣技スキルは無数にある。
いたずらに犠牲を増やす必要はないからな」
そう言いながら、所長はまたなにかのスキルを使ったのか僕の体を横に輪切りにするように剣が通った。
「ふーん、いまので貴様の身体は十分割されたはずなんだがな。
本当に凄まじい再生力だ。
こうなったらぼくが疲れ切るのと、貴様の再生力が尽きるのとどちらが速いかだな」
楽しそうに笑いながら言うと、所長は次々にスキルを繰り出してくる。
うん、部屋中が血まみれになりそうで嫌だったけど、こうなったら持久戦しか無い。
そう覚悟を決めて、遠隔で所長のエネルギーを吸い始めた。
「……んっ?な、何だこれは?」
少し慌てた様子を見せた所長が、今まで以上のスピードでスキルを繰り出してくる。
腕が輪切りにされて、胸に大穴が空いて、頭が弾け飛んで、急所という急所に剣が突き刺さる。
けど、回復で使うエネルギーより所長から流れ込んでくるエネルギーのほうが多いくらいだ。
どうも所長のエネルギーは他の子達の何倍もの量に変換されるみたいだ。
僕より相当『レベル』が高いからだろうか?
「くっ……こ、これはドレイン系の魔法か?
小癪な真似を」
エネルギーを吸うに連れて所長の動きが鈍ってきている。
と言っても、エネルギーを吸われて弱っているとかじゃなくって……。
「くっ、くそっ!
卑劣な真似をしてっ!
ぼ、ぼくがこんなものに負けると思うなよっ!!」
動きが鈍るのにあわせて所長の顔が上気してきてる。
特に腰回りの動きがぎこちなく……引けている感じになってきた。
「ねぇ、所長さん……えっと、トールくんだっけ?
トールくん、勃ってるよね?」
腰を引いて隠そうとしているけど、どう見ても股間の部分が少しだけテントを作ってる。
「そ、そんなわけ無いだろっ!
ぼくを股間で物を考えている蛮族と一緒だと思うなっ!」
キッとこちらを睨みつけてスキルを放ってくるけど……とうとう僕にもかわせるレベルになってきた。
そうとう下半身が動きづらいっぽい。
「えー、どう見ても勃ってるって。
エネルギー吸われるの気持ちいいんでしょ?」
そう言いながら、回復しなくて良くなった分、エネルギーを吸うことに集中する。
「や、やっぱり、これ貴様の仕業かっ!
下劣な手段を使いやがってっ!!ひっ♡はうっ♡」
エネルギーの吸収量があがった所長は、軽い喘ぎ声をあげるとたたらを踏んだ。
どうやら足に来始めてきているみたいで、明らかに動きがさらに鈍ってきている。
「あれー?やっぱり気持ちよさそうだよ?トールくん」
「そ、そんな訳あるかっ!
ちょ、ちょっと足がもつれただけだ」
まだ強がるトールくんだけど、明らかにチンチンはテントを作っているし、それどころか先っぽのところにシミまで作ってきている。
「そんなに言うんじゃ、確かめてみよっか……っとっ!」
もうトールくんの動きは僕でも簡単に捕まえられるくらいになっているので、服を掴んでそのまま引き破った。
エネルギーで強化された僕の手がやすやすとトールくんの軍服を引きちぎる。
なんとなく出来ると思ってやったけど、本当にエッチなことに関しては都合いい感じになるな僕の体。
下着ごと軍服を引きちぎられて全裸になったトールくんの顔が真っ赤に染まる。
それでも剣は僕に向かって構えたままなんだから大したものだ。
大したものだけど……。
「ほら、トールくんのチンチンビンビンに立ってるじゃん」
そんな勇ましい格好をしているトールくんの股間では、小さめのチンチンがガチガチに高くなってトロトロ先走りをあふれさせていた。
「う、うるさいっ!
この程度なんの問題もないっ!」
真っ赤な顔のままトールくんが切りかかってくるけど、もうその剣筋はヒョロヒョロと揺れて当たってもまともに切れそうに見えない。
「ほらほら、そんなんじゃ僕を斬れないよ?
蛮族と違ってトールくんはチンチンには負けないんでしょ?
