13 / 31
第1章 戦国の大海原 1567年7月~
第十二話 布石
しおりを挟む
三鷹は全てを話し終わると、ふうと息をつく。
「その日から、俺は〈ミタカショウジ〉という人格を捨て、別人の人生を歩み始めた。これにてめでたしめでたしという訳だ。」
三鷹昭二という人格は死んだ。否、死んだのではない。自分自身の手で殺したのだ。生きるために。恐らく、彼のした覚悟は相当なものだっただろう。
「俺は元の時代に全く未練がない訳じゃない。息子や妻に会いたいという気持ちは山ほどある。あの朝、玄関で出迎えてくれた二人のことは、今でも忘れられない。何も考えず笑顔振りまいてな、呑気なものだ。あれが暫くの別れになるとも知らずにな......」
「昭二さん……」
「俺は乱世で生きたこの二十年間、二人のことを一度たりとも忘れようとはしなかった。毎日妻と息子のことを思い出しては、何百年後の世界で元気に過ごしていることをただ願っていた。でも、それでも忘れちまうんだ。実を言うとな、今では二人の顔も、よく思い出せないんだよ。」
三鷹は笑いながらそう言う。その笑顔の中にはどこか悲しさが混じっていて、俺達は耐えられなかった。
「だから、君たちに頼みがある。」
三鷹は俺達の方を向き、笑顔を見せる。
「私は今まで森可成として、何百人という人をこの手で殺めた。私はとんだ人殺しだ。こんな穢れた身体では、元の時代に居場所はない。だが、君たちはまだ若い。元の時代に帰るんだ。そして、もし帰ることが出来たならば、私の妻に会ってくれないか。そして、《三鷹昭二わたしは死んだ》と、そう伝えてほしい。」
「昭二さんはそれで......本当にいいんですか......?」
三鷹は何も言わずに一度、頷く。
「ここで一生を終えるというのも、一興かもしれないな。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「殿、何用にございますか?」
秀吉は信長に大部屋へ来るように言われる。向かった先には信長、勝家、使いの者ただ一人。達志達の姿はそこになかった。
(何処に行った……?)
そう考える暇もなく、信長は語り始める。
「サル、そちは今、赤坂の屋敷にいるのだな。」
「は、」
「そして、あの者達も。」
「は……」
信長は脇息に頬杖をつく。
「サル、何故あの者らはそちの屋敷におる。」
「どうやら赤坂殿が連れて参ったようなのですが、何も言わずという訳にもいかず、此度あいさつに参ったという訳にございます。」
「赤坂はあの者達のことについて知っておるのか?」
「いえ、何も存じ上げておりませぬ。」
その時、信長はふっと笑った。
「この儂の問いに答えぬのは言語両断と刀を取り出したが……思い通りにいかぬものだ。どうやら記憶を失っているようじゃ。」
「記憶を……?」
秀吉がぽかんとしている所に勝家が寄り、耳打ちをする。
「……あの男は殿が何者か訊ねた際、何故か急に苦しみだしてな、庭に汚物を吐いたのだ。」
「おぶ……っ!?も……申し訳ございませぬ殿!!私の管理不足にございます!!どうかお許しください!!!」
「だから先程申したであろう。あの男は記憶を失っておると。可成によればあれは一種の病のようなものらしい。無理強いさせた儂にも責任はある。その件は許そう。」
秀吉がほっと胸を撫で下ろすと、勝家が再び耳打ちをする。
「ちなみにあの者達は今、森殿の下におる。安心せよ。」
「何が安心だと?」
「ふぁ!?いやっ、なんでもござりませぬ!!」
勝家の動揺する姿が、秀吉には何やら可笑しく見えた。
「では殿……刀を取り出したというのは……」
「唯の脅しじゃ。殺す訳が無かろう。むやみに人を斬ることはせぬ。それこそ武士もののふとしての恥じゃ。」
