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私と人間
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「一ノ瀬さん、買い出し行って来てもらえる?」
「え‥‥‥?」
クラス委員長がメモ用紙を持って来た。表から裏までびっしりと書かれた文字は、どうやら買って来てもらいたいもののようだ。私一人だけではかなり大変、というか物理的にギリギリできるくらいだ。委員長は何も感じていないかのような機械的な笑みを私に向けていた。
「わかり、ました」
「あ!ありがとね!じゃあ、それよろしく」
そうして委員長はクラスの隅から中心へと帰って行った。断れなかった。こういう時どうしても断れないのはなぜなのだろうか。今更他人の評価を機にする意味もないのに。私の気も知らないでクラスのみんなは文化祭の飾り付けを行なっていた。あんなに固まって作業する必要なんてないのに。効率が悪い。忙しさを装って、ただ別の面倒な仕事から逃げているだけ。そうして都合のいい私を使う。
「なんで引き受けるんだよ、カエデ一人じゃ無理だぞ」
呆れたような声だ。私も私で呆れている。今更断りに行くのも怖いので、大人しく買い出しへと向かうことにした。三階から一階までそして玄関へと。いつもは殺風景な廊下も文化祭仕様へと姿を変えている。校門前にも生徒が集まって飾りをつけていた。騒がしい校門をくぐると、急に静かになった。なんだか私だけ爪弾きにされたみたいで、なんだかおかしくなった。
「一ノ瀬さん!」
校門とは反対側の路地から伊織さんの声がした。振り返ってみると、彼は小さな荷物をいくつも持っていた。すごく大変そうだ。
「これから買い出し?」
「うん。伊織さんは終わったところだね」
「ああ、細々したのが結構多くてさ、一ノ瀬さんはどこまで行くの?」
「駅の近くの日用品店に‥‥‥」
彼は私の手元に目を落とした。すると顔を歪めて私の目を見た。
「それ、全部一ノ瀬さんが?」
「うん‥‥‥頼れる人いなくて。私こんなんだから」
「俺行くよ!荷物持ちするからさ!まってて、これ置いてくるから」
「え!い、いいわよ、私だけでも大丈夫、不可能な量じゃないし、伊織さんもクラスの準備あるでしょ?」
「へーき、へーき!俺、いてもいなくてもおんなじだから。じゃ、ちょっと行ってくるね!」
彼はそう言って校門をくぐって行ってしまった。
「はーん。イオリさん、ねぇ‥‥‥」
「何よ、その言い方」
周りに人がいないことを確認し、スマートフォンを取り出した。
「ぶっちゃけカエデはどう思ってるわけ?あの優男のこと」
「ずいぶんな言い方ね。伊織さんとっても親切なのに」
「なんか気にいらねぇーんだよなー」
「あれー?もしかして嫉妬?」
「はぁ!?ちげーし!オレはAIだぞ!嫉妬なんかしねーよ!バーカ!」
「ちょ、バカなんて酷い!伊織さんなら絶対言わないわ!」
「オレとイオリを比べるな!そんなにイオリがお気に入りか!?」
いつにも増して感情的である。イレギュラー。感情に似たプログラム。私はAIではないから、プログラムとかなんだかんだはよくわからないが、イレギュラーは別に、感情に似たプログラムを持っているだけで感情は持っていないらしい。ならば、今のアイの怒りはどこから来ているのだろうか。
「ふん!オレはお邪魔だもんな。黙ってればいいんだろ。イオリと楽しくお買い物してろよ」
「何よそれ・・・急に機嫌悪くなってその言い草!もうどっかに引っ込んでればいいじゃない!」
「言われなくてもそうするね!」
そう言うと、電子的な声は少し遠のいた。ブツブツと小言が聞こえる。アイめ、わざと私に聞こえるようにしてるな。全く今日はどうしたのかしら。
「おまたせ」
伊織さんが手を振りながら小走りでこっちへ来たので私も反射的に手を振り返した。なんだか胸の奥がくすぐったい感じがして、そわそわする。でも、悪い気分ではない。
「伊織さん、手伝ってくれてありがとう」
「そんな、別にお礼なんて。お、女の子一人にそんな大荷物持たせられないしね!それに・・・」
「・・・それに?どうかしたの?」
「いや!今のは忘れて!ほ、ほら行こう!」
