死神と俺の日常

SIYO

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再構築版!

第四話 死神の力? 後半

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「さん呼ばわりするな!馴れ馴れしいぞ!」

なんともまあ、ドスの効いた声をした犬だこと――。

死神は引きつった顔で魎斗を振り返る。
「かっ…可愛くねぇ~( ゚д゚)」

狛犬はピクリと耳を動かし、威圧的な声を放った。
「聞こえてんだよ、死神さんよ~。マーキングすっぞ!」

死神は慌てて後ずさりながら叫ぶ。
「マーキングだけは勘弁して!」

一方その様子を見ていた魎斗は、弟の魁斗に狛犬について質問した。
「なあ、いつから狛犬がいるんだ?」

魁斗はポテチを口に運びながら軽く答える。
「ん?小学生の時からだよ」

その時、狛犬が魎斗の足元にテチテチと歩いてきた。
「貴様が兄貴か!ぜんっぜん似てないな!むしろ弟よりブサイクだな!ガハハハハ!」

魎斗はムッとしながら、壁に掛かっていた首輪を取り、狛犬に見せつける。
「散歩に行こうか、ポチ!(^ω^)」

狛犬は一瞬怯えた様子を見せると、魁斗の元へと逃げ込んだ。
「そ、そんなもん怖くないわい!」

魎斗はニヤリと笑い、首輪を手にしたまま狛犬を追いかけ始めた。
「ほう~( ゚д゚)」

追いかけっこを一通り終えると、魁斗が興味津々といった表情で死神に話しかけた。
「死神さん、あなたはなぜ兄貴のところに?」

死神は魎斗を見ながら軽く溜息をつく。
「死のお告げがあって彼の元に着いたんですけど」

「そんで?」

死神は真顔になりながら続けた。
「彼、死ぬ気配がこれっぽっちもないんですよ~笑。まあ、死に損ないみたいな?ゲラゲラ」

その瞬間、魎斗が後ろからメダカ専門雑誌で死神の頭をスパコーンと殴りつけた。
「誰が死に損ないだと?カマ野郎」

死神はしょんぼりした顔で魎斗を見上げる。
「(´・Д・)」」

魎斗はさらに畳みかけるように言った。
「ドンマイみたいな顔してんじゃねぇよ!カマカマカマ野郎が!」

その言葉に死神はついに怒りを爆発させた。
「だから!カマカマカマ野郎じゃない!いいだろう、私の本当の力を見せてやろう!驚くがいい!」

死神が叫ぶと、足元から白い煙が立ち上り、体を包み込んでいく。
「どう?これであんたも驚くわよ!」

狛犬、魎斗、魁斗はゴクリと唾を飲み込み、固唾を飲んで見守る。

やがて煙が晴れると、死神が決め台詞を吐いた。
「成敗してやるんだから!」

――――。

「プッ…プハハハハ!」
「プハハハハ!」
「プハハハハ!」

煙が完全に晴れると、声だけは美少女そのものなのに、姿はまったく変わらない死神が立っていた。しかも、決めポーズまで完璧にキメている。

「あれ?なんでよ~?」

魎斗は死神の肩に手を置き、淡々と告げた。
「ドンマイ(・ω・)ノ」

死神は顔を真っ赤にして膝から崩れ落ちた。

そこへ狛犬が近づき、死神を見下ろしながらニヤニヤと笑う。
「まあなんだ…声は可愛い可愛い女の子だったのぉ~プハハハハ!」

魁斗は腹を抱えて笑い転げる。

最終的に、死神は完全にいじけてトイレに閉じこもり、なんと2時間も出てこなかった。
三人でなんとか説得したものの、結局声は美少女のままだ。

めでたし、めでたし。続く――!
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