何処かで言われた様な言葉が秀吉の胸にぐさりと刺さる。
「サル!」
感傷に浸る暇もなく、秀吉は返事をしてかしこまる。
「あの者の記憶が戻るまで、清重達志をそちらの下で暮らすことを許す。ついでだ、遠藤とやらも許してやれ。」
「は、殿、その後は......?」
「儂の配下に置く。」
信長はそう言ってにやりと笑う。勝家は信長の顔を見て、ずっと胸の中に抱えていた疑問を訊ねた。
「殿。殿は何故、それほど清重とやらに興味がおありで...?」
「......そちに申すことではない。ただ、ここで会おうて分かった。やはり奴は何処か儂に似ておるわ。」
そう言って信長は大部屋を後にする。勝家は信長の言葉を反芻する。刀を見るだけで怖気付く男と殿の何処が《似ている》のだろうか。勝家にはどうしても分からなかった。
殿は、あの者から何を見出したのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あら、もう終わったのですか?殿。」
信長の向かった先は、小さな部屋。そこには女性が一人、信長かれの帰りを待っていた。
「待たせたな。帰蝶。」
「私は待ってなどおりませぬ。思ったよりも早うございましたね。」
信長は帰蝶と呼ばれた女性の側に座り、背中に手を当てる。
「......殿、まだ早うございますよ。」帰蝶は恥ずかしそうに呟く。信長はその様子を見て、笑う。
「はは、ぬしは誠に愛い奴じゃ。」
信長は帰蝶の膝を枕に仰向けになる。
「何か良いことでもあったのですか?」
信長は帰蝶の言葉に反応する。
「いつにもなく嬉しそうでしたので。」
「分かるのか。」
「分かりますよ。夫婦めおとですから。」
信長は仰向けのまま、目を閉じる。
「面白い奴に会うた。あやつのあの目、儂の持っておらぬ目だ。」
「殿が面白いと仰るなんて、よほどの才をお持ちの方なのでしょうね。私も会ってみたい。」
「いや、まだ足りん。今のあやつには目の前しか見えておらぬ。しかし、あの者はいつか、儂の目となりうる逸材かもしれぬ。」
帰蝶は微笑み、信長の頬をつぅっと撫でる。信長は刀を突き付けたあの時を思い出していた。遠藤が刀に目を向けているのとは違い、達志は信長から一度たりとも目を逸らさなかったのだ。普通は遠藤の様に武器に目が移ってしまうものだが、達志は違う。信長にはまるで、死を間近にする状況においても、澄んだ目で相手の隙を伺っているかのように思えた。
偶然かもしれない。しかし、一瞬だが目を見た瞬間に身体が止まってしまったのは事実である。
平然とした態度を取っていたが、新参者にしてやられたと、内心そう思っていたのである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日が傾いてきた。三鷹は二人に帰るよう勧める。その際に秀吉だけでは頼りがいが無いから、使いを出してくれると言ってくれた。
「あ......ありがとうございます!すみません、何から何まで迷惑かけて......」
「迷惑......?」
三鷹は少々考える素振りを見せ、ふっと笑う。
「あぁそうか、そういうことか。ははは、安心せよ。殿は君たちを本当に殺そうとしたわけじゃないんだ。」
俺と遠藤は固まる。
「二十年も傍にいるから分かる。あれは本気じゃない。どうやら君たちを脅して、試していたみたいだ。」
試すとは、何を試していたのだろうか。ますます意味が分からなくなってしまった。
「恐らく、君たちに何か価値を感じたんだろう。あぁ、もし気分を悪くさせてしまったなら済まない。できるなら良い意味で捉えてほしいな。」
俺達は顔を見合わせる。とにかく信長は怒ってはいないようで、少しほっとした。
「清重、遠藤、喜べ。我らの屋敷で暮らす許しを得たぞ。」
