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1話 出会い
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ミーンミンミーン
「うるさい...」
夏??蝉は私の天敵。JKなんだから、遠出くらいいいじゃない。
神崎 莉緒。背が低くて、中学生に間違われるけど、立派なJKだ。
「莉緒~、明日から二学期だけど、大丈夫??」
「大丈夫大丈夫。」
「でも、ここも不便よね~。電車で1時間って遠いったらありゃしない」
「まーね。もう慣れたけど」
ちかぴも志帆も近くの高校を選んだ。だから、バスで30分もすれば着くのだ。
「そーいえば、一条さん、帰ってくるんだってね。」
「一条って、、、そら?」
「あ~、そういえば、莉緒と同い年の男の子がいたっけ?」
年がら年中、半袖半ズボンでバカだったあの想楽が帰ってくるの??は!?
想楽は、小学二年生の頃に大都会の東京へと引っ越した。理由は、父親の転勤だった。
「あ、そーいえば、おつかい、行ってきてくれる?」
「うわ、めんど」
「いいからいいから!いつものおじさんのところね!」
莉緒は舌打ちをすると、袋をもって買い物に出かけた。
「うっざ~いうっざ~い🎶娘をパシリにすーるーなー🎶おじさんおまけ、くっれるかな~🎶」
JKがおつかいなんてバカげてる。いや、おつかいする人に申し訳ないわ。でも、花のJKが貴重な夏休みにこんなことするなんて...
「うわ、水平線じゃん。なつかし」
「え...?」
声のした方向を見ると、美少年が1人立っていた。
「だ...だれ?」
「え??あー、もう8年もいないと忘れられるかー」
「は...?」
苦笑する少年に、ますます莉緒は混乱する。
「俺、一条想楽。8年前は結構有名だったんだけどな」
「そ...そ...想楽ぁ~!?」
「その驚き方...莉緒!?」
なになに!?あのバカげた顔の想楽はどこへ行ったの!?あんなに馬鹿な顔してたのに!?
「いやぁ~、まさか、1番初めに会う人が莉緒だったとは」
「まさか、お母さんに言われた直後に会うとは」
「「奇跡だわ」」
想楽は爆笑し、莉緒はため息をついた。
「東京は??さぞ楽しかったでしょー。そんなオシャレなんかして」
「そう??ここも結構楽しかったけど??」
「嘘っぽ」
莉緒は素っ気ない態度をとる。想楽は、頭にはてなマークを浮かばせた。
「なんで、そんな怒ってんの?」
「別に?怒ってないんですけど」
りおと同じくらいの背だった想楽は、もう何十センチも莉緒より高くなっている。
「そーいえば!買い出し頼まれてたんだ!」
「なにそれ、どこ?」
「八百屋さん!じゃがいもとにんじん、玉ねぎ...シチューじゃん!」
家から10分の近所の八百屋さんは、莉緒が赤ちゃんの頃から通っている。
「おれもついて行っていい?」
「...どーぞ」
ありがと!っと爽やかな笑顔で言う想楽は、前と変わらない無邪気な顔だった。
「あれ??なに??ついに、できちゃったか?」
「おじさん!なに馬鹿な事言ってんの!想楽!よく一緒にいた!」
「あの、年がら年中の想楽くんか!?いやぁー、イケメンになったねぇ」
「ありがとうございます」
大サービスだと言って、おじさんはじゃがいもを3個、おまけしてくれた。
「そーいえば、想楽はどこの高校なの?」
「電車で1時間のとこ。結構遠いんだけどね。スポーツで推薦されちゃった」
ピースサインをする想楽は、自慢げだった。
「あっそー。でも、なんでこんな田舎町に戻ってきたの?」
「だって、ここの方が好きだし。みんないるし」
「みんな?あっちにだっていんじゃん」
「おれは、こっちの方が好き。水平線が綺麗だし。覚えてる?引越しする前の日、莉緒に、この海で綺麗なシーグラスくれたんだ」
「あったような...?なかったような...?」
「まじかよ...」
少しショックを受けた想楽は、シーグラスを握りしめ、隠した。
「その時、莉緒がこれは空かのお届けもの。海と空を繋いだリングだよ。こうやって私達もすんごい、遠いけど繋いでいれるといいね。そのシーグラスでって」
「え...。私、なんていいこと言ったの」
自分で自分を褒めている莉緒に、想楽はおいおいと突っ込んだ。
「とにかく、そのシーグラスは宝物だから」
風が想楽の短い髪を揺らした。
キーンコーンカーンコーン
「やべーよ、莉緒。今日、転校生来るらしい」
「まじかよ!そのか、ナイス情報!」
二学期になり、いきなりこんな田舎に転校生が来るっということにクラスではなく学年でも学校全体でも話題になった。
「えー、みんなももう知ってる通り、今日、このクラスに!転校生が来る。入って」
「はい。…東京から来ました。一条想楽です。よろしくお願いします」
そのイケメンぶりに、振り向かない女子はいなかった。だが、莉緒はというと硬直していた。
「あ!莉緒!同クラじゃん!」
え、、、はぁ~~~~ぁ~~~!?
