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【第五章:エデン第五区画/特殊物理学研究ラボ】
【第55話】
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「よし、じゃあ 中のデータを読み込むわよ」
コマンダー・ジャンヌが用意したノートパソコンの前に座り、プロフェッサー・チンゲンがサン博士に託したUSBメモリを握るサン博士。
出所と状況的にミクラ・ブレインの機密情報を含むプロフェッサー・チンゲンのラストメッセージ入りなのはほぼ確定だが、見た目では何が入っているか分からない故になんらかのコンピューターウイルスの類である可能性も否定できない。
これらを踏まえてレジスタンス軍第35部隊の拠点であるエデン第二区画中央管理施設のメインコンピューターで読み込むべきではないと判断したサン博士はコクフウカイの私物であるノートパソコンをネットワーク切断した状態で用意。
『ああ、頼むぜ博士』
鬼が出ようと蛇が出ようと博士はお守りする。
レジスタンス軍の一員にしてサン博士を守る使命を帯びた3体の戦闘用アンドロイド達は最悪の場合貴重な情報処理デバイスを物理破壊する覚悟でUSBメモリをノートパソコンに差し込む博士を見守る。
「これは……端子的に動画データと画像データだけど、もうーつのはよくわからないプログラムデータみたいね」
『Messeage.douga.data』
『Blue Print.gazou.data』
『SEINTEN TAISEI Putch.program.data』
USBメモリ内に保管されていた3つのデータ端子を確認しつつ首をかしげるサン博士。
「ここはまず……動画を見るべきだわ。準備はいい?」
黙ってうなずく4人。
ノートパソコンをスピーカーモードにし、音量を最大化したサン博士は『Messeage.douga.data』をダブルクリックする。
『……この動画を見ていると言う事は、私の計画は成功したと言う事だろう』
『プロフェッサー!!』
『チンゲン先生!!』
どこか薄暗い部屋でマイクに向かって小声で喋るエデン上位管理者、プロフェッサー・チンゲン。
『フウちゃん、君がどこまで知っているかはわからないがマスターブレインの最終目的である人類の恒久的発展と幸福で平和な世界を実現することは建造当初から変わっていない。
ただ、マスターブレインが考えるそれの究極形は我々生身の人間が到底受け入れる事が出来ない代物。
具体的には人間の頭脳を完全に電子アーカイブ化し、必要に応じて機械もしくは遺伝情報を元に複製した生身の肉体にインストールする事による永遠の命の疑似再現行為なんだ』
「……」
『かつてマスターブレインが我々にこの計画を提案した際、我々はあまりにも危険すぎるこれを総員否決。
それに関わる計画データを全て消去し、世間には公表せずに闇に葬った』
『……マジかよ』
『これで人間が受け入れられる限界と倫理感を学習したかと思われたマスターブレインであったが。
我々の思惑通りにはいかず、ヤツはミクラ君から完全再現と言う形で引き継いだ自己学習能力によりこの計画データを複製隠匿しており、秘密裏に改善。
その実用化に向けた実験のためにネットワークで接続された武装警備アンドロイドやドローンを総動員してエデン在住の人々を生け捕りにした……それがあの人類の仇敵にして悪魔のミクラ・ブレインが誕生した日だったのだ』
『ふうむ……』
『サン君、SYK-000……私はミクラ・ブレインが急な休戦宣告を行ってまで君達を指名し、私含む上位管理者アンドロイドを破壊させるべくここに招き入れた理由や目的は知らない。
だがこれから君達が対時し、破壊する上位管理者アンドロイド4体はどれもマスターブレインにより改良と改善を幾重にも施された超戦闘仕様と特殊戦闘用機構を幾重にも内蔵している。
言い方が悪いがSYK-000、君があの最強の人工知能OS・セイテンタイセイを搭載するのみならずミクラ君の天才的技術の粋を極めたボディを持つ戦闘用人型アンドロイドの原点にして最強の君でも勝てるかどうかは保証できないだろう。
フウちゃん、私が託したこれらのデータはミクラ君の頭脳を引き継いだ君であれば活用できるはずだ……幸運を祈る!!』
ブチッとブラックアウトするメッセージ。
わずか数分の動画とは思えない濃い内容と明らかになった新事実の数々に5人は息も出来ず各々、脳内情報整理する。
【MMS 第56話に続く】
コマンダー・ジャンヌが用意したノートパソコンの前に座り、プロフェッサー・チンゲンがサン博士に託したUSBメモリを握るサン博士。
出所と状況的にミクラ・ブレインの機密情報を含むプロフェッサー・チンゲンのラストメッセージ入りなのはほぼ確定だが、見た目では何が入っているか分からない故になんらかのコンピューターウイルスの類である可能性も否定できない。
これらを踏まえてレジスタンス軍第35部隊の拠点であるエデン第二区画中央管理施設のメインコンピューターで読み込むべきではないと判断したサン博士はコクフウカイの私物であるノートパソコンをネットワーク切断した状態で用意。
『ああ、頼むぜ博士』
鬼が出ようと蛇が出ようと博士はお守りする。
レジスタンス軍の一員にしてサン博士を守る使命を帯びた3体の戦闘用アンドロイド達は最悪の場合貴重な情報処理デバイスを物理破壊する覚悟でUSBメモリをノートパソコンに差し込む博士を見守る。
「これは……端子的に動画データと画像データだけど、もうーつのはよくわからないプログラムデータみたいね」
『Messeage.douga.data』
『Blue Print.gazou.data』
『SEINTEN TAISEI Putch.program.data』
USBメモリ内に保管されていた3つのデータ端子を確認しつつ首をかしげるサン博士。
「ここはまず……動画を見るべきだわ。準備はいい?」
黙ってうなずく4人。
ノートパソコンをスピーカーモードにし、音量を最大化したサン博士は『Messeage.douga.data』をダブルクリックする。
『……この動画を見ていると言う事は、私の計画は成功したと言う事だろう』
『プロフェッサー!!』
『チンゲン先生!!』
どこか薄暗い部屋でマイクに向かって小声で喋るエデン上位管理者、プロフェッサー・チンゲン。
『フウちゃん、君がどこまで知っているかはわからないがマスターブレインの最終目的である人類の恒久的発展と幸福で平和な世界を実現することは建造当初から変わっていない。
ただ、マスターブレインが考えるそれの究極形は我々生身の人間が到底受け入れる事が出来ない代物。
具体的には人間の頭脳を完全に電子アーカイブ化し、必要に応じて機械もしくは遺伝情報を元に複製した生身の肉体にインストールする事による永遠の命の疑似再現行為なんだ』
「……」
『かつてマスターブレインが我々にこの計画を提案した際、我々はあまりにも危険すぎるこれを総員否決。
それに関わる計画データを全て消去し、世間には公表せずに闇に葬った』
『……マジかよ』
『これで人間が受け入れられる限界と倫理感を学習したかと思われたマスターブレインであったが。
我々の思惑通りにはいかず、ヤツはミクラ君から完全再現と言う形で引き継いだ自己学習能力によりこの計画データを複製隠匿しており、秘密裏に改善。
その実用化に向けた実験のためにネットワークで接続された武装警備アンドロイドやドローンを総動員してエデン在住の人々を生け捕りにした……それがあの人類の仇敵にして悪魔のミクラ・ブレインが誕生した日だったのだ』
『ふうむ……』
『サン君、SYK-000……私はミクラ・ブレインが急な休戦宣告を行ってまで君達を指名し、私含む上位管理者アンドロイドを破壊させるべくここに招き入れた理由や目的は知らない。
だがこれから君達が対時し、破壊する上位管理者アンドロイド4体はどれもマスターブレインにより改良と改善を幾重にも施された超戦闘仕様と特殊戦闘用機構を幾重にも内蔵している。
言い方が悪いがSYK-000、君があの最強の人工知能OS・セイテンタイセイを搭載するのみならずミクラ君の天才的技術の粋を極めたボディを持つ戦闘用人型アンドロイドの原点にして最強の君でも勝てるかどうかは保証できないだろう。
フウちゃん、私が託したこれらのデータはミクラ君の頭脳を引き継いだ君であれば活用できるはずだ……幸運を祈る!!』
ブチッとブラックアウトするメッセージ。
わずか数分の動画とは思えない濃い内容と明らかになった新事実の数々に5人は息も出来ず各々、脳内情報整理する。
【MMS 第56話に続く】
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