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15巻
15-1
しおりを挟む第一章 新たな出会いをしよう。
僕は茅野巧。エーテルディアという世界の神様の一人、風神シルフィリール――シルの力によって転生した元日本人だ。
何故、転生したかというと……シルが起こしたうっかり事故で、予定外に僕が死んでしまったからだ。そして、責任を感じたシルが僕を転生させてくれたのだ。それも、自分の眷属としてね。
そうしてやって来たエーテルディア。気がついた時にいたのは、ガヤの森という危険な森の中だった。
そこで、名もない双子の子供と出会い、放って置けずにアレンとエレナと名づけ、自分の弟妹として一緒に過ごすことにした。その後、二人が水神様の子供だということが判明したが、水神様からは音沙汰がないので、僕達はそのまま一緒に気ままな冒険者暮らしをしている。
そして、あれよあれよといううちに、この世界にやって来て二回目の新年を迎えた。
「アレン、エレナ、行くよ~」
「「は~い」」
つい先日、七歳になったばかりのアレンとエレナは、しばらくはルーウェン邸で大人しくしていた。
だが、新年を迎えてすぐに遊びに行きたいと騒ぎだした。
そのため、本日は冒険者ギルドに行って、軽い依頼を受けることにした。
「「ギルド~♪ ギルド~♪」」
二人はご機嫌に歌っている。それも、手を繋いでスキップしながらね。
「仲が良いな~」
「「なかがいい、ダメー?」」
「駄目じゃないよ。そのままずっと仲良くして」
「「うん!」」
大きくなっても仲が良いままだといいな。
というか、反抗期とかになったら僕へのダメージが凄いことになりそうなので、素直なまま成長してほしいものだ。
「「ん~?」」
冒険者ギルドに入ってすぐ、アレンとエレナがとある女性の冒険者を――じぃ~……と見つめた。
「「へびー?」」
「よくわかったね」
「「おぉ~、へびだ!」」
その女性の腕には白い装飾品が着けられているように見えたが、それは装飾品ではなく白ヘビだったようだ。ということは、彼女はテイマーかな?
「怖くないかい?」
すると、僕達の視線に気がついて、その女性冒険者が話し掛けてきた。
「「だいじょうぶ!」」
「ふふっ、そうかい。大の大人でも怖がる者が多いんだがな~」
「かわいいよ?」
「さわってもいい?」
首を傾げる子供達に、女性冒険者は頷く。
「構わないよ。撫でてやってくれ。あ、私はアーヤ。この子はキルティだよ」
「アレンはアレン!」
「エレナはエレナ!」
「双子かい?」
「「うん!」」
アレンとエレナはあっという間に女性冒険者――アーヤさんと仲良くなっていた。
「「あっ! こんにちは!」」
「はい、こんにちは」
「「しつれいします!」」
「ふふっ、礼儀の良い子だね。どうぞ」
そして、忘れていた……とばかりに急いで挨拶すると、白ヘビ――キルティを撫で始める。
そんな双子を見ながら、アーヤさんが僕に話し掛けてきた。
「この子達の兄さんかい?」
「あ、はい。初めまして、タクミと申します」
「キルティは無闇に人を害さないから、安心してくれ」
「ご丁寧にありがとうございます。うちの子達が突然無理を言ってすみません」
「私はキルティのことを可愛いと思っているが、どうしても苦手だと言う者のほうが多いんだ。だから、こんなに臆さないでくれるなら、逆に嬉しいくらいだよ」
まあ、爬虫類は苦手に思う者も結構な割合でいるだろうしな。
「その子は……ヘルスネイクですか? 凄いですね」
ヘルスネイクは、Bランクだったかな? 小さいが、猛毒を持っているヘビの魔物だ。
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「運よく生まれたばかりの頃に出会ってね」
「なるほど。でも、最初は運でも、そこまで懐いているのはアーヤさんが可愛がっているからですよ」
しっかりと懐いているので、刷り込みだけっていうことはないだろう。
「アーヤ、ちょっといいかし――あら?」
「あ、マイラか、すまん。ちょっと待ってくれ!」
「何か問題が……というわけではないのですね?」
「問題はない。キルティを紹介しているだけだ」
アーヤさんの仲間らしき女性がやって来ると、アーヤさんとうちの子達を交互に見て、目をぱちくりさせていた。
「その子達、キルティを怖がっていないのね」
「そうなんだよ! 可愛いって言ってくれたんだ!」
アーヤさんは満面の笑みだ。余程、キルティを褒められたことが嬉しかったのだろう。
「マイラ~」
「アーヤさんはいました?」
「エリー、マドリカ、こっちよ」
さらに二人の女性がやって来る。
「ああ、兄さん。彼女達は私と『ソレイユ』というパーティを組んでいる三人だ。最初に来たのがマイラ、後ろの二人はエリーとマドリカだ」
僕の表情が訝しげなものに見えたのか、アーヤさんが慌てて仲間を紹介してくれる。
「えっと、タクミと申します。その子達の兄です」
「……タクミ? そして、双子……あっ! ここのギルドの有名人!」
「うぇ!? 何ですか、それは!」
エリーさん? マドリカさん? どちらかはわからないが、突然僕のことを指差し、訳のわからないことを言い出してきた。
「青髪の双子を連れたタクミって人物は、『刹那』と呼ばれるAランクの冒険者だって聞きましたよ! うわっ! 凄い! 本当に若い!」
「まあ、エリーさん、それは本当なの?」
「本当だよ、マドリカ。ここを拠点にしている冒険者達に聞いたんだから!」
訳のわからないことを言い出したほうがエリーさんのようだ。
話の内容は……噂の類かな? 冒険者達が僕のことを話していて、それを聞いたんだと思うが……こうやって面と向かって叫ばれたのは初めてだ。
すると、アーヤさんがそんなエリーさんを咎めるように言う。
「エリー、タクミさんに失礼よ。指を差さないの!」
「あ、ごめんなさい」
「タクミさん、うちのメンバーが失礼なことをしてすみません」
「い、いえ……」
叫ばれたことにも驚いたが、僕が子供達にするような注意をされていることのほうが驚いたかもしれない。
「若いのにAランクって聞いていたけど、思っていた以上に若くて驚いてしまったのよ」
「あ~、それはまあそうかもしれませんね~」
エリーさんがそう言うのもわからなくはない。ランクはコツコツ上げるものなので、僕のような年代でAランクになる人は少ないだろうしな~。
「エリー、本当に気をつけなさいよ」
「ごめんなさ~い。それにしても……子供達もなかなかな胆力の持ち主だって聞いていたんだけど、それも本当のことだったみたいね。キルティを平気で撫でる子供なんてそうはいないわ」
キルティを撫でる子供達を見て、エリーさんだけでなく、マイラさんとマドリカさんも苦笑している。
「あの子達は、どんな生きものも好きなほうだと思うので」
敵意さえなければ、どんな種類の生きものでも仲良くなる可能性はある。
逆を言えば、どんなに見た目が可愛い子でも、敵意があれば絶対に仲良くならないだろう。
「『ソレイユ』の皆さんは、どこか別の街から来たんですよね?」
僕もここが拠点というわけではないので、拠点にしている冒険者の顔を全部知っているわけではない。だが、女性だけのパーティは印象に残るし、話題にも上りやすいはずで、耳にしたことがないってことは、他所の街から来たパーティなのだろう。
「ええ、そうです。私達はクレタ国の王都が拠点。ここへは護衛依頼で来ています」
質問してみたら、代表してマイラさんが答えてくれた。
先ほどのやりとりを見る限り、しっかり者っぽいマイラさんが『ソレイユ』のリーダーかな?
「へぇ~、クレタ国からですか」
クレタ国といえば、双子王子やグリフォンのことを思い出すな~。そういえば、生まれたグリフォンの子供は元気に育っているだろうか?
「ほら、アーヤ、そろそろ依頼を探しに行きますわよ。リーダーなのだから、しっかりなさい」
すると、マイラさんが意外な言葉を口にした。
「……あれ?」
「タクミさん、どうなされましたか?」
「いえ……勝手にマイラさんがリーダーだと思い込んでいて、少し驚いただけです。すみません」
リーダーはどうやらアーヤさんだったようだ。
「ああ、そういうことですの。謝らなくても構いませんわ。実力はアーヤが一番ですので、リーダーをさせています。私はどちらかというと参謀。あとはお財布係ですね」
「……お財布係」
「うちはお小遣い制なんです」
「それはまた珍しいですね」
パーティの場合は、経費分を除いて残りの依頼料を等分したりするものだ。
「でないと、三人ともいつの間にかに全財産を使ってしまうので」
「全財産!?」
「そうなんです。アーヤは武具や魔道具、エリーは主に食べもの、マドリカは薬関係。すぐに興味が出たものを購入してしまうんです。なので、強制的に預金分を徴収して、残りをお小遣いとして渡すんです」
「……」
……お小遣い制か。アレンとエレナと似たような感じだな~……と思ったことは間違っても口に出せなかった。
「マイラさんが信頼されている証拠ですね」
しかし、お小遣い制というのは、僕と子供達みたいな関係なら簡単に成り立つが、家族でもない大人同士だとわりと難しいと思う。
信頼がないと成り立たないよな~。
「そうね。付き合いが長いのもありますけれど、私の実家が商会だっていうのも大きいのでしょうね」
「え、商会の方なんですか? あれ、でも、それが信頼とどういう関係があるんですか?」
「一応、クレタ国では名の通った商会ですの。そして、私がそこの者というのはクレタの冒険者ギルドではわりと周知されています。ですから、私が下手なことをしますと、多少なりとも商会にも影響されると思いますの」
「ああ、なるほど……」
後ろ盾への影響か~。縁者が金銭トラブルを起こした、なんて話が出たら間違いなく問題になるし、後ろ盾が有名であればあるほど大きなダメージになるだろう。
僕が問題を起こした場合も、後見であるルーウェン家やリスナー家に関わってくるってことだよな~。迷惑がかからないように気をつけよう。
「商会のことがなくても、私はマイラのことを信頼しているぞ!」
「ふふっ、ありがとうございます。アーヤ」
良い信頼関係を築けているパーティのようだ。
「「おにぃちゃん、おにぃちゃん」」
「ん? どうした?」
存分にキルティを撫でて満足していた子供達が、くいくいと僕の服を引きながら呼びかけてくる。
「ジュールたちを」
「キルティに」
「「しょうかいしたい!」」
「……あ~」
どうやら僕の契約獣達をキルティに紹介したいようだ。
「キルティに誰を紹介したいって?」
「実は……僕も契約している子がいるんですが……」
「そうなのか!? 契約っていうことは、そうか! 今は影に控えているんだな!」
僕が言い淀んでいると、アーヤさんははっとした様子で僕の影を見つめる。
「ただ、あまり人前で連れて歩いていないんですよ」
「私も会ってみたいが、それならここでは無理だよな~」
「「だめー?」」
「絶対に駄目ってわけじゃないけど……騒ぎになるのは嫌だな~」
「「それはやだね~」」
アレンとエレナが腕を組んで、〝う~ん〟と唸るように悩む。
「みなさんはこれから依頼ですか?」
「ん? ああ、そうだよ。私達はマイラの実家、オルバータ商会の護衛で来たんだけどね。商会の用件が終わるまでは自由にしていて良いってことになっているんで、この国の依頼を確認しがてら軽いものを受けようって話をしていたんだ。――はっ! 兄さん達も依頼を受けに来たんだよな?」
「はい、そうです」
「それなら、一緒に依頼を受ければいいじゃないか! 郊外なら従魔を紹介してくれるんだよな?」
「「おぉ~」」
アーヤさんが閃いたとばかりに、晴れやかな表情をする。
アレンとエレナも〝その手があったか〟と感嘆の声を上げた。
「マイラ、いいか?」
「アーヤ、落ち着きなさい」
「駄目か?」
「私達のことよりも、まずはタクミさんのほうの了承を得ないと駄目ですわよ」
「あ、そうか! ――兄さん!」
マイラさんの言葉を聞いて、アーヤさんが僕のほうをじぃ~……と見つめてくる。
「「いらい、いっしょにいきたい!」」
アレンとエレナはキラキラした目で見上げてくる。
「わかった、わかった。――この通り、僕達のほうは歓迎です」
「アーヤは賛成ね。エリーとマドリカも……良いみたいね。――タクミさん、是非ご一緒させてください」
マイラさんは仲間がしっかりと頷くのを確認し、にっこりと微笑みながら合同依頼を承諾してくれた。
「「わ~い」」
「おねぇちゃん」
「いらい、なににするー?」
「そうだな~。――マイラは先に依頼を見てきたんだよな? 何か良い依頼はなかったか?」
子供達とアーヤさんは、すぐさま受ける依頼について話し出す。
「私達はBランクパーティです。失礼ですが、タクミさん達のパーティランクは何かしら? それによっても受けられる依頼が変わってきますわ」
「僕達はCランクです」
「……あら?」
「「「えっ!?」」」
僕達のパーティランクを聞いて、『ソレイユ』の皆さんは驚いたように声を上げた。
僕がAランクだと知っていても、子供達とパーティを組んでいるので、もっと低いランクだと思うのが普通だ。それで驚いたのだろう。
「え、まさか、この子達……Cランクなのですか?」
「ええ、そうです」
「えぇ~~~、わ、私と一緒なんですか~……」
子供達のランクを知ると、マドリカさんががっくりと項垂れていた。どうやら彼女はCランクのようだ。
ショックを受けているのはマドリカさんだけだし、パーティのランク的に他の三人はBランクなのだろう。
「凄いな!」
「「すごい?」」
「ああ、その年でCランクは凄い」
「「えへへ~」」
アーヤさんに褒められて、アレンとエレナは照れていた。
「えっと……僕が言うのもなんですが、うちの子達は規格外だと思うので気にしないでください」
「うぅ……」
「マドリカは筆記試験のほうは問題ないのですが、少々戦闘に課題があるんですよ。Cランクになる時でもギリギリでしたの」
「Bランクに上がるには、さらに個々の戦闘能力が求められますもんね」
試験を受けたわけではないので詳しいことはわからないが、Cよりも上のランクになるためには、試験官付きでの魔物討伐というものがあったはずだ。その試験が合格できないんだな。
「マドリカは回復魔法のほうが得意だからな~」
「ああ、なるほど。でも、パーティとしては回復手段を持つ方がいると、安心ですよね~」
「そうだな。戦闘のほうは私が補うことができるから、マドリカのランクがCのままだろうと問題はないんだ。だが、マドリカ本人が気にしてな~」
マドリカさんは支援系の冒険者のようだ。それなら戦闘が不得意でも仕方がない。
だけど、自分だけ下のランクだと、負い目に感じてしまうのかな?
「兄さん、一緒に行動した時、何か気づいたことがあったら助言してやってくれないか?」
「ええ、構わないですよ。お役に立てるかわかりませんが」
まあ、合同依頼をしている最中に何か気づくことがあれば、アドバイスはしよう。
ただ、これはマドリカさんの心次第のような気がするんだよな~。
「それよりも、アーヤさん。〝兄さん〟じゃなくてタクミって呼んでもらえません? 僕のほうが年下っぽい……年下ですよね?」
「あ、ごめん、ごめん。そうだよな。悪かったよ、タクミ。でもな、私は特に気にしないが、女性に年齢の話題は気をつけたほうがいいぞ」
「……はい、すみません」
たぶん、二十代半ばだろうと思われるアーヤさんに〝兄さん〟と呼ばれるのは微妙に感じたので、呼び方を訂正してもらった。
その時、アーヤさんはあっけらかんとしていたが、マイラさんのほうから鋭い視線が飛んできたので、僕は思わず身を固くしてしまった。
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