伊織さんが急に歩き出すので私は置いていかれないように慌てて後ろをついていく。その様子に気づいたのか、伊織さんが歩く速度を落としてくれた。優しいなあ、伊織さんは。どうして私なんかに優しいんだろう。優しくされっるっていい気分だなあ。
伊織さん前を歩いて私が後ろをついて行く、なんだかRPGのパーティメンバーになった気分。誰かと街を歩くのが新鮮で、なんだか旅に出るかのようなワクワクが押し寄せてきた。
「これで全部かな?」
「買い物リスト覚えてねーのか?あー、人間は一回じゃ覚えられないもんな」
ああ、さっきから伊織さんが何か言うたびに右耳に茶化しの言葉が送られてくる。私が今文句を言うことも書くこともできないってわかっているから言いたい放題だ。
「い、伊織さん、そんなに持って大丈夫?私まだ持てるわよ」
「平気!こんなの全然!」
「そりゃ男だからな、少しぐらい持てなきゃダサいだろ」
私は今どんな顔をしているのかしら。引きつってないかな。伊織さんもいるし両手も塞がってるし・・・でも、このままAIに文句を言わせ続けるのはなんだか伊織さんに悪い気がする。
「つーかカエデ、昨日肉まん食べ過ぎたからいい運動になるな。・・・フン!豚にならずに済んでよかったな」
個人的にも腹立たしい。誠に。こうなったら徹底して無視してやる。
私は伊織さんの横に並ぶようにして見慣れた坂を登る。アイの他にこの通学路を一緒に歩くことなんてかつてあっただろうか。私は出来る限り明るい声色をでして伊織さんに話しかける。
「本当にありがとう。私だけじゃ持てなかった。伊織さんがいてくれてよかった」
「え、そう・・・?そ、そっか!役に立ててよかった!」
「なんだよ、偶然会っただけのくせに」
そう言いながらアイの声が遠のいていった。今度こそなにかのアプリの中に入ってしまったんだろう。なんだか急に静かになってしまった。こんなに静かなのはいつぶりだろう。あれ、どうしてこんなに静かなの?・・・ああ、私、今伊織さんと二人きりなのね。アイがいなくて、別の人といる。しかも男の子。男の子と一緒に並んで歩いてる。
急に汗が噴き出してきた。なんか暑い、ああ、どうしよう、なんだか私変だわ。
「一ノ瀬さん、大丈夫?」
「え?」
「顔真っ赤だよ!」
そんなに?どうしよう。顔の赤さを指摘されさらに顔の熱が増す。暑い、暑い。一体どうした私。冷たいアイス、かき氷が食べたい。
「う~ん。今日は日差しが強いから、どこかで休もう!」
「日差し?・・・そうよ!今日は暑いから!だから私暑いのよ」
「う、うん?」
私の見ている世界が陽炎のように揺れ始めた。それはどんどん強くなって立つのもままならなくなりそうだ。頭がグルグルする。アイス、かき氷、なんなら飲み物でも構わない。何か冷たいものを口にしたい。何か、何か。
「山田の駄菓子屋」
「あ・・・そうだ」
「一ノ瀬さん?どうかした?」
私は黙って狭い路地の向こう側を見つめた。伊織さんが私の顔を心配そうに覗き込む。
「この路地って、駄菓子屋への近道なんだった・・・」
「駄菓子屋?」
「うん」
じっと暗い路地を見る。伊織さんは私の視線を辿るように路地の奥を見つめた。路地の出口はこっちと違って涼しそうに見え、なんだか別の世界にでも繋がっていそうだ。あっち側はきっとここよりもいいところ。抜け出したい。どこかに行きたい。学校とか何もなくてずっと・・・
「行こ、一ノ瀬さん」
「え、どこに?」
「駄菓子屋さん」
「だ、ダメだよ!この荷物どうするの?これ持ってたら大変だよ」
「この路地に置いていこう。だれも通らないし、文化祭の飾り欲しがる人もいないでしょ」
「でも、もしなくなったら・・・」
「そのときは俺のせい!誘った俺が悪い」
「で、でも」
「ほら、それかして」
私の手にあった荷物を取り路地の隅に置いていく。そしてそのまま私の手を取って向こう側に歩き出す。
「俺も駄菓子屋行きたいし!何食べよっかな」
「・・・ありがとう」
私の手を引いてぐんぐん進んでいく。誰かに手を引かれたのは、いつぶりだったかしら。いつも私はアイといた。いつも私は一人で歩いていた。手を引いてくれる人はいなかったけど、道を示してくれる声は私の味方だった。それだけで満足だったのに、伊織さんは、私が欲しくなかったものまで欲しくさる。路地を抜けて、ここよりもっといい場所に。アイと私の世界に、一人の人間が入り込んできた。
「え‥‥‥?」
クラス委員長がメモ用紙を持って来た。表から裏までびっしりと書かれた文字は、どうやら買って来てもらいたいもののようだ。私一人だけではかなり大変、というか物理的にギリギリできるくらいだ。委員長は何も感じていないかのような機械的な笑みを私に向けていた。
「わかり、ました」
「あ!ありがとね!じゃあ、それよろしく」
そうして委員長はクラスの隅から中心へと帰って行った。断れなかった。こういう時どうしても断れないのはなぜなのだろうか。今更他人の評価を機にする意味もないのに。私の気も知らないでクラスのみんなは文化祭の飾り付けを行なっていた。あんなに固まって作業する必要なんてないのに。効率が悪い。忙しさを装って、ただ別の面倒な仕事から逃げているだけ。そうして都合のいい私を使う。
「なんで引き受けるんだよ、カエデ一人じゃ無理だぞ」
呆れたような声だ。私も私で呆れている。今更断りに行くのも怖いので、大人しく買い出しへと向かうことにした。三階から一階までそして玄関へと。いつもは殺風景な廊下も文化祭仕様へと姿を変えている。校門前にも生徒が集まって飾りをつけていた。騒がしい校門をくぐると、急に静かになった。なんだか私だけ爪弾きにされたみたいで、なんだかおかしくなった。
「一ノ瀬さん!」
校門とは反対側の路地から伊織さんの声がした。振り返ってみると、彼は小さな荷物をいくつも持っていた。すごく大変そうだ。
「これから買い出し?」
「うん。伊織さんは終わったところだね」
「ああ、細々したのが結構多くてさ、一ノ瀬さんはどこまで行くの?」
「駅の近くの日用品店に‥‥‥」
彼は私の手元に目を落とした。すると顔を歪めて私の目を見た。
「それ、全部一ノ瀬さんが?」
「うん‥‥‥頼れる人いなくて。私こんなんだから」
「俺行くよ!荷物持ちするからさ!まってて、これ置いてくるから」
「え!い、いいわよ、私だけでも大丈夫、不可能な量じゃないし、伊織さんもクラスの準備あるでしょ?」
「へーき、へーき!俺、いてもいなくてもおんなじだから。じゃ、ちょっと行ってくるね!」
彼はそう言って校門をくぐって行ってしまった。
「はーん。イオリさん、ねぇ‥‥‥」
「何よ、その言い方」
周りに人がいないことを確認し、スマートフォンを取り出した。
「ぶっちゃけカエデはどう思ってるわけ?あの優男のこと」
「ずいぶんな言い方ね。伊織さんとっても親切なのに」
「なんか気にいらねぇーんだよなー」
「あれー?もしかして嫉妬?」
「はぁ!?ちげーし!オレはAIだぞ!嫉妬なんかしねーよ!バーカ!」
「ちょ、バカなんて酷い!伊織さんなら絶対言わないわ!」
「オレとイオリを比べるな!そんなにイオリがお気に入りか!?」
いつにも増して感情的である。イレギュラー。感情に似たプログラム。私はAIではないから、プログラムとかなんだかんだはよくわからないが、イレギュラーは別に、感情に似たプログラムを持っているだけで感情は持っていないらしい。ならば、今のアイの怒りはどこから来ているのだろうか。
「ふん!オレはお邪魔だもんな。黙ってればいいんだろ。イオリと楽しくお買い物してろよ」
「何よそれ・・・急に機嫌悪くなってその言い草!もうどっかに引っ込んでればいいじゃない!」
「言われなくてもそうするね!」
そう言うと、電子的な声は少し遠のいた。ブツブツと小言が聞こえる。アイめ、わざと私に聞こえるようにしてるな。全く今日はどうしたのかしら。
「おまたせ」
伊織さんが手を振りながら小走りでこっちへ来たので私も反射的に手を振り返した。なんだか胸の奥がくすぐったい感じがして、そわそわする。でも、悪い気分ではない。
「伊織さん、手伝ってくれてありがとう」
「そんな、別にお礼なんて。お、女の子一人にそんな大荷物持たせられないしね!それに・・・」
「・・・それに?どうかしたの?」
「いや!今のは忘れて!ほ、ほら行こう!」
伊織さんが急に歩き出すので私は置いていかれないように慌てて後ろをついていく。その様子に気づいたのか、伊織さんが歩く速度を落としてくれた。優しいなあ、伊織さんは。どうして私なんかに優しいんだろう。優しくされっるっていい気分だなあ。
伊織さん前を歩いて私が後ろをついて行く、なんだかRPGのパーティメンバーになった気分。誰かと街を歩くのが新鮮で、なんだか旅に出るかのようなワクワクが押し寄せてきた。
「これで全部かな?」
「買い物リスト覚えてねーのか?あー、人間は一回じゃ覚えられないもんな」
ああ、さっきから伊織さんが何か言うたびに右耳に茶化しの言葉が送られてくる。私が今文句を言うことも書くこともできないってわかっているから言いたい放題だ。
「い、伊織さん、そんなに持って大丈夫?私まだ持てるわよ」
「平気!こんなの全然!」
「そりゃ男だからな、少しぐらい持てなきゃダサいだろ」
私は今どんな顔をしているのかしら。引きつってないかな。伊織さんもいるし両手も塞がってるし・・・でも、このままAIに文句を言わせ続けるのはなんだか伊織さんに悪い気がする。
「つーかカエデ、昨日肉まん食べ過ぎたからいい運動になるな。・・・フン!豚にならずに済んでよかったな」
個人的にも腹立たしい。誠に。こうなったら徹底して無視してやる。
私は伊織さんの横に並ぶようにして見慣れた坂を登る。アイの他にこの通学路を一緒に歩くことなんてかつてあっただろうか。私は出来る限り明るい声色をでして伊織さんに話しかける。
「本当にありがとう。私だけじゃ持てなかった。伊織さんがいてくれてよかった」
「え、そう・・・?そ、そっか!役に立ててよかった!」
「なんだよ、偶然会っただけのくせに」
そう言いながらアイの声が遠のいていった。今度こそなにかのアプリの中に入ってしまったんだろう。なんだか急に静かになってしまった。こんなに静かなのはいつぶりだろう。あれ、どうしてこんなに静かなの?・・・ああ、私、今伊織さんと二人きりなのね。アイがいなくて、別の人といる。しかも男の子。男の子と一緒に並んで歩いてる。
急に汗が噴き出してきた。なんか暑い、ああ、どうしよう、なんだか私変だわ。
「一ノ瀬さん、大丈夫?」
「え?」
「顔真っ赤だよ!」
そんなに?どうしよう。顔の赤さを指摘されさらに顔の熱が増す。暑い、暑い。一体どうした私。冷たいアイス、かき氷が食べたい。
「う~ん。今日は日差しが強いから、どこかで休もう!」
「日差し?・・・そうよ!今日は暑いから!だから私暑いのよ」
「う、うん?」
私の見ている世界が陽炎のように揺れ始めた。それはどんどん強くなって立つのもままならなくなりそうだ。頭がグルグルする。アイス、かき氷、なんなら飲み物でも構わない。何か冷たいものを口にしたい。何か、何か。
「山田の駄菓子屋」
「あ・・・そうだ」
「一ノ瀬さん?どうかした?」
私は黙って狭い路地の向こう側を見つめた。伊織さんが私の顔を心配そうに覗き込む。
「この路地って、駄菓子屋への近道なんだった・・・」
「駄菓子屋?」
「うん」
じっと暗い路地を見る。伊織さんは私の視線を辿るように路地の奥を見つめた。路地の出口はこっちと違って涼しそうに見え、なんだか別の世界にでも繋がっていそうだ。あっち側はきっとここよりもいいところ。抜け出したい。どこかに行きたい。学校とか何もなくてずっと・・・
「行こ、一ノ瀬さん」
「え、どこに?」
「駄菓子屋さん」
「だ、ダメだよ!この荷物どうするの?これ持ってたら大変だよ」
「この路地に置いていこう。だれも通らないし、文化祭の飾り欲しがる人もいないでしょ」
「でも、もしなくなったら・・・」
「そのときは俺のせい!誘った俺が悪い」
「で、でも」
「ほら、それかして」
私の手にあった荷物を取り路地の隅に置いていく。そしてそのまま私の手を取って向こう側に歩き出す。
「俺も駄菓子屋行きたいし!何食べよっかな」
「・・・ありがとう」
私の手を引いてぐんぐん進んでいく。誰かに手を引かれたのは、いつぶりだったかしら。いつも私はアイといた。いつも私は一人で歩いていた。手を引いてくれる人はいなかったけど、道を示してくれる声は私の味方だった。それだけで満足だったのに、伊織さんは、私が欲しくなかったものまで欲しくさる。路地を抜けて、ここよりもっといい場所に。アイと私の世界に、一人の人間が入り込んできた。
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