酔っぱらってダンジョン行ってたらお姉さん持ち帰りしてて朝チュンしてた件~スキル乳化の美肌ボディエステは女性冒険者を虜にする~

スライム道

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「や、妬いてなんか無いわよ。」

親友というやつなのだろうか。
職場でそのような中に成れる人が居るのは羨ましい。
ブラック企業は同僚は仕事疲れで遊ぶことよりも仕事を早く終わらせたいって意思が強い。

ブラック企業でなくとも仕事とプライベートを分ける社風にしているところも近年多く見受けられた。
200年の間に公私をわける風潮は見いだされてきてはいるが中々改善することは無くずるずると引きずっていたが家族経営ではない新規精鋭の急成長型大企業では公私を分別化することで社員の行動力と生産性を上げることに成功した。
その事例から数々の企業が真似をし始めていた。
休憩時間も個人を尊重しやすいように仕事場から出て休憩場を設けたりとコストはかかるので企業的には大きな出費ではあるが財閥に近い状態の大企業を太刀打ちするために博打のように投資する企業は多く見受けられた。

アドベンチャラーの特殊な状況下は仕事と職場を混同させなければいけない状況下が出来ている。
例に例えるなら建築現場が最もわかりやすい例かもしれない。

建築現場には10時、15時にお昼休みとは別の休憩時間がある。
その時間は日によってまちまちで無い時もある。
工具の総量だけで見ても2,3kgは軽く超えることからこの休憩時間の有無で身体を壊したりするのでしっかりと休みをした方が良いのだがこの際に電気屋なら電気屋で、設備屋なら設備屋で別れその仕事の打ち合わせをしながら休むことが多い。
昼休みも含めてだ。

公私混同は当たり前な世界だからなるべく現場の人と仲良く成っておいた方が作業の連携が取りやすいため仲良くならないとという焦りが生まれる。
互いに仕事を早く、ミスなく終わらせたいからコミュニケーションは積極的に取る人が大半だ。
もちろんこの時には技術が同程度あり知識量も差こそあれど基礎は同じくらいあることが大前提になるがスムーズな連携を行える。

「妬いては無いけどちょっと寂しいわ。」
「中々素直にならないんだからもうちょっと気楽に成ろうよ。
 私たちも生死を賭けて生き残った仲でしょう。」

生死を賭けることの重みは葵にはわからないけど人生を賭けたブラック労働を行い続けてきたことから生存競争という意味の共通の執着すべき事柄から生まれる友情はわかる。
友達と一つの目標に向かって何かをしている間はとても楽しいように生存を共にする。
他者を蹴落とすことなく生存する。
他者を蹴落としても生き残れないと判断し共に戦う手段しか選べず戦い生存すればその後抱きしめたり握手をすればやっと生き残れた感情が芽生えるのかもしれない。

俺の場合は一夜を共にしている。
俺にとっては寄った異性かもしれないけど、涼奈にとっては彼女との友情と同じくらい価値のあるものかもしれない。
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