23 / 119
23
しおりを挟む
「お前ら、昨日も転校生が来たがまたこのクラスに転校生が来ることになった。
まあ、外国からの転校生だから留学生に近いかもしれないが日本語はペラペラだから安心しろ。」
大山先生が朝のホームルームを始めると同時に不服そうな顔をしながら話した。
「先生何で私たちのクラスなんですか?うちの学校は7クラスもあるのに何でうちのクラスに来るのでしょうか?」
このクラスの学級委員長が疑問を口にした。
実際これだけクラスがあるのにこのクラスに転校生が二人も来るのは珍しいを通り越しておかしい。
本来人数的にも少ないわけではなくむしろ多いくらいのはずなのに転校生が来ること自体おかしい。
「俺も今朝聞かされたばかりだ。
きちんと報連相してくれない学園だからな。
今回急遽転勤になった人のところの上司が理事長と仲がいいらしくてな。
見知らぬ言葉も通じぬ土地では学校も探すのが大変だからうちに来いってことで決まったらしい。」
大山先生が不機嫌になっている理由が分かった。
恐らく伝えたのが学年主任の比較的若めな先生で連絡が遅れたとかそんな感じだったのだろう。
大山先生は社会人になっても恥ずかしくないように色々指導する。
例えば先生と生徒では上司と部下の練習になるからと言って敬語の練習をするのなら協力するとおっしゃってくれたり。
日常生活で重要な行動の仕方などを高校生のうちから学ばせてくれる先生だ。
社会に出てからは指摘してくれる人は少ない。
それをきちんと教えてくれるのだから勉強しない手はない。
しかしそれを快く思わない生徒も居るので不人気ランキングでは上位に位置する人でもあった。
保護者からの信頼は厚いのだが生徒からの信頼は皆無に等しい。
現場を知り過ぎて新人から毛嫌いされる人のように見えた。
「先生、それじゃあうちのクラスに配属される理由になっていませんよ?」
「ん?ああ、お前らは知らないのか。」
「はい?」
「刀赤は10か国の語学検定を取ってるんだよ。
しかも全部上級レベルでな。」
「は?」
「三上さん、今回は感情が表に出たからしょうがないその言葉遣いはエラーだぞ。」
学級委員長こと三上 紗優利はプルプルと震えていた。
学級委員長の成績は学年トップだ。
しかしその自分よりも勉強できるかもしれない人物、自分の地位を脅かされるかもしれない人物が居たことに対して強い感情を覚えた。
「ま、負けません!」
「成績は三上の方が上だろうに。何事にも負けたくないのは若者の特権だが年上からするとそれは疲れるぞ。」
「でも負けません!」
「まあい…「私の刀赤さんを取るというのなら受けて立ちます!」…………ややこしくなるから他所でやれ。」
おーい明日香さんや私はあなたのモノではないのだが……
大山先生も頭を抱えつつもう一言声をかけた。
「お前ら、青春を楽しむも自由だが相手の気持ちをちゃんと知れな。じゃあ転校生は入ってきていいぞ。」
「…………はじめまして……。」
俺はその時思考が追い付かずに一瞬ブラックアウトした。
制服を着ているがアレは牛だった。
「……私………ミウス…………これから……よろしく……。」
ミウス、誰が名前を付けたのか解らないが鑑定してみる。
水牛を超えた牛
二つ名 人間に恋した乙女
個体名 ミウス
二つ名としては突如として現れた人間に対して自分に興味の感情を向けたと勘違いし記憶を読み取った結果。
母乳プレイという真理を追究する本の記憶を閲覧した結果自分にも気があると確信して迫りに行った。
女性としてみるのなら草食系男子にとってはかなりの優良物件ともとれる。
純情だしきちんとパートナーを引っ張ってくれる良い妻となってくれることでしょう。
難点があるとすれば自分優位にことを運びたいわけではないので拗ねた時にきちんと構ってあげる必要があります。
また神界規定において再教育をしたため今回こちらの世界の滞在を許されました。
個体名 刀赤 幹 以外にはただの棒人間のようにしか見えないので下手にかかわらせようとすると相手が自滅します。
再教育内容は大量の生命、物質を破壊する行動を制限することですので自滅の場合は制限の範疇にございますのでどうか彼女が暴走しないようにお願いします。
マジで彼女、あなたのためなら地球ぶっ壊すかもしれないんでそんなことしたら上司に怒られるんでお願いします。
補填はしますからお願いします。
『地球の管理神から並行思考スキルを付与されました。』
なんかこんなボンボン貰えるとありがたみが無くなる気がするんだが…………
『どんどん生物としての枠組みを外れているようで何よりです。』
ショップスキルさん煽ってますね。
『いえいえ、あんな美女に迫られていて、しかも他の美少女からは所有物宣言、なんともお客様が羨ましい限りです。』
性格を気にしなければですが…………
聴こえてんぞ。
『失礼いたしました。そろそろお客様の奥様の質問コーナーが始まるので私はお暇させていただきます。」
しかしなあ、もう並行思考スキルが1円玉増産機械にしかならないし元を取るまでの年月を考えれば俺の寿命が足らないのだが……
もう3つの並行思考ができて本体も含めれば4つ。
時給 43200円の収入が得られるのだからそろそろ年金や税金がどうなるのか気になるところなんだが……
『申し遅れました。当スキルは年金、市民税は当銀行が全て負担いたしますのでお客様には安心して収入を得ることができます。尚いかなる質問もこのことについてはお答えしかねますのでご了承ください。』
あ、はい。それで運営していけるんですね。
「さてお前ら、待ちに待った質問コーナーだ。」
大山先生の言葉に男子たちは騒ぎ立てて女子たちはその男子を蔑むような眼で見ていた。
まあ、外国からの転校生だから留学生に近いかもしれないが日本語はペラペラだから安心しろ。」
大山先生が朝のホームルームを始めると同時に不服そうな顔をしながら話した。