城門で待っていたのは、秀吉だった。その言葉を聞き、俺達は笑顔を浮かべる。それと同時に、他のクラスメイト達のことが頭に浮かぶ。
彼らはうまくやっているのだろうか。それだけが気がかりで、帰り道は少しだけ足取りが重かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ある夜のこと。
信長は家中の重臣たちを集める。部屋の隅に揺らめく蝋燭ろうそくの炎だけが彼らを照らす。彼らの表情に名をつけるならば、深刻という言葉が最も相応しいだろう。
「皆、よくぞここまで耐えてくれた。ようやくだ。」
信長は碁盤に碁石を一つずつ置いてゆく。六つ目の石を置いた時、彼は鋭い目で顔を上げる。
「これで、斎藤家の城を奪う為の布石が整った。」
信長の言葉に、全員がざわつく。その場には三鷹と秀吉もいたが、驚きを隠せずにいた。
尾張国の上側に位置する美濃国。そこを収めている斎藤家は、代々信長にとっても攻めるのが難しい主城が存在し、これまでに何度か落城を試みたものの、失敗に終わっていた。
「殿!落城させる策を思いついたのですか!?いやぁ腕が鳴りまするなぁ!」
織田家重臣、〈佐久間さくま信盛のぶもり〉は立ち上がるが、信長はそれを横目にこう言った。
「否、我らはまだ攻めぬ。」
その言葉が発せられた瞬間、彼らは皆静かになった。信長はゆっくりと立ち上がる。
「斎藤家の城はかなりの堅城じゃ。むやみに攻めたところで、どうなるかなど分かりきっておる。」
「で、では……どうすれば……」
信長は立ち止まり、振り返る。そして人差し指を頭に当て、にやりと笑う。
「ここを使うのだ。」
斎藤家との決戦、《稲葉山城の戦い》の足音が、すぐそこまで迫っていた。
続
「その日から、俺は〈ミタカショウジ〉という人格を捨て、別人の人生を歩み始めた。これにてめでたしめでたしという訳だ。」
三鷹昭二という人格は死んだ。否、死んだのではない。自分自身の手で殺したのだ。生きるために。恐らく、彼のした覚悟は相当なものだっただろう。
「俺は元の時代に全く未練がない訳じゃない。息子や妻に会いたいという気持ちは山ほどある。あの朝、玄関で出迎えてくれた二人のことは、今でも忘れられない。何も考えず笑顔振りまいてな、呑気なものだ。あれが暫くの別れになるとも知らずにな......」
「昭二さん……」
「俺は乱世で生きたこの二十年間、二人のことを一度たりとも忘れようとはしなかった。毎日妻と息子のことを思い出しては、何百年後の世界で元気に過ごしていることをただ願っていた。でも、それでも忘れちまうんだ。実を言うとな、今では二人の顔も、よく思い出せないんだよ。」
三鷹は笑いながらそう言う。その笑顔の中にはどこか悲しさが混じっていて、俺達は耐えられなかった。
「だから、君たちに頼みがある。」
三鷹は俺達の方を向き、笑顔を見せる。
「私は今まで森可成として、何百人という人をこの手で殺めた。私はとんだ人殺しだ。こんな穢れた身体では、元の時代に居場所はない。だが、君たちはまだ若い。元の時代に帰るんだ。そして、もし帰ることが出来たならば、私の妻に会ってくれないか。そして、《三鷹昭二わたしは死んだ》と、そう伝えてほしい。」
「昭二さんはそれで......本当にいいんですか......?」
三鷹は何も言わずに一度、頷く。
「ここで一生を終えるというのも、一興かもしれないな。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「殿、何用にございますか?」
秀吉は信長に大部屋へ来るように言われる。向かった先には信長、勝家、使いの者ただ一人。達志達の姿はそこになかった。
(何処に行った……?)
