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『申し訳ございません。申し遅れました。
私は先ほど腐った上司から解放していただきました元腐った死体の松岡と申します。
元○○土木に努めておりましていわゆるブラック企業の出身でございます。』
「これはこれはどうもご丁寧にありがとうございます。
私は元東京電力ダンジョンエネルギー抽出部に所属しておりました乳母と申します。
工業系の方ですと5㎏以上ある安全帯を背負っての作業ですからとても重労働ですよね。」
そんな会社の愚痴あるあるから入ってみるとスケスケだった幽霊の松岡さんは精気がみなぎったようにはっきりと見えるようになっていた。
「はい、お恥ずかしい話都会に出たくて就職したは良いのですがあまりにもきつくてやめようと思っても辞められず手当なんかも碌に出ないまま死んでしまったんです。
それも交通事故でしたから会社はそ知らぬふりをしてましてね。」
会社愚痴り大会勃発。
「やっぱブラック企業って多いのかしら。」
「うん、なんか工業系で多いって感じなのかな。」
「人員不足とかそんなところかな。」
「確か私の友達で工業系に入った人の話だけど同期の子が産業廃棄物に後始末をさせられて辞めたって聞いたよ。」
「なに、上司の尻拭いを部下にやらせたのね。」
「あ、本題に入りますね。
私たち社畜だった腐った死体は腐った上司が居なくなったことでほとんど成仏しました。
その際に私たちはあなたへのせめてものお礼として自分たちが生前持っていたスキルを授けていたのです。
その中にキャットトレーナーのスキルがあったはずなのでそこの猫叉ちゃんはテイムできるはずですよ。」
テイム対象が限定されるスキルのトレーナー系は相手モンスターがきちんと自分になついていなければ成立しないスキルで野生のモンスターを最短1年間一緒に過ごさなければ契約できないと言われるほど難易度の高い契約方法を強いられる。
「トレーナー系って難しいって聞いてるけど猫叉は大丈夫なの?」
「本来なら無理でしょう。
ですがその猫叉さんからは強いつながりを感じます。
共感覚のようなものに目覚めているはずです。」
ちょっとスパーリングをしたくらいでそんなの感じるか?
「とにかく使ってみようよ。」
「えっとキャットトレーナー。
ネコはネコ、宿敵を覚えしモノはネコ、ネコよ我に復讐を手伝わせたもうて。」
「にゃ~ん。」
猫叉は二本のしっぽを俺の腕に巻き付けた可愛らしく小さな肉球を手のひらに押し当てた。
「モンスターとの契約は初めて見ますね。」
「そうだね。
私も契約は出来なくはないけど犬くらいだしね。」
黒歴史、よく大型犬をケルベロスとかいう奴。
私は先ほど腐った上司から解放していただきました元腐った死体の松岡と申します。
元○○土木に努めておりましていわゆるブラック企業の出身でございます。』
「これはこれはどうもご丁寧にありがとうございます。
私は元東京電力ダンジョンエネルギー抽出部に所属しておりました乳母と申します。
工業系の方ですと5㎏以上ある安全帯を背負っての作業ですからとても重労働ですよね。」
そんな会社の愚痴あるあるから入ってみるとスケスケだった幽霊の松岡さんは精気がみなぎったようにはっきりと見えるようになっていた。
「はい、お恥ずかしい話都会に出たくて就職したは良いのですがあまりにもきつくてやめようと思っても辞められず手当なんかも碌に出ないまま死んでしまったんです。
それも交通事故でしたから会社はそ知らぬふりをしてましてね。」
会社愚痴り大会勃発。
「やっぱブラック企業って多いのかしら。」
「うん、なんか工業系で多いって感じなのかな。」
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「なに、上司の尻拭いを部下にやらせたのね。」
「あ、本題に入りますね。
私たち社畜だった腐った死体は腐った上司が居なくなったことでほとんど成仏しました。
その際に私たちはあなたへのせめてものお礼として自分たちが生前持っていたスキルを授けていたのです。
その中にキャットトレーナーのスキルがあったはずなのでそこの猫叉ちゃんはテイムできるはずですよ。」
テイム対象が限定されるスキルのトレーナー系は相手モンスターがきちんと自分になついていなければ成立しないスキルで野生のモンスターを最短1年間一緒に過ごさなければ契約できないと言われるほど難易度の高い契約方法を強いられる。
「トレーナー系って難しいって聞いてるけど猫叉は大丈夫なの?」
「本来なら無理でしょう。
ですがその猫叉さんからは強いつながりを感じます。
共感覚のようなものに目覚めているはずです。」
ちょっとスパーリングをしたくらいでそんなの感じるか?
「とにかく使ってみようよ。」
「えっとキャットトレーナー。
ネコはネコ、宿敵を覚えしモノはネコ、ネコよ我に復讐を手伝わせたもうて。」
「にゃ~ん。」
猫叉は二本のしっぽを俺の腕に巻き付けた可愛らしく小さな肉球を手のひらに押し当てた。
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