換金スキルとショップスキルでバグ技大金持ち〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる~

スライム道

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「ふう、今日も学校だな。」

とは言っても夏休みの宿題を提出されるだけがの授業がここ数日続くだけだ。

山道を自転車で走って電車に向かう。
道中では様々な野生動物を見ることのできる生きた秘境。

ハクビシン
ネコ
クマ
リス
キツツキ

であってももう人間に慣れているのか襲うことも逃げることもしない。

「mou(@_@)」

牛!?

今まで牛は見てこなかった。
しかもその模様は忘れる筈もないホルスタインの模様。

気づいたら全速力で坂を下っていた。

「momomou!(~゜)~~~」

本来下りで早く走ろうとする生物はいない。
だが、目の前の牛は躊躇なく突進してきた。

『はい辞め!』

「mou?(。´・ω・)?」

牛が天へと召されていった。

「momou!?」

『個体名無し、所属世界6797897897891421432143527308番、規約違反により世界より強制退去を願います。』

「mou~(ToT)/~~~」

牛は涙を流しながら別れを惜しむ星となって消えていった。

「あ、朝から何だったんだ。」

恐ろしい化け物の脅威は去った。
でも心残りがあるとするならば。

「異世界への無料パスポートもしくはパスポートが普通に手に入るのか?」

◇◇◇◇

「今回あなたは世界52389075832969番に対して破壊行動を行いましたね。世界52389075832969番は神界規定によって破壊行動が違反となる世界です。」

地球の女神がそこに居た。

「mou!(神《カオス》はそんなこと言ってなかった!)」
「カオス神ですか。あのお方はまたどこぞの世界をほっつき歩いていると思ったらそんなところに居たのですね。」
「mou(あの神何やってんだ?)」

ほっつき歩いている姿は見たことが無いが放浪神らしい。
放浪の旅は良いものだけど疲れることが多い。
けどアレは昼寝ばっかりしてるし神と神以外では規格が違うと思うことにした。
私は出来れば全てカオスのせいにして早く未来の伴侶を追いかけたいです。

「仕方がありません。今回はカオス神に免じて見なかったことにしますが二度と規定を犯さないように教育は受けていただきます。」
「mou(・ω・)ノ」
「きちんと勉強すれば1時間程度で終わります。でも終わらなかった場合は…………。」
「mou(終わらなかった場合は……?)」

ためにためを作って女神はにっこり笑顔で言った。

「1万年ほど勉強していただきます。」

笑顔なのに蛇睨まれたカエルのように身体がじっとして動きたがらないです。
マジ怖いっす。
でもこれじゃあ伴侶獲得できないっす。
伴侶様は人間だから寿命が来ちゃいまっせ。

「大丈夫です。神界での時間は数百分の一ですから充分朝のホームルームには間に合います。さ、早く人間形態になりなさい。」

「…………ひっ……………………。」

◇◇◇◇

学校に最寄りの駅に着いたは良いのだが今朝のこと以上にうるさい人物が俺の隣を歩いていた。
加藤 明日香さんだ。
駅のホームで待ち伏せされていたようで泣く泣く隣を歩かせている。

「ねえ、刀赤さんってお家がとても遠いの?」
「……。」
「好きな人とか居るの?」
「……。」
「私たちがベストカップルって噂がたったら付き合ってくれる?」
「……。」
「沈黙は肯定で良いの?」
「……。」

仕方が無いのでスマートフォンを取り出して携帯辞書のページを見せる。

黙秘権

「ずるいよう。」
「……。」
「むむむ。」

(# ゚Д゚#)
顔をいきなりタコのように膨らませていることから笑いでも誘っているだろうか?

「ねえアレ何かしらね。」
「倦怠期のカップルかしら。」
「でもそれにしても男の子の背中が下着をつけているのに目立つくらい盛り上がっているわね。」
「もしかしてあっち側の人なんじゃない。」
「え、じゃあやり捨て?」

主婦の方々はありもしない噂話が大好きだ。
学校の人間ですら変わらないのだから、こういう部分を気にしても変わらないのだろう。
またいつものことだと思っているとスッと隣から気配が移動したのを感じた。

「あなたたちにありもしない噂話をする資格があるんですか!」
「な、なによ。」
「あなた方も女性です。それに私の先輩でもあるから知っているでしょうに私が恋した人の傷は特に女性に起きやすい病気です。あなたたちは確かに子どもを産む辛さを知ったんでしょう。なら自分とは違う人の痛みを抉るようなことが何でできるんですか?」

こういう時なぜか昔読んだ漫画を思い出すんだよな。

やろうとすることをしなければ何も変わらない。
だから当たって砕けても良いくらいの気持ちでやってみろ。

「あ、あな「すみません。うちのクラスメイトがご迷惑をおかけしました。」……もういいわ。こっちも悪かったしごめんなさいね。」

深々と頭を下げてその場を後にした。

「何で自分のことをそんなに卑下にするんですか。」
「……。」
「また黙ってえ!」

昔はよブチキレていたよ。
でも、どんなに否定しても無意味だってわかってるんだよ。

「もう、いいです。
 そういえばまた転校生が来るみたいですよ。
 なんでも海外からの転校生だとか。
 でも安心してくださいね。
 私は転校生がイケメンだったとしてもあなたのことを見捨てたりしませんから。
 まあ私のような強烈な印象を残した転校生なんてそうそういないと思いますけどね。」

見捨ててくれ、そう思った。
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