もっと頑張ろうよっ!」
「だ、黙れっ!くっ♡はうっ♡♡」
剣を大きく薙ぎ払った勢いで大きく揺れたチンチンがお腹に擦れた感触でトールくんが喘ぎ声をあげた。
…………エロい光景に僕も勃ってきた。
「な、なにをしているっ!?」
突然服を脱ぎだした僕をトールくんが驚いた顔で見ている。
「え?トールくんだけ全裸じゃ不公平かな?と思って」
そう言う僕の股間で大きく屹立しているチンチンを、トールくんが食い入るように見ている。
「どうしたの?これ気になる?」
状況を忘れたようにあまりにもジーッと見てくるのが可愛くて、ビクンビクンとわざとチンチンを震わせてみた。
「はっ!?そ、そんなものが気になるものかっ!!
そんな汚らわしいもの切り落としてやるっ!!ひうっ♡♡あっ♡♡」
言葉通り僕のチンチンめがけて大きく剣を振ったトールくんが、また勢いで揺れるチンチンがお腹に擦れて喘ぎ声を上げる。
さっきの反省もできないくらいもう頭は働いてないっぽい。
「ほらほら、あんまり動くとイッちゃうよ?
野蛮な現地人の前で神人様がビュルビュル射精しちゃうよ?」
「だ、黙れっ!んぅっ♡♡はうっ♡ああっ♡あうっ♡はあっ♡」
キレた様子のトールくんが喘ぎ声をあげなからブンブンと剣をめちゃくちゃに振り回す。
避けるまでもないその姿をニヤニヤ笑いながら眺めていたら、とうとうトールくんの動きが止まった。
「ん?トールくん、どうしたの?
疲れちゃった?」
「…………」
僕がテクテク無造作に近寄っていっても、睨みつけるだけで身動き一つしようとしない。
トロトロ……どころかダラダラと先走りを流すチンチンを見るに、もうちょっとでも刺激があればイッちゃいそうなんだと思う。
「ねえ?もう終わりでいいの?
そんなにちんちんビクビクさせて、射精したくて仕方なくなっちゃった?」
「……」
もうお互いの匂いまで分かる距離に来たのに、トールくんは魅入られたように一点を睨みつけたままだ。
「……ねぇ?そんなにジッと見て、そんなに僕のチンチンがほしいの?」
「そ、そんなの見てないっ!」
「いやいや、あれだけ熱い視線で見ておいていまさらそんなこと言ってもね?
僕のチンチンどうしたいの?」
「………………あっ♡んっ♡ああっ♡」
黙り込んじゃったトールくんから更に強くエネルギーを吸い込む。
それだけでトールくんは喘ぎ声をあげてチンチンをビクビクさせてイきそうになっちゃってる。
「なに?触りたいの?それとも舐めたい?」
トールくんの耳元まで口を近づけて、優しくささやく。
「もしかして……挿れてほしい?」
「あっ♡ああっ♡♡うああああぁぁっ♡♡♡♡」
びゅるるるっ!!びゅるるっ!びゅっ!!!びゅるるっ!!
その途端、トールくんの可愛らしいチンチンが大きく首を振りながら射精をはじめた。
「あーあ、トールくん、神人様なのに現地人相手に負け射精しちゃったねー♡
降参しますってチンチン必死に頭振ってる、なっさけなーい♡♡」
「あっ♡ああっ♡♡止まんないっ♡♡射精止まんないよぉ♡♡」
射精に合わせてエネルギー吸ってるからねー、気持ちいいの止まんないでしょ?
ガクガク震えてへたり込みそうになる足を必死に踏ん張って、恍惚の表情でよだれを垂らしながらビュクビュク射精しているトールくんがすごい可愛い。
「ふふ、いっぱい出しちゃったねー?
可愛いチンチンブンブン振って、大事な神人汁いっぱいぶちまけちゃったねー♡」
「………………」
射精が終わって床にへたり込んでしまったトールくんが、真っ赤な顔のまま憎悪の表情を浮かべて睨みつけてくる。
それもまた可愛かったので、こっちも先走りを流し始めているチンチンをトールくんの顔に突きつけた。
「…………あ」
その途端、あれだけ怖い顔で睨みつけていたトールくんが、呆けた顔になってただ僕のチンチンを見つめだした。
鼻先に先っぽをこすりつけてもただボーっとチンチンを見つめ続けている。
「どうする?
