酔っぱらってダンジョン行ってたらお姉さん持ち帰りしてて朝チュンしてた件~スキル乳化の美肌ボディエステは女性冒険者を虜にする~

スライム道

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「レバーはまだ潰されたくありませんね。」

「きちんと受け止めるだけでなく、力を分散させると流行るじゃないか。」

「いえいえ、返し手をされている人に、私は言われたくありませんよ。」

リバーブローを受け止めた拳を首筋に当てられていた。
もちろんそれを知っていたのだが受け止めることは出来なかった。

「理解していたのに受け止められなかった口か?
 普通は理解すらできずに気絶されるのがオチなんだけどな。
 ま、人間の反射を利用した曲芸みたいなもんだから気にしなくていいぞ。」

「そう言われましても、私にはとてもとても、モンスター相手にも人型は居るでしょうとしか。
 想定できるが故に技術としか。」

「固いな。
 その通りではあるがな。
 きちんと臆病で居て何よりだ。
 アドベンチャラーは常に危険にさらされる。
 潜る前はどれほど臆病になっても足りないくらい慎重に行け。」

命がかかっている商売だ。
工事現場と同じで現場に安全は一切ない。
臆病になり続けなければ事故につながる。
だが大胆にもならなければ仕事として成り立たない。
いい塩梅は大事だが命あっての金の価値。

ブラック企業勤めの精神でミスを絶対に起こしてはいけないの精神で下準備はとことん行う。

「しかし、今も今で釣りが全然通じないのはどういう理屈だ。」

釣り、つまりはフェイントにあたるため、生物構造完全理解で難なく対処は出来る。
筋肉の僅かな予備動作から判別を付けることに成功していた。

「なんとか癖を追っている感じですよ!」

「お、今のパンチは中々良かったぜ。」

「余裕で躱されても傷つくだけですよ。」

「そんなこと言ってこっちの攻撃も全部避けてるじゃねえかよ。
 娘の前でカッコつけさせろ!
 コノヤロー。」

「負けませんよ!」

「お二人ともそこまで。」

「「え?」」

不自然に体を戻された。
そして今聴こえた声は涼奈さんの声。
何故ここにとも思ったが一先ず状況を把握することにした。

「あ……。」

「やべ、余波で壊れてる。
 弁償にはならねえけどやり過ぎか?」

「現役時代、最強の公務員冒険者と呼ばれていたお方の余波に耐えきれる設計はしていません。
 ミノタウロスに耐えきれるシェルターを作るのは目標段階で現状はまだそれに至っていないって説明書きに在りましたよ。
 みずきちゃんのお父さん。」

余波で地下施設はボロボロで半壊していた。

「内部からの衝撃に耐えうる構造は難しいか。」

内部には必ず柱が存在するため底をつかれると酷く脆い。
建築構造上、巨大なものほど柱のない建物、地下室を作ることはできないのだ。
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みんなの感想(2件)

花雨
2021.09.10 花雨

冒頭からシュールな笑いが好みです♪♪半分くらいまで読ませてもらいました(^^)これからゆっくり読ませてもらいます♪♪
笑いの中に、知的さも感じられてとても参考になりましたm(_ _)m

解除
スパークノークス

おもしろい!
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