「うるさい...」
夏??蝉は私の天敵。JKなんだから、遠出くらいいいじゃない。
神崎 莉緒。背が低くて、中学生に間違われるけど、立派なJKだ。
「莉緒~、明日から二学期だけど、大丈夫??」
「大丈夫大丈夫。」
「でも、ここも不便よね~。電車で1時間って遠いったらありゃしない」
「まーね。もう慣れたけど」
ちかぴも志帆も近くの高校を選んだ。だから、バスで30分もすれば着くのだ。
「そーいえば、一条さん、帰ってくるんだってね。」
「一条って、、、そら?」
「あ~、そういえば、莉緒と同い年の男の子がいたっけ?」
年がら年中、半袖半ズボンでバカだったあの想楽が帰ってくるの??は!?
想楽は、小学二年生の頃に大都会の東京へと引っ越した。理由は、父親の転勤だった。
「あ、そーいえば、おつかい、行ってきてくれる?」
「うわ、めんど」
「いいからいいから!いつものおじさんのところね!」
莉緒は舌打ちをすると、袋をもって買い物に出かけた。
「うっざ~いうっざ~い🎶娘をパシリにすーるーなー🎶おじさんおまけ、くっれるかな~🎶」
JKがおつかいなんてバカげてる。いや、おつかいする人に申し訳ないわ。でも、花のJKが貴重な夏休みにこんなことするなんて...
「うわ、水平線じゃん。なつかし」
「え...?」
声のした方向を見ると、美少年が1人立っていた。
「だ...だれ?」
「え??あー、もう8年もいないと忘れられるかー」
「は...?」
苦笑する少年に、ますます莉緒は混乱する。
「俺、一条想楽。8年前は結構有名だったんだけどな」
「そ...そ...想楽ぁ~!?」
「その驚き方...莉緒!?」
なになに!?あのバカげた顔の想楽はどこへ行ったの!?あんなに馬鹿な顔してたのに!?
「いやぁ~、まさか、1番初めに会う人が莉緒だったとは」
「まさか、お母さんに言われた直後に会うとは」
「「奇跡だわ」」
想楽は爆笑し、莉緒はため息をついた。
「東京は??さぞ楽しかったでしょー。そんなオシャレなんかして」
「そう??ここも結構楽しかったけど??」
「嘘っぽ」
莉緒は素っ気ない態度をとる。想楽は、頭にはてなマークを浮かばせた。
「なんで、そんな怒ってんの?」
「別に?怒ってないんですけど」
りおと同じくらいの背だった想楽は、もう何十センチも莉緒より高くなっている。
「そーいえば!買い出し頼まれてたんだ!」
「なにそれ、どこ?」
「八百屋さん!じゃがいもとにんじん、玉ねぎ...シチューじゃん!」
家から10分の近所の八百屋さんは、莉緒が赤ちゃんの頃から通っている。
「おれもついて行っていい?」
「...どーぞ」
ありがと!っと爽やかな笑顔で言う想楽は、前と変わらない無邪気な顔だった。
「あれ??なに??ついに、できちゃったか?」
「おじさん!なに馬鹿な事言ってんの!想楽!よく一緒にいた!」
「あの、年がら年中の想楽くんか!?いやぁー、イケメンになったねぇ」
「ありがとうございます」
大サービスだと言って、おじさんはじゃがいもを3個、おまけしてくれた。
「そーいえば、想楽はどこの高校なの?」
「電車で1時間のとこ。結構遠いんだけどね。スポーツで推薦されちゃった」
ピースサインをする想楽は、自慢げだった。
「あっそー。でも、なんでこんな田舎町に戻ってきたの?」
「だって、ここの方が好きだし。みんないるし」
「みんな?あっちにだっていんじゃん」
「おれは、こっちの方が好き。水平線が綺麗だし。覚えてる?引越しする前の日、莉緒に、この海で綺麗なシーグラスくれたんだ」
「あったような...?なかったような...?」
「まじかよ...」
少しショックを受けた想楽は、シーグラスを握りしめ、隠した。
「その時、莉緒がこれは空かのお届けもの。海と空を繋いだリングだよ。こうやって私達もすんごい、遠いけど繋いでいれるといいね。そのシーグラスでって」
「え...。私、なんていいこと言ったの」
自分で自分を褒めている莉緒に、想楽はおいおいと突っ込んだ。
「とにかく、そのシーグラスは宝物だから」
風が想楽の短い髪を揺らした。
キーンコーンカーンコーン
「やべーよ、莉緒。今日、転校生来るらしい」
「まじかよ!そのか、ナイス情報!」
二学期になり、いきなりこんな田舎に転校生が来るっということにクラスではなく学年でも学校全体でも話題になった。
「えー、みんなももう知ってる通り、今日、このクラスに!転校生が来る。入って」
「はい。…東京から来ました。一条想楽です。よろしくお願いします」
そのイケメンぶりに、振り向かない女子はいなかった。だが、莉緒はというと硬直していた。
「あ!莉緒!同クラじゃん!」
え、、、はぁ~~~~ぁ~~~!?
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