さっき物欲しそうに見つめてたチンチンが目の前にあるけど、どうする?」
鼻にくっつけられたチンチンのニオイをクンクンと嗅いでいたトールくんが、思わずといった感じにアーンと大きく口を開けた。
「トールくん、舐めてもいいけど、そしたらもうトールくんの負けだからね?」
「……んっ♡んんっ♡♡んちゅっ♡♡れろっ♡♡んんっ♡♡♡」
僕の言葉を聞いて、ビクリと体を震わせたトールくんはほんの一瞬だけ迷った後すぐに僕のチンチンを口の中に収めた。
そして、無我夢中といった感じにチンチンをしゃぶり始めている。
「んっ♡♡そんなにちんちん舐めたかったの?♡♡んんっ♡♡すごい吸い付いてるっ♡♡♡」
かっこいい顔を歪ませたトールくんが、僕のチンチンに吸い付きながら夢中でベロを絡みつかせてくる。
多分一度もこんな事したことなったんだと思うくらい下手くそだけど、そのあまりに必死でしゃぶる様子がチンチンにクル。
同時に、もう吸収はやめているのにトールくんから極上のエネルギーが流れ込んできて、ピコンピコンレベルが上がりまくっているのが分かる。
レベルが上ったおかげで、ちょっと出来ることが増えたっぽい。
「んっ♡んちゅっ♡♡じゅるっ♡♡んんっ♡♡れろつ♡じゅるっ♡♡」
せっかくだから、夢中でチンチンにしゃぶりついているトールくんで試してみよう。
下手くそなトールくんだけど、一応気持ちいいところは分かっているのか亀頭やカリ首の辺りを念入りに舐めてきて、ベロがチンチンを撫でるたびにゾワッと快感が湧き上がってくる。
あんなに偉そうにしていたトールくんがひざまずいて僕のチンチンをしゃぶっている光景とあわせて、最近エネルギーが溢れてて早漏気味の僕はもうイッちゃいそうだ。
「ト、トールくん、僕、そろそろイキそうなんだけど……」
「んんっ♡♡んじゅるっ♡♡れろっ♡♡じゅるっ♡♡♡んじゅっ♡♡じゅるっ♡♡」
限界を告げたらトールくんの吸い付きが俄然激しくなった。
下手くそだから歯がチクチク当たるけど、今の僕にはそれを含めて気持ちよくってもうイッちゃいそう。
も、もう少し我慢しないと。
隠れてモモのあたりをツネってイクのをなんとか我慢する。
「じゅるっ♡♡ずじゅっ♡♡じゅぶっ♡♡じゅるるっ♡♡」
なかなか射精しなくてムキになってきたのか、トールくんは頭まで振り出してしまった。
い、いや、気持ちいいけど必死になりすぎでしょ。
エッチなことに耐性無さそうだったから、一気に頭ゆだっちゃったのかもしれない。
「え、えと、このまま僕の精液を口の中で受け止めると『今後一切僕に不利益になることはしない』という誓いをしたとみなすよ?
いい?」
まず新しく増えた能力、『誓約』だ。
ま、細かい説明は後にしてとりあえずトールくんの返事を……。
「じゅるっ♡♡じゅるるっ♡♡♡ちゅっ♡♡ちゅるつ♡♡れろっ♡♡」
返事……え?トールくん聞こえてる?
トールくんは『誓約』の話を聞いても一瞬たりとも途切れることなく僕のチンチンをしゃぶり続けている。
え?もう夢中すぎて耳に入ってない?
お互いにちゃんと内容を認識している状態じゃないと効果ないんだけど……。
「おーい、トールくん、僕の声聞こえてるー?」
「ちゅっ♡♡ちゅっ♡♡ちゅっ♡♡」
……チンチンへのキスで返事された。
悩むことなく受け入れることに決めただけでちゃんと聞こえていたらしい。
「そ、それじゃ、トールくんの口に精液出すからねっ♡
これで『誓約』完了だからねっ♡♡」
「んっ♡♡ちゅうううぅ♡♡♡じゅるるるっ♡♡♡」
は、早く出せというように思いっきり吸い付かれてしまった。
あまりにも強い吸引にチンチンの先から身体の中身が出ていきそうな気さえする。
「あつ♡♡でるっ♡♡吸い出されるっ♡♡うううぅぅぅぅぅっ♡♡♡♡」
どびゅっ!!!びゅるるるっ!!!どびゅっ!!!びゅっ!!どくんっ!!!どくどくどくどくっ!!!
「んっ♡んくっ♡♡んんっ♡♡ごくっ♡♡んんつ♡♡」
口の中に勢いよく吐き出される精液をトールくんが嬉しそうに飲み込んでいく。
かっこいい顔を快感にゆるくトロケさせながら、気持ちよくなっている僕を上目遣いで見ながらゴクゴクと音を立てて精液を飲み込んでいる。
見た目的には特に変化はないけれど、不思議と僕の中には『誓約』が完了したという確信があった。
「…………なんだ?あれで生きているのか?」
訝しげに僕のことを見た所長の手が少しブレたように見えた。
そして、今度は僕の首の中を何かが横切っていくのを感じる。
……それと同時に、剣が通り抜けるはしから再生して繋がっていくのも感じた。
「ははっ!貴様リジェネーターかっ!
神人が裏切っていたとはなっ!」
あっという間に首がつながるのを見た所長が、楽しそうに笑う。
どうやらスキルを持った神人がこちらの世界に裏切ったんだと思っているみたいだけど、本当のことを教えてあげる義理もないのでただニヤリと笑い返しておこう。
……『エッチなエネルギーで回復しているだけです』とかいいづらいっていうのもある。
まあ、とにかく首は繋がってるし痛みがあるわけじゃない。
流れた血も補充?されているみたいでふらついたりもしないし、このまま所長を捕まえてみよう。
そう思って所長に向かって手を伸ばすけど、あっさりとかわされた。
「……ふん。
面白そうなのは再生能力だけで、動き自体は素人以下か」
僕のことを鼻で笑った所長の手がまたブレる。
同時に僕の腕を剣が通り抜ける感触がするけど、切り離されることもなく再生する。
「ふうん、再生能力だけは凄まじいな」
少し感心したように言った所長が剣を鞘に納めて初めて構えを取った。
そして、剣を大きく抜き払うと僕の体にいくつもの切れ目が入る。
「……スキル《龍巣》。
一振りで十刃の《一閃》を放つスキルだ。
いかな再生者でも回復が間に合わんだろう」
チンッ!と高い音を立てて所長が剣を鞘に納めるのと同時に僕の体に入った切れ目から血が吹き出す。
ちょうどいいので派手に飛び散った血を目眩ましにして所長に手を伸ばす。
「なにっ!?」
血煙の中から伸ばされてきた手に流石に所長が焦った顔をするけど……残念、逃げられた。
むぅ、やっぱり運動神経のない僕には厳しいな。
「ど、どういう再生力をしているんだ?貴様は。
一刃一刃が致命傷のはずだぞ」
いやぁ、たしかにけっこう再生にエネルギー食われているから早いところ捕まえたいんだけど……スルスル逃げられるなぁ。
所長、見た目的には僕と同じく運動できない系に見えるのになぁ。
「ふんっ、いくら再生力が高かろうが、その程度の動きでは《自動回避》を持つぼくは捕まえられないぞ」
あ、ずっこい。
なんかやけにヒラヒラかわすと思ったら、そう言うスキルか。
そっちがその気なら……と思ったところで、ウルガが所長の死角から忍び寄っているのに気づいた。
…………そして、所長の視線が少しそちらに動くのにも。
「ウルガっ!《止まれ》っ!!」
僕の命令を聞いたウルガが自分の意志とは関係なく不自然なほどピタリと止まった。
そして、その分厚い筋肉でおおわれた胸がパカッと割れ、血が吹き出す。
……大丈夫、出血こそ派手だけどあれくらいなら再生するはずだ。
「みんなは《手を出さないで》っ!
僕が相手するからっ!」
念のため他の子達が変なことをしないように命令で縛る。
「うん、いい判断だ。
誰が来たって《自動回避》は破れないし、迎え撃つ剣技スキルは無数にある。
いたずらに犠牲を増やす必要はないからな」
そう言いながら、所長はまたなにかのスキルを使ったのか僕の体を横に輪切りにするように剣が通った。
「ふーん、いまので貴様の身体は十分割されたはずなんだがな。
本当に凄まじい再生力だ。
こうなったらぼくが疲れ切るのと、貴様の再生力が尽きるのとどちらが速いかだな」
楽しそうに笑いながら言うと、所長は次々にスキルを繰り出してくる。
うん、部屋中が血まみれになりそうで嫌だったけど、こうなったら持久戦しか無い。
そう覚悟を決めて、遠隔で所長のエネルギーを吸い始めた。
「……んっ?な、何だこれは?」
少し慌てた様子を見せた所長が、今まで以上のスピードでスキルを繰り出してくる。
腕が輪切りにされて、胸に大穴が空いて、頭が弾け飛んで、急所という急所に剣が突き刺さる。
けど、回復で使うエネルギーより所長から流れ込んでくるエネルギーのほうが多いくらいだ。
どうも所長のエネルギーは他の子達の何倍もの量に変換されるみたいだ。
僕より相当『レベル』が高いからだろうか?
「くっ……こ、これはドレイン系の魔法か?
小癪な真似を」
エネルギーを吸うに連れて所長の動きが鈍ってきている。
と言っても、エネルギーを吸われて弱っているとかじゃなくって……。
「くっ、くそっ!
卑劣な真似をしてっ!
ぼ、ぼくがこんなものに負けると思うなよっ!!」
動きが鈍るのにあわせて所長の顔が上気してきてる。
特に腰回りの動きがぎこちなく……引けている感じになってきた。
「ねぇ、所長さん……えっと、トールくんだっけ?
トールくん、勃ってるよね?」
腰を引いて隠そうとしているけど、どう見ても股間の部分が少しだけテントを作ってる。
「そ、そんなわけ無いだろっ!
ぼくを股間で物を考えている蛮族と一緒だと思うなっ!」
キッとこちらを睨みつけてスキルを放ってくるけど……とうとう僕にもかわせるレベルになってきた。
そうとう下半身が動きづらいっぽい。
「えー、どう見ても勃ってるって。
エネルギー吸われるの気持ちいいんでしょ?」
そう言いながら、回復しなくて良くなった分、エネルギーを吸うことに集中する。
「や、やっぱり、これ貴様の仕業かっ!
下劣な手段を使いやがってっ!!ひっ♡はうっ♡」
エネルギーの吸収量があがった所長は、軽い喘ぎ声をあげるとたたらを踏んだ。
どうやら足に来始めてきているみたいで、明らかに動きがさらに鈍ってきている。
「あれー?やっぱり気持ちよさそうだよ?トールくん」
「そ、そんな訳あるかっ!
ちょ、ちょっと足がもつれただけだ」
まだ強がるトールくんだけど、明らかにチンチンはテントを作っているし、それどころか先っぽのところにシミまで作ってきている。
「そんなに言うんじゃ、確かめてみよっか……っとっ!」
もうトールくんの動きは僕でも簡単に捕まえられるくらいになっているので、服を掴んでそのまま引き破った。
エネルギーで強化された僕の手がやすやすとトールくんの軍服を引きちぎる。
なんとなく出来ると思ってやったけど、本当にエッチなことに関しては都合いい感じになるな僕の体。
下着ごと軍服を引きちぎられて全裸になったトールくんの顔が真っ赤に染まる。
それでも剣は僕に向かって構えたままなんだから大したものだ。
大したものだけど……。
「ほら、トールくんのチンチンビンビンに立ってるじゃん」
そんな勇ましい格好をしているトールくんの股間では、小さめのチンチンがガチガチに高くなってトロトロ先走りをあふれさせていた。
「う、うるさいっ!
この程度なんの問題もないっ!」
真っ赤な顔のままトールくんが切りかかってくるけど、もうその剣筋はヒョロヒョロと揺れて当たってもまともに切れそうに見えない。
「ほらほら、そんなんじゃ僕を斬れないよ?
蛮族と違ってトールくんはチンチンには負けないんでしょ?
もっと頑張ろうよっ!」
「だ、黙れっ!くっ♡はうっ♡♡」
剣を大きく薙ぎ払った勢いで大きく揺れたチンチンがお腹に擦れた感触でトールくんが喘ぎ声をあげた。
…………エロい光景に僕も勃ってきた。
「な、なにをしているっ!?」
突然服を脱ぎだした僕をトールくんが驚いた顔で見ている。
「え?トールくんだけ全裸じゃ不公平かな?と思って」
そう言う僕の股間で大きく屹立しているチンチンを、トールくんが食い入るように見ている。
「どうしたの?これ気になる?」
状況を忘れたようにあまりにもジーッと見てくるのが可愛くて、ビクンビクンとわざとチンチンを震わせてみた。
「はっ!?そ、そんなものが気になるものかっ!!
そんな汚らわしいもの切り落としてやるっ!!ひうっ♡♡あっ♡♡」
言葉通り僕のチンチンめがけて大きく剣を振ったトールくんが、また勢いで揺れるチンチンがお腹に擦れて喘ぎ声を上げる。
さっきの反省もできないくらいもう頭は働いてないっぽい。
「ほらほら、あんまり動くとイッちゃうよ?
野蛮な現地人の前で神人様がビュルビュル射精しちゃうよ?」
「だ、黙れっ!んぅっ♡♡はうっ♡ああっ♡あうっ♡はあっ♡」
キレた様子のトールくんが喘ぎ声をあげなからブンブンと剣をめちゃくちゃに振り回す。
避けるまでもないその姿をニヤニヤ笑いながら眺めていたら、とうとうトールくんの動きが止まった。
「ん?トールくん、どうしたの?
疲れちゃった?」
「…………」
僕がテクテク無造作に近寄っていっても、睨みつけるだけで身動き一つしようとしない。
トロトロ……どころかダラダラと先走りを流すチンチンを見るに、もうちょっとでも刺激があればイッちゃいそうなんだと思う。
「ねえ?もう終わりでいいの?
そんなにちんちんビクビクさせて、射精したくて仕方なくなっちゃった?」
「……」
もうお互いの匂いまで分かる距離に来たのに、トールくんは魅入られたように一点を睨みつけたままだ。
「……ねぇ?そんなにジッと見て、そんなに僕のチンチンがほしいの?」
「そ、そんなの見てないっ!」
「いやいや、あれだけ熱い視線で見ておいていまさらそんなこと言ってもね?
僕のチンチンどうしたいの?」
「………………あっ♡んっ♡ああっ♡」
黙り込んじゃったトールくんから更に強くエネルギーを吸い込む。
それだけでトールくんは喘ぎ声をあげてチンチンをビクビクさせてイきそうになっちゃってる。
「なに?触りたいの?それとも舐めたい?」
トールくんの耳元まで口を近づけて、優しくささやく。
「もしかして……挿れてほしい?」
「あっ♡ああっ♡♡うああああぁぁっ♡♡♡♡」
びゅるるるっ!!びゅるるっ!びゅっ!!!びゅるるっ!!
その途端、トールくんの可愛らしいチンチンが大きく首を振りながら射精をはじめた。
「あーあ、トールくん、神人様なのに現地人相手に負け射精しちゃったねー♡
降参しますってチンチン必死に頭振ってる、なっさけなーい♡♡」
「あっ♡ああっ♡♡止まんないっ♡♡射精止まんないよぉ♡♡」
射精に合わせてエネルギー吸ってるからねー、気持ちいいの止まんないでしょ?
ガクガク震えてへたり込みそうになる足を必死に踏ん張って、恍惚の表情でよだれを垂らしながらビュクビュク射精しているトールくんがすごい可愛い。
「ふふ、いっぱい出しちゃったねー?
可愛いチンチンブンブン振って、大事な神人汁いっぱいぶちまけちゃったねー♡」
「………………」
射精が終わって床にへたり込んでしまったトールくんが、真っ赤な顔のまま憎悪の表情を浮かべて睨みつけてくる。
それもまた可愛かったので、こっちも先走りを流し始めているチンチンをトールくんの顔に突きつけた。
「…………あ」
その途端、あれだけ怖い顔で睨みつけていたトールくんが、呆けた顔になってただ僕のチンチンを見つめだした。
鼻先に先っぽをこすりつけてもただボーっとチンチンを見つめ続けている。
「どうする?
さっき物欲しそうに見つめてたチンチンが目の前にあるけど、どうする?」
鼻にくっつけられたチンチンのニオイをクンクンと嗅いでいたトールくんが、思わずといった感じにアーンと大きく口を開けた。
「トールくん、舐めてもいいけど、そしたらもうトールくんの負けだからね?」
「……んっ♡んんっ♡♡んちゅっ♡♡れろっ♡♡んんっ♡♡♡」
僕の言葉を聞いて、ビクリと体を震わせたトールくんはほんの一瞬だけ迷った後すぐに僕のチンチンを口の中に収めた。
そして、無我夢中といった感じにチンチンをしゃぶり始めている。
「んっ♡♡そんなにちんちん舐めたかったの?♡♡んんっ♡♡すごい吸い付いてるっ♡♡♡」
かっこいい顔を歪ませたトールくんが、僕のチンチンに吸い付きながら夢中でベロを絡みつかせてくる。
多分一度もこんな事したことなったんだと思うくらい下手くそだけど、そのあまりに必死でしゃぶる様子がチンチンにクル。
同時に、もう吸収はやめているのにトールくんから極上のエネルギーが流れ込んできて、ピコンピコンレベルが上がりまくっているのが分かる。
レベルが上ったおかげで、ちょっと出来ることが増えたっぽい。
「んっ♡んちゅっ♡♡じゅるっ♡♡んんっ♡♡れろつ♡じゅるっ♡♡」
せっかくだから、夢中でチンチンにしゃぶりついているトールくんで試してみよう。
下手くそなトールくんだけど、一応気持ちいいところは分かっているのか亀頭やカリ首の辺りを念入りに舐めてきて、ベロがチンチンを撫でるたびにゾワッと快感が湧き上がってくる。
あんなに偉そうにしていたトールくんがひざまずいて僕のチンチンをしゃぶっている光景とあわせて、最近エネルギーが溢れてて早漏気味の僕はもうイッちゃいそうだ。
「ト、トールくん、僕、そろそろイキそうなんだけど……」
「んんっ♡♡んじゅるっ♡♡れろっ♡♡じゅるっ♡♡♡んじゅっ♡♡じゅるっ♡♡」
限界を告げたらトールくんの吸い付きが俄然激しくなった。
下手くそだから歯がチクチク当たるけど、今の僕にはそれを含めて気持ちよくってもうイッちゃいそう。
も、もう少し我慢しないと。
隠れてモモのあたりをツネってイクのをなんとか我慢する。
「じゅるっ♡♡ずじゅっ♡♡じゅぶっ♡♡じゅるるっ♡♡」
なかなか射精しなくてムキになってきたのか、トールくんは頭まで振り出してしまった。
い、いや、気持ちいいけど必死になりすぎでしょ。
エッチなことに耐性無さそうだったから、一気に頭ゆだっちゃったのかもしれない。
「え、えと、このまま僕の精液を口の中で受け止めると『今後一切僕に不利益になることはしない』という誓いをしたとみなすよ?
いい?」
まず新しく増えた能力、『誓約』だ。
ま、細かい説明は後にしてとりあえずトールくんの返事を……。
「じゅるっ♡♡じゅるるっ♡♡♡ちゅっ♡♡ちゅるつ♡♡れろっ♡♡」
返事……え?トールくん聞こえてる?
トールくんは『誓約』の話を聞いても一瞬たりとも途切れることなく僕のチンチンをしゃぶり続けている。
え?もう夢中すぎて耳に入ってない?
お互いにちゃんと内容を認識している状態じゃないと効果ないんだけど……。
「おーい、トールくん、僕の声聞こえてるー?」
「ちゅっ♡♡ちゅっ♡♡ちゅっ♡♡」
……チンチンへのキスで返事された。
悩むことなく受け入れることに決めただけでちゃんと聞こえていたらしい。
「そ、それじゃ、トールくんの口に精液出すからねっ♡
これで『誓約』完了だからねっ♡♡」
「んっ♡♡ちゅうううぅ♡♡♡じゅるるるっ♡♡♡」
は、早く出せというように思いっきり吸い付かれてしまった。
あまりにも強い吸引にチンチンの先から身体の中身が出ていきそうな気さえする。
「あつ♡♡でるっ♡♡吸い出されるっ♡♡うううぅぅぅぅぅっ♡♡♡♡」
どびゅっ!!!びゅるるるっ!!!どびゅっ!!!びゅっ!!どくんっ!!!どくどくどくどくっ!!!
「んっ♡んくっ♡♡んんっ♡♡ごくっ♡♡んんつ♡♡」
口の中に勢いよく吐き出される精液をトールくんが嬉しそうに飲み込んでいく。
かっこいい顔を快感にゆるくトロケさせながら、気持ちよくなっている僕を上目遣いで見ながらゴクゴクと音を立てて精液を飲み込んでいる。
見た目的には特に変化はないけれど、不思議と僕の中には『誓約』が完了したという確信があった。
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