「先生何で私たちのクラスなんですか?うちの学校は7クラスもあるのに何でうちのクラスに来るのでしょうか?」
このクラスの学級委員長が疑問を口にした。
実際これだけクラスがあるのにこのクラスに転校生が二人も来るのは珍しいを通り越しておかしい。
本来人数的にも少ないわけではなくむしろ多いくらいのはずなのに転校生が来ること自体おかしい。
「俺も今朝聞かされたばかりだ。
きちんと報連相してくれない学園だからな。
今回急遽転勤になった人のところの上司が理事長と仲がいいらしくてな。
見知らぬ言葉も通じぬ土地では学校も探すのが大変だからうちに来いってことで決まったらしい。」
大山先生が不機嫌になっている理由が分かった。
恐らく伝えたのが学年主任の比較的若めな先生で連絡が遅れたとかそんな感じだったのだろう。
大山先生は社会人になっても恥ずかしくないように色々指導する。
例えば先生と生徒では上司と部下の練習になるからと言って敬語の練習をするのなら協力するとおっしゃってくれたり。
日常生活で重要な行動の仕方などを高校生のうちから学ばせてくれる先生だ。
社会に出てからは指摘してくれる人は少ない。
それをきちんと教えてくれるのだから勉強しない手はない。
しかしそれを快く思わない生徒も居るので不人気ランキングでは上位に位置する人でもあった。
保護者からの信頼は厚いのだが生徒からの信頼は皆無に等しい。
現場を知り過ぎて新人から毛嫌いされる人のように見えた。
「先生、それじゃあうちのクラスに配属される理由になっていませんよ?」
「ん?ああ、お前らは知らないのか。」
「はい?」
「刀赤は10か国の語学検定を取ってるんだよ。
しかも全部上級レベルでな。」
「は?」
「三上さん、今回は感情が表に出たからしょうがないその言葉遣いはエラーだぞ。」
学級委員長こと三上 紗優利はプルプルと震えていた。
学級委員長の成績は学年トップだ。
しかしその自分よりも勉強できるかもしれない人物、自分の地位を脅かされるかもしれない人物が居たことに対して強い感情を覚えた。
「ま、負けません!」
「成績は三上の方が上だろうに。何事にも負けたくないのは若者の特権だが年上からするとそれは疲れるぞ。」
「でも負けません!」
「まあい…「私の刀赤さんを取るというのなら受けて立ちます!」…………ややこしくなるから他所でやれ。」
おーい明日香さんや私はあなたのモノではないのだが……
大山先生も頭を抱えつつもう一言声をかけた。
「お前ら、青春を楽しむも自由だが相手の気持ちをちゃんと知れな。じゃあ転校生は入ってきていいぞ。」
「…………はじめまして……。」
俺はその時思考が追い付かずに一瞬ブラックアウトした。
制服を着ているがアレは牛だった。
「……私………ミウス…………これから……よろしく……。」
ミウス、誰が名前を付けたのか解らないが鑑定してみる。
水牛を超えた牛
二つ名 人間に恋した乙女
個体名 ミウス
二つ名としては突如として現れた人間に対して自分に興味の感情を向けたと勘違いし記憶を読み取った結果。
母乳プレイという真理を追究する本の記憶を閲覧した結果自分にも気があると確信して迫りに行った。
女性としてみるのなら草食系男子にとってはかなりの優良物件ともとれる。
純情だしきちんとパートナーを引っ張ってくれる良い妻となってくれることでしょう。
難点があるとすれば自分優位にことを運びたいわけではないので拗ねた時にきちんと構ってあげる必要があります。
また神界規定において再教育をしたため今回こちらの世界の滞在を許されました。
個体名 刀赤 幹 以外にはただの棒人間のようにしか見えないので下手にかかわらせようとすると相手が自滅します。
再教育内容は大量の生命、物質を破壊する行動を制限することですので自滅の場合は制限の範疇にございますのでどうか彼女が暴走しないようにお願いします。
マジで彼女、あなたのためなら地球ぶっ壊すかもしれないんでそんなことしたら上司に怒られるんでお願いします。
補填はしますからお願いします。
『地球の管理神から並行思考スキルを付与されました。』
なんかこんなボンボン貰えるとありがたみが無くなる気がするんだが…………
『どんどん生物としての枠組みを外れているようで何よりです。』
ショップスキルさん煽ってますね。
『いえいえ、あんな美女に迫られていて、しかも他の美少女からは所有物宣言、なんともお客様が羨ましい限りです。』
性格を気にしなければですが…………
聴こえてんぞ。
『失礼いたしました。そろそろお客様の奥様の質問コーナーが始まるので私はお暇させていただきます。」
しかしなあ、もう並行思考スキルが1円玉増産機械にしかならないし元を取るまでの年月を考えれば俺の寿命が足らないのだが……
もう3つの並行思考ができて本体も含めれば4つ。
時給 43200円の収入が得られるのだからそろそろ年金や税金がどうなるのか気になるところなんだが……
『申し遅れました。当スキルは年金、市民税は当銀行が全て負担いたしますのでお客様には安心して収入を得ることができます。尚いかなる質問もこのことについてはお答えしかねますのでご了承ください。』
あ、はい。それで運営していけるんですね。
「さてお前ら、待ちに待った質問コーナーだ。」
大山先生の言葉に男子たちは騒ぎ立てて女子たちはその男子を蔑むような眼で見ていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。
死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。
命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。
自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる