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邪を滅せよッ!!聖なる魂ッ!!
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『あっ、そうだ、ジェネ。かまちゃんあずかってくれてありがと』
『あっ、うん、はい』
ジェネは抱き抱えていたカマイタチの子どもをノエルの伸ばした両腕にのせる。
『サンキュッ』
『・・・その子の名前、かまちゃんっていうんだ・・・ほぉ・・・へぇ』
『なっ、なによ』
『もしかしてぇ・・・カマイタチだから・・・そうつけた?』
ジェネがイタズラっぽい笑みを浮かべながら、ノエルの顔を覗きこむ・・・だんだん顔が赤くなるノエル。
『なっ・・・いいでしょ、べつに』
『っていうのはじょ~だん。わたしも可愛くていい名前だとおもう』
『もうっ、』
『か~わいぃっ・・・ねてるよ』
イフは膨らんで上下しているカマイタチの腹部を人差し指でつつく。
『うわぁ、やわらか~い』
そして今度は背中を撫でる。
『・・・ふかふかしてるぅ』
そう言いながら、今度は小さく白い身体に頬擦りをしながら感触を味わっている。
『あっ、こらっイフっ、かまちゃん起きちゃうだろっ』
それに気づいたノエルは注意する。
『大丈夫っ、大丈夫っ、わたしにまかせなさ~い』
・・・時間に換算してみると、たった三時間程の事なのだが、こんな光景を久しぶりに目にすることが出来たような錯覚に陥る。
そんな心境からか、ノエル、イフ、ジェネ、三人の明るく日常と変わらぬ光景にスズフミは大きな幸せを感じていた。
・・・しかし何かが心を締めつけてはなさない。
(・・・結果としてみたら、ジェネちゃんもイフちゃんも無事だったわけだし・・・
かまちゃんのお父さん、お母さんだって・・・あんな悲しいことになってしまったけど・・・自分の子どもを傷つけてしまうよりはきっと・・・
でもなんだろう・・・なにか大切なことを忘れてるような・・・ええと・・・うんと・・・あっ)
スズフミの脳裏にクラスメイトの最後の姿が思い起こされる。
はじめて目にした人の死・・・大量の血しぶきの中で徐々にその機能を失ってゆく身体。
『レツくんっ!!』
スズフミの口が名前をつげる。そして、その亡骸があるであろう場所へと振り返る。
『えっ・・・?』
スズフミは自分の目を疑った。目を凝らして今一度確認する。さらにその付近にも目を通した。
しかし、横たわっているであろうレツの亡骸は忽然とその姿を消していた。そればかりか痕跡すら残っていなかった。
・・・無事な筈のユウイチの姿も見つからない。
『えっ・・・うそ・・・なんで』
そんなスズフミの声に親友であるノエルがいち早く気づいた。
『スズ・・・どうしたの?』
自分の名前を呼ばれた少女の口から、すべりだすかのように思っていたことがでる。
『・・・ノエル・・・レツくんとユウイチくんがっ』
『あっ・・・』
スズフミがおこした奇跡の光景。イフ、ジェネの元気な姿が脳裏に強く焼きつき、頭の中から消えてしまっていたレツという名前。ノエルは即座に反応をしめす。
そして忘れていたという罪悪感に襲われる。
明るかった少女の笑顔に曇りが生じ、それから先ほどのスズフミと同じように、惨劇が繰り広げられた舞台へと視線をむける。
・・・ひとときの沈黙。
『・・・えっ・・・うそ・・・』
金色の髪をなびかせ、スズフミのほうへ勢いよく振り返る。
『レツの姿がっ、スズ!?』
『・・・私にもわからないよ・・・』
ノエルの勢いに圧されながらもスズフミは困惑気味に首をふる。
『レツって・・・レツちゃんのこと?』
『レツちゃんがどうかしたの?』
なにも知らされていないイフとジェネのキョトンとした表情が二人の胸を締めつける。
・・・やがてノエルは心を決めたようにゆっくりと口を開く。
『うん、そう・・・レツたちも二人のことをすっごく心配してさがすのを手伝ってくれたんだ・・・』
『そうだったんだぁ・・・じゃあ、レツちゃんにもお礼いわなきゃっ』
『わたしもっ』
可愛らしい笑顔でいう二人。
イフは短い髪を揺らしながら、辺りを見回す。ジェネも同じようにキョロキョロと視線を移動させる。
『・・・あれっ、レツちゃんかえっちゃったの?』
まだ、現状を理解してないイフがノエルに問いかける。
『・・・いないねレツちゃん・・・』
ジェネはもう一度辺りを見回し、正面をむく。
『うん・・・やっぱりいないよ』
そして一人頷き、納得する。
『・・・イフ・・・ジェネ・・・レツはもう・・・』
ノエルの暗い表情から事を察し、嫌な予感が二人の脳裏をよぎる。
『・・・それって・・・レツちゃんが死んだってこと?』
ジェネの顔から笑みが消え、悲しさに支配される。
直球ストレートなジェネの言葉に自分やジェネにとって、いつも構ってくれたお兄ちゃんのような姿を思い浮かべ熱い涙が溢れだす。
『・・・うそっ・・・まさかっ・・・ねぇっ、ノエルっ、うそだよね・・・うそっていってよぉ・・・うわあぁぁぁんっ!!』
返事も返さず、無言で立ち尽くすノエルの姿が全てを物語っていた。ノエルの裾につかまり泣き崩れるイフ。
『うっ・・・うぅっ・・・レツちゃん・・・』
そんなイフの姿に、ジェネの目からも我慢していたものが流れでる。
『あっ、うん、はい』
ジェネは抱き抱えていたカマイタチの子どもをノエルの伸ばした両腕にのせる。
『サンキュッ』
『・・・その子の名前、かまちゃんっていうんだ・・・ほぉ・・・へぇ』
『なっ、なによ』
『もしかしてぇ・・・カマイタチだから・・・そうつけた?』
ジェネがイタズラっぽい笑みを浮かべながら、ノエルの顔を覗きこむ・・・だんだん顔が赤くなるノエル。
『なっ・・・いいでしょ、べつに』
『っていうのはじょ~だん。わたしも可愛くていい名前だとおもう』
『もうっ、』
『か~わいぃっ・・・ねてるよ』
イフは膨らんで上下しているカマイタチの腹部を人差し指でつつく。
『うわぁ、やわらか~い』
そして今度は背中を撫でる。
『・・・ふかふかしてるぅ』
そう言いながら、今度は小さく白い身体に頬擦りをしながら感触を味わっている。
『あっ、こらっイフっ、かまちゃん起きちゃうだろっ』
それに気づいたノエルは注意する。
『大丈夫っ、大丈夫っ、わたしにまかせなさ~い』
・・・時間に換算してみると、たった三時間程の事なのだが、こんな光景を久しぶりに目にすることが出来たような錯覚に陥る。
そんな心境からか、ノエル、イフ、ジェネ、三人の明るく日常と変わらぬ光景にスズフミは大きな幸せを感じていた。
・・・しかし何かが心を締めつけてはなさない。
(・・・結果としてみたら、ジェネちゃんもイフちゃんも無事だったわけだし・・・
かまちゃんのお父さん、お母さんだって・・・あんな悲しいことになってしまったけど・・・自分の子どもを傷つけてしまうよりはきっと・・・
でもなんだろう・・・なにか大切なことを忘れてるような・・・ええと・・・うんと・・・あっ)
スズフミの脳裏にクラスメイトの最後の姿が思い起こされる。
はじめて目にした人の死・・・大量の血しぶきの中で徐々にその機能を失ってゆく身体。
『レツくんっ!!』
スズフミの口が名前をつげる。そして、その亡骸があるであろう場所へと振り返る。
『えっ・・・?』
スズフミは自分の目を疑った。目を凝らして今一度確認する。さらにその付近にも目を通した。
しかし、横たわっているであろうレツの亡骸は忽然とその姿を消していた。そればかりか痕跡すら残っていなかった。
・・・無事な筈のユウイチの姿も見つからない。
『えっ・・・うそ・・・なんで』
そんなスズフミの声に親友であるノエルがいち早く気づいた。
『スズ・・・どうしたの?』
自分の名前を呼ばれた少女の口から、すべりだすかのように思っていたことがでる。
『・・・ノエル・・・レツくんとユウイチくんがっ』
『あっ・・・』
スズフミがおこした奇跡の光景。イフ、ジェネの元気な姿が脳裏に強く焼きつき、頭の中から消えてしまっていたレツという名前。ノエルは即座に反応をしめす。
そして忘れていたという罪悪感に襲われる。
明るかった少女の笑顔に曇りが生じ、それから先ほどのスズフミと同じように、惨劇が繰り広げられた舞台へと視線をむける。
・・・ひとときの沈黙。
『・・・えっ・・・うそ・・・』
金色の髪をなびかせ、スズフミのほうへ勢いよく振り返る。
『レツの姿がっ、スズ!?』
『・・・私にもわからないよ・・・』
ノエルの勢いに圧されながらもスズフミは困惑気味に首をふる。
『レツって・・・レツちゃんのこと?』
『レツちゃんがどうかしたの?』
なにも知らされていないイフとジェネのキョトンとした表情が二人の胸を締めつける。
・・・やがてノエルは心を決めたようにゆっくりと口を開く。
『うん、そう・・・レツたちも二人のことをすっごく心配してさがすのを手伝ってくれたんだ・・・』
『そうだったんだぁ・・・じゃあ、レツちゃんにもお礼いわなきゃっ』
『わたしもっ』
可愛らしい笑顔でいう二人。
イフは短い髪を揺らしながら、辺りを見回す。ジェネも同じようにキョロキョロと視線を移動させる。
『・・・あれっ、レツちゃんかえっちゃったの?』
まだ、現状を理解してないイフがノエルに問いかける。
『・・・いないねレツちゃん・・・』
ジェネはもう一度辺りを見回し、正面をむく。
『うん・・・やっぱりいないよ』
そして一人頷き、納得する。
『・・・イフ・・・ジェネ・・・レツはもう・・・』
ノエルの暗い表情から事を察し、嫌な予感が二人の脳裏をよぎる。
『・・・それって・・・レツちゃんが死んだってこと?』
ジェネの顔から笑みが消え、悲しさに支配される。
直球ストレートなジェネの言葉に自分やジェネにとって、いつも構ってくれたお兄ちゃんのような姿を思い浮かべ熱い涙が溢れだす。
『・・・うそっ・・・まさかっ・・・ねぇっ、ノエルっ、うそだよね・・・うそっていってよぉ・・・うわあぁぁぁんっ!!』
返事も返さず、無言で立ち尽くすノエルの姿が全てを物語っていた。ノエルの裾につかまり泣き崩れるイフ。
『うっ・・・うぅっ・・・レツちゃん・・・』
そんなイフの姿に、ジェネの目からも我慢していたものが流れでる。
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