上京ほの恋男子

沙風 れおは

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本編

第1恋「ここがトーキョー!」その2

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(いやぁ、こわがったぁ…都会おそろずぃ…)

ハァハァ息を切らし、膝に手をついていた。

(しっがし、トーキョーって何個バス停あるんげ!?これじゃ、2番なんて……)

「あ!?」

ふと見上げると目の前の看板には『2番バス停新橋周り』と書いてあった。

「シンバシあっだべ!!!!」

タイミングよく2番バス停に新橋周りのバスが入ってきた。

(たすがったぁ!!)

バスに飛び乗った。


「うわぁ~!」

バスでの道中、まるで外国にいるかのように窓からの風景がキラキラして、張り付くように眺めていた。

(でっげぇビルだっぺぇ!あれは……なんだ?あ、あれは噂のスダバってやつだっペぇ!?)

何もかもが初めてだった。


『新橋~、新橋です。お降りの方はお気をつけて下さい。』

「お、降ります!降ります!」

大声で言った。周りの視線には気づかなかった。


「よっと。……来たっぺシンバシ!!」

僕が降りるとバスは行ってしまった。

(えっと、次は……)

リュックからメモをとりだした。

『新橋のバス停で降りたら、そこから右に見える細い道に入って真っ直ぐ進む。三つ目の十字路を右に曲がると見えるとこ、アパート』
と書いてあった。

メモ通りに少し細い道に入って、三つ目の喫茶店がある角を右にまがった。


「ここが、おらのアパートかぁ……」

白い壁の大きなアパートが見えた。

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