そう考える暇もなく、信長は語り始める。
「サル、そちは今、赤坂の屋敷にいるのだな。」
「は、」
「そして、あの者達も。」
「は……」
信長は脇息に頬杖をつく。
「サル、何故あの者らはそちの屋敷におる。」
「どうやら赤坂殿が連れて参ったようなのですが、何も言わずという訳にもいかず、此度あいさつに参ったという訳にございます。」
「赤坂はあの者達のことについて知っておるのか?」
「いえ、何も存じ上げておりませぬ。」
その時、信長はふっと笑った。
「この儂の問いに答えぬのは言語両断と刀を取り出したが……思い通りにいかぬものだ。どうやら記憶を失っているようじゃ。」
「記憶を……?」
秀吉がぽかんとしている所に勝家が寄り、耳打ちをする。
「……あの男は殿が何者か訊ねた際、何故か急に苦しみだしてな、庭に汚物を吐いたのだ。」
「おぶ……っ!?も……申し訳ございませぬ殿!!私の管理不足にございます!!どうかお許しください!!!」
「だから先程申したであろう。あの男は記憶を失っておると。可成によればあれは一種の病のようなものらしい。無理強いさせた儂にも責任はある。その件は許そう。」
秀吉がほっと胸を撫で下ろすと、勝家が再び耳打ちをする。
「ちなみにあの者達は今、森殿の下におる。安心せよ。」
「何が安心だと?」
「ふぁ!?いやっ、なんでもござりませぬ!!」
勝家の動揺する姿が、秀吉には何やら可笑しく見えた。
「では殿……刀を取り出したというのは……」
「唯の脅しじゃ。殺す訳が無かろう。むやみに人を斬ることはせぬ。それこそ武士もののふとしての恥じゃ。」
何処かで言われた様な言葉が秀吉の胸にぐさりと刺さる。
「サル!」
感傷に浸る暇もなく、秀吉は返事をしてかしこまる。
「あの者の記憶が戻るまで、清重達志をそちらの下で暮らすことを許す。ついでだ、遠藤とやらも許してやれ。」
「は、殿、その後は......?」
「儂の配下に置く。」
信長はそう言ってにやりと笑う。勝家は信長の顔を見て、ずっと胸の中に抱えていた疑問を訊ねた。
「殿。殿は何故、それほど清重とやらに興味がおありで...?」
「......そちに申すことではない。ただ、ここで会おうて分かった。やはり奴は何処か儂に似ておるわ。」
そう言って信長は大部屋を後にする。勝家は信長の言葉を反芻する。刀を見るだけで怖気付く男と殿の何処が《似ている》のだろうか。勝家にはどうしても分からなかった。
殿は、あの者から何を見出したのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あら、もう終わったのですか?殿。」
信長の向かった先は、小さな部屋。そこには女性が一人、信長かれの帰りを待っていた。
「待たせたな。帰蝶。」
「私は待ってなどおりませぬ。思ったよりも早うございましたね。」
信長は帰蝶と呼ばれた女性の側に座り、背中に手を当てる。
「......殿、まだ早うございますよ。」帰蝶は恥ずかしそうに呟く。信長はその様子を見て、笑う。
「はは、ぬしは誠に愛い奴じゃ。」
信長は帰蝶の膝を枕に仰向けになる。
「何か良いことでもあったのですか?」
信長は帰蝶の言葉に反応する。
「いつにもなく嬉しそうでしたので。」
「分かるのか。」
「分かりますよ。夫婦めおとですから。」
信長は仰向けのまま、目を閉じる。
「面白い奴に会うた。あやつのあの目、儂の持っておらぬ目だ。」
「殿が面白いと仰るなんて、よほどの才をお持ちの方なのでしょうね。私も会ってみたい。」
「いや、まだ足りん。今のあやつには目の前しか見えておらぬ。しかし、あの者はいつか、儂の目となりうる逸材かもしれぬ。」
帰蝶は微笑み、信長の頬をつぅっと撫でる。信長は刀を突き付けたあの時を思い出していた。遠藤が刀に目を向けているのとは違い、達志は信長から一度たりとも目を逸らさなかったのだ。普通は遠藤の様に武器に目が移ってしまうものだが、達志は違う。信長にはまるで、死を間近にする状況においても、澄んだ目で相手の隙を伺っているかのように思えた。
