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一期は夢よ、ただ狂え
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御台所は月のもので、数日は寝所を共にできない。
「また、我慢なさろうとしている」
朝盛は、いつものように実朝の下腹部に触れる。
「ふふ。いつもながら可愛い。お若くて元気なことだ」
そう言って、朝盛は、実朝の望む様々な方法を施そうとする。
「おいでなさい」
実朝は、朝盛の言うがままに、朝盛の中に自分自身を埋め込んでいく。もう何度、朝盛の中で白い欲望を吐き出したことだろう。
「つらくはないのか」
育ちの良い貴公子らしく気遣うような実朝の問いに、朝盛はいやらしい笑顔で答える。
「御先代で慣れておりますから」
実朝が聞きたくはなかった言葉だ。
朝盛は、まだ少年だった頃から兄頼家のお手付きだった。
「兄君は、我慢のきかないお方でしたよ」
実朝の嫉妬を煽るように、朝盛はわざと挑発する。
一期の夢、そう言い聞かせながら、もう何度同じようなことをしてきたか。
「好きなだけ、狂ってしまえばいいのです」
何度でも墜ちていき、狂った夢を見てしまおう、二人で。
「また、我慢なさろうとしている」
朝盛は、いつものように実朝の下腹部に触れる。
「ふふ。いつもながら可愛い。お若くて元気なことだ」
そう言って、朝盛は、実朝の望む様々な方法を施そうとする。
「おいでなさい」
実朝は、朝盛の言うがままに、朝盛の中に自分自身を埋め込んでいく。もう何度、朝盛の中で白い欲望を吐き出したことだろう。
「つらくはないのか」
育ちの良い貴公子らしく気遣うような実朝の問いに、朝盛はいやらしい笑顔で答える。
「御先代で慣れておりますから」
実朝が聞きたくはなかった言葉だ。
朝盛は、まだ少年だった頃から兄頼家のお手付きだった。
「兄君は、我慢のきかないお方でしたよ」
実朝の嫉妬を煽るように、朝盛はわざと挑発する。
一期の夢、そう言い聞かせながら、もう何度同じようなことをしてきたか。
「好きなだけ、狂ってしまえばいいのです」
何度でも墜ちていき、狂った夢を見てしまおう、二人で。
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