酔っぱらってダンジョン行ってたらお姉さん持ち帰りしてて朝チュンしてた件~スキル乳化の美肌ボディエステは女性冒険者を虜にする~

スライム道

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辻褄をきちんと合わせないとボロが出るぞと言われていた。

「一応今の状態はそこそこ権力者に狙われやすい状態です。
 ダンジョンエネルギー抽出師としての働きは公務員としての優秀さと身元の潔白の証明に役立っていますから。」
「アドベンチャラーは元々反社会勢力の人達が多く居たことから元公務員、準公務員にあたる肩書は一般人からアドベンチャラーになる上での政府に協力的な存在と仮定して行えるわけ。」
「それにアンタらダンジョンエネルギー抽出師はほとんどブラック労働で反社会勢力との関りを持つどころか鎖国同然の場所から現れた完全なる純一般人。
 下手に仲間のいる官庁に居るよりも信頼性に足るわ。」

この時代の暗黙の常識としてはアドベンチャラーはそもそも反社会勢力のような戦闘力に長けた人たちが多く攻撃系のスキルを持っていたこと。
公には教えていないが歴史好きの先生に聞けば教えてくれる暗黙の常識。
元々血の気の多い反社会勢力の連中も火消しに繋がり目立った行動は起きなくなったが経済界への進出が著しく強くなっている。

もちろん優良スキルを得なかった連中も居るがそのこと如くが言語理解スキルを得た。
つまり海外へ進出する条件が整ってしまったのだ。

インテリヤクザも居るんじゃないのと思ったかもしれないがヤクザは目立ちたがり屋が多い。
大震災などが起きた時に真っ先に駆け付けるのは警察でも消防でも自衛隊でもなくヤクザが来ると言われるほど多くやってくる。
海外でもそのようなことを行うとしたことがあったが2世紀前まではその国の言語を話すことができずに上手く救助などを行えずにいた。

だが言語理解という世界の垣根を簡単に超えられるスキルを覚えてしまっては世界進出は水の如く流れ動くものに対して止められる術はなく。
世界進出し世界経済を侵食していった。
ここ数百年、目まぐるしく成長力によってエネルギー大国であった地域を飲み込み合法な商売で儲けていったのだ。

もちろん以前からのしのぎであった危険薬物はダンジョンができたことによって激減した。
ダンジョンに行くこと自体人間の闘争本能を呼び覚ますためハイに成れるという理由から薬物は壊滅状態になっているのがせめてもの救いと言えた。

「ダンジョンやスキルは人の欲望を具現化したものとみる学者もいらっしゃります。
 我々はその欲望や願望に目ばかり行ってしまってはいけません。
 この見学期間が完了次第、新しいギルドを設立するか、死神乙女(ヴァルキリー)・挑戦士(ウルズ)に例外的な形で入っていただくかですね。
 私としては前者をお勧め対しますわ。」
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