偶然かもしれない。しかし、一瞬だが目を見た瞬間に身体が止まってしまったのは事実である。
平然とした態度を取っていたが、新参者にしてやられたと、内心そう思っていたのである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日が傾いてきた。三鷹は二人に帰るよう勧める。その際に秀吉だけでは頼りがいが無いから、使いを出してくれると言ってくれた。
「あ......ありがとうございます!すみません、何から何まで迷惑かけて......」
「迷惑......?」
三鷹は少々考える素振りを見せ、ふっと笑う。
「あぁそうか、そういうことか。ははは、安心せよ。殿は君たちを本当に殺そうとしたわけじゃないんだ。」
俺と遠藤は固まる。
「二十年も傍にいるから分かる。あれは本気じゃない。どうやら君たちを脅して、試していたみたいだ。」
試すとは、何を試していたのだろうか。ますます意味が分からなくなってしまった。
「恐らく、君たちに何か価値を感じたんだろう。あぁ、もし気分を悪くさせてしまったなら済まない。できるなら良い意味で捉えてほしいな。」
俺達は顔を見合わせる。とにかく信長は怒ってはいないようで、少しほっとした。
「清重、遠藤、喜べ。我らの屋敷で暮らす許しを得たぞ。」
城門で待っていたのは、秀吉だった。その言葉を聞き、俺達は笑顔を浮かべる。それと同時に、他のクラスメイト達のことが頭に浮かぶ。
彼らはうまくやっているのだろうか。それだけが気がかりで、帰り道は少しだけ足取りが重かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ある夜のこと。
信長は家中の重臣たちを集める。部屋の隅に揺らめく蝋燭ろうそくの炎だけが彼らを照らす。彼らの表情に名をつけるならば、深刻という言葉が最も相応しいだろう。
「皆、よくぞここまで耐えてくれた。ようやくだ。」
信長は碁盤に碁石を一つずつ置いてゆく。六つ目の石を置いた時、彼は鋭い目で顔を上げる。
「これで、斎藤家の城を奪う為の布石が整った。」
信長の言葉に、全員がざわつく。その場には三鷹と秀吉もいたが、驚きを隠せずにいた。
尾張国の上側に位置する美濃国。そこを収めている斎藤家は、代々信長にとっても攻めるのが難しい主城が存在し、これまでに何度か落城を試みたものの、失敗に終わっていた。
「殿!落城させる策を思いついたのですか!?いやぁ腕が鳴りまするなぁ!」
織田家重臣、〈佐久間さくま信盛のぶもり〉は立ち上がるが、信長はそれを横目にこう言った。
「否、我らはまだ攻めぬ。」
その言葉が発せられた瞬間、彼らは皆静かになった。信長はゆっくりと立ち上がる。
「斎藤家の城はかなりの堅城じゃ。むやみに攻めたところで、どうなるかなど分かりきっておる。」
「で、では……どうすれば……」
信長は立ち止まり、振り返る。そして人差し指を頭に当て、にやりと笑う。
「ここを使うのだ。」
斎藤家との決戦、《稲葉山城の戦い》の足音が、すぐそこまで迫っていた。
続
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
奥遠の龍 ~今川家で生きる~
浜名浅吏
ファンタジー
気が付くと遠江二俣の松井家の明星丸に転生していた。
戦国時代初期、今川家の家臣として、宗太は何とか生き延びる方法を模索していく。
桶狭間のバッドエンドに向かって……
※この物語はフィクションです。
氏名等も架空のものを多分に含んでいます。
それなりに歴史を参考にはしていますが、一つの物語としてお楽しみいただければと思います。
※2024年に一年かけてカクヨムにて公開したお話です。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる