死神と俺の日常

SIYO

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死神と俺の日常 第7話

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私はキューピッド…キューピッドです。なんかキューピッグって呼ばれてるけど正真正銘!恋愛成就させるキューピッドです。なにが!恋愛を成就させるだ!
くだらない!僕はまだ今だに450年間、彼女なんて出来た試しなんかない!ふじこふじこ!!プンプン!

メダカが好きで活ミジンコを通販で買おうか悩んでる死に損ないの主人公←作者

主人公の側にいる出来損ないの死神

桃太郎かってくらい鬼を敵視する主人公の弟

主人公の弟に纏わりつくただの野良犬

何この登場人物…主人公には変態天使とか言われてさ、天使がアダルト雑誌読んじゃダメなの?ねぇ?
っていうか世界観が意味わからん。


その頃、あの四人はペットショップにいた。

「ちょっと俺は熱帯魚コーナーに行ってくる。お前は?」
弟は爬虫類雑誌を読みながら
「ん?爬虫類コーナーに居るよ」
死神は知っている、俺が熱帯魚コーナーに行くって言ったら大体、2時間くらい掛かることを。
「またですか?何も買わないんでしょ?」俺はメダカ専門雑誌を読みながら「バカヤロー!もしかしたらミジンコ売ってるかもしれねぇだろ!」死神は呆れて何も言えない
「ふじこふじこ!」
「ん?カマ野郎、なんか言ったか?」
死神は優雅に泳ぐ金魚を見て
「何も言ってませんよ?」
最近になってからナチュラルに実体化したまま死神はウロウロするようになった。毎回、死神は高い金魚を見ては
「この金魚、高っ!なんで?」
って店員に絡む。

俺はミジンコが売ってるか気になって店内をウロウロしていると
「すいませーん!店員さん!ミジンコを下さい(⌒▽⌒)」
女の子の声が聞こえ、ミジンコが入荷したんだ!ってなって見にいくと
その女の子で売り切れた…。

「マジかー_| ̄|○店員さん、店員さん!いつミジンコは入荷しますか!」店員さんは「いや~毎回、決まった日には入荷しないんですよねー。譲ってもらってるミジンコなんで、いつ入荷するかはわかりませんねー」


死神はこれで俺が諦めて帰れると思ったのか「よし、帰ろうか!」って笑顔で俺の肩に手を置いた。
「わかった…弟のところに行くぞ~(´・_・`)」

弟は蛇を死んだ魚のような眼差しで
見つめていた。
「おい、帰るぞ~(´・_・`)帰りにラーメン食いに行こ(´・_・`)」

「うん、兄貴。あれ見てみ、変なのがいるんだよ」
そういって指を指す先には
爬虫類のコーナーに見たことある奴が居た。
なんかやけに落ち込んだキューピッドが爬虫類コーナーのリクガメのカゴの中でうなだれていた。
俺と死神は開いた口が塞がらず
目をそらす
「きこえてるんでしょ?ねぇ」
「ねぇってば」

………。
「ねぇってば」
「おい!」ドン!ドン!ドン!
ガラスを叩く何度も
死神が耐え切れず返事をする
「ど、どうしたんですか?キューピッドさん」
キューピッドは深いため息を零し
「聞いてくれますか?私の悩み」
死神は腕を組んで耳を貸す
「わかりました、悩みってなんです?」キューピッドはガラスに張り付き死神を見つめる
「なんで彼女ができないんでしょ?」
即座に死神は返事を返す
「いや、わかるでしょ」
キューピッドは再び
「なぜ私は…」
「いや、わかるでしょ」
「まだ何も言ってないですよ~」

死神は目を閉じたまま悩みを聞く
「それで他には?」
キューピッドは一瞬考え思い出したように呟いた
「あ、にゃんにゃん図鑑4の発売日ですよね今日!」
死神は組んだ腕を解き
「だから何!」
ガラスに顔をくっ付けたキューピッドの顔面に向かってグーで殴る
「アベシ!!」
その音にビックリする俺は飲んでいたコーラを零す

死神はキューピッドに向かって説教を始めた
「あなたは恋を成就させるのが仕事でしょ!」キューピッドは下を向いたまま「はぃ…」
「神からの使命を全うする気はあるんですか!」「すいません。」
キューピッドはモジモジし始めた
「モジモジすな!気持ち悪い!」
俺と弟、狛犬の三人でその光景を座って見ているんだが
上半身裸のオヤジが黒尽くめの男に怒られてるようにしか見えなかった

「なんで仕事をしないんですか!」
キューピッドは一瞬、固まり再びガラスに顔をつける
「仕事をしたら負けと思ってるドヤァ( ^ω^ )」
死神はブチギレ思いっきりグーで殴ろうとするがキューピッドはガラスから顔を離す
「届きませーんっ!!」
死神の拳はガラスをすり抜け
無慈悲な拳がキューピッドの顔面に直撃した。「アベシッ!!!」
「死神、舐めんな!」
死神はトコトコと俺のところまで歩いてきてこう言い放った
「ラーメン食って帰りましょ!」
「お、おう…食いに行くか。」

めでたし